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古の秩父往還、雁坂峠 2012年4月28日(日)〜29日(月) |
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待望の春山。どこへ行こうかと想いをめぐらしていて、二年前の甲武信岳の山行を思い出しました。 あの時は、雁坂峠から雁峠を回って帰ってきましたが、雁坂峠から秩父側の峠道はまだ歩いたことがありません。 ネットでバスの時刻表を調べ上げ、秩父側から入って、塩山側に下りる行程を組み上げました。 古の秩父往還をたどって、雁坂峠に一泊の予定です。 | |||
第1日目: 川又(0930)→雁道場(1125-30)→突出峠(1230-40)→樺小屋(1315-45)→地蔵岩(1435-50)→雁坂小屋(1520) |
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早朝から電車とバスを乗り継いで川又へ。バスを降りたのは一人だけ。 国道から山腹に取り付いてぐんぐんと標高をあげてゆきます。 突出峠を過ぎて、樺小屋で一休止。 | |||
標高が上がるにつれて登山道はチラホラと雪が見え始め、ダルマ坂はとうとう一面の雪!、慎重に乗り越えます。 展望の地蔵岩を過ぎると水平の巻き道になって、あと少しだと思ったら、 山腹の北向き斜面は一面のベタ雪となっていて、ずいぶんと通過に苦労しました。 予定より大幅に遅れて、雁坂小屋に到着。 受付で「川又から」と言うと、「黒岩尾根のほうが歩きやすかったのに」との返事。 そういや今日会ったのは2人だけだったっけ・・・。 | |||
夕食後、カメラだけを持って、雁坂峠まで登り返します。 一人だけの峠で、のんびりと富士山を眺めていました。 | |||
第2日目: 雁坂小屋(0410)→雁坂峠(0425-0510)→峠沢(0620)→沓切沢(0650-55)→料金所前(0740)→新地平(0810) |
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未明にテントを撤収し、再び雁坂峠へ。東の空から赤く丸い大きな太陽が出てくるのをまんじりともせず眺めていました。 | |||
陽の出過ぎに雁坂峠を出発。南面なので雪の心配もなく快調に歩いていたら、あっけなく林道に出てしまいました。 道なりに林道をたどり新地平に着いて、今回の山行は終わり・・・。 | |||
新地平でタクシー待ちの人達と一緒になり相乗りさせていただいて、9時過ぎに塩山へ。 高尾へ到着したのはまだ10時過ぎ。 登山口にいても不思議ではないこんな時間に帰り着いているなんて、変な気分です・・・。 | |||
秩父側は樹林の中の路で、地蔵岩を除き展望が得られる場所もなく、じっくりと歩く路です。 甲武信岳からの登山道を思い返しながら、雪はないだろうと思い込んでいたら、北東面はたっぷりの雪であわてました [それでも6本アイゼンは持って行ったのですが] 。 踏み跡がなければ引き返していたかもしれません。 もう少し遅くなって新緑の頃とか、変わって紅葉の頃ならもう少し山歩きを楽しめた、のでしょうか。 バスの様子も判ったし、また行ってみようかな・・・。 | |||
雁坂峠からの秩父往還、憧れていたのはずっと前だったような気がします。 バスが不便だからな〜、と思っていたのですが、行ってみれば結構あっけなく秩父の奥まで着くことができました。 ネットの威力です! ^_^;;。 |
制作:加藤 輝男 2013年4月30日
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