ホーム日付順 | 地域別 | お気に入り | イエローページ


2000年夏−南八ヶ岳縦走
2000年7月21日(金)〜22日(土)
地図はこちら
 
 このところ、十数年前の写真(フィルム)の整理をしているのですが、 南八ヶ岳の横岳・キレット越えは86年に一度行っったきりである ことに気が付きました。 そこで、夏休み山行の足慣らしも兼ねて、海の日の振替を含む三連休で行ってみることにしました。 どんな感じだったか、もうすっかり忘れていますネ。 稜線にテント場は無いし、泊ったことがないので硫黄岳山荘(前のときは硫黄岳石室だった!?)に泊ることに決めました。

第1日目
 美濃戸口(0855)→美濃戸(0943-50)→林道終点(1035)→赤岳鉱泉(1130-1210)→赤岩ノ頭(1340)→硫黄岳(1400-10)→硫黄岳山荘(1420)
 前回は横岳を通過し赤岳山頂まで1日で到達しましたが、今日は硫黄岳までなので、夜行ではなく早朝の出発でした。 硫黄岳までは(雪山では)何度か通った道なので、安心です。
緑の中の道(1) 緑の中の道(2) 北沢の流れ 赤岳鉱泉から見上げる大同心
 赤岳鉱泉からの急坂に苦しみながらも赤岩ノ頭に到着、風が涼しくて気持ちいいです。 そうこうしているうちにガスが上がってきて一面真っ白に・・・・。急いで、硫黄岳山荘に駆け込みました。
横岳稜線の眺め 赤岳・阿弥陀岳 赤岩ノ頭にて 広大な八ヶ岳の裾野
硫黄岳山荘から横岳方向 阿弥陀岳の眺め、足元に赤岳鉱泉
 夕方にはガスが晴れてきたので、夕食後にカメラを持ち出して、夕焼け雲が撮れるまで粘っていました。 権現岳や遠く南アルプスも見えていました。それにしても、日が陰ると寒い・・・・。
硫黄岳にガスがかかる 大同心と阿弥陀岳 陽の入り・・・・ 夕焼けに焼ける雲(1)
夕焼けに焼ける雲(2)
第2日目
 硫黄岳山荘(0415)→小ピーク(0440-0500)→横岳(0510)→赤岳展望荘(0600-15)→赤岳(0640-0700)→キレット小屋(0810-0900) →旭岳(0950)→権現岳(1015-35)→青年小屋(1120-35)→押手川(1225-35)→雲海(1252)→観音平(1320-45)→小淵沢(1540)
 朝、暗い内に起き出し、小屋を抜け出して、登山道を急ぎます。小ピークで三脚を固定し、陽の出を待ちました。 東には富士山が、西の方は北アルプスまで見えています。今日は良い天気が期待できそうです。
陽の出(1) 横岳の肩に富士山が見える 陽の出(2) 朝闇の奥秩父方面
横岳の肩に富士山が見える 茜に染まる横岳 硫黄岳の向うに浅間山が・・ 北アルプスの遠景
 横岳までは、一箇所鎖場があっただけで、あっという間に到着しました。 ここから鉾岳の手前までは危険な個所も無く平坦な道、稜線漫歩です。 鉾岳は茅野側を、日ノ岳は佐久側を巻けば、すぐに地蔵尾根分岐でした。 赤岳展望荘で気持ちを整えて、赤岳山頂への道を辿ります。 いや〜、人の多いこと、鎖場は蟻みたいに人だらけだし、山頂は居場所が無いほどだし、早々にキレット方面への道につきました。
残月が見える 横岳山頂にて 浅間山の遠景 横岳の岩稜と主峰赤岳の眺め
稜線越の南アルプス北部の山々 赤岳の稜線が近い 横岳(日ノ岳)を振り返る 赤岳への登路
赤岳展望荘が小さくなる 横岳を振り返る 権現岳と南ア北部の山々の展望(1) 権現岳と南ア北部の山々の展望(2)
 竜頭峰を巻いてキレットコースに入ると、ハシゴとクサリの連続です。 天狗尾根上部を通過し(富士山がきれいでした)、急なガレ場を下ると、ハイマツ帯に入って、一安心。 稜線をそれ、キレット小屋で大休止です。
赤岳山頂を振り返る これから続く権現岳への山並 キレットへの路 キレットからの眺め
天狗岩の向うに見える富士山 キレットから見た阿弥陀岳 キレットの急下降の道を振り返る キレットと大天狗(1)
キレットと大天狗(2) キレット小屋のコマクサの群落
 「あっ、雲が出てきた」と思う間もなく、数分で一面ガスがかかってしまいました。 ガスの中、ツルネ、旭岳を通過し、61段の源治ハシゴを上ると、権現岳に到着です、がやはり何も見えません。 ギボシを過ぎ、青年小屋から編笠山を巻いて、観音平に着きました。
編笠山への登路
 一人ではタクシーに乗る気もせず、降りてくる人も少ないので、あきらめて小淵沢まで、2時間を歩くことにしました。 舗装路なのであまり楽しくない道でしたが、陽がかげっていたので助かりました。
 
 山歩きを始めてすぐにこのキレット越えをやったのですが、源治ハシゴ以外は全然覚えていなかったですね。 最近は雪山でしか行ったことがなかったから、なんか新鮮でした。また、別の登山道を歩いてみようかな、と思っています。

[戻る]

制作:加藤 輝男 2000年08月13日
Copyright © 2001 by Teruo Katoh