ホーム日付順 | 地域別 | お気に入り | イエローページ


初山行は雪の奥多摩:三頭山へ
2005年1月1日(土)〜2日(日)
地図はこちら
 
 この冬休み、29日、31日と大雪になりました。天候が思わしくなく、山行をあきらめていたのですが、 1日の予報が曇りから晴れに変わったので、出かけてみることにしました。 見晴らしのいい山頂と、その近くに(避難)小屋があるところ、ということで、奥多摩の三頭山に決めました。 31日に八王子で10cm積もった雪が、山頂でどのくらいになっているか、が問題です・・・。

第1日目:
 数馬(1000)→都民の森(1100-20)→三頭大滝(1150)→三頭山避難小屋(1315)
 電車の窓から初陽の出を眺めながら、武蔵五日市の駅へ。バスに乗り換えて、数馬へと入ります。 バスから見えるのは、これが東京?と思うほどの雪国の景色でした。 終点の数馬でバスを降り、雪のために通行止めになった奥多摩周遊道路を都民の森へと歩きます。 駐車場の雪は20-30cmくらい、これなら山頂まで行かれるかな?。 三頭大滝を経て、2人分のトレースが残る沢沿いの道を三頭山へと登ります。
都民の森にて 三頭大滝への巻き道 沢沿いの道を登る 三頭山避難小屋
 避難小屋にザックを降ろし、一息休憩して三頭山の山頂へ向かいます。 30cm程度の雪で、人気のない静かな山頂でしたが、南西の方向に凛とした富士山が見えていました。 明日の朝に期待です!!。
石尾根を望む 雪の山頂 富士山が見えた 富士山(1)
富士山(2) 富士山(3) 富士山(4) 富士山(5)
第2日目:
 三頭山避難小屋(0805)→西原峠(0935)→仲ノ平(1035)
 朝再び山頂に登り返して、山頂で陽の出を待ちます。 青白かった富士山の背後が少しずつ赤みを帯びてきて、やがて富士山に陽があたるまで、ず〜〜っと飽きずに眺めていました。
上方に月懸かる富士 未明の富士山 御迎光 赤く染まった富士
石尾根を見る 赤く染まった富士 山頂にて 赤く染まった富士
石尾根を見る 富士山 山頂にて
 三頭山からは別コースの気持ちもあったのですが、この雪では無理と判断して、西原峠へと向かうことにしました。 避難小屋から南へトレースのない道に入ります。西原峠までは稜線伝いなので迷うこともないのですが・・・。 お日様があるし、風はないし、のんびり行きましょう。
樹林の中を歩く ブナ(?)の木 槙寄山にて
 西原峠で小休止、下からここまで歩いてきている人がいたので、トレースの心配もなくなり一安心。 トレースをたどって仲ノ平へと降ります。
西原峠にて 西原峠にて 仲ノ平への道をたどる 仲ノ平の集落を抜ける
 ふかふか雪だった登山道から、氷の車道を注意していくらか歩いた後は、凍えた身体を数馬の湯で暖めました。 この日は気温も高く、街中ではかなりの雪が解けている様子でした。
 
 お世話になった三頭山避難小屋、前回88年に泊まった小屋は改築されて立派な丸太小屋風になっていました。 それでも20人は泊まれそうな小屋に一人では、本当に寒かったです。小屋内の温度計は朝方に-5℃を指してました。
 東京からほんのわずかな距離の山なのに、31日に降った雪のおかげで、人気のない静かな山行でした。 おかげで、山頂からの富士山を独り占め!!。寒かったけれど、楽しい山行となりました。 今回行き損ねたコースは、新緑の頃にでも訪ねてみようと思っています。

[戻る]

制作:加藤 輝男 2005年1月10日
Copyright © 2005 by Teruo Katoh