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南ア:蝙蝠尾根を下る 2009年8月14日(金)〜16日(日) |
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4日しかない夏休み、いつものように長旅はできなくて、何処へ行こうか、と思いながら読んでいた山渓「南ア特集」で、蝙蝠尾根の紹介を見つけました。 塩見岳から見た優雅なスロープ、白根南嶺からのどっしりとした山容の眺めを思い出しました。 蝙蝠尾根は長い下り、塩見小屋から出発したいところですが予約が取れないので、三伏小屋にてテント泊の計画をたてました。 二軒小屋からは久しぶり(15年ぶり)の転付峠越えで新倉へ。 沢沿いの道は一時期通行禁止になっていたのですが、今は大丈夫なのでしょうか、ね? | |||
第1日目: 越路(1255)→鳥倉登山口(1335-45)→水場(1550-55)→三伏峠(1655) |
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今日は三伏小屋までなので、朝出発し、伊那大島からはタクシー相乗りで鳥倉林道へ入りました。 塩川からの道は何度か歩いていますが、鳥倉林道からは初めて。 こちらの方が標高差が小さいので、登山口からの一登りをこなすと、後は歩きよい道でした。 それでも、出発時刻が遅かったので、峠でテントを張った頃には薄暗くなり始めていました。 明日は晴れることに期待!!。 | |||
第2日目: 三伏峠(0400)→本谷山(0505-15)→塩見小屋(0700-05)→塩見岳(0815-0900)→北俣岳分岐(0945-55) →蝙蝠岳(1130-40)→徳右衛門岳(1325-45)→登山口(1640-55)→二軒小屋(1720) |
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朝方ガスの中を出発。本谷山を過ぎる頃から晴れ始め、塩見小屋付近で一応ガスは切れました。 塩見岳から東方に蝙蝠尾根越しの富士山が見えたのも束の間、蝙蝠尾根に入る頃はまたガスの中・・・。 尾根も蝙蝠岳までは(晴れていれば)稜線漫歩なのですが、2721m付近からは深い樹林帯の中の歩きにくい道になります。 徳右衛門でテント泊?とも考えていたのですが、朝夕はガスのようだし、展望も得られ無さそうなので、一気に二軒小屋まで降りることにしました。 | |||
水場の標識を過ぎ、急傾斜を一気に下って、歩きつかれた頃、異様な構造物に遭遇しました。
これでもうすぐ林道かな?と思ったら、再び登山道へ。
ロープもある歩きにくい尾根をたどらされたと思ったら、今度は転げそうな急傾斜の降りで、
林道へ着いたときにはホッとして座り込んでしまいました。 二軒小屋では、芝生の上でのテント泊、気持ちいいですね。 瀬音が耳について寝付かれなかったのですが、瀬音がいつのまにか雨音に変わっていました。 |
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第3日目: 二軒小屋(0450)→転付峠(0620-0720)→保利沢小屋跡(0830)→田代入口(0955-1000)→新倉(1105)→美里(1120) |
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今朝は転付峠を越えて、新倉までの道。本数が少ないバスの時間に合わせて少し遅めの出発です。 転付峠では富士山、蝙蝠尾根を眺め、水場で朝食の大休止。 峠道を下った後は、変化のある沢沿いの道を広河原へ。 新倉ではバスの時間に間があるので、ヘルシー美里で温泉につかってリフレッシュしてきました。 | |||
蝙蝠岳、塩見小屋から往復する人が多いようですが、塩見小屋から二軒小屋なら無理なく歩くことができると思います。 ただし、二軒小屋からの送迎バスはロッジの宿泊者だけなので要注意(2009年現在)。 2700m付近から徳右衛門岳の間が登山道が薄くなっており倒木等も多いので、注意しながらテープ等を確認して下さい。 | |||
転付峠を越えるのは4回目、最後は15年前の1994年。 ホリ沢小屋から広河原の間の道は一時期(2000年前後?)通行止めの処置がされていたのを覚えています。 94年当時は荒れていた記憶はないのですが、今回はさすがに少し気を遣う道になっていました。 朝方とかの濡れた木の桟道は登山靴では滑りやすいので注意してください。 特に気になったのが、33番、31番、24番?です。 | |||
奈良田からのバスは1日3本と少ないので、新倉での待ち時間をどうしようかな?と考えていたのですが、温泉のあるヘルシー美里でリフレッシュできました。 食事も宿泊もできるそうなので、利用価値は高いのではないでしょうか? |
制作:加藤 輝男 2009年1月12日
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