富士を期待して丹沢:蛭ヶ岳 2019年1月2日(水)〜3日(木) |
地図はこちら | ||
冬休み山行、第二弾!。 12月は気温が高かったので雪は多くなさそうだし、「営業小屋がいいな」とばかり出かける場所を探しあぐねた末に、富士山の好展望であった蛭ヶ岳に出かけることにしました。 バス便が悪いものの休みで時間もとれるので、久しぶりの焼山〜黍殻山の稜線(東海自然歩道)に入ります。 復路は、展望の好い蛭ヶ岳〜丹沢山〜塔ノ岳の稜線を歩くことにして、あとは大倉尾根をサクッと降る計画にしました。 黒岳でも雪はなかったので、標高が同じ位の蛭ヶ岳でも雪はないだろうと予想して、トレッキングシューズで歩きますが、万一の用心としてザックの底に6本爪を忍ばせました。 | |||
第1日目: 焼山登山口(0715)→焼山(0910-20)→黍殻山(1005)→黍殻山避難小屋(1020-35)→八丁坂ノ頭(1100) →姫次(1125-35)→原小屋平(1145)→蛭ヶ岳(1325) |
|||
一日に2本しかないバスに間に合わせるために、暗いうちに電車に乗車し、橋本からバスを乗り継いで焼山登山口に到着しました。 東海自然歩道の一部でもある登山道は石畳で始まります。 急な坂路をたどって稜線に出ると、直ぐで焼山への分岐に。 稜線をたどると展望台のある焼山山頂に到着しました。 落葉の積もった路をたどり、黍殻山の山頂を踏み、降ると少しで黍殻山避難小屋へ、エネルギー補給のために小休止です。 その後、緩やかだけれど延々と続く尾根路をたどり、八丁坂ノ頭を越え、最高標高点を過ぎ、どうにか姫次に。 | |||
一旦原小屋平へ下り、地蔵平を越えると、蛭ヶ岳への急登が始まりました。 処々展望があるものの、木段が延々と続きます。上部では、ステップの表面にうっすらと白い雪?も。 ガスが上がってくる前に、ようやくで山頂にたどり着き、小屋にもぐりこみました。 | |||
丹沢最高標高の蛭ヶ岳、四囲も切れ目のない展望が得られるハズ、が、ガスが上がってきて富士山は隠れてしまいました。 それでも、東〜南にかけての夜景の灯りは素晴らしいものでした。 | |||
第2日目: 蛭ヶ岳(0710)→鬼ヶ岩(0732)→丹沢山(0835-40)→龍ヶ馬場(0855-0925)→塔ノ岳(1000-10)→大倉(1212) |
|||
明くる朝は絶好の空模様、街の灯りに始まり、空の色が変わって、御迎光になるまで、カメラにかじりついていました。 少しでも雰囲気を伝えられるといいのですが・・・。 | |||
朝の撮影を終えると主稜線の縦走が始まりました。 一旦降り、鬼ヶ岩をよじ登り返すと、棚沢ノ頭、不動ノ峰と笹原の路が続きます。 再び降りと登りをこなすと、丹沢山に到着しました。 稜線の風を避けて、龍ヶ馬場で朝食とします。 その後も、稜線をたどり、登り返して、塔ノ岳に到着。 本日最後の展望に、パノラマ写真を撮りながらニッコニコでした。 | |||
後は、大倉尾根を降るだけ。展望もあまりないし、もう何度かも歩いた路でもあって、足任せに降ると、 二時間ちょっとで大倉バス停に到着、待っていたバスに飛び乗りました。 | |||
バスで渋沢に出て、小田急、横浜線、と順調に乗り継いで帰ってきました。 | |||
一日目の午後〜夜は、山頂付近にガスが上がってきたりで、肝心の富士山はまるっきりダメ。 でも、その悔しさを跳ね返すように、二日目の朝はスッキリとした快晴!。 富士山だけではなく、伊豆半島、相模湾、東京湾、房総半島、と丸見えで、房総半島の方からの陽の出をジッと眺めていました。 いつもながら、素晴らしい御迎光に出会えると気分が高揚しますね。 天気が良すぎて大して朝焼けになることもなかったのが、チョッピリ残念だったかも・・・。 | |||
蛭ヶ岳に回ったのはこれで4度目。 北面を降りて焼山を歩いたのは1987年だから30年も前になるのですね。 本当に久しぶりに訪れた焼山の稜線登山道は東海自然歩道の一部でもあり、よく手入れされていて楽しく歩くことのできる路でした。 蛭ヶ岳山荘のスタッフの人達もいい人ばかり、です。 降雪期に出かけている丹沢山域での避難小屋泊りの歩きですが、今度は蛭ヶ岳山荘泊まりにするのもいいかな、と考えています。 その前に、雪が降らないと、ネ。 |
制作:加藤 輝男 2019年1月6日
Copyright © 2019 by Teruo Katoh