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2006/06/27(火)
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大学のゼミを担当していらした堀江忠男教授は、 戦前ベルリン・オリンピックのサッカー日本代表、DF選手だった。先日,NHKでも放送されたが、このとき、優勝候補スエーデンと戦い、前半0対2で負けていたが、後半3点を入れ、奇跡の試合とヨーロッパ中で騒がれた。 猛然とゴールを襲う日本選手を中継していたドイツアナウンサーが「日本人が来た!日本人が来た!」と、絶叫した中継は、「前畑ガンバレ!」と並ぶ感動的なアナウンスであった。堀江教授は、その後、朝日新聞を退社、早稲田で「マルクス主義経済学の根本的再検討」という今日を喝破した経済分析をゼミテーマにしていた。私も論文でも鍛えてもらい、評価してもらったものだ。そして何度か、教授からオリンピックの話を聞いた。 あれから70年。 新生日本のサッカーの課題は、点取り屋FWの育成だろう。 校庭でジュニアサッカーの練習光景を見ていると、 「ちゃんとパスを回せ!」「自分勝手に動くな!」 といった協調性ばかり重視する指導だ。 あれでは、ひとりでドリブル突破を果たし点を入れる天才的FWは育たない。FWには、自分さえ点をとれば、あとはどうでもいい、といった非協調生と、意表外な行動を認めてやる指導であるべきだろう。 堀江教授がご健在であったら、何を想っていただろ。
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