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花の山路、北ア:朝日岳〜白馬岳
2013年8月14日(水)〜17日(土)
地図はこちら
 
 ようやくのお盆休み。このGWに敗退した白馬岳に行くことに決めました。 朝日岳にも行くことにして、朝日岳までのコースとりを考えていたら、風吹大池が目に留まりました。 これで、風吹大池〜蓮華温泉〜朝日岳とまだ歩いていないコースとりが決まって、 一日目を栂池〜天狗原〜風吹大池と歩くことになりました。

第1日目:
 栂ノ森(1215)→天狗原(1320-25)→風吹山荘(1540)
 一日目は、栂ノ森から風吹山荘までの約3時間。 高尾駅を始発で出発し、電車を乗り継いで白馬駅に到着。 栂ノ森を出発して天狗原へ。 指導標を見つけて右に折れ、急坂を下ると一息。 千国揚尾根の緩やかな路をたどっていると、いきなり蓮華温泉への分岐標が現れました。 少しで湿原となり、左手に風吹大池を見つけると、風吹山荘はすぐそこでした。 テントを張って、夕食の後、大池の遊歩道?を一周り、静かないい場所ですよね、 本当に他には誰もいなかったし・・・。
白馬鑓、杓子 ヤナギラン 栂池自然園脇の登山道入り口 ミヤマツボスミレ?
石の多い登山道 タテヤマリンドウ? 天狗原から見る白馬乗鞍 イワショウブ
シナノオトギリ チングルマの綿毛 風吹大池への分岐 オオシラビソ?の実
エゾシオガマ? イワイチョウ? ワタスゲの綿毛 天狗原の湿原を歩く
ミヤマカラマツ? ミヤマキオン? キヌガサソウ?? オオバミゾホオズキ?
ミヤマママコナ? ツルリンドウ? サンカヨウの実 蓮華温泉との分岐
風吹天狗原の湿原、正面は風吹山 風吹天狗原の湿原 風吹大池が見えた! 風吹山荘にて
ミヤマゼンコ? オクモミジバハグマ? オヤマリンドウ 小敷池
風吹大池 風吹天狗原 風吹大池夕景
第2日目:
 風吹山荘(0410)→写真(0440-0505)→尾根の分岐(0610-15)→林道(0645)→蓮華温泉(0710-0800)→瀬戸沢(0850-55)→日高地沢(0955-1015)→かもしか平(1150-1200)→吹上のコル(1455-1500)→朝日岳(1550-1600)→朝日小屋(1635)
 風吹山荘を陽の出少し前に出発し、湿原で陽の出の写真撮影!。 フスブリ山の肩の湿原を巻きながら笹目尾根に乗り換え、緩やかな尾根道を一頻り歩きます。 指導標に導かれ急坂を転げ落ちるように降ると、いきなり蓮華温泉への車道に出ました。
陽の出前・ 陽の出前・ 陽の出前・ 陽の出前の湿原・
陽の出 朝日岳に陽が射す 雪倉岳の遠望 ハシカグサ?
林道に降り着く登山口 五輪山? 雪倉岳 雪倉岳
 蓮華温泉キャンプ場で朝食を摂った後、登山道をたどり、 一旦兵馬の平湿原に下り、さらに山腹を下って瀬戸沢へ、標高約1200m。 緩やかに登り返して白高地沢の橋から、本当の登山道が始まります。
蓮華温泉キャンプ場 キャンプ場からの登山道入り口 オニシオガマ 林冠越しに雪倉岳
シモツケ? ナンテンハギ? ミヤマシャジン 瀬戸沢の橋
ヤマアジサイ? ヤマアジサイ? ジャコウソウ? 白高地沢にかかる橋
 急坂の五輪尾根に取り付いた後、樹が低くなって木道が現れると、やがて山上の湿原のカモシカ平に到着。 お花と清水を楽しんだ後、狭い山肌を縫うように登り詰めると、やがて白高地沢の源流帯のお花畑になります。 吹上のコルから今日最後の登りを歩き、ようやくで朝日岳に到着!。へばった〜〜〜。 ガスで展望もないし、後は、朝日小屋へとのんびりと下り降りるだけです。
カモシカ平 コウメバチソウ? カライトソウ? ハクサンシャジン
タカネマツムシソウ オオバギボウシ クルマユリ 水場
ミヤマハタザオ? ナツトウダイ? チングルマの綿毛 カモシカ平
ヨツバシオガマ シロウマアサツキ ヒオウギアヤメ ミヤマコゴメグサ
ミヤマニガナ ヤマハハコ 登山道 登山道を横切る小沢
ハクサンフウロとシナノキンバイ 白高地沢源流帯 水場 ハクサンコザクラ
コイワカガミ? アカモノ ミヤマアズマギク 源流帯の小沢
ハクサンコザクラ 登山道 源流には雪田が残る ムシトリスミレ?
吹上のコルへ 吹上のコル、栂海新道への分岐点 ミネウスユキソウ? 白高地沢源頭部を返り見る
ミヤマムラサキ? タカネツメクサ? イワオウギ オンタデ?
イワツメグサ ミヤマシャジン? 朝日岳、朝日平から 暖もりの朝日小屋
白馬岳の方向 陽の入り 陽の入り 夕焼け雲
陽の入り
第3日目:
 朝日小屋(0500)→燕岩(0650)→肩(0750-0800)→雪倉岳(0900-45)→鉢ヶ岳下(1055-1100)→三国境下(1215)→三国境(1215)→白馬岳(1305-25)→頂上宿舎(1345)
 今朝も良い天気の様子。山頂の陽の出も気になりましたが、昨日の疲れもあるし、ここはまだ歩いていない水平道へと廻ります。 いくらかのアップダウンと残雪を通過しながらも、お花の多いのが目に付きました。 さすが、花の朝日岳、水平道!!。 山頂からの路を併せ、湿原状の小桜ヶ原を通り、燕岩を回り込むと、今日最大の、雪倉岳への登りとなります。 適度に休憩を入れながら、じっくりと歩いて、広い山頂の岩場の一角に到着しました。ふ〜〜〜、めしだ!。
白馬岳、黎明 白馬岳、黎明 朝日平を出発 朝日小屋を振り返る
カニコウモリ? ゴゼンタチバナ ミツガシワ? 白馬水平道
シナノキンバイ? ハクサンコザクラ ツガザクラ? ミヤマキオン
ハクサンコザクラにあふれた路 残雪1 残雪2 小桜ヶ原、背景は朝日岳
小桜ヶ原、湿原の向こうに白馬岳 テガタチドリ? チングルマの綿毛 ハクサンフウロ
ウサギギク ホツツジ? 燕岩 燕岩
ヤハズヒゴタイ? コオニユリ?
振り返ると朝日岳 朝日岳と五輪山 雪倉岳へ
 雪倉岳の山頂を後に、足下の避難小屋に転げ落ち、鉢ヶ岳を巻いて、っと。 東面に残った雪田の雪解け水で息を吹き返して、三国境から白馬岳への登りに挑戦!!。 でも覚悟を決めてじっくりと歩いていたら、結構あっさり?と着いたような、気のせい・・・?。 白馬岳山頂はヒトゴミだらけだったので、早々に頂上小舎へと下って、テント張って休んでました。
白馬乗鞍への稜線、雪倉岳から 裏白馬岳 鉢ヶ岳東面の残雪 三国境から雪倉岳方向
ミヤマクワガタ? トウヤクリンドウ 白馬岳から 白馬岳山頂にて
第4日目:
 頂上宿舎(0345)→白馬岳(0415-0500)→三国境(0520)→小蓮華岳(0550-0600)→船越ノ頭(0635-40)→白馬大池(0705-10)→天狗原(0805-10)→栂池自然園(0855)
 山頂で陽の出を拝むためにと、暗いうちに出発、したのですが、薄曇り?高曇り?で陽の出はダメ・・・。 山頂はどんどんと人が増えてくるので、早々にと稜線を歩き始めます。 小蓮華で一息。南の方に鹿島槍ヶ岳、遠く槍穂を見つけました!。
白馬鑓黎明 下界は雲海 陽の出方向は雲の中 白馬岳山頂に集まった人人
栂池の方向 剱岳の遠望 陽の出は雲の中 白馬岳を振り返る
小蓮華へと続く山稜 イワギキョウ? 雪倉岳 太陽が顔を出した
白馬岳 パノラマ(1)白馬鑓、遠景左は鹿島槍 パノラマ(2)白馬鑓と白馬岳(右) パノラマ(3)鉢ヶ岳
パノラマ(4)雪倉岳、遠景は朝日岳 パノラマ(5)蓮華温泉の方向 パノラマ(6)白馬大池 鹿島槍の遠望、右肩に槍穂高
白馬岳 タカネヤハズハハコ ミヤマアキノキリンソウ? 稜線を歩く
イブキジャコウソウ タカネナデシコ 栂池自然園
 白馬大池、白馬乗鞍岳と足早に通り過ぎ、雪田を滑り?降りて、4日前の天狗原の分岐へ。 遮二無二下りをこなして、栂ノ森に到着!!。これで予定のコースは終了、後は帰るだけ、ふう〜〜〜。
北信の山々、火打/妙高/戸隠 白馬大池 コマクサとイワツメクサ リンネソウ
白馬大池 コケモモ 白馬大池 白馬乗鞍岳
ライチョウがいました 残雪を渡る 白馬乗鞍を振り返る ミヤマゼンコ?
ミヤマコウゾリナ? シロバナニガナ 白馬岳、ロープウェイから
 白馬駅前で食事をして、大糸線の電車へ。 今日は土曜日なので少しは空いているかな?と期待したのですが、しっかりと混んでました ^_^;;。 それでも小淵沢駅始発の快速「ホリデービュー」に乗り換えたおかげで、少しは快適な列車の旅になったでしょうか・・・?。
 
 今回の、三泊四日、栂池を基点とした朝日・白馬の一周ルート。
 風吹大池は、(誰もいない)本当に静かな、気持ちの好いところでした。 縦走路というか人気コースから外れているのでなかなか行かれないでしょうが、お薦めの場所ですネ。 天狗ヶ原からの路(千国揚尾根)も手入れされており、安心して歩くことができました。
 蓮華温泉からの朝日岳の路も、途中のカモシカ平の湿原や、吹上のコル手前の白高地沢の源流帯がすばらしかったです。 ハクサンコザクラがそれこそ敷き詰めたように咲いている場所なんて初めてでした。 本当に来て好かったな〜、と思いました。
 他にも、花の朝日岳、白馬岳を巡るコースなので、白馬水平道、雪倉岳東尾根、鉢ヶ岳東面、などなどすばらしいお花畑が続きます。 白馬岳〜朝日岳間は、前に一度は歩いているハズなのに、記憶はオボロゲでしかなく、前回は何も見てなかったのだな〜〜と思い知りました。
 ただ、二日目の登り路(蓮華温泉からの朝日岳の路)は非常にきつかったです。 朝日岳が標高約2400m、蓮華温泉が約1500mなので、900m登ればいいのか、と思っていたら、蓮華温泉からはどんどん下って、 最低点の瀬戸沢が約1200mですから、なんと1200mの登りなのです!。 途中休憩適地はあるものの、ちゃんと調べていたら、登りじゃなく降りにとったろうなと思います。 ましてや、風吹大池からの歩き分(標高差300mの降り)が絶対に余計だったと反省しています。
 朝日岳山頂近くを息絶え絶えに登っていたら、朝日小屋の人たちに声をかけられました。 自分では足が前に出ているから大丈夫と思っていたのですが・・・。 さらに、朝日小屋への降りでは一人の方が付き添って歩いてくれました。 ありがとうございました。また、心配かけたようで本当に申し訳ありませんでした。

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制作:加藤 輝男 2013年8月25日
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