今回の旅も無事終了。初めてのドイツの感想は?というと、なかなかの好印象。とにかく田園風景がきれいです。丁度訪ねたこの時期もよかったようです。最初のベルリン辺りはまだかなり寒かったのですが、日を追うごとにだんだんと初夏の様な気候になり、夜も9時頃まで明るく、観光には最適のシーズンでした。東京やNYのような大都市を形成するのではなく、どの街も森に囲まれ景色豊かで風情があります。食べ物も少々塩分濃い目ではありますが、素朴な感じが日本人にも合うと思います。
そして、印象的なのは大戦の跡がかなり残っているという事。石造物が多いせいも多分にあると思いますが、再建する際にも破壊されたものを上手に生かしつつ復元しているようです。日本にいると戦争を感じさせるものって東京でもなかなか見あたらないですよね。同じ敗戦国でも日本とは違う国づくりをしているように感じました。
外観からは想像できない内部。
天井のフレスコ画は圧巻です。
一路ミュンヘンへ
ヴィース巡礼教会
これらは宝物館で。どんな小さなものでも番号が振られています。
英語になりますが、入り口で無料の音声ガイドを貸してもらえます。
最後に訪ねたのはレジデンツ
バイエルンの支配者ヴィッテルスバッハ家の居城。
レジデンツ博物館と宝物館は別料金となっています。
私は光り物好きなので、コンビネーションチケット(9EUR)で両方見てきました。ここは意外にも空いており、広大な宮殿内部を一人で歩いているとちょっと怖い位です。延々と続く豪華な室内に響くのは自分の足音だけ・・・・タイムスリップ気分にはもってこい!
チケットにもある
聖ゲオルギウスの像
世界遺産だそうです。外側は修復の為の網がかかっていたので外観はパンフレットより。見た目はシンプルですが、中に入ると壮麗さにびっくりします。周囲も牧場しかなく、何故ここにこんな立派な教会が?と不思議に思うはず。村のキリスト像が涙を流したという奇跡からここに作られたそうです。
この黄色はタンポポ。
タンポポだけでこんなに
綺麗なお花畑になるんですね。
新市庁舎
こんな小道がずっと続いています。
新市庁舎は仕掛け時計が有名。ひと目見ようと大勢の人が広場に集まり、その時間を待っています。またこの近くには聖母教会、聖ミヒャエル教会、こちらの地下にはルートヴィッヒ2世の墓所があり、博物館、美術館など見所が多いです。
これはライラック
日本のものより紫の色が濃いです。
そしてほのかな香りも漂っています。
ニュンフェンブルク城
領主ヴィッテルスバッハ家の夏の離宮。こちらも庭園が見事です。
7日目。最終日
ドイツでは沢山見かけたマロニエの木。黄色やピンクなどがあり、
今が満開の季節。かなり背丈の大きな木で街路樹になっていると見事でした!
道路整備が完璧なので、ぜひ車でゆっくりと回りたい国ですね。 (2004.6.4作成)