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Bund
date
3/17

一昨年のカニ三昧&ワイン会 in 上海に続いて、再び上海。前回レポートをさぼったので、2回分取り混ぜてお送りします。

今回は2泊3日と短い旅なのでホテルはラグジュアリーに「Grand Hyatt Shanghai」。21世紀の近未来都市上海をアピールする88階の摩天楼タワーで、53階までがオフィス、54階以上がホテル。ロビーまで吹き抜けのアトリウムが圧巻。部屋はオリエンタルテイストにクールモダンなユーティリティーで、優雅な大人のインテリア。外の喧噪が嘘のように静まり、床から天井までガラス貼りの窓からは、ベッドに寝ころんでも上海の景色が眼下に一望できます。これはゴージャス。

 

到着の夜、まず行ったのは上海随一のトレンドスポット、外灘(ワイタン:バンド)の夜景を楽しめる「外灘3号」(Three On the Bund)の5階にあるレストラン「黄浦会」(ワンパオクラブ:Whan Pao Club)、当然バンドヴューのシートをリザーヴ。2000年に旧租界時代のビルを外観をそのままに館内を再開発した複合商業ビル。1 Fにブティック、2階に evian spa、3階以上はフレンチや上海料理の高級レストランになっています。
「黄浦会」(ワンパオクラブ)はヌーベル上海キュイジーヌと銘打ったスノッブなレストランで、香港のカリスマアーチスト、アラン・チャンが内装を手がけ、高い天井や吹き抜けをいかしたレトロモダンな雰囲気。モザイクタイルを敷き詰めたロビーには真っ赤な壁絵、手の込んだアールデコ調のランプやネオンカラーの色遣いには不思議な魅力が漂います。

見回せば、客層は上海のヒルズ族かと思われるビジネスマン風や、商談を兼ねての夕食に訪れる欧米人。お値段もかなり EXPENSIVEで、流行の懐石風レイアウトの料理も、訓練されたサービスも、まずまずの三つ星クラスです。イマイチ、身についてはないけれど、ロケーションとスペースを考えれば、とりあえず納得です。

夕刻から夜にかけて、輝きだすバンドのイルミネーションは、やはり、上海っ子が自慢するだけあって、きれい。
刻々クリアに瞬き出す浦東(プードン)の高層ビル(左の球形のタワーが東方珠テレビ塔、右にうっすらグランドハイアット)を見ながらの食事は贅沢の極みです。

土曜日でにぎわう夕方からのバンドを散歩。上海アールデコという20年代30年代の建物の石壁は下からライトアップされて幻想的な雰囲気。黄浦江の河辺は長く続く公園になっていて、デートコース。

 

「外灘3号」の数軒並びにある「外灘18号」も今後の注目 SPOT。カルティエやイタリアブランドの他、ギャラリーなどが入って最先端のアート発信地にもなりそうな場所でした。
 

和平飯店(PEACE HOTEL)の上海オールドジャズバンドも健在。連日リクエストに応えていにしえのスタンダードナンバーを演奏しています。