中ア:檜尾尾根から北御所尾根へ 2019年7月31日(水)〜8月1日(木) |
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長かった梅雨もようやく明けて、夏山シーズン到来!。 最初の夏山は中央アルプスへ、まだ歩いていない檜尾尾根を登って檜尾岳避難小屋に泊り、 翌日は宝剣を越えて、これもまた歩いていない伊那前岳から北御所尾根を降ります。 中アの尾根をちょうど一周するようなコースになりました。 ロープ―ウェーを使わずに尾根までを上下するコース、体力的に厳しいかも・・・。 | |||
第1日目: 檜尾橋(1035)→登山口(1040)→赤沢ノ頭(1325-40)→シャクナゲのピーク(1540)→小檜尾岳(1705) →檜尾避難小屋(1715) |
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早朝の電車に乗り、駒ヶ根でバスに乗り換えて檜尾橋で下車。檜尾登山口へ向かいます。 急階段を数歩過ぎると、緩傾斜の山路に。 道標も丁寧に設置されたり、下草(笹)刈りされていたり、と手入れされた路が続いていました。 降りの人(4名)をやり過ごし、急坂にあえぎながら登ってゆくと、いつの間にか赤沢ノ頭に到着しました。 | |||
ここからは傾斜少し緩むハズだけれど、その分?水平距離が長いから・・。 道標の距離表示に励まされながら、シャクナゲのピークを越えました。 小雨が降り始めた中を森林限界を越えれば、ようやくで小檜尾岳の向うに檜尾避難小屋が見えてきました。 小屋に転がり込んだところで、雨が強くなったり、しばし止んだり、の空模様が続きました。 | |||
第2日目: 檜尾避難小屋(0415)→檜尾岳(0425-0500)→濁沢大峰(0605-15)→極楽平(0730-40) →宝剣岳(0830)→浄土乗越(0845-0920)→九合目(0935)→伊那前岳(0945)→八合目(0955) →七合目(1023)→小屋場(1055-1100)→六合目(1105)→五合目(1145)→清水平(1210) →蛇腹沢登山口(1250)→北御所登山口(1345) |
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夜中には星空が見えていたのに、4時に小屋を出発する頃には一面のガスの中。 檜尾岳の山頂で陽の出を待っていたら、アッという間にガスが切れて、稜線の展望が拡がりました、ヤッタネ!。 北は宝剣岳から、南は空木岳の肩に南駒ヶ岳まで、東側には南アの稜線が丸見えでした。 来た甲斐がありましたね。 | |||
檜尾岳を後に、北へ濁沢大峰を越えて、島田娘を過ぎると極楽平へ。 三ノ沢岳との分岐まで進んで、いよいよ宝剣岳の岩場に踏み込みます。 岩とクサリに格闘して、ようやくで宝剣岳の山頂に到着、この後たどる北御所尾根が綺麗に見えています。 宝剣岳からは北へクサリ場をやり過ごすと、直ぐで天狗山荘。 長い降りに備えて、ここで朝食とします。 | |||
浄土乗越を過ぎて、緑ロープに導かれて伊那前岳へ向かいます。 思っていたよりも歩かれているようで、歩きよい路が続いていました。 八合目を過ぎると、傾斜が急になり、森林帯に入ります。 南アか奥秩父を思わせる路を、まだかまだか、と思いながら歩き、小屋場を過ぎると、直ぐで六合目でした。五合目のうどんや峠で尾根を外れ、山腹の路へ。 気持ちよさそうな清水平を過ぎると一頻りで林道に出会います。 あとはこの林道をゆったりとたどれば、北御所登山口のバス停です。 | |||
北御所登山口でバスに乗り、駒ヶ根へ。 タッチの差で電車に乗り遅れ、駅前スーパーで食料を調達し、駅の待合室で食事にします。 一時間後の電車を岡谷、大月で乗り換えで帰って来ました。 相模湖では花火大会があったそうで、車内が人混みでした。 | |||
午後の小雨は予定外だったけれど、檜尾岳〜伊那前岳間はバッチリの晴天で、 中アの稜線を北は宝剣岳から南は南駒ヶ岳まで十分に展望が得られました。 中アへ出かけたのは、2007年。 安平路から空木まで、三ノ沢岳をたどった時以来ですね、久々に中アの山を楽しめました。 | |||
今回は、檜尾尾根を登り、北御所尾根を降る、一周コースですが、思ったより大変な路だったでしょうか、特に檜尾尾根の登り!。 避難小屋で出会った人たちからも「檜尾尾根は下山道なんだから」と言われてしまいました。 北御所尾根は、上部は登山道として、下部は山の作業道?、と手入れされているようで、歩きやすかったと思いますが、長かった・・・。 どちらも標高差約1500m。ロープウェイを使わずにすむんだから、大変なのは仕方ないのかも・・・。 | |||
今回二度目の檜尾避難小屋。 大きくはない小屋ですが、今回は私も入れて8人でしたから、余裕のある状態でした。 手入れも掃除もい届いており、水場も遠くないし、いい小屋ですよね。 木曽殿山荘が予約制になった影響で人が増えたかも?・・・ |
制作:加藤 輝男 2019年8月19日
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