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1989年GW−北ア:燕〜常念〜蝶
1989年4月30日(日)〜5月2日(火)
地図はこちら
 
 GWといえば、雪山!ってことで、行って来ました。 今回は、燕岳〜常念岳〜蝶ヶ岳の稜線を、小屋泊り二泊三日の予定です。 昨シーズン雪山を始めたばっかりにしてはちょっとグレードが高い気もするけど、大丈夫かな・・・・?。

第1日目
 中房温泉(0530)→合戦小屋(0830-0905)→燕山荘(1020-50)→燕岳(1100?)→燕山荘(1150)→蛙岩(1300)→為右衛門岩(1410) →切通岩(1600)→大天井岳(1700)→大天荘(1710)
 急行アルプスを降り、タクシー相乗りで中房温泉へ。身支度の後、いよいよ合戦尾根へ。 ベンチ毎に休憩しながら、ゆっくりと高度を上げてゆきます。途中、樹間から見える稜線が唯一の慰めです。 トレース&ステップがしっかりしているので、合戦小屋まではアイゼンが無くても済みました。
合戦尾根の途中から見上げる稜線 あっ、カモシカだ!! カモシカもこっちを見ている 合戦小屋前にて
上空の飛行機雲 大天井岳が見えてくる 足下の合戦小屋 雪の槍ヶ岳、穂先がのぞいている
合戦尾根ノ頭を歩く登山者
 燕山荘に到着。時間も早いし、まずは燕岳を往復。山頂から、これからたどる大天井への稜線が良く見えています。
燕山荘から見る燕岳 燕山山頂にて
 燕山荘に戻って来て正午前。これなら時間的に大丈夫、と大天井へ向かいました。 雪に埋まった蛙岩は結局岩の隙間を潜り抜け、為右衛門岩を慎重に下り、鞍部に到着したのが16時、予定より随分遅れてしまったな〜。 大天井の登りを終えたのは17時頃、もう空がうっすらと暗くなり始めた頃でした。
これから辿る縦走路 これから辿る縦走路 西鎌尾根と槍ヶ岳 西鎌尾根と槍ヶ岳
雪に埋まった蛙岩 行く手に見える大天井岳 為右衛門岩にて 大天井岳が近い・・・・
雪に埋まった表銀座の稜線 燕岳を振り返る
第2日目
 大天荘(0605)→東天井岳(0710)→横通岳(0820)→常念小屋(0925)→常念岳(1050)→蝶ヶ岳(1510)→蝶ヶ岳ヒュッテ(1620)
 明けて雪。逡巡していたのですが、出発する人がいるというので、お供させてもらうことにしました。 常念小屋に9時半に到着、そのまま常念に向かいましたが、やはり展望無し。 重い足取りで蝶ヶ岳に向けて出発しました。 樹林帯にはトレースが無いし、雪がくさってアイゼンが団子になるし、蝶ヶ岳からの船窪では吹雪でルートが分からないし・・・・。 必死でどうにか蝶ヶ岳ヒュッテにたどり着きました。長い一日でした・・・・。
朝、表銀座の稜線を見る 常念岳への登り 雷鳥がいた!! 雷鳥がいた!!
第3日目
 蝶ヶ岳ヒュッテ(0710)→長塀山(0810)→徳沢(1045-1130)→明神(1215)→上高地(1305)
 一夜明ければ、絶好の快晴!。こんなこともあるのですね。 ヒュッテ前からの槍・穂高連峰の眺めが素晴らしく、夢中でシャッターを押していました。あ〜、大満足・・・・。
未明の槍ヶ岳の眺め 大キレットと北穂高岳 大キレットと北穂高岳 御迎光
御迎光 常念岳の勇姿 槍沢を従えた槍ヶ岳 蝶槍への登山道
蝶槍付近の稜線、遠景は東鎌尾根 すっくと聳え立つ槍ヶ岳 大キレットに陽が射す 穂高岳連峰の光景
遠くの焼岳 穏やかな乗鞍と御岳(左) 槍沢と槍ヶ岳 朝焼けの穂高岳連峰
陽の出の光景 陽の出の光景 朝焼けの穂高岳連峰 朝焼けの南岳、槍ヶ岳(右)
 蝶ヶ岳ヒュッテを出発。今日は上高地までの行程なので気が楽です。 長塀尾根を下り、徳沢に到着すれば、後は雪も無く夏道と同じ。 上高地の相変わらずの混雑には閉口しましたけど・・・・。
雪の中の蝶ガ岳ヒュッテ 長塀尾根と乗鞍、御岳(左) 乗鞍、御岳(左)の遠望 槍ヶ岳ともお別れ
梓川の両岸、中央は焼岳 徳沢より明神岳 梓川と明神岳 梓川と明神岳
上高地・河童橋にて
 
 二日目の雪(吹雪)の中の強行軍はやっぱり大変でした。常念まではグループも大きかったのですが、常念からは3-4人。 その人たちも蝶から横尾に降りてしまって、蝶からは一人でした。あの船窪地形を吹雪の中で必死に歩いていました。 ヒュッテが見つかって、本当にホッとしました・・・・。
 今となってはいい思い出ですが・・・・。

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制作:加藤 輝男 2000年11月18日
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