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1995年盛夏−北ア:舟窪岳・七倉岳・蓮華岳 1995年7月30日(日)〜8月1日(火) |
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この夏休みは別の用もあって3-4日しか山に行かれません。 どこへ行こうかと考えて、烏帽子→針ノ木間を歩いていないこと、 会社の友人が針ノ木→笠ヶ岳の縦走を計画していたこと、などから交差縦走(?)をすることにしました。 ガイドブックによると、このルートは登山道の崩壊が激しく、単独行にはいくらか不安もあるのですが・・・・。 | |||
第1日目 高瀬ダム(0645)→尾根取付き(0710-15)→1600m(0808-15)→1820m(0850-0900) →1970m(0930)→2210m(1010-30)→烏帽子小屋(1145) |
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夜行電車で信濃大町に着き、タクシー相乗りで高瀬ダムまで。 数年前には2時間半で駆け降りた、三大バカ尾根の一つのブナ立尾根を、今回は登りにとります。 今日は烏帽子までなので、適度に休憩をとりながら、あせらずあわてず、マイペースでゆっくりと登りました。 右手の南沢乗越が同じ高さに見えるようになると、稜線を越え、烏帽子小屋に到着です。 | |||
第2日目 烏帽子小屋(0435)→ニセ烏帽子(0450)→烏帽子岳(0520)→分岐(0540)→南沢(0635-45) →不動岳(0800-10)→2459m(1035-45)→2200m(1120)→船窪岳2300m(1145?) →船窪乗越2200m(1200-15)→船窪岳テント場(1300) |
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今日の道は厳しいので、薄暗いうちに烏帽子のキャンプ場を出発し、烏帽子岳へ。 途中の稜線上で陽の出を迎えました。今日も快晴のようです。 一方に朝陽に染まる烏帽子岩、他方黒部川を隔てた向うには黒部五郎を始めとする黒部源流の山々がのぞいています。 ここから南沢岳までは稜線漫歩でした。 | |||
南沢から登り返した不動岳を過ぎると、ガレ場の連続。 崩壊地のすぐ上を登山道が走っていて、いつ崩れるかと不安な道でした。 一旦樹林帯に入り、登り始めると崩壊の続く船窪岳。 ピークをいくつか越え、船窪乗越を過ぎると、行く手は不動沢の大崩壊地です。 針金に捕まりながら、キャンプ場に到着。 ここのテント場は不気味な亀裂が走っているし、水は美味しいとはいえ、 水場は数十メートル降りた不動沢のガレ場の真っ只中だし、何か心配な気持ちのまま、眠りにつきました。 | |||
第3日目 船窪岳テント場(0410)→七倉岳(0435-40)→七倉乗越(0520)→北葛岳(0610-15) →北葛乗越(0705-10)→2550m(0815-30)→蓮華岳(0855-0910)→針ノ木峠(0950-1000) →雪渓終り(1110-35)→大沢小屋(1200)→扇沢(1250) |
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直登の道は通行禁止になっていたので、一旦船窪小屋まで戻り、七倉岳へ。 ヤセ尾根を不安定なハシゴで降りると、そこが七倉乗越。北葛岳に登り返して一休止。 ハイマツの山頂は、このコースの中では久しぶりにゆっくりできる場所でした。 一旦北葛乗越に降り、急な岩場の道がザレ場の道に変る頃、蓮華岳に到着です。 | |||
白ザレの綺麗な蓮華岳の山頂は、好展望の得られるところです。 鹿島槍から針ノ木の稜線、その向うには剣・立山の稜線。 振り返れば、烏帽子からの裏銀座の道が、遠く槍ヶ岳まで丸見えでした。 ここでの展望をゆっくりと惜しんで、針ノ木峠から針ノ木雪渓へと降りてゆきました。 | |||
扇沢はそれほど混み合ってなく、のんびりと、やはりバスと各駅停車を乗り継いで高尾まで帰りつきました。 ゆっくりと休憩しないと、明日からはちょっとした仕事が待っています ^_^;。 |
制作:加藤 輝男 2000年05月12日
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