Coulee de Serrant 1988

 

この日は強力なワインフリークたちの持ち寄りワイン会なので、出るわ、出るわ、凄すぎた。白は4本、左から。サビニエール、クロ・ド・ラ・クーレドセラン。ドメーヌ・ニコラ・ジョリーです。品種はシュナンブラン。ロワールのソーミュール地区の銘醸辛口白ワインです。蜂蜜と白い花の香り。ふくよかで優雅で、ホント、やってくれますねえ。ニコラ・ジョリーはバイオダイナミック農法の提唱者でその道の伝道師。光りと空気と水と大地をリスペクトして土壌の活力を最大限に発揮させるぶどう作りです。時間がたつごとに香りが開いて、華やかになるすばらしいワインでした。続いてコルトン・シャルルマーニュ、ボノー・ド・マルトレー1990年。ブルゴーニュ!ブルゴーニュ!畑の性格がそのまま味わいに出る、ミネラルの香り高い逸品です。90年というのがまた凄い。厚みと底力を感じる王者の貫禄です。そしてエティエンヌ・ソゼ。行きましたねえ。ピュリニー・モンラッシェ、1er クリュのシャンカネです。こんちゃんがムルソーっぽいと叫んでいましたが、シャンカネとムルソーの畑は2メートルと離れてないですものね。境界線ひとつ。でも酸が隠れてる。骨格は酸。おお、この味はソゼ!という主張のあるソフィスティケイトされた味わい、6-7年はキープできそうです。白の最後はシャーヴのエルミタージュ。品種はマルサンヌです。南の広がりがあります。豪華な夜でしょう。 

 

   

赤ワイン。左からボーヌ1er クリュ1985年、ヴォ-ヌロマネ1er クリュLes Suchots 1983年。ブルゴーニュのいいとこ、ど真ん中です。14年、16年と経過して、なめらかに熟成しています。大人の味ですよ。そして次にオーストラリアのおいしいシラー、ダルウィーニー。お肉に良く合います。赤のラストにとマッキーの渋いセレクトは日本のグランヴァン、シャトー・タケダの1990年、カベルネとメルローのボルドースタイルです。

   

最後に甘いのというのでローヌのコンドリューが登場。舌の上でたっぷりと味わう飲むデザートです。幸せとはこのことですよね。豪華な夜でした。皆様ありがとう。

 

飲んだ日 1999/7/2
スコア 18.5/20

 

Savennieres Clos de la Coulee de Serrant 1988
Corton Charlemagne Grand Cru Bonneau de Martoray1990
Puligny-Montrachet 1er cru Champ-Canet Etienne Souzet 1996
Hermitage Jean-Louis Chave 1996

Beaune-1er Cru Teurons Albert Morot 1985
Vosne-Romanee 1er cru Les Suchots J.Confuron-Cotetidot1983
Dalwhinnie: Moonambel Shiraz 1996 Australia VIC
Chateau TAKEDA1990
Culleron Les Ecoutes 1996 Condrieu