免疫(めんえき)の過剰反応です。
免疫って何ですか?
体の中に生まれつきあるもの(自己)と、そうでないもの(非自己)を区別し、非自己である異物が体内に侵入してきたときにそれを識別・排除しようとするしくみです。
もっと簡単に説明してください
たとえば、はしかのウィルスは私たちの体にはないはずの異物です。はしかにかかると、体は「我々の敵だ」と認識しこれをやっつけようとします。そして再びはしかのウィルスが侵入してきた時は、この敵が二度と同じような悪さをしないよう敵の情報をキャッチしやっつけてしまうのです。
 
 
アレルギーの時にはどうなるのですか?
それでは花粉症で考えてみましょう。花粉は、私たちの体にとって異物です。ですから、花粉がついたら、それを外に出そうと体が反応します。目につけば、涙を流して洗い出そうとします(涙目)。鼻の中に入れば、鼻水をたらしたり、くしゃみを出して外に出します。異物なのですから、免疫としては正しい反応のはずですが、過剰に反応すればやはり私たちはつらい思いをします。これがアレルギーなのです。
アレルギーには、どんなものがありますか?
花粉症、じんま疹、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、金属アレルギーなどがあります。
アレルギーの検査にはどんなものがありますか?
血液検査や、スクラッチテスト、パッチテストなどがあります。しかし、これらの検査をすればアレルギーの原因がすべてわかる訳ではないのです。原因となりそうなものを選んで検査しているのです。また、検査で異常ないから絶対大丈夫とも言い切れません。