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2003年正月山行-北ア:燕岳へ
2002年12月29日(日)〜31日(火)
地図はこちら
 
 恒例(?)のお正月山行、今回は再び北ア:燕岳へと計画しました。 蝶ヶ岳まで縦走したい気もしたのですが、足慣らしをする暇もなかったのと、年明けは天候不順との予報だったので、 大晦日までに下山する計画にしました。大晦日は小屋が混みますしね。 中房温泉は「冬季休業中」との情報で、テント装備を担ぎ上げることに決めました。
 途中の林道は冬季閉鎖で、宮城−中房温泉間を歩くことになるので、一日で稜線に出られるわけはなく、中房温泉泊りです。 となると、昼前に電車を降りれば良いので、いつものように各駅停車を乗り継いで、の〜〜〜んびり・・・・^_^;

第1日目:
 宮城ゲート(1050)→中房温泉(1455)
 穂高駅で降りた登山客3人とタクシーを相乗りして、宮城ゲートに到着。 後は、中房温泉まで林道をたどるだけです。 林道の雪はそれ程多くはなく、途中氷化して歩き難い個所もありましたが、の〜〜んびり・・・・。 中房温泉へ着いてみると、営業しているんですネ。 インターネットでは冬季休業だったのに(確かに、山のガイドでは通年営業と書いてありました)・・・・。 地熱のせいとかで、テント内は心なしか暖かかったです、Hi。
林道から見た雪の稜線 雪の林道を歩く 中房温泉
第2日目:
 中房温泉(0630)→第一ベンチ(0705-10)→第二ベンチ(0750-55)→第三ベンチ(0850-55)→富士見ベンチ(0945-50)→合戦小屋(1030-45)→燕山荘(1220)
 あくる朝、快晴の天気の中、早々にテントを畳んで出発です。 樹間から日の出と朝焼けが見えていました。今日もいい天気でしょうか?。 第一ベンチ、第二ベンチと順調に高度を上げて行きます。富士見ベンチではお約束の富士山が見えていました。 合戦小屋で再度身支度を整えて、稜線へ。 途中、槍ヶ岳の穂先も見えていたのですが、だんだんと風が強くなり、燕山荘へ着く頃にはガスが上がってきてしまいました。 強風の中、燕山荘前にテントを張って潜り込むと、出かけるのが億劫になって、結局燕岳へは行かず仕舞いでした。 明日は晴れるかな・・・・?
樹間から見る日の出 赤く染まった雪の山肌 富士見ベンチにて 合戦小屋からの眺め
雪に埋もれた合戦小屋 雪の稜線を歩く 稜線をふり返リ見る 燕山荘へと続く雪の稜線
稜線の向こうに槍ヶ岳 稜線を歩く登山者
 強風は一晩中続き、風の音がうるさくて寝付かれませんでした。
第3日目:
 燕山荘(0730)→合戦小屋(0755-0800)→中房温泉(0945-1005)→宮城ゲート(1300)
 明けても結局、強風とガスの中。ついてないですよネ・・・。 あきらめて、強風の中どうにかテントを撤収し、下山路につきました。 一部、大天井岳や常念岳の稜線が雲間からのぞいていたのですが・・・・。
朝の燕山荘 燕岳方向 大天井岳への縦走路 あれは大天井岳?
常念岳の稜線が顔を出す 燕岳登山口
中房温泉では下山客に限り入浴出来たのですが、結局宮城ゲートへと急ぎました。 ゲートでは、ちょうど客を送って帰るタクシーを捕まえて、穂高駅へと戻りました。 これで、お正月山行もお仕舞い、ですね。
 大晦日の高尾は思ったより暖かかったのに、明くる元旦の朝、雪が積もったのは驚きでした。 その後、3日も冷たい雨。天候をにらんで決めたとはいえ、年内に帰ってきて良かったようです。 ニュースでは、八方尾根での遭難を伝えていました。
 
 今回は生憎の天候でしたが、このコースは、それ程危険な個所もなく、 お正月は中房温泉、燕山荘と営業しているので、雪山を経験するにはいいコースです。 初めて行ったのは1989年のGWとずいぶん前なのですが、 雪山を始めて間もない頃だったので、強く印象に残っています。 燕から蝶までの縦走に、再びいつか行ってみたいものです。

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制作:加藤 輝男 2003年1月11日
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