●Report By 横山さん

青山陽一 SO FAR,SO CLOSE tour
1999.3.8 19:00〜  at 大阪 心斎橋クラブクアトロ

[SET LIST]

 1.SMASHING MY HEAD
 2.最後はヌード
 3.二つの魚影
 4.頭上にフリークトーン
 5.怪しげな恋
 6.BLOODY APPLE SONG
 7.TEA FOR THE DEVIL
 8.MILLION MILES LONG HAIR
 9.五つめのシーズン
10.ベッドが走る
11.VAMPIRE
12.曲がる曲がる
13.SO FAR,SO CLOSE
14.KING OF DIVING
15.DOUBLE TONGUE
16.GONE
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E1.MEDICATED GOO(Traffic のカバー)
E2.傑作でない時
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E3.夕闇におけるクロール
E4.地底へGO

[MEMBER]

青山陽一:Vo,Eg,Ag
石坪信也:Drs
青木孝明:B,Cho
田村玄一:Eg,Ag,Pedal Steel,Steel Pan,Cho
伊藤隆博:key,Trombone
川口義之:Per,T.Sax,Cho

青山さん初の大阪ワンマンということで、会場は
今までの大阪のライブよりずいぶんデカいクアトロ。
お客さんはどれくらい来るのかな?と思っていました
が、100人超、といった所だったでしょうか。
(もうちょっと多かったかな?)

19:00を少し過ぎて、6名がいつもの如く自然体で
登場。青山さんはNRBQのTシャツ。

どんな感じで始まるのかなー、と思っていたら、
ガツンと行っとけ!って感じのハイテンション。
つづいてシングル曲。私はもうちょっとあとの
お楽しみで取っておくのかと思ってましたが、最初から
出血大サービス。もうここで早くもガツンとやられました。
弾き語りもいいけど、バンド編成ならではの迫力が大阪で
堪能できるなんて、夢のようです。メジャーデビューに
改めて感謝。

青山さんも大阪初のワンマンで「感激してます」、さらに
「またどんどん来ますので」てな嬉しいコメントをされて
ましたし、ほんとに嬉しい限りです。

この日、青山さんは花粉症に悩まされてたようですが、
聴いてる限りでは、そんなことは全然感じられなかったです。
結構ハードな曲が目立った中で、Agに持ち替えての中盤も、
透明感があって、弾き語りライブの時の良さをそのままに、
さらに音が邪魔することなく加わって、開放感ありました。

後半の10辺りからは、これでもかとたたみかけるなかで、あの
独特なグルーヴ感がじわじわと表に出てきて、12では、グランジ
っぽいかも、と思ってたら、いい感じに枯れたブルースの感じも
あって、「かっちょいー!」のひとことでした。
シャウトも結構聴けて、カバー曲が少なかったですが、青山さん
らしさというか、青山さんの多彩な面がかなりたくさん見られた
「おいしいとこダイジェスト」のライブだったような気がします。

この日全体を通して思ったのは、バンドの音それぞれが、
全然ケンカしてないなあ、いい「隙間」があるなあ、って
ことです。一つ一つの音が立ってるというか。
やっぱりバンドとしての状態も「脂がのってる」んでしょうね。
音にいい意味でのラフさとか、遊びがある感じがすごくよかった
です。いつにも増して皆さん楽しそうな気がしたのは、私だけ?

私は心斎橋クアトロでのライブは(自分の位置取りが悪いのか)
どんなアーティストであれ、バランス悪くてうるさく聞こえる
という印象が強かったのですが、今回は全く気になりませんでした。
バンドの音がいいのはもちろんですが、ちょっとクアトロも
見直してしまいました。思わぬBM'S効果。

とにかく最初から最後まで感激の大阪初ワンマンでした。


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