Lkit-16の仕様(当時のカタログより)
私がコンピュータに興味を持つようになって初めて買ったASCII(雑誌)にこのマシンが載っていました。
テレビ画面にグラフィックを表示しているカタログの表紙を見て、なぜか子供心にショックを受けました。私がコンピュータ・グラフィックスに興味を持つようになったのは、このマシン(というかカタログ)が原点なのかも知れません。
ところで、知る人ぞ知ることですが、世界で初めて16bit CPUを量産したのは日本のパナファコム(現 PFU)です。同社はワンボードマイコンの時代にこの Lkit-16に世界初の16bit CPUを載せていたわけです。今でこそ主要な CPU はすべて外国の技術ですが、このころは日本でもオリジナルの CPU を作っていたんですね。
この CPUの系列は、後にMN1617となり 富士通の 9450Σなどに採用されていました。