[563] 夜、 2008/04/09 

六本木Billboard Liveでトッド・ラングレン東京最終日(2nd set)。
メンバー(g/g/b/d)からある程度予想された通り、こういった場所には似つかわしくない程に爆音ハードロッキンかつ轟音ヘヴィ・メタリック(時々インタラクティヴ)な構成。上の席から観ていると往年の名曲を期待する客が音を立てて引いていくのが分かる(そういう意味では"I Saw The Light"は盛り上がった)。個人的にトッドの演るベタなハードロックは嫌いではないので、こういうセットも面白い。

 Todd Rundgren/G,Vo.
 Jesse Gress /G,Vo.
 Kasim Sulton /B,Vo.
 Prairie Prince /D

盟友カシム・サルトンを含むバンドの演奏はとても素晴らしく、トッド本人のパフォーマンスも御年60(!!)とは思えない激しいもの(最後はギターを掻き鳴らしながら会場中を練り歩いていた)だったのだが、肝心のトッドの声の調子が非常に悪く(「今日は新しい歌い方にトライしている」とか冗談めかして言ってたので単なる歳のせいとかではなさそうだが)、高音で伸ばす部分が全てシャウトで省略されていた。特に前半は声が乗っていない印象で、この人の乱調は過去にも経験がある私でさえ、前半は探り探りというか、かなり複雑な心境で見守ることになった。それだけに中盤の"Tiny Demons"は比較的丁寧に歌われ、より心に沁みたのだが。。。

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