ホーム日付順 | 地域別 | お気に入り


富士撮影に鷹ノ巣山へ
2013年12月21日(土)〜22日(日)
地図はこちら
 
 週後半の雨の後、好天が期待できそうな週末。 どこへ行こうかと思い巡らせて、鷹ノ巣からの富士山を思い出しました。 鷹ノ巣の避難小屋なら気持ちよく泊まれるし、ネ。 二日目はまだ歩いていない赤指尾根を下るとして、登りをどこに採ろうか迷った挙句、榧ノ木尾根に決定。 早速、一泊分の装備を詰めて、出発です!!。

第1日目:
倉戸口(0855)→倉戸山(1030-40)→榧ノ木山(1235-50)→分岐(1323)→分岐(1410-20)→鷹ノ巣避難小屋(1520)
 いつもより少しゆっくりと奥多摩駅に着き、バスを倉戸口で降りると、山々は一面雪で真っ白でした。 途中まであったトレースも倉戸山手前でなくなり、鹿の足跡をたどってラッセル覚悟で歩きます。 榧ノ木山の巻き道では膝上まで埋まり、引き返そうかと思いながらも、どうにか縦走路分岐まで到着。 水源巡視路に入ればすぐ、と思ったのに、避難小屋までさらに一時間かかってしまいました、疲れた・・・。
雪の倉戸山にて ブナに積もった雪 トレースのない稜線、榧ノ木尾根 雪中の鷹ノ巣避難小屋
 小屋で一息ついて空を見ると、西側に黒い雲が・・・。 写真撮影にと鷹ノ巣山頂へ向かったものの、夕陽が雲の中なので途中で引き返してしまいました。
夕景、富士山の方向、雲に隠れている 夕景、縦走路から
第2日目:
避難小屋(0600)→鷹ノ巣山(0625-55)→避難小屋(0710)
避難小屋(0725)→浅間神社(0815)→奥(0830-40)→モクボ谷出会い(0915)→峰谷橋(1000)
 あくる朝、雲も風もなく、真っ青な空の下、鷹ノ巣山頂へ向かいます。 奥多摩の山並みの向こうにスッくと富士。 東の空が赤くなっていくのをじっと眺めていました。 う〜〜〜〜ん、やっぱ来た甲斐があった!!。
残月の縦走路、山頂近く 黎明の富士 陽の出前、東の空が茜 陽の出前、東の空が茜
黎明の富士 陽の出前 黎明の富士 陽の出
南アルプスの空も薄紅色 山並みの向こうに富士 富士、薄紅色 鷹ノ巣山頂の雪も薄紅
長沢背稜を望む 七ツ石山?も紅い 残月、南アを足元に・・・ 樹間に南アルプス
 石尾根の縦走路もトレースが薄いし赤指尾根は再びラッセルになりそうなので敬遠し、 下りは人里に最短で降りられる浅間尾根をとりました。 トレースもはっきりしており、浅間神社を過ぎる頃は雪も薄くなっていました。 峰谷からのバスは当てにならないので、峰谷橋まで約1時間の車道歩きとなりました。
雪中の奥の集落
 バスで着いた奥多摩駅では電車に飛び乗ることができ、昼過ぎには自宅に帰り着きました。
 
 一昨年の暮れ頃歩いた鷹ノ巣山、 「なんか一泊して、頂上での陽の出を迎えてみたくなりました」と書いたのを思い出します。 期待通りの富士山の展望、奥多摩の山々の眺めにすっかり満足しました。 気温も朝方で-4℃とこの時期にしては暖かく、また風もなく、ゆったりとした時間を過ごすことができました。 小屋近くの水場はさすがに凍っていましたが・・・
 予想以上だったのは雪の量、週の後半は雨が続いたので、雪はあるだろう、位は予想していたのですが・・・。 石尾根稜線で30-40cm、雲取山荘のページでは50cmと出ていましたから、冬の奥多摩としても異例の大雪です。 2月でさえ石尾根に雪がないことがある位ですから。 私も軽アイゼンは持ったものの、ストックやサングラスを忘れて後悔しましたが、 下り途中ですれ違う日帰り登山者はそれこそ低山歩きの格好で、「雪が稜線で30−40cm」と告げるをとびっくりしていました。

[戻る]

制作:加藤 輝男 2013年12月27日
Copyright © 2013 by Teruo Katoh