山中湖:三国山から西丹沢:不老山へ 2024年12月31日(火)〜2025年1月1日(水) |
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正月休みの撮影山行、第二弾!。 一年前に途中で引き返した不老山〜三国山のコースを選び出しました。 昨年は山市場から登ったので、西丹沢のバスでのアプローチでしたが、 御殿場線の駿河小山駅を利用できることが判りました。 それなら、駿河小山駅が標高約260m、山中湖が標高981mなので、山中湖側からが標高差が小さく楽に歩くことができます。 また、富士山駅から御殿場行きのバスに乗車すれば、標高約1100mの篭坂峠まで行くことができ、コースの最高標高の大洞山1383mまでも、300m足らずの標高差をこなすだけで済みます。 結局、篭坂峠から入り、三国山(か明神山)でテント泊、翌日は稜線をたどって不老山まで歩いた後、駿河小山駅に降りる計画になりました。 | |||
第1日目: 篭坂峠(0955)→アザミ平(1050)→畑尾山(1105-15)→アザミ平(1122)→大洞山(1205-10) →楢木山(1245)→三国山(1310-15)→三国峠(1335)→明神山(1400) |
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八王子から中央線、富士急線と乗り継いだ後、篭坂峠でバスを降りて登山道へ入ります。
何故だかバイクの轍の残るハイキングコースを登り始めて、傾斜が緩んで左手に回り込んだら、しばらくでアザミ平に、右手に登ると畑尾山でした。
あれっ、立山への分岐を見落としたのでしょうか・・・?。
仕方ないのでアザミ平に戻って、稜線のハイキングコースをたどります。大洞山を登ったあと、登り返して楢木山。
後はなだらかな路で三国山に着きました。が、疎林とはいえ樹林に囲まれて、富士の展望どころではありません。
それで、三国峠に降り、急で滑りやすい登りを向かいの明神山(鉄砲木ノ頭)に登り返します。
山頂では、山中湖を側に従えた富士山がドッシリと広がっていました。 午前零時、新年と同時に花火が打ち上げられました。 |
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第2日目: 明神山(0655)→三国峠(0707)→三国山(0735-40)→明神峠(0830)→湯船山(0930)→休(0945-1025)→白ーノ頭(1030) →峰坂峠(1110)→世附峠(1140)→不老山(1225-35)→生土山分岐(1320)→登山口(1410)→駿河小山駅(1350) |
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初日の出は雲一つない青空となり、朝焼けとはいかないまでも、少しは紅く染まった富士山の写真を撮っていました。 今年もよい年でありますように。 | |||
明神山を後に、三国峠を経て三国山に登り返します。 東に続く稜線の登山道をたどって、ドンドンと標高を落としました。 明神峠で車道を横切り、反対側の尾根路へ。 所々で箱根や愛鷹山の展望を楽しみながら、湯船山を過ぎ、風をよけられる場所を探して朝食としました。 白ーノ頭を過ぎて、所々の急坂をこなすと、緩やかな尾根路となり、やがて峰坂峠。 丘?を乗り越えると、峰越林道の世附峠に出ました。 ここからは不老山への今日最後の登り、標高差200m弱の急登をこなすと不老山の稜線に出て、左に5分ちょっとの不老山山頂まで進みました。 | |||
ここからは去年歩いた路をたどって駿河小山に向かいます。 尾根の急な降りもしばらくで緩やかになりました。 送電塔のある場所で、正面に富士山を見ましたが、その右手には三国山からの続きの尾根が見え隠れしていました。 生土山分岐を今回は右手に採ると、すぐに林道に変わります。 登山口を過ぎ車道に出ると、川向うに駿河小山の駅が見えているのですが、橋は右に遠回り。 急ぎ足で歩いて、どうにか電車に飛び乗ることができました、ふぅ・・・。 | |||
駿河小山駅から、御殿場線、小田急線、横浜線と電車を乗り継いで帰宅しました。 新書を一冊読む間しかない、なにか慌ただしいプチ旅でした。 | |||
富士五湖側の三国山から西丹沢の不老山への稜線歩き、予定通り実行できなかった昨年の計画のリベンジでしたが、ようやく終わらすことができました。 風はある(明神山山頂はすごかった)ものの、気温は高めで寒いなぁと思うこともなく歩くことができました。 前回と違って、まだ雪のない時期を選択したがよかったのでしょうか。 また、山中湖側から歩き始めるコース選択も一因ですね。 | |||
急遽コースに組み込んだ明神山でしたが、パノラマ台から登ってくる人も多い、絶景の富士展望の山でした。 富士山に近づきすぎて、構図を決めるのに困る位です。 初日の出は快晴でしたので、期待した朝焼け、はなかったものの、ほんのりと紅色が乗っかっているのが判ります。 三国山ハイキングコースはまばらとはいえ樹林の中の路、三国山〜不老山もほぼ樹間の路なので、展望に乏しいのですが、 明神山の展望はそれを補って余るものと思います。 パノラマ台や三国峠から30分ほどの距離なので、陽の出の山頂には強風の中二三十人ほどの人達が集まっていました。 本当に富士山を眺めるのはいいものです。 |
制作:加藤 輝男 2025年1月5日
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