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Dominusをずらずらーーっと一気に飲んだ歴史的な一日。DominusはカリフォルニアNAPAのワインで、フランス、ポムロールのシャトー・ペトリュスのクリスチャン・ムエックスがオーナーの名門ワイナリーです。カベルネベースのボルドースタイルで、どちらかというとがっちりとした骨格の、男性的でタニックなワインと思っていましたが、今回飲んで優雅なものも多いなあと考えかえました。
今回はJimmyさんの主催でワインはすべてJimmyさんの手持ちのものばかり。
すごいラインアップです。飲んだ順は以下の通りです。
まずはChampagne
1990 Moet & Chandon, Dom Perignon Magnum
Calera Viogner & Pahlmeyer Chardonney
そしいよいよドミナスのVerticalです!
Dominus Estate,
1983, 1986, 1988, 1989, 1990, 1991, 1992, 1994,1995, 1996
を古い順に2本づつセットで飲み比べ、
Blind tasting 1 bottle としてめずらしいDominus Second のNapaNook を飲ませていただきました。
以下はほんの小さなコメント。
あまりにワインが偉大すぎて、恐れ多いという感じです。●
83年、極めてフレッシュ。香りもよくでていてスタートにふさわしい華麗なワイン。
86年、私は好き。すごい凝縮感がありJammyな感じ。
88年、重厚感たっぷりの大物。そして若々しいワイン。
89年、重みたっぷりだがシャープで鋭い。ベビー級。
90年、果実味と凝縮感が際だってしかもフレッシュな印象。まろやかさも備え芳醇な味わい。
91年、さらに熟成感が加わり香りといい、味わいといい卓越したボトル。4重丸。本日のベスト。
92年、少し軽やかで上品、バランスが美しい。シルキー。さらっと入るが、実はなにげにすごい実力。
94年、甘みがありキメも細かく圧倒的な凝縮感もある。ヘラクレスみたい。超パワフル。92と対照的。
95年、グレイトな年。凝縮した果実味と完熟感。
96年、たっぷりの甘みを感じる。95と同じスタイル。まだまだ置きたい。
90年からそのスタイルが変わったといわれる感じがわかりました。
しかし、みんな、すごいですよねー。飽くなき研究心、参りました。
主催者の閉会のお言葉。
Although the majority agreed that the 1990, 1991 and 1994 were the star vintages, every bottle of Dominus we opened had a very unique elegance and personality. Even vintages like 1986 and 88 were classic in its own way.
Jimmy さん、ありがとうございました。
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ドミナスのエチケットはラフルールに似ています。
●飲んだ日 1999/12/26 ●スコア 18.5/20