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2007/09/20 (木)

REMIX07 レポート

9/19 東京国際フォーラムで行われた次世代Webカンファレンス『REMIX07』に参加してきました。
REMIX は「次世代Webを体感する」をコンセプトに行われるイベントです。

○Silverlight
今回のセッションは全体的にSilverlightを前面に出したものが多かったように思えました。
Silverlightは、現在正式リリースされているツールでは開発が困難で
Visual Studio 2008 と Expression Blend2 で対応される。
(デモもほとんどこの両ベータ環境でされていました。)

○Windows Liveサービス
もう一つ、Microsoftが押していたのはWindows Liveにおけるサービスの拡充に焦点を置いていたようです。
昨今の流行マッシュアップにおいて利用できるWindows LiveサービスをWeb APIを用いてオリジナルのアプリケーションを作れるようさまざまなサービスを増やしていくようです。

現在のWindows Live API

  • Live Search - サーチエンジンAPI

  • Virtual Earth - 地図プラットフォーム

  • Silverlight Streaming - Silverlightによるストリーミングサービス

  • Live ID - WebサイトでもクライアントアプリからでもLive ID認証

  • Live Contacts - ユーザ承認後のHotMail・Messenger・コンタクトリスト情報の利用

  • Live Spaces - ブログ

  • Live Spaces Photo - 写真利用

  • Live Alerts

  • Live Gadget - Web用ガジェット


Ajaxの走りともいえるGoogle MapsのMicrosoft版『Virtual Earth』。
ようやく日本語のライブラリヘルプが登場しマッシュアップしやすくなりそう。

○WPFにおける業務アプリ
そんな中違った視点というか、仕事柄傍聴した「WPF/Silverlightケーススタディ~エンタープライズでの活用~」セッションに参加しました。
業務アプリとしてWPFを利用した場合の業務アプリのデモを数多く見せてもらいました。「やっぱりWPF使うならこのくらい見栄えが良くないと意味無いよな~」と思いながらひたすら関心して見てました。
気になったのはこんなリッチなアプリで2ヶ月-2人月程度で作れるの?

セッションを聴いているだけだとデザイナと開発者が分業してWindowsアプリよりも簡単にリッチアプリを作れるように聞こえたが、ホントなのかなぁ。
デザインが得意でないから難しそうに見えるだけだろうか…
慣れれば作りやすいのかも!?

また、WPFは.NET Framework3.0 がインストールされていれば3Dもなんのそのと作れるが、SilverlightはWPFのすべての機能を利用できるわけではないため業務アプリとしてのSilverlightは未知数である。
Silverlight1.0は正式リリースされたが、1.1 がどこまでWPFに近づけるかで業務への道筋が見えてくるだろう。