試合寸評(2001/04/17〜30公式戦)
 
なるく詳細掲載を心がけており、容量が大きく重たくなりそうですので分割致しました。
[注]掲載ミスがある場合がございますので、各報道機関発表でご確認下さい。
04/30 ドラゴンズ6回戦 [ナゴヤドーム 観衆40,500]
3勝3敗          R H 4B E
YB|000 060 010|7|9|2|0
−+−−−+−−−+−−−+−+−+−+−
D|000 000 000|0|5|1|0
[投手][YB][勝]谷口(6回)→竹下(1回)→木塚(1回)→中野渡(1回)
   [D][敗]武田(4回1/3)→小笠原(2/3)→遠藤(2回)→井本(2回)
[HR][YB]小川 2号(満塁・5回武田)
   [D]
☆☆ 勝手に試合寸評 ☆☆
谷口先発!!プロ入り初勝利!!もう何も言う事ありません。それでは寸評にならないので(^^;;。とうとうやってくれた、ここ最近の投球にはいつ先発するか楽しみにしていた。6回打者22人に対し、91球被安打3(1回裏先頭井端2塁打・3回表中村ライト前・福留2塁打)与四球1(5回裏中村)奪三振6と緩急を交えた丁寧な投球が光った。
 
そして好投に応えたのは小川であった。ドラゴンズ先発武田に4回まで1安打に抑えられていたが、5回表佐伯・谷繁センター前ヒット、ズーバーレフト前ヒット3連打で無死満塁で、小川が満塁レフトスタンドへ満塁ホームラン!!更に谷口がセンター前ヒット、琢朗2塁打でここまで6連打で、まだ無死2・3塁。種田ライトへ犠牲フライで5点目。まだ続き金城四球で1死1・3塁。ここで急変した武田を諦め小笠原登板。尚典センターへ犠牲フライで6点目、結局打者一巡の猛攻であった。
 
8回には、金城2塁打、尚典ピッチャーゴロ、佐伯ピッチャーゴロの間に3塁進塁。谷繁サードへの内野安打の間に金城生還でとどめを刺した。
 
そして7回以降1イニングづつ継投し、ドラゴンズに3塁を踏ませないリレーで、昨日完封負けをしたお返しをした。
 
9連戦の中三浦の肩の不安などで先発投手不足であった。その中で谷口先発の期待は高かったが、その期待に応えた投球には脱帽。去年の新戦力の登場に続いて新しい顔が出来た!!今後の期待が楽しみである。また小川の満塁ホームランにはビックリした。ここまでどちらかと言えば巷の評価が低かったように感じたが、でも小川健在をアピールした。
 
それにしても、やっと4月に末に来て同一カード3連戦で初めて勝ち越せた。これからが本当の5月反攻だ!!
 
04/29 ドラゴンズ5回戦 [ナゴヤドーム 観衆40,500]
2勝3敗          R H 4B E
YB|000 000 000|0|5|3|2
−+−−−+−−−+−−−+−+−+−+−
D|013 000 01×|5|10|6|0
[投手][YB][敗]バワーズ(2回1/3)→米(3回2/3)→小桧山(2回)
   [D][勝]野口(9回)
[HR][YB]
   [D]
☆☆ 勝手に試合寸評 ☆☆
昨日はベイスターズらしい勝ち方であったが、さてその勢いを・・・と思っていた。ドラゴンズ先発野口は制球に苦しみ、1回表種田・今日も4番中根の四球で1死1・2塁のチャンスで佐伯がピッチャーライナーであった。
 
一方バワーズも1回はヒットを打たれながら得点は許さなかったが、2回裏立浪レフト前ヒット、ティモンズ三振、井上四球、中村ライト前ヒットで1死満塁、野口がセカンドゴロの間に1点先制されてしまった。
 
3回には先発バワーズが2塁打を放つが後続無く、その3回裏1死から福留四球、大豊センター前ヒット、立浪四球で1死満塁。ティモンズに2点タイムリー2塁打を放たれ、更に井上敬遠で満塁、ここでバワーズを諦め米登板。しかし中村に押し出しの四球でこの回一気に3失点となってしまった。
 
また4回表には1死から佐伯・谷繁の連続ヒット、小川四球で1死満塁も多村ショートへの併殺打で、点差を縮められず結局野口を立ち直らせてしまいその後は2安打に抑えられてしまった。
 
またこの試合で小桧山が7回裏から登板し、大豊・立浪・ティモンズを3者連続三振であったが、8回裏井上・中村ヒットで更には小桧山自身のエラーに、佐伯のエラーも絡み、自責点は付かなかったが、心配の残る内容となってしまった。
 
結局両投手とも立ち上がりが悪かったが、その中のチャンスをものに出来たたかで試合の先行きが大きく分かれてしまった。昨日とは全く逆の展開、打線も援護できず、先発投手が5回持たず降板でベイスターズらしい負け方と言っても良いような感じである。
 
04/28 ドラゴンズ4回戦 [浜松球場 観衆16,000]
2勝2敗          R H 4B E
YB|002 003 000|5|7|2|0
−+−−−+−−−+−−−+−+−+−+−
D|000 000 300|3|6|2|0
[投手][YB]三浦(1回)→[勝]森中(3回)→竹下(1回)→中野渡(1回2/3)→木塚(1回)
     →河原(1/3)→[S]斎藤(1回)
   [D][敗]山本昌(6回)→遠藤(1回)→小笠原(1/3)→正津(1回2/3)
[HR][YB]中根   2号(2ラン・6回山本昌)
   [D]ティモンズ1号(3ラン・7回)
☆☆ 勝手に試合寸評 ☆☆
アクシデント発生で始まったこの試合、三浦が1回を投げきった時点で肩の違和感を訴え降板してしまった。現在一番信頼のおける投手だったけに、この試合の先行きに不安を覚えるがそれを吹き飛ばしたのが、緊急リリーフした森中を始めとするリリーフ陣と、カープ戦ですこーし火がつきはじめてきた打線であった。
 
森中は急遽の登板でありながら、3イニングを無安打無失点に抑え、ここの所一時の自信喪失のような雰囲気から抜けはじめていたとこでろの好投は、更に昨年の森中に戻りかけているような感じで、一安心という感じである。
 
更に打線が良いところで打ち始めた、3回小川がライトオーバーの2塁打で出塁、多村四球の後、森中が送りバントで1死2・3塁で琢朗のセンターへの2点タイムリーで先制した。更に6回には琢朗がセンターオーバーの2塁打、種田が送って、金城がレフトへのタイムリーで追加点、更に今日尚典が負傷欠場での4番に座った中根が、ライトスタンドへホームランで一気に5点差へ広げた。やはり3・4番が打てば点になるなぁ。
 
そして森中以降継投で打線のタイミングのいい得点もあって6回までドラゴンズに3安打しか許さなかったが、中野渡が不調であった7回裏大豊センター前ヒット、立浪三振、山崎武死球で1死1・2塁井上はセンターフライに打ち取ったが、代打のティモンズにレフトへ3ランを浴びてしまった。やはり今日で12試合目の登板、けっこう重要な場面で投げてるだけに疲れが出てきたのかなぁ。
 
しかし失点はこの3点のみで最後は隆が締めて、今季久しぶり(04/01スワローズ・04/03ドラゴンズ以来)の連勝をした。またそれ以来の3連戦の初戦を勝利で終わった(情けない話だ・・・)。でも前回はその後3連敗していたような(^^;;。
 
まぁそれでも、打線が少しでも上向きの感じを示しているし、5月反攻へ期待しましょう。それにしても、尚典・・・怪我とは言え4番を外れた試合で、その4番に座った中根が仕事をしては立場ないぞ!!まぁ森監督はオフシーズンに「4番で使い続ける」と明言しているけれど、見限られないように・・・。
 
04/26 カープ5回戦 [広島市民球場 観衆10,000]
2勝3敗          R H 4B E
YB|100 001 070|9|13|7|1
−+−−−+−−−+−−−+−+−+−+−
C|030 000 000|3|6|2|1
[投手][YB]福盛(5回)→竹下(1回)→木塚(1回)→[勝]中野渡(2回)
   [C]ラドウィック(5回0/3)→玉木(1回2/3)→[敗]菊地原(1回0/3)→山内(0/3)
     →広池(1/3)→山崎(1回)
[HR][YB]
   [C]金本 3号(2回福盛)
     新井 6号(2ラン・2回福盛)
☆☆ 勝手に試合寸評 ☆☆
今日は福盛。そこそこの試合になるのではないかと思った。カープの先発は鶴田の発表であったが、練習中左わき腹痛(筋挫傷・重傷らしい)によりラドウィックに変更になり、更に期待は高まった。
1回表琢朗左中間を抜ける2塁打、種田が送り金城の打席でラドウィックのワイルドピッチで先制した。更に金城センター前ヒット、尚典四球でチャンスが広がったが、佐伯がセカンドライナーの併殺で、またもやスミ1の予感を感じさせた。
 
やっぱり期待に反し、4回までヒットは打つが続かない。その間に3回裏先頭の金本にライトへホームランを浴び、更にロペス四球、浅井はセカンドゴロに抑えたが、新井にライトへ2ランを浴びあっさり逆転された。また悪い事に、新井がホームランを打つ前にファールフライを打ち上げたが、薄暮の状態の中でお見合いし落球した(詳細分かりません)。
 
しかしどうも、カープもちぐはぐの攻撃をしている。送りバント失敗、盗塁失敗などまだまだ状況は分からない。6回表尚典空振り三振であったが、ラドウィックのワイルドピッチで振り逃げ、佐伯サードゴロであったが、新井の悪送球で無死1・2塁とミスが連発した。更にラドウィックが右ふくらはぎにけいれんをおこし急遽玉木登板。谷繁ファーストへ送りバント成功で1死2・3塁。小川ライトへ犠牲フライでやっと1点差へ追いつめた。
 
7回表竹下に代打ズーバーが珍しくライト前ヒット、琢朗空振り三振、ズーバーの代走井上が盗塁成功1死2塁。種田セカンドオーバーライト前テキサスヒットで1死1・3塁、金城空振り三振、尚典に代打中根四球で2死満塁。ここでピッチャー菊地原に交代。佐伯見逃し三振。やっぱり佐伯・・・。
 
8回表にもチャンスは訪れた。1死から小川四球で出塁したものの、多村セカンドフライであっさりこの回も終わるのかと思った。木塚の代打相川ストレートの四球、琢朗セカンドへの内野安打で2死満塁。ここで山内登板。種田センター前2点タイムリーヒットで逆転!!(久々の喜び\(^o^)/)で2死2・3塁。金城ライト前2点タイムリーヒット!!で3点差!!中根の打席で金城盗塁成功。中根四球。ここで広池登板、佐伯四球でまたも2死満塁。谷繁センター前2点タイムリーヒット!!。そして代走で出た11人目の打者万永ライト前タイムリーヒットで、一気に7得点で6点差。ただ万永2塁を狙ってタッチアウト(^^;;。
 
こうなると後は中野渡が8回にエラーをしながらもピッシャリ抑えゲームセット。
 
今期初と言って良いほどの大逆転で勝利した。コレがマシンガンの底力なんだろうなぁ。でもこの試合って、結局カープから勝利もらったという感じです。先発投手の相次ぐ不運はあったが、特に逆転されて以降のカープ打線のまずい攻め、守備のミスで流れがベイスターズになってきた。更には6回ピンチを抑えた菊地原が四球で自滅。典型的な展開となった。でもその裏には福盛が追加点を与えず、更には竹下、木塚がピッシャリ抑えた事も勝因であろう。やっぱり先発投手が3点に抑えれば何かが起こるものである。更に中野渡にプロ入り初勝利も付いた。
 
更には打線の爆発、特に種田が良い働きをした。やはり突然のトレードは成功だったと言えるであろう。また琢朗猛打賞も大きかった事は言うまでもない。
それにしてもカープ一気に2人の先発投手、しかも鶴田を失ったのは大きいなぁ。これで吹っ切れて、上昇気分になればいいのだが。
 
04/25 カープ4回戦 [広島市民球場 観衆8,000]
1勝3敗          R H 4B E
YB|100 000 100|2|7|0|0
−+−−−+−−−+−−−+−+−+−+−
C|500 000 00×|5|9|6|0
[投手][YB][敗]野村(1/3)→米(3回2/3)→河原(2回)→谷口(2回)
   [C][勝]佐々岡(9回)
[HR][YB]種田  1号(1回佐々岡)
     谷繁  3号(7回佐々岡)
   [C]ロペス 4号(満塁・1回野村)
☆☆ 勝手に試合寸評 ☆☆
佐々岡と野村と言えば、先が見えてしまい勝てる気がしない・・・。まぁ前回野村そこそこ良かったので5回位まではと、あんまり期待しないでと思っていたら、案の定1回も持たなかった。
 
1回表種田が移籍後初ホームランで1点先制したが、その1回裏1死は取ったものの、ディアスレフト前ヒット、木村拓ピッチャーへのセーフティーバント成功、金本ストレートの四球で1死満塁。そしてロペスにあっさり満塁ホームランで、なんともまぁ既に勝負有りの雰囲気になってきた。更に浅井センター前ヒット、新井の打席で金本盗塁し、新井四球で1死1・2塁、ここでやっと野村を諦め、米登板。しかしレフト前タイムリーヒットで5点目。ただ佐々岡の送りバント失敗などもあり、なんとか5点で止まった。
 
しかしその米は4回まで2本ヒットを打たれたが無失点に抑えカープの流れを断ち切った。となれば、回が浅いので少しでも点差を縮めたいのだが、2回から4回まで無安打に抑えられていた。5回にやっと谷繁・小川がヒットで出塁したが、代打義人・琢朗が空振り三振で1点も取れなかった。
 
とにかく佐々岡のピッチングの前に、どうにもならなかった。7回表にやっと谷繁がホームランを打ったが、この点差では既に焼け石に水。継投で毎回のようにランナー出しながら無失点に抑えていただけに、どこかで繋がればなぁ。まぁ種田にホームランが出たのは救いだが。
 
現在ローテーションの中で一番心配だっただけに、やっぱり終わってみればこの結果。1回も持たなきゃ現在の打線では勝負になりません。せめて5回持ってもうちょっとは微かでも期待できる試合にして欲しかった。これではこのままローテーションに入れておくわけにはいかないと思う。こんなピッチャーじゃなかったのになぁ。これで入れ替え決断すればやっぱり小宮山が上がってくるのかな??
 
とうとうこれで独り負け状態、カープも5割に復帰しセ・リーグの全ての借金抱え込んだ。
 
04/24 カープ4回戦 [広島市民球場]
雨天中止
 
04/22 ジャイアンツ6回戦 [横浜スタジアム 観衆30,000]
2勝4敗          R H 4B E
G|014 000 000|5|6|6|0
−+−−−+−−−+−−−+−+−+−+−
YB|100 000 000|1|6|0|0
[投手][YB][敗]河原(3回)→谷口(3回2/3)→森中(1/3)→米(2回)
   [G][勝]斎藤雅(8回)→岡島(1回)
[HR][YB]
   [G]
☆☆ 勝手に試合寸評 ☆☆
今日の先発は河原であった、その河原は立ち上がりからピッシャリ抑えていた。
それに応え打線が初球攻撃で援護をした。1回裏琢朗初球を左中間を抜ける2塁打、金城初球をキャッチャーへの送りバント成功で1死3塁。佐伯初球をセンター前タイムリーヒットで1点先制をした。
 
しかしあっさり2回表松井1・2塁間を抜けるライト前ヒット、高橋由左中間を越えるタイムリー2塁打尚典がもたつき松井生還で同点となってしまった。
更には3回表この回から急にストライクが取れなくなってきた。1死から元木四球、清原サードゴロ、松井・高橋由ストレートの四球で2死満塁。二岡フルカウントからレフト線へ2点タイムリー2塁打、堀田フルカウントから四球で2死満塁、村田真セカンドとライトの間に落ちる2点タイムリーヒットと、河原の一人相撲であっさり逆転されてしまった。
 
1回に打線があっさり取ったが、しかし逆転され劣性の状態でも、初球から積極的狙っていったが、それが裏目に出て斎藤を助ける事になってしまった。確かに初回みたいに同点もしくはリードしていればそれで良いと思う。しかし劣性の状態になったらどうするかと言えば、やはり相手がベテランである以上粘って粘って球数を多くして早く降板させる作戦を取るのではないであろうか、しかも谷口以降投手が好投している状況で、1つきっかけがあれば4点差であってもどうなるか分からなかった。しかし完全に斎藤をのせてしまい何と8回まで83球しか投げさせていないし、しかも無四球だし、逆転の口火を作れなかった。なんか完全にこの3連戦なめられているよなぁ。まぁチーム状態正反対だからね。
 
まぁ、負けるならコレくらい完璧に負けた方が良いね。接戦で落とすよりはまだ良いや。でも、谷口は素晴らしかった、とにかくフォークのキレが良く3回2/3を被安打2与四球1奪三振5とジャイアンツ打線の入り込む余地を作らなかった。ランナー出した所で心配したけれど、何事もなく抑えられたし。そう言えば登板機会無く谷口先発を考えたけれど、今になってみれば完全に負けペースって少なかったんだね。だから起用するにはまだ時期尚早と判断したのでないかなぁ。でもこういう機会に好投すれば中野渡みたいに、もっと良い場面で使ってもらえるようになるでしょうね。あと米も、森中も申し分なかった。
 
04/21 ジャイアンツ5回戦 [横浜スタジアム 観衆30,000]
2勝3敗          R H 4B E
G|000 111 000|3|8|5|1
−+−−−+−−−+−−−+−+−+−+−
YB|101 000 110|4|10|3|0
[投手][YB]バワーズ(5回0/3)→竹下(2/3)→中野渡(1回1/3)→[勝]森中(1回)
     →[S]斎藤(1回)
   [G]メイ(6回)→三浦(2/3)→平松(0/3)→[敗]條辺(1回1/3)
[HR][YB]
   [G]村田真 4号(5回バワーズ)
☆☆ 勝手に試合寸評 ☆☆
悪夢の試合の翌日、今日は雨天中止かなぁと思っていたが、どうやら無事試合が行われた。
さて今日の先発メイは、ストレート135km/h程度と走っていない、しかもコントロールでも苦しんでコレならばと思わせた。

1回裏琢朗センター前ヒット、金城ピッチャーへの送りバント、種田センターへのでフライで2死2塁、尚典センター前タイムリーヒットで先制。更に3回裏には1死から琢朗センター前ヒット、金城の打席で盗塁成功、更に3塁盗塁成功、金城四球で1死1・3塁、種田ライトへの犠牲フライで2点目と出足は良かった。
 
しかしフラフラしているメイをとらえきれない、毎回ランナー出すがをズーバーが2併殺と重苦しい雰囲気は続いた。
 
一方バワーズは悪いながら抑えていたが、4回表先頭の江藤四球、松井打った瞬間ホームランかと思った、ライトフェンス直撃のシングルヒット。打球に勢いがあったのが幸いした。清原ショートへの併殺打の間に江藤生還。更には5回表に村田真に一発を浴び同点となった。でも4回の松井のフェンス直撃がシングルヒットになったのは大ラッキーだった。
 
やはり不調の打線の象徴で、6回裏には種田移籍後初のセンター前ヒット、しかし尚典ファーストライナーで併殺と運も味方しなくなてきた。
 
こうなってくるっとジャイアンツペースになってくる。6回表清水センター前ヒット、江藤ライト前ヒット、エンドラン決まって無死1・3塁、ここでバワーズを諦め竹下登板、松井空振り三振で1死1・3塁、清原センター前タイムリーヒットで勝ち越された。ここで中野渡起用高橋由ファーストゴロ2死2・3塁、二岡空振り三振。しかし竹下が1点は取られたものの良く1点だけに抑えたなぁと言う感じであった。
 
その後も中野渡が7回表も抑え、7回裏この回から三浦登板。2死から小川センター前ヒット、中野渡に代打佐伯レフト前ヒットで2死1・2塁。ここで平松登板、琢朗四球で2死満塁、ここで條辺登板金城高いバウンドでショートへのタイムリー内野安打、種田はセカンドゴロで何とか同点にはしたもののやはり勝ち越せない。
 
しかしひょんな事から試合展開が変わってきた。8回裏尚典サードゴロ江藤が悪送球で出塁、中根ピッチャーへ送りバント成功、谷繁レフトへ大きなフライ、代打相川初球をセンター前タイムリーヒット!!微妙なタイミングになるかと思ったが松井の返球が高かった。
 
そして勝ち越せば9回表から隆登板、隆は04/15ジャイアンツ3回戦以来の登板でコントロールが悪い。元木フルカウントから四球、村田真送りバントを2球失敗しショートゴロ併殺打、代打吉永一・二塁間を抜けそうな当たりをセカンド万永好捕、しかしファーストへ悪送球で結局内野安打、仁志ライトフライでヒヤヒヤさせながらもゲームセットであった。
 
いやそれにしても、やっと勝ったという感じである。ジャイアンツは思う事が面白いように決まるが、ベイスターズはなかなか取れない、やはり勢いの差であった。しかし4回と言い6回と言い松井に助けられた感じを受ける。あそこで最小失点に抑えられたのが大きかった。またベイスターズも必死に先の累を狙い3回の琢朗の盗塁が象徴していた。そしてはやり、ゲームの流れを決定づけた2つのミス。8回裏の江藤の悪送球。9回表の村田真の送りバント失敗。はやりミスは恐ろしい。またジャイアンツで期待されている條辺と三浦から打ったのも大きかった。
 
それにしても苦しんだなぁ。9回の隆にしてもヒヤヒヤモノだった。しかも吉永の内野安打の後、森監督自身がマウンドに足を運んだのだから、この試合の意味は大きかった。
 
さて種田が移籍後即スタメンに起用された。2打席目に犠牲フライで初打点、更には6回には初ヒット打った。今まで金城の前後、すなわち2番・3番の打者が決まらなかった。今日1日では何とも言えないが、打線が繋がりそうな予感を受ける。ただズーバーを7番に使うのは疑問。まだ小川の方が良いと思う。またそろそろ諦める時期なのかなぁ。守備要員(それも心配だけれど)にして、守備を落としてでももっと攻撃的な打順にしても良い感じを受ける。
 
最後に森中が8回に登板した。1死から江藤四球、松井ショートフライ、清原センター前ヒットで2死1・2塁とピンチは作ったが高橋由をピッチャーゴロで抑え、最悪の時期を脱しつつあるなぁと感じた。しかも勝利投手のおまけまで付いた。

 
04/20 ジャイアンツ4回戦 [横浜スタジアム 観衆30,000]
1勝3敗          R H 4B E
G|000 001 200|3|10|2|0
−+−−−+−−−+−−−+−+−+−+−
YB|000 000 010|1|4|4|1
[投手][YB][敗]三浦(7回)→竹下(1回2/3)→木塚(1/3)
   [G][勝]高橋尚(7回0/3)→條辺(1回)→[S]岡島(1回)
[HR][YB]
   [G]江藤 7号(2ラン・7回三浦)
☆☆ 勝手に試合寸評 ☆☆
今日の先発はビックリした。三浦は当然としても、まさか高橋尚が登板するとは思わなかった。
 
今日の三浦は制球も悪く、2回を除き毎回の様にピンチを作りながらも、要所をしのいできた。しかし、7回表松井ライトへヒット、清原の打席で松井が盗塁し谷繁悪送球で松井3塁。その清原四球、高橋由ライトへ犠牲フライで先制された。
 
高橋尚は04/18スワローズ5回戦で47球2回1/3を投げ中1日で登板してきたが、相変わらずのベイスターズ打線で7回まで2安打に抑えられ先制のチャンスさえ作れなかった。
しかも6回には1死から金城が四球で出塁、小川の打席で金城盗塁がしたが、あっさり外され盗塁失敗し更にジャイアンツへ流れを持って行かれた。
 
8回裏佐伯に代打多村四球、ここで條辺投入ドスターに代打義人ファーストゴロで1死2塁。相川ライトへタイムリーヒットでやっと得点できた。しかし琢朗空振り三振、金城四球で2死1・2塁。小川に代打ズーバーセカンドゴロで1点止まりであった。
 
9回裏2死から小池が代打で起用され、センターへ抜けるかと思ったセカンド内野安打でプロ入り初打席初安打を記録したが、結局そのままゲームセットとなった。
 
いやまぁ呆れてしまう内容だった。情けなさ過ぎる。まだ1点取ったから良いようなものの、高橋に完封でもされていたら久しぶりにキレたかもね・・。とにかく打線はトホホの極み。一昨日47球も投げているピッチャーに7回まで2安打というのはどういうこっちゃ??しかも7回0/3を102球ですよ。こういう起用って一番心配なのはスタミナでないかなぁ。とすればとにかく粘って投球数を増やすのが鉄則。しかも三浦が頑張っているだけにである。まぁそれもできない位打線が浮上してこないと言った方が早いのですね。また金城の盗塁失敗も、ありゃ積極的と言うよりは、あれだけ余裕でタッチアウトになっているのであるから、完璧に見破られていた・・・。
また8回裏の攻撃、追加点のチャンスで何でズーバーなの??ズーバー使う位だったら、小川の方がマシ。せっかく高橋降板してくれたのに、更にはここまで来たら一発勝負で小池を使って欲しかった。まぁ森監督の起用パターンなのは分かるが、ズーバーよりは期待できたと思う。案の定めっちゃ甘い球を内野ゴロなんだから。
 
しかも圧倒的に押されていた訳で、得てしてこういう展開ってあっさりベイスターズが先制できても良いようなモノである。しかしあの松井の投球で谷繁の悪送球も情けない。まぁ予期していなかったとしょうがない部分もあると言えばそれまでであるが、今年のジャイアンツは走ってくる。しかもこの様な接戦で押せ押せの展開であれば尚更である。更にはそれ以上に痛かった江藤の2ラン。江藤って現状ホームランしか打てない。チャンスで凡打の山を作っているだけに、回も押し詰まっているところで内角高めのストレートとは。絶対ホームランだけは打たれてはいけない場面なのに、ありゃ谷繁の配球ミス。案の定8回表から相川を起用した。いくら打撃好調であってもありゃ森監督も怒るわ。
 
多分あのカープ戦でズーバーのエラーで負けたに匹敵する位最低な試合であった。打線に関して「波留ショック」と思う方も多いと思うが、それじゃぁ更に情けない。勝って見送ってあげなきゃ!!
 
でもこんな情けない試合でも、小池が結果を残し、また9回表2死から登板した木塚の、表情が印象的だった。デビュー当時の向かっていく態度が出ていたように感じる。吹っ切れたのかなぁ??
 
04/18 タイガース5回戦 [鹿児島県立鴨池野球場  観衆26,000]
1勝4敗          R H 4B E
T|020 000 001|3|10|2|1
−+−−−+−−−+−−−+−+−+−+−
YB|000 011 000|2|8|2|0
[投手][YB]野村(5回)→中野渡(2回)→河原(1回1/3)→[敗]木塚(2/3)
   [T]カーライル(7回0/3)→遠山(2/3)→[勝]伊藤(1/3)→[S]成本(1回)
[HR][YB]
   [T]山田 1号(2ラン・2回野村)
☆☆ 勝手に試合寸評 ☆☆
先発は野村、タイガースは前回も6回まで1点に抑えられたカーライルの先発。となれば、あんまり期待しないでいた。しかし今回結果を残せなければ、小宮山同様シーレックス行き確実な状況で、現在打線が急降下状態のタイガースではあったが、5回まで毎回の6安打であったが2度の盗塁失敗などもあり、2回表に2死から広沢に四球で山田に2ランを浴びた2失点だけに抑え、結果オーラという感じであった。
 
さて打線はやはり4回まで2安打に抑えられていた。やっと5回裏谷繁センター前ヒット、小川ライト前ヒット、ドスターショートゴロの小川アウトで1死1・3塁、早くも代打中根がセカンドへのタイムリー内野安打で1点返した。更に6回裏1死から、ズーバーレト前ヒット、尚典ライト前ヒットで1死1・3塁、佐伯がセンターへの犠牲フライで何とか同点になった。
 
8回裏金城ファーストエラーで出塁、ここでピッチャー遠山。ズーバーに代打波留セカンドゴロで金城アウト、尚典ライト前ヒットで1死1・3塁、佐伯セカンドゴロ2死2・3塁、ここで伊藤登板。谷繁初球デットボールで2死満塁。小川セカンドゴロで満塁のチャンスで勝ち越せず。
 
9回表クルーズセカンドゴロで木塚登板。ペレスを三振に取るが、松田四球、代打桧山センター前ヒットで2死1・3塁。そして」藤本レフト前タイムリーヒットで勝ち越されてしまった。
 
その裏成本の前に琢朗の四球以外は全て三振と完璧に抑えられゲームセット。2連戦ではあったが同一カードで初めて1勝もできなかった。
 
7回までは一進一退の接戦であったが、8回のチャンスをものに出来なかった事で勝負あった。特に1死1・3塁で犠牲フライも打てなかった佐伯が全てであった。まぁ6回には犠牲フライであったけれど。しかも無死からエラーでの出塁となればベイスターズに流れが傾きかけていた場面。得点して隆登板ならば理想的な展開であった。しかし得点できない以上はしょうがない。更には木塚登板にイヤな予感をした。案の定の2死まで取りながら四球からピンチを広げ、タイガースがチャンスをものにした。結局この様な投手戦(というか貧打戦かな)で、チャンスを確実に取った方の勝ちとなる典型的な展開であった。タイガース戦ならば悪くても1勝1敗と思っていたが、やはり昨日福盛で負けたのが全てであった。やっぱりこのまま行ってしまうのかなぁ。
 
それにしても木塚も完全に自信喪失と言う感じだなぁ。オープン戦は良いと思っていたけれど、やっぱり新守護神と言われながら、いきなり隆に抑えを取られてしまったのが影響しているのかなぁとふと思ってしまう。
 
ところで河原登板にはビックリした。てっきり04/20ジャイアンツ戦で登板かと思っていた。しかしそこまでしてまで今日の試合は勝ちたかったのであるのと同時に、勝ちパターンの中継ぎ投手の補強の意味もあるのであろう。んでジャイアンツ戦河原の抜けたローテは・・・??このパターンだと04/20は谷口を使いそうな気がする。04/12カープ3回戦以来投げていないし、ちょうど中7日ここで大冒険か。
 
04/17 タイガース4回戦 [鹿児島県立鴨池野球場  観衆26,000]
1勝3敗          R H 4B E
T|010 010 020|4|5|6|0
−+−−−+−−−+−−−+−+−+−+−
YB|100 000 000|1|4|1|0
[投手][YB][敗]福盛(7回)→竹下(0/3)→木塚(1回)→森中(1回)
   [T][勝]井川(8回)→[S]成本(1回)
[HR][YB]
   [T]広沢 2号(2回福盛)
☆☆ 勝手に試合寸評 ☆☆
福盛と井川の先発。2人とも今季良い内容であっただけに、投手戦が期待される。
やはり井川は1回裏琢朗ライトへ2塁打、金城初球をピッチャーへ送りバント成功、小川ライトへ犠牲フライで1安打であっさり先制をしたが、その後は4回までノーヒットで抑えられている。
 
また福盛も、2回に広沢にライトへソロホームラン浴びたが、4回までその1失点のみに抑えた。しかし5回表に均衡がが破れ、1死から坪井に左中間を抜ける3塁打、赤星に初球をライトへ犠牲フライで勝ち越された。
 
とにかく1安打と完璧に井川に抑えられていた打線がやっと7回にチャンスを迎えた。1死から小川センター前ヒット、尚典右中間を抜ける2塁打で1死2・3塁、今日スタメンの多村三振、谷繁は敬遠気味の四球で2死満塁、ここでズーバーに代打中根がサードゴロで最大のチャンスを逃した。
 
8回表この回から竹下が登板。坪井に四球、赤星セーフティーバント成功、ここで木塚登板、今岡が送って、クルーズ四球で1死満塁、ペレスにデットボールで1失点をし、更には松田にセンター前タイムリーヒットで3点差に開いてしまった。
 
9回からタイガース今季の抑え成本が登板しあっさり3者凡退に終わってしまった。
 
もう今日は井川に尽きる、昨年中継ぎで好投しているのを見ていて、「来年は恐い」と思っていた存在だっただけに、この好投は驚くべきモノではなかったが、やはり良いピッチャーだなぁ。福盛が3安打6奪三振と好投しただけに残念である。それにしても好投していても勝ちに結びつかないなぁ。
 
結果的に勝負の分かれ目は8回先制はしたものの、唯一のチャンスで点を取れなかった反面、その裏に四球を足かがりに追加点を許してしまったのではどうにもならなかった。負ける時はコレくらいいつも諦めのつく内容だったら良いのだが。
 
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