celestine 1992

え、ラフォンのシャルム89年?
行く、行く!とお誘いにのったこの日。
ワイン好き達が集まってのゴージャスな会となりました。

 

スタートはこのワイン。
クリオ・バタール・モンラッシェ、 ドメーヌ・ベラン1986。
そしてムルソー・シャルム、コント・ラフォン1989年。
ブル白ファンならまさに、感激〜のワイン。
味わいはとてつもなくまろやかにして濃く、芯の通った個性を持つ堂々としたワインです。偉大なワインとしかいいようがありません。黄桃から栗、蜜の香り、酸が強いこと!グラスの残り香は他のワインを飲みすすんでいる間の何時間も続き、しっかり、ますます強く香りたちます。記憶にいつまでも残る一本となりました。



 

赤に移りまして、豪華フランスワインの目白押し。
ブルゴーニュ好き、ローヌ好きのセレクションは半端ではありません。
シャンボール・ミュジニー、ジョルジュ・ルーミエ1999。
ボーカステルのシャトーヌフ・ド・パプ。
パンセ・ド・ラフルール1998。
そして、くらくらするようなコートロティ La Mardoree1989、M.Chapoutier。
アメリカンチェリーとプルーンを煮詰めた果実のような凝縮した味わい。アルコールのツーンとした感じがなく、タンニンも味わいも香りもまろやかに解け合った極めて上等なロティ。100点ワインはさすが。おもわずうなってしまう、強烈なおいしさです。
更にセラファンのシャルム・シャンベルタン1985が出て、大変なことになりました。
こちらはがらりと変わって熟成ピノのブーケが立ち登り、果実味もありながら複雑な味わい。時がたつとさらに得も言えぬうまみが出て、最後の澱の近くではやわらかくこなれた美しい味わいとなり、ブルゴーニュ好きをとろけさせてしまう魔力を発揮。絶品。

 

ここで新しいお客さまが見えたので、家主がとんとんとんと階下のセラーへ。
そして抱えてきたのが、幻のアンリ・ボノー〜。セレスティン。写真は上の額の中!

これだけ飲んだあとにとどめの一本という感じで一同、驚愕のひととき。
強く突き刺すような意志の強さを感じる凄みのあるワイン。コシがあり、引き締まったボディで強いくせになんだか淫ら。なんとも官能的なワインです。一生忘れられない味わいであることは確かです。絶句。



ブルゴーニュに行ってきたばかりという二人に下のメオカミュゼが出されました。
なめらかさと果実味がきれいに両立して、後味はゆっくりと途方もなく長い。なんとも贅沢な時間が味わえました。

 

 

この日のWine list

Criots-Batard-Montrachet Domaine Joseph Belland 1986
Meursaut-Charmes Domaine des Conte Lafon 1989
Chambolle-Musigny Domaine G.Roumier 1999
CNP Ch.de Beaucastel 1998
Pensee de Lafleur 1998
Cote Roti "La Mordoree" M. Chapoutier 1989
Charmes-Chambertin Serafin Pere & Fils 1985
CNP Henri Bonneau "Reserve des Celestines" 1992
Nuits Saint George Meo Camuset "Aux Murgers" 1989
Banulys 1992

 

 

飲んだ日 2001/9/30
スコア 20/20