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ぐんま県境稜線トレイル:野反湖〜横手山
2024年10月12日(土)〜13日(日)
地図はこちら
 
 昨秋に続いて、ぐんま県境稜線トレイルを野反湖から横手山・渋峠へと歩くことにします。 計画書は二泊三日で作成しましたが、出来れば二日目に下山して帰京したいと欲張りました。 まぁそれでも間に合わないときのための三日目が予備日です。 本当は9月の三連休を予定していたのですが、天候不安定のため延び延びになって、10月の三連休になってしまいました。 陽の出の時間も遅くなるし、気温も下がるので装備が重くなるし・・・。 今秋は秋雨前線の影響で、あまり歩けていないので、体力も心配なのに・・・。

第1日目:
 野反湖キャンプ場(1220)→宮次郎清水(1305)→三壁山(1400-10)→高沢山(1445-50)→カモシカ平(1505-10)→東のオッタテ峰(1600)→大高山(1645-50)→五三郎小屋分岐(1615)→オッタテ峠(1800)
 朝から電車とバスを乗り継ぎ、野反湖に着いたのは12時過ぎ。 青空だった空に黒い雲が広がり始めていました。 野反湖キャンプ場をすり抜けて三壁山へのコースに踏み込みます。 振り返ると野反湖の展望が広がっていました。
三壁山は右へ 三壁山の登山口 宮次郎清水 野反湖を返り見る
 急坂を三回こなして三壁山へ。雨具を着て、南に高沢山へ向かうも展望なし。 夏のお花畑が気持ちよさそうなカモシカ平を過ぎて、大高山に登り返します。 大高山を降り、五三郎小屋分岐でテント泊の人(*)を見かけて情報収集し、水は持っているので予定通りオッタテ峠に向かうことにしました。 ヘッドランプを着けてコースをたどり、オッタテ峠(小倉口三叉路)でザックを下ろしてテントに潜り込みます、長かった・・・。
* ヤマレコでikerinaさんの記録を見つけました。detail-7342348html
三壁山に到着 高沢尾根を通過 ツルリンドウ 高沢山分岐
高沢山にて カモシカ平を見下ろす カモシカ平からの登り 大高山
第2日目:
 オッタテ峠(0345)→オッタテ峰(0405))→ダン沢ノ頭(0428)→湯ノ沢ノ頭(0532)→赤石山(0630-0700)→忠右衛門新道分岐(0720)→四十八池分岐(0840)→鉢山(0900-10)→草津峠分岐(0925)→のぞき分岐(1100-05)→横手山(1140-52)→渋峠(1215-20)→芳ヶ平ヒュッテ(1325-30)→大平湿原分岐(1405)→香草(1445)→車道(1520)→草津温泉(1550)
 草津までのコースタイムに昨日の歩行時間を考慮して、未明の4時前に出発します!。 ダン沢ノ頭を過ぎると左手に展望が広がるのですが、まだまだヘッドランプが必要な時間。 湯ノ沢ノ頭を過ぎて、赤石山の登りで振り返ると陽の出の太陽を見つけました。 肩を過ぎてからも長い歩きでしたが、いきなりって感じで赤石山に到着。 岩峰に上がって展望を楽しみながら、朝食としました。
振り返ると曙 湯ノ沢ノ頭 背後は陽の出 赤石山の祠
赤石山の山頂へ パノラマ1-横手山 パノラマ2-志賀山 パノラマ3-寺子屋峰
 赤石山山頂を後に急降下の路を終え、右に忠右衛門新道を分けて稜線の路を進みます。 笹の刈払いはされているものの、笹の背が高いので、展望が得られなくて、現在位置がつかめません。 右手に回り込んだら四十八池分岐を右手に分けて、鉢山へ登り返します。 展望のない鉢山山頂を早々に通過して、草津峠から横手山に向かいました。 スキー場のゲレンデを登り、上部で荒れた車道に導かれて登り詰めると、ようやくで横手山頂上ヒュッテの脇に出ます。 空は雲がかかっているし、観光客で一杯なのでゆっくりする気にもならずに、早々に降りました。
赤石山の岩塊 鉢山にて
横手山頂ヒュッテ
 横手山から草津まではほぼ下りだけとは言え、まだまだたっぷり4時間を越すコースタイムです。 芳ヶ平まではほぼコースタイム通り、大平湿原分岐、香草と好調にタイムを縮めましたが、 車道に出るまでに遅れた結果、草津温泉に着いたのは、丁度長野原口までのバスの発車時間直前!。 立川行きの高速バスはJRバス窓口では乗車券を購入できず、車内清算とのことでしたので、バスの到着を待ちます。
渋峠へ 芳ヶ平へ シラタマノキの実
 帰りは、草津から立川への高速バスを利用します。 何よりも乗り換えがなくて楽ですし、席が空いていたので優雅に読書の時間にしましたが、関越自動車道の渋滞をすっかり忘れていたため、立川に着いたのは一時間以上の遅れになったのは参りました。 三連休でよかった!。
 
 昨年の野反湖から東へ向かったコースとは逆に、今回は西へ横手山へ向かうコースです。 稜線漫歩だった昨年のコースとは異なり、コースの大部分は樹林帯で、展望も限られており、コース上のチェックポイント?を確認しながら、黙々と足を進めます。 初日は曇りか小雨、翌日も天気予報よりも雲の多い空模様で、それほど展望を楽しめなかったのが残念です。 帰りの都合で、出来れば二日目に草津に出たい、と思って計画を作成したら、二日目はコースタイム11時間になり、余裕のない行程になってしまいました。 それでも、渋峠から草津への下りは三度目でもあって少しは気が楽でしたが・・・。
 白砂山〜三国峠へのコースと異なり、避難小屋もない?ので、テント泊の装備です。 今回はオッタテ峠(小倉口三叉路)の脇に平地を見つけてテントを張りました。 今秋は気温が高めなので、思い切って夏用のシュラフを用意しましたが、朝方のテント内で約9℃と暖かだったのが助かりました。 テント泊装備で何人もの人々とすれ違いましたが、固定的な幕営地もないため、あちこちの稜線の登山路脇にテントを見かけました。 大高山を下ったところの五三郎の小屋は、老朽化のために使用困難ですが、その近くの水場は利用可能とのことでした。 コース全体は笹刈が行われていて、迷うような箇所はなく、そこそこ歩きやすかったかな、と思います。
 ぐんま県境稜線トレイルで残っているのは、渋峠〜四阿山。 四阿山も長野側からは歩いていますが、次は群馬側の嬬恋からラウンドで歩くことができないか計画中です。 渋峠〜毛無峠は車道歩きなのでパスすることにしましょう ^_^;;。

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制作:加藤 輝男 2024年10月19日
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