昨年の某球団18年ぶりの優勝を記念してU様が集めてくれた、1985年のボルドー5大シャトープラスspecial2大シャトーの計7大シャトーを一気に飲むという超豪華版ワイン会。それは目もくらむラインナップとなりました。新年会という理由もつけて、七福神の7大シャトープラスお祝いのシャンパーニュを加えて末広がりの8名で8本を申し訳ないような祝勝価格で。ありがとうございました。
ラインナップは以下。
Alain Robert Mesnil Selection NV
CH Lafite 85
CH Latour 85
CH Margaux 85
CH Mouton 85
CH Haut Brion 85
CH Ausone 85
CH Cheval Blanc 85●
トップバッターのアラン・ロベールで優勝と新年を祝い、いよいよスタート。
どの順で飲むかも迷います。どれもトリをとるワインばかり。では右から順にというわけでまずは
シャトー・ラフィット。
熟成のレンガ色がかった赤茶色。香りはパワフルでよく立ち、なによりも華やか。そして若々しく優雅です。さすがの一級シャトー。みんなうなります。85年のボトルには例のハレー彗星のエンボスが。私にはかつてこのおいしさに脱帽してボルドーに目覚めたという思い出のワインです。
そして
シャトー・マルゴー。
赤紫の色調が一段と濃く、濃縮された味わいに妖艶さが漂います。さすが「ボルドーの貴婦人」と讃えられ続けた品格です。コルクが長く、引き締まって状態も◎。
シャトー・シュヴァル・ブラン。
4番バッターは誰に、という議論を「フラン好き」のマダムJが勝ち抜いて、シュヴァル・ブランに。これはまたえも言えぬ香りと味わい。一同感激。これぞ「フィネス」と実感した次第。しかし、ポンポン、ポンポンと抜栓して、クイクイ飲む。みんな、ペースの速いこと速いこと。お祝いとはいえ(^-^;)
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中盤戦から後半もペースは衰えません。
シャトー・ムートン。
カベルネ度の高い、バランスのいい、優等生のようなワインです。非の打ち所がないパーフェクトな一本。
この次ぎは?オーゾンヌ?このあたりは迷うところ。
シャトー・ラトゥール。
よく男性的なワインと言われますが、そのイメージがあるのか、しっかりしたストラクチャーとパワーを感じます。もったいないほど。
シャトー・オーゾンヌ。
やわらかな口当たりで、スムーズに通る。ゆっくり味わいたかったなあ。
ラストを飾る一本。
シャトー・オーブリオン。
インパクトがあります。個性があります。大粒の白い石で覆われたあのグラーヴの畑を思い出しました。味に出るんだよなあ。石が。やはりcool beautyかも。 私のお気に入りのシャトーです。すばらしいおいしさです。
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コルク。いちばん長かったのはシュヴァル・ブラン。
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きれいに飲み干された85年7大シャトー+アラン・ロベール。
ご参加の皆さまよりのコメント。
あのような贅沢な夜は、貴重でございます。
どのワインもメインとなる、すごいワインばかりで・・・
いずれにしても、もう経験できないであろう会。
まるですべてが4番バッターのような豪華さでした。
(それでは別のチームのようですが・・・)
好みは皆さん分かれると思いますが、それぞれがオンリーワンでした。
(それではどこかのグループの歌詞のパクリですね。)
本当にすごいワインををあの値段でありがとうございました。
85の7大シャトーそれぞれの特徴が出てて脳裏に焼きつきました。
とても優雅で楽しい時間を過ごすことができました。それぞれの特徴が出ているように思った記憶がありますが、今日になってみると何がなんだかよく憶えていません。いずれにせよ、ああいうワインをシュポン、シュポンと抜栓し、ゴクン、ゴクンと飲み干すのは至福のひと時でございました。
新年早々から至福のワイン会でございました。いやぁ〜、今でも幸せな気分!
参考までにパーカーさんのポイントを見てみたところ、
ラフィット87点
マルゴー94点
シュヴァル93点
ムートン90点
ラトゥール87点
オーゾンヌ80点
オーブリオン94点
オーゾンヌの80点は?として、だいたいみんなの感激度合いに近かったような気がします。やっぱりボルドーに対してはパーカー氏は信頼できる!?
伝説の85シャンパーニュ会に続く忘れられない夜となりました。
主催していただいたUさん、ありがとう。オーブリ高速調達のmisia Pありがとう。●
●飲んだ日 2004/1/21 ●スコア 20/20
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