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北ア:折立から槍を越えて上高地へ[第2部]
2006年7月31日(月)〜4日(金)
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 梅雨明けが7月末ぎりぎりとなったこの夏、どこへ出かけようかと迷っていたのですが、 まだ歩いていない東鎌・西鎌尾根を中心に北アルプスの南部を横断するコースへ出かけることにしました。 できれば、前回悪天の中だった黒部五郎岳をもう一度訪れたいので、折立から入山します。 すんなり歩くと5泊6日の予定ですが、どうなることでしょうか・・・?

第1日目:
 折立(0630)→三角点(0910-20)→太郎平(1145-1215)→北ノ俣岳(1440-1500)→中ノ俣乗越
第2日目:
 中ノ俣乗越→黒部五郎岳(0635)→カール底(0730)→黒部五郎小屋(0830-0910)→三俣蓮華岳(1115-30)→双六岳(1250-1330)→双六小屋(1405)

第3日目:
 双六小屋(0400)→樅沢岳(0430-0505)→硫黄乗越(0600?)→千丈沢乗越(0740-50)→槍ヶ岳山荘(0920-1020) →ヒュッテ大槍(1045-55)→水俣乗越(1215-25)→ヒュッテ西岳(1340)
 今日は、西鎌・東鎌尾根を一挙に越える厳しい行程なので、朝早く出発します。 好展望の樅沢岳山頂で陽の出を迎えてから、西鎌尾根へと進みました。
朝暮に浮かぶ大天井岳 笠ヶ岳遠望 御迎光
槍穂の主稜線 双六岳稜線 西鎌尾根
ミネウスユキソウ ミネウスユキソウ イブキジャコウソウ イワオウギ
ミヤマコウゾリナ? タカネスミレ?? チシマギキョウ? タカネシオガマ?
シャクナゲ 樅沢岳を振り返る 抜戸岳稜線 千丈沢乗越
 硫黄乗越はいつのまにか通過し、いくつか鎖場もあったもののそれほど悪場もなく、千丈沢乗越に到着しました。 ここからは、首が痛くなるような急登を、辛抱強くこなすと、やがて槍ヶ岳にたどり着きます。
オンタデ? イワツメグサ ウサギギク キバナコマノツメ
槍まで2.0km 槍ヶ岳 槍ヶ岳 西鎌尾根を歩く
槍ヶ岳 槍ヶ岳 槍ヶ岳山荘 槍の穂先
ミヤマオダマキ イワツメグサとキバナコマノツメ イワベンケイ
  少し悩んだのですが、時間がかかりそうなので結局槍の穂先には行かず、東鎌尾根(喜作新道)に突入します。 岩場をハシゴの連続、それもハシゴがなければ越せないような悪場で、クタクタに疲れて、西岳に着きました。
東鎌尾根 東鎌へと 大槍山荘 いよいよ東鎌尾根に
槍の穂先を振り仰ぐ 槍の穂先を振り仰ぐ 槍の穂先を振り仰ぐ
東鎌尾根 垂直の梯子が続く・・・ こわごわ梯子を下る ハクサンフウロ
水俣乗越にて 東鎌尾根を振り返る 西岳へと続く ミヤマトリカブト?
モミジカラマツ 登山道 ミソガワソウ 西岳ヒュッテ
 夕方、短時間ですがガスが切れて、槍ヶ岳の勇姿を望むことができました。 陽の入りを期待したものの、その日は二度とガスが晴れることはありませんでした。
ガスの切れ目に ダイヤモンド槍? ダイヤモンド槍? 逆光の槍ヶ岳
奥穂〜前穂の吊尾根
第4日目:
 ヒュッテ西岳(0510)→大天井ヒュッテ(0715-50)→大天井岳(0840-55)→東天井岳(0930)→横通岳(1022)→常念乗越(1048-1110)→常念岳(1235-50)→蝶ヶ岳(1535-50)→蝶ヶ岳ヒュッテ(1630)
 朝快晴です。テントを撤収し荷物をまとめながら、陽の出を待ちました。
槍ヶ岳の稜線 穂高岳連峰 富士山と南アルプス
槍ヶ岳 槍ヶ岳 朝焼けの槍ヶ岳
陽の出 陽の出 常念岳(左)〜蝶ヶ岳
  陽の出の写真を撮影してから、出発!!。大天井から常念を越えて、蝶までの道です。 大天井ヒュッテまでは、緩い尾根をたどる道。左手に槍ヶ岳を見ながらのパノラマ街道でした。
槍ヶ岳を振り返る 奥穂〜前穂の吊尾根 北鎌尾根
ムカゴトラノオ? ウサギギク シナノキンバイ チシマギキョウ?
ハクサンイチゲ チングルマ ミヤマキオン? モミジカラマツ
槍ヶ岳を振り返る 槍ヶ岳 喜作新道 槍ヶ岳
裏銀座の稜線 槍穂の稜線 ハクサンチドリ?? マルバダケブキ
 大天井ヒュッテで朝食の後は、大天井岳へと向かう登路をたどります。 これでもか、と道端に咲いているコマクサにビックリしました。
大天井ヒュッテ コマクサ コマクサ
 大天井岳から常念乗越の間の稜線の道も、槍ヶ岳そして穂高連峰の大パノラマでしたが、 横通岳付近からガスってきてしまいました。
大天荘 稜線を歩く登山者 タカネツメクサ ミヤマコゴメグサ??
槍ヶ岳の遠望 東天井岳の稜線 穂高連峰が 常念乗越へ
オオヒョウタンボク? ハクサンオミナエシ?? ミヤマキオン?
 急坂に疲れながらもたどり着いた常念はもちろんガスの中。 常念の登りに疲れ、蝶槍の登りにもっと疲れて、ホウホウの体で蝶ヶ岳ヒュッテに到着しました。 常念〜蝶の間の樹林帯は、とても北アとは信じられない不思議な光景でした。
ミヤマママコナ 常念小屋 常念岳へ 乗越を見下ろす
常念岳山頂にて 常念岳山頂にて 常念岳からの下り 常念岳からの下り
マイヅルソウ マルバダケブキ タカネグンナイフウロ テガタチドリ
最低鞍部付近の樹林帯 蝶槍 お花畑 サンカヨウ
ようやく蝶槍に 蝶ヶ岳の二重山稜 蝶ヶ岳ヒュッテ マイテント
 夕方にはガスの中から、常念、槍、穂高、の稜線を飽きずに眺めていました。
常念岳夕景 槍穂の稜線 夕陽の入り 雲が焼けた

第5日目:
 蝶ヶ岳ヒュッテ(0520)→大滝山(0650-0725)→大滝槍見台(0925-35)→明神見晴(1025-30)→徳本峠(1125-45)→明神(1315-20)→上高地(1410)

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制作:加藤 輝男 2006年8月27日
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