ホーム|日付順 | 地域別 | お気に入り | イエローページ
二十年ぶりの南ア:白根三山縦走 2009年9月20日(日)〜22日(火) |
地図はこちら | ||
シルバーウィークの5連休。まずまずの天気予報となったので、夏休み山行のリベンジに白根三山へ出かけることにしました。 北岳から農鳥岳へと歩く、第一級の展望のコースです。 前に歩いたのは、山歩きを始めた頃の1987年と二十年以上も前のこと。 広河原が乗用車乗り入れ禁止になったりしていますが、山の上はどうでしょうか・・・・? | |||
第1日目: 広河原(1100)→二股(1300-15)→小太郎尾根(1540)→北岳肩ノ小屋(1610) |
|||
今日は肩の小屋までの予定なので、早朝ではなく、朝9時のバスと遅い出発に。 甲府駅ではバス4台に膨れ上がっていましたから、登山者の好天への期待が伺えます。 広河原から大樺沢へ。残雪が少ないのか流れが薄く、大樺沢で水を採り損ねてしまいました。 二股からは右股へ。頭上は真っ青な空。小太郎尾根に着いて、その展望に歓声を上げていました。 夕方、陽の入りも穏やかな空、明日の好天も期待できそうです。 | |||
第2日目: 北岳肩ノ小屋(0450)→北岳(0520-50)→北岳山荘(0655-0745)→中白根岳(0820-25)→間ノ岳(0925-1000)→農鳥小屋(1100) |
|||
未明、ランプの灯りの中を歩き始め、北岳山頂で御迎光を迎えました。
雲ひとつない好天、足元の雲海・・・ 山はこうでなくちゃネ!!
今日は農鳥小屋までの予定なので、八本歯の巻き道をたどって、北岳山荘で大休止。
間ノ岳までは稜線漫歩の道、のんびりと歩きます。
たどり着いた農鳥小屋の水場は変わらずおいしい水でした。 夕方には、あいにくとガスが出始め、陽の入りはお預けとなりましたが、明日は晴れるのでしょうか・・?? |
|||
第3日目: 農鳥小屋(0420)→西農鳥岳(0505)→農鳥岳(0545-0600)→大門沢下降点(0620-30)→大門沢小屋(0825-0905)→第一発電所(1112)→奈良田(1140) |
|||
未明に外を窺うと高曇り。陽の出はあきらめて、ガスの中を歩き始めます。 もう少しで農鳥岳というところで、突然にガスが晴れて、陽の出に、真っ赤な空が一面に広がりました。 一投足でたどり着いた農鳥岳では正面に富士山、他に南アルプスの山々も丸見えでした。 | |||
やがて、前に辿った白根南嶺への路を分け、急坂を大門沢へと下ります。 沢の水場でほっと一息、大門沢小屋で大休止の後は、鬱蒼とした樹間の路となりました。 吊橋を三度渡り終えると林道となって、舗装路を奈良田へと向かいます。 バス待ちの時間にゆったりと温泉でリフレッシュできました。 | |||
久しぶりに訪れた白根三山、個々の道は何度か歩いていたのですが、三山を通して歩くのは20年ぶりとなりました。
その昔の山行を思い出しながら、山はいいな〜と実感します。
今回は展望のために歩いたので、ゆったりとできましたし、天候にも恵まれ、特に農鳥岳では素晴らしい光景に出会うことができました。 今年の夏の天候不良で夏山に行かれなかった人達が多く訪れたようですが、この連休で解消できたのではないでしょうか。 |
|||
広河原へは4年前から乗用車の乗り入れが規制され、代わりに広大な駐車場とシャトルバスが用意されました。 [初めて体験した、ということは、ここ数年広河原へ足を踏み入れていない、ということか。^_^;;] 奈良田<->広河原間のシャトルバスもできたので、人の流れも変わってきているようです。 足元はずいぶん変わっていますが、山は変わらないままでした・・・。 |
制作:加藤 輝男 2009年10月18日
Copyright © 2009 by Teruo Katoh