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中央線:高川山をプチ縦走
2020年12月27日(日)
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 師走の晴天の日曜日。今年最後になりそうなこんな日を見逃す手はありません。 どこへ行こうか頭の中を引っ掻き回して、富士山の展望のよい高川山へ出かけてみることにしました。 何回か行っていますが、この十年余は記録がないですね。 初狩から高川山を往復するだけだと3時間足らずで終わるので、プチ縦走として尾根を大月まで歩きとおす計画にしました。 それでも、計画では4時間余で着いてしまうのですよね。 なので、朝は少しゆっくり目の八王子発の各駅停車に乗り込みました。

 初狩(0725)→登山口(0745)→男坂・女坂分岐(0805)→男坂・女坂分岐(0830) →高川山(0845-0920)→古宿分岐(0930)→田野倉分岐(1000)→天神峠(1025) →峰山(1040)→513m(1055)→むすび山(1115-25)→登山口(1130)→大月(1145)
 初狩で電車を降りて、ガードを潜り、車道・林道を歩いて、登山口へ。 今回は男坂を歩くことにして、左手の急坂の路に入ります。 一息の急登をこなし、右に女坂を分けて、再び急登に。 少し岩の出てくる路を登り詰めると、女坂が合流して、すぐそこで尾根の路に変わります。 ここまでくれば、高川山の山頂ももうすぐですね。穏やかな笹の路を進んで、山頂に到着しました。 山頂は360°の展望、特に正面の富士山の姿が圧巻です。 今日はノンビリの予定なので、少し早いですが、展望をおかず?にブランチとしました。
男坂・女坂への分岐 女坂との分岐、男坂へは直進 やっぱり急登が続く 女坂が併わさる
分岐から尾根へ向かう 尾根に出ると山頂が近い 展望〜御正体山(左)、杓子山、富士山 展望〜富士山、三ツ峠山
高川山山頂にて 富士山を引き付けて 南ア展望〜仙丈(左)、甲斐駒 展望〜滝子山
展望〜黒岳(左)、雁ヶ腹摺山 展望〜百蔵山(左)、扇山
 山頂を後に縦走路へ踏み出します。 少しで古宿への路を分けたあと、登り着いたピークを右に直角に折れると、急坂が始まります。 少し岩も出ているので、足元に注意して歩きます。2回の急降りを終えると、しばらくで田野倉分岐に。 のびやかな尾根路を越えて、ロープの路を降り、緩く左に回り込むと、天神様のある天神峠でした。
少しで古宿分岐 降り路、大岩がゴロゴロ 岩の多い路を振り仰ぐ 田野倉分岐
ロープのある急坂、振り返って 路端で見つけた天神様1
 二つ目の天神様を見ると、急坂の登りに。 長くはないので我慢して登り着くと峰山の標識がある584m峰です。 標高も下がってきて少しずつ歩きやすくなった尾根路を歩いていると、513mの標高点を見つけました。 穏やかになった尾根筋を進み、最後に小さなコブに登ると、そこがむすび山です。 大月方面の家並みがよく見えます。だから防空監視哨があったのでしょうね。 麓までは標高差数十m、あっという間に車道に飛び出すと、大月駅まではあと一息でした。
天神峠を直進する 峰山(584m峰?) 513mの標高点 のびやかな尾根路が続く
むすび山に到着 岩殿山がよく見えた 樹間に富士山が見えた
 大月駅に着いてみれば、丁度電車が出た後でした、わかっていれば急いだのになぁ〜。 大月からの上り線は本数も多いので、それでもしばらくで停車中の電車に乗車でき、小半時のプチ旅を楽しんでいました。 年末でもあり、時間も早いので、ガラガラの車内でした。
 
 駅から歩くことのできる高川山。 一時間少しと手軽な、それほど高くもない山なのに、山頂からは360度の展望が得られます。 正面の富士山の展望は圧巻です。 何度か出かけているのですが、最後は2007年でしたので、しばらくぶりでしょうか。 少し樹が育ってきているのが気になりましたが、手軽に展望を楽しむことのできる山と思います。
 さて、大月までの縦走路、(二十年位?)前にに歩いたときは藪があったりしたような気がしますが、 今回は歩きやすい路に変わって?いました。 所々にある急な降りは注意が必要ですが、指導標もしっかりしており、不安なく歩くことができます。 なので、往復ではない手軽な縦走路としてお勧めです。 実際、高川山山頂で出会った数人の人達はみんな大月への縦走路へ向かっていましたよ。

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制作:加藤 輝男 2020年12月28日
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