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1987年秋−南ア:白根三山 1987年9月20日(日)〜22日(火) |
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初めての3000m峰が日本第2位の南ア・北岳、しかも会社の仲間と計画した二泊三日の白根三山の縦走です。 初心者(?)ばかりなので、小屋泊りの予定ですが、稜線をたっぷり味わうことができるようにと、 一泊目:肩ノ小屋、二泊目:農鳥小屋、の計画としました。さて、結果は・・・・・? | |||
第1日目 大樺沢出合(0548)→二又(0820-30)→八本歯沢の詰(0850-0915)→八本歯のコル(1255-1305)→吊尾根分岐(1350-1400) →北岳(1510-25)→肩ノ小屋(1610) |
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甲府駅を未明のタクシーに乗り込み、薄暗いうちに広河原に到着。 眠い目をこすりながら、大樺沢に入ります。今年は残雪も無く、快調に高度を上げ、二俣で小休止。 ここから見上げるバットレスはただ「凄い!」の一言。 | |||
八本歯沢の詰で道に迷って時間をくいながらも、どうにか八本歯のコルに到着。 広河原が足元に小さく見えています。左手にはバットレス、向かいには鳳凰三山の稜線と雄大な眺めです。 コルからは真直ぐに北岳山頂を目指します。 生憎のガスで眺めは無かったものの、初めての3000m峰に大満足で、北岳肩ノ小屋に引き返しました。 | |||
今夜は肩ノ小屋に宿泊し、明朝再び山頂を踏む計画です。 夜にはガスも切れて、星空がのぞいていました、明日の天気に期待!! | |||
第2日目 肩ノ小屋(0615)→北岳(0635-0730)→北岳山荘(0805-0905)→中白根(0925)→間ノ岳(1025-1105)→農鳥小屋(1200) |
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今朝は快晴、小屋の前で陽の出を待ちます。左右に、甲斐駒仙丈と鳳凰三山を従え、 遠くには八ヶ岳が見えているこの景色は素晴らしく、北岳山頂での光景に期待が膨らみます。 | |||
北岳到着。さすが日本第2位の山、周囲360度の眺めです。「富士山ってあんなに低かったっけ?」というのが印象的でした。 南には、今日・明日辿る白根の稜線が遠くまで続いています。ノンビリと眺めに浸りきった後、ようやくと山頂を後にしました。 | |||
北岳山荘前で朝食。今日は農鳥小屋までなので、のんびりゆったりの歩きです。 間ノ岳ではもう少しノンビリする積りでしたが、ガスが出てきたので、重い腰をあげて、農鳥小屋へと歩きました。 | |||
第3日目 農鳥小屋(0552)→西農鳥岳(0627-650)→農鳥岳(0715-0800)→大門沢下降点(0823-30)→大門沢小屋(1025-1135)→ダムサイト(1347) |
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白根三山縦走、二泊三日の最終日、今朝も快晴!。 ピンク色から茜色に染まってゆく富士山を、小屋の前からボーっと眺めていました。 これが一番好きな富士山の写真の一枚です。 | |||
農鳥小屋を出発し、西農鳥岳、農鳥岳と頂上を越えます。 農鳥岳で朝食を摂った後は、塩見岳に別れを告げて大門沢へと向かいます。 | |||
大門沢への急坂を下り、大門沢小屋で大休止。汗をかいた体に沢風が心地よい。 小屋を後にしても、山道はまだ長く、いくら歩いてもダムまで着きません。 この鬱蒼たる樹林の歩きが南アルプスらしさの一つですが、もうシビレを切らしそうな頃になってようやくのことでダムサイトに到着。 奈良田からの迎えの車に乗って、奈良田の温泉でひと風呂浴びて、帰路に着きました。 | |||
初めての3000m稜線漫歩、天気もまずまず。 初めて自分で計画して、計画通り歩けたのですから、気分は上々、といったところです。 山登りに病みつきになり始めたのは、この頃だったのかな〜? |
制作:加藤 輝男 2000年10月31日
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