[トップページの戻る]


原作:ロイス・K・J・バーンスタイン
脚本:志村 直希

(C)1995 naoki shimura, 東京経済大学第二部演劇研究会
戻る


*客が入り、ドア閉めて密室にする *舞台は幕が上がっていて真ん中に椅子が三つ半円を描いて配置、既に役者三人も座 っている。 Na「ご来場ありがとうございます。これより”団体名”による芝居「エラトルラ」    を上演いたします。上演中の出入りは禁止になっているのでご了承下さい。そ    れでは最後までごゆっくり御鑑賞ください。」 *中央にスポット、無理なら両端のふたりは後ろ向きにすわる中央の窪沢は立つ 窪沢  「ゆずり原と僕は親友だった。だから僕にだけ遺書をくれた。これが遺書だ      ったとは翌日の新聞をみるまでわからなかった。まったく僕は馬鹿だ、・      ・・・・・・・・遺書にはこう書いてあった。”僕だけのエデンをみつけ      た”」 *全照か伏馬田と峰山、前に向き窪沢を見る。窪沢はそれに気がつき後ろを向いてし まう。 伏馬田 「気にするなよ、おまえってそうゆう所の感受性が一番強いからな無理して      ると胃に穴あけるぞ(強め)」 峰山  「そう強く言わなくてもいいだろうが、(窪沢を見る)あ、泣きそう、ほ       らああ」 伏馬田 「泣きそうって、うながしてんのおまえじゃんか人のせいにするなよ」 峰山  「なんだよ!」 伏馬田 「やるか!」 *伏馬田立ち上がる 峰山  「やだね、負けるから」 伏馬田 「自分で売っといてそうでるのか!俺のこのえーとなんだ!」 峰山  「振り上げた拳。」 伏馬田 「そう、この振り上げた拳はどうすればいいっていうんだ!」 峰山  「床でも叩けば?」 伏馬田 「馬鹿野郎!痛いだろ!っていつまで泣いてる!」 *伏馬田、窪沢の頭を殴る、窪沢うずくまる、伏馬田、石頭だったらしくてを押さえ てうずくまる 伏馬田 「っっっっっっっっっはあ、大願成就ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」 峰山  「痛かった?手?」 伏馬田 「痛かない」 峰山  「涙でてるよ」 伏馬田 「出てない」 峰山  「じゃその手は」 伏馬田 「べ、別に痛くて押さえてるわけじゃない、ああやっとその目的を果たした      な、良かったな俺の右腕って話しかけてたんだ。」 峰山  「へえ」 *と伏馬田の右手首をつつく 伏馬田 「悪かった、痛いんだよ!、ゆるせ!!」 峰山  「と、アホはほっといて大丈夫か?窪沢」 窪沢  「うん、多分、ヒビは入ってないと思うよ・・・・でも、変だと思わない?      楽園て、死ぬことかな?」 峰山  「人それぞれだろ、本好きなら本屋とか図書館が楽園だし、映画好きなら映      画館にビデオ屋、女好きなら歌舞伎・・・まあいいか、とにかく好きな物      に対して一括して得られる場所、それが楽園や天国っていわないか?つま      り!あいつの場合・・・何だ?何がきっかけで死ぬ事が楽園なんだ?」 伏馬田 「馬鹿だなあ、君達、あいつはエデンていったんだぞ。わかる?エデンてい      やあアダムとイヴだ。」 峰山  「んなもん誰だって知ってるわ、一般常識の範疇じゃんか!!」 伏馬田 「はんちゅうなんて、難しいこと言うな、つまりアダムとイヴは、ずる賢い      蛇に騙されて禁断のリンゴを食べてしんでしまった・・・・」 *                    ↑ここらから峰山台詞はいる 峰山  「死んでないよ。」 伏馬田 「え、」 峰山  「本当に、なあ」 *と窪沢をみる 窪沢  「うん、禁断の実を食べて、理性と死を手にいれたんだ。」 峰山  「伏馬田じゃあさアダムとイヴはどうやって生まれたんだ?」 伏馬田 「え? ・・それは・・・・」 峰山  「まさか知らないのか?まさかなあ」 伏馬田 「し、知ってるわ!!!!!!なめんな!ま、まず、いいかよく聞けよ!ま      ずな、アダムはなあ神様が創ったんだよ!どーーーーだ!!。何顔見合わ      せてんだよ!」 峰山  「まあいいか、じゃイヴは?」 伏馬田 「・・・・・・アダムが女欲しくて神様に泣いてたのんだんだよ。そしたら、      ずどーんて・・・」 窪・峰 「ずどーんて?」 伏馬田 「空から」 窪・峰 「空から?」 伏馬田 「・・・・・・・・・」 *暫く沈黙、 窪・峰 「わはははははははははははははははははははははっははははっははははは      っははあははははははは」 伏馬田 「な、なんだよ」 峰山  「ハズレだよーーーーだ」 *伏馬田、窪沢を見る。 窪沢  「理由はよく知らないけど、アダムの肋骨から彼女は生まれたんだよ」 伏馬田 「本当に?」 *峰山いやらしい目付きで伏馬田を見る。伏馬田それに気がつく。 伏馬田 「そんな目で見んなよ!、間違えて悪いのか、え!」 *峰山平然と 峰山  「まさかあ、そんな下らない間違いに怒る気も笑う気も無いよ。人には必ず      間違いがある!そんなに自分を卑下しなさんなって」 伏馬田 「怒りだ」 窪沢  「峰山っていつの人?」 峰山  「バナナに種があった時を知ってる」 *窪沢・伏馬田舞台から消える。峰山孤立、暫くだまってる、少し困って客に話しか ける 峰山  「・・・・あ、いっときますけど、ここアドリブなんですよ、本当に下らな      い事いっちゃったからなあ、」 伏馬田 「何客席にむかって語ってんだよ。全く下らないシャレばっか言って、」 峰山  「ちょっと、こっちに来てくれって一人じゃ恥ずかしいじゃないか、ね、ね、」 *峰山拝み土下座する 伏馬田 「どーーーーしよーーかなーーーー」 牧郷  「{(舞台の外で)何馬鹿なことしてんの全く}峰山君、窪沢君見なかった?」 峰山  「え、・・・・・・・・・あ、ああさっきまでここにいたけど、何どしたの?」 牧郷  「じゃここで待ってれば来るかな?」 峰山  「そりゃあ、もういてくださ・・あ、いや、そ、そうだね多分来ると思うよ、      くだらないシャレなんかに怒らず飽きれずに、人に優しい、く・ぼ・さ・      わ・く・んがね」 窪沢  「誰も分からないようなシャレはもう、やめなシャレ・・・・・・」 峰・牧 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 窪沢  「御免!、」 峰山  「あ、いいっていいって、おあいこだよ、おあいこ。ね!ね!」 牧郷  「う、うん、そうだよ。それに、あなたが居ないと話が進まないもの、居て      頂戴よ」 窪沢  「わかった」 峰山  「あーーーよかった。でこいつに用って何?」 窪沢  「こいつ?」 峰山  「く、窪沢様に何か御用がお有りなのでございましょうか?」 牧郷  「うん、窪沢君あのね、ゆずり原君の遺書らしき物がでてきたんだって、」 窪沢  「嘘、だってじゃあ僕にあててあいつからきたものは?」 牧郷  「え、そんなものあったの?」 峰山  「ああ、死ぬ前日に窪沢様はゆずり原様から頂いてるよ。」 窪沢  「”僕だけのエデンをみつけた”って」 牧郷  「それ本当?じゃそれは”アダムのくちづけがイヴを殺した”っていうのと      関係があるのかしら?」 窪沢  「それそうなの?」 牧郷  「うん、一枚に一文って感じでまだ幾つかあるの」 窪沢  「例えばどんな?」 牧郷  「えーとね、”あいつの予感は当たる”とか”銃の撃ち過ぎは癖だ”とかま      だ他にもあったけど忘れちゃった。」 峰山  「”アダムのくちづけがイヴを殺した”か、そんなの聖書にあったか?」 窪沢  「僕は知らないよ、一度読んだ事あるけど記憶にないなあ」 牧郷  「そうなの?私そっちの知識ないからなあ、さっぱりで」 峰山  「こっち方面だけか?」 牧郷  「(低い声で)刺すよ」 峰山  「君になら刺されてもいい」 *バッチーーーーーーーン平手を食らう峰山、(生音) 峰山  「ヒタイ!(カマ調)」 牧郷  「うるさい!!マゾ」 *伏馬田ソデから舞台を覗いて、 伏馬田 「楽しそうだなあ、僕も混ざりたいなあ」 窪沢  「”あいつの予感は当たる”ってなんだろう?」 峰山  「誰かの予感が当たるんじゃない?」 牧郷  「バーカ!」 伏馬田 「あのー聞いてます?」(「ねえねえ」とかアドリブよろしく) 峰山  「じゃわかんのかよ、」 牧郷  「わかるわよ、例えば”銃の撃ち過ぎは癖だ”っていうのは、傭兵の癖のこ      とよ、殺し屋とは違って傭兵って割と銃をあてにする人が多いからね、」 窪沢  「なんでーそんな事知ってんのかな?(うわずっている)」 牧郷  「そうゆうの好きだから、サバイバルゲームとか、そうそう私今MG42が      ほしいの第二次大戦でドイツが開発したMG34っていうマシンガンの改      良型なんだけどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」 窪・峰 「嫌過ぎる」 牧郷  「なんでよ!女がそうゆうのに興味もっちゃ悪いわけ?差別よ」 窪・峰 「いや、そうゆうわけじゃ」 牧郷  「どうゆうわけよ!」 窪・峰 「だからあ」 *伏馬田これらのやりとりのなか「じゅげむ」をやりだす(笑点のノリで、噺家が、 座布団に座る、仕草とか、ちゃんとやるように。 *伏馬田用、「寿限無寿限無五こうのすり切れ、海砂利水魚の水魚松、雲来松風来松、        食うところに寝るところに住むところ、やぶらこうじぶらこうじ、パ        イポパイポパイポのシューリンガンシューシガンのグーリンダイグー        リンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長介」がこう言った        「私こと、「略」はどうしてこんなに長い名かと言いますと、これま        た「略」と名を付けた父親が母に言いました。(俺は息子を「略」と        名付けるぞなんせ「略」だみんなが覚えてくれらあ)しかし誰も私を        「略」と呼んでくれませんでした。なにせ「略」なんて長い名前です        から・・・・」 牧郷  「気が済んだ?」 伏馬田 「うん、とおってもおぅ。まるでそこが永遠の快楽の空間であるが如く」 *みんな聞いてないで、進める 窪沢  「でもこんなに長い名前の奴いんのかな?」 峰山  「いるよ一人。」 窪沢  「え、誰、」 峰山  「ピカソ」 牧郷  「あ!そういえば!ゆずり原君の遺書にもそれあった!」 窪沢  「今言える?」 牧郷  「えーと確か、パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホア      ン・ネポムセーノ・クリスピン・シプリアノ・イ・マリア・デ・ロス・レ      メディオス・デ・ラ・サンティシマ・トリニダッド・ピカソ」 峰山  「覚えたの?」 牧郷  「楽よ、こんなの、なんなら、アメリカの歴代大統領と歴代天皇を交互に言      おうか?」 峰山  「いい!(即答)」 牧郷  「あっそう」 伏馬田 「ピカソっていう人はその家族の中でやっとできた子供だったので、このよ      うに長い名前がついたのです。よほど待ち望まれた子供だったのでしょう、      父親は神の名から家族、親戚の名まで使って命名したのでした。しかし、      ピカソ本人はこの名を覚えることができず、パブロ・ルイス・イ・ピカソ      で92年の生涯を終えるのです。」 窪沢  「ねえ、あそこで”知ってるつもりゴッコ”してるよ」 峰山  「もうちょっと見てみ、エンディングだから歌うぞ」 伏馬田 「ー昔ひーとのこころにー」 *カーンの鐘のね一つ、伏馬田壊れたロボットのように止まる、暫くしてしゃがんで いぢける 牧郷  「ま、馬鹿はほっといてさ、ゆずり原君の、こんな変な遺書ってそもそも意      味あるのかなあ?」 峰山  「なんで?」 牧郷  「だって、全然つながりを感じないもの、あるっていえば、”僕のエデンー      ”てやつと”アダムのキスー”のやつだけでしょう、他のはいっちゃえば、      くだらないものばかりじゃない」 窪沢  「そうだけど、実際問題、彼が死にぎわに残したのはこれだけなんだから、      なんかの意味があるって考えなきゃ、」 牧郷  「でもさあーーーーー」 *峰山、伏馬田に手招き、伏馬田「そう?」って感じで、そそくさと来る。 窪沢  「絶対そうだって、考えてみようよ自殺ってよほどの事じゃなきゃしないで      しょ?」 伏馬田 「テストが悪くて死のうと思った事が」 窪沢  「死ね」 *伏馬田ポケットから紐を取り出し首に絞めようとするが手品でほどけてしまう(す まん資料無し) 伏馬田 「神は俺に死ぬなといっている、おお主よ、あなたの言葉しっかり私に届き      ました。このあわれな子羊・・」 牧郷  「やってろ(後ろから蹴る)」 伏馬田 「ほら、哀れ」 峰山  「ここまできたらアレじゃないか、芥川とか太宰みたいに、少し頭にきてた      とか被害妄想がでていたとか視野狭窄だったとかウツ状態だったとか、」 窪沢  「ううん、あの日はそんな感じじゃなかったよ、いつもと同じ明るかったし、」 牧郷  「じゃ結論は簡単よ、生きてるのよ。」 峰山  「はぁ!?なんでだよ」 伏馬田 「そうだ!俺達は葬式にもちゃんと出たし、っそう!お前も出たじゃないか!」 牧郷  「じゃ聞くけど、遺体みた?私見してもらえなかったわよ。」 窪沢  「僕も、」 牧郷  「じゃ、決まりじゃない。生きてる。」 峰山  「見せらんないの、あたりまえだろ!グチャグチャで・・・・」 牧郷  「自殺でどうやればそうなる?」 伏馬田 「電車に突っ込む」 牧郷  「その日は人身事故は一件もない、それに」 窪沢  「そうか、あいつ迷惑かけるような死にかたってムカつくって」 峰山  「自殺は迷惑だぞ十分」 牧郷  「それに、人の生死も事務的なものだから届け出があれば誰だって死ねるわ      よ」 窪沢  「じゃ、じゃあ!」 峰山  「そう結論付けるのもよくないんじゃないか。第一、生きてようと死んでよ      うとそれを決める要因はここにはないんだ。」 牧郷  「あるわよ!・・・・・遺書。」 *推理物のような間 伏馬田 「謎は全て解けた」 窪沢  「なんだ?」 伏馬田 「剣持警部、」 峰山  「オ、俺剣持なの?・・・ま、いっか。で、何だ金田一」 伏馬田 「ここにみんなを集めてくれ」 牧郷  「あつまってるわよ」 伏馬田 「・・・オッホン、ここ一連の殺人事件において、五人の死者、そして手口      の残忍さからいって、”奴”です」 *この間に牧・窪「ないない」の動作よろしく 伏馬田 「そして、この五人の死因が・・・」 牧郷  「(すぐ)そんなにしんでないわよ」 伏馬田 「(打ち消すように)さらに!!」 窪沢  「キンダニ」 伏馬田 「ちがーう!!金田一一(はじめ:しってるか)だ」 牧郷  「お」 窪沢  「入ってる」 伏馬田 「つまりだ、これらの事を総合して、・・・・・犯人はお前だ!!」 *         牧「どれ?」窪「さあ」 *客を指さす 三人  「・・・・誰?」 伏馬田 「彼(女)はアメリカ国籍を持つイタリア系ブラジル人、母方が日本人。父      方がフランス人で、元KGB所属」 三人  「・・・・・・で?」 伏馬田 「名をユーリ・ミノフスキー、ドイツ人だ」 峰山  「おい」 牧郷  「どうしてイタリア系ブラジル人で、ドイツ人なんだ?」 伏馬田 「それはだな、国籍が・・・」 牧郷  「アメリカで、どうしてドイツ人なんだ?」 窪沢  「(犯人容疑の人に)ゴメンネ」 牧郷  「ふーん、元KGB、この際CIAでも、FBIでも関係ない」 伏馬田 「違う、元KGBを偽装したSWATなんだ。」 牧郷  「SWATへぇーなんの略?」 伏馬田 「・・えーと、Special Weapons And Tactics?」 牧郷  「(絶句して)あたり」 伏馬田 「嘘、ほんと?やったあ!!!」 牧郷  「普通の奴なら、Special Weapon Attack Team      が関の山なのに」 峰山  「調子にのんな」 *チョップ 伏馬田 「だってさ、少しくらい、せめて、この位の茶目っ気・・・ブツブツ・・・」 *隅でうずくまって、ブツブツ言ってる 峰山  「さ、話もどすか」 牧郷  「・・・どっちにしろ、これは謎かけみたいな物、それがわかれば、ゆずり      原君の事もわかるはず。でしょ、違う?」 峰山  「そうかな?」 窪沢  「でも、考えないよりかはマシか。」 牧郷  「そう、だって、どっちにしろそれしかできないもん」 峰山  「どうする伏馬田、」 伏馬田 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だあ      っ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 *空気が重い 窪沢  「ねえ、さっきから伏馬田オカシクないか?」 峰山  「多分、疎外感からの一時的幼児退行が引き起こした時代錯誤の発想が表面      化しているのかもしれない。元もと攻撃的な性格だったから、その単純さ      故にああなったのかも。」 窪沢  「伝染るかな?」 峰山  「その危険はないだろうけど、相手は伏馬田だ油断できない」 牧郷  「話がズレてるわよ」 峰山  「シッ!あばれるかも、伏馬田・・・」 伏馬田 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 峰山  「32+49は?」 伏馬田 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 窪沢  「指使ってる、あ、いじけた」 牧郷  「なんで?」 峰山  「指がたりなかったからだ」 牧郷  「そんなこと・・・」 峰山  「いや、今の彼にとって重要な問題だ、計算方法の一つをこれで失ってしま      ったからね、じゃ、・・・」 牧郷  「駄目よ、ここで難しいのだして、あのバカが答えるっていうのはパターン      だし調子に乗るわよ。」 峰山  「あえて、やってみたほうが、」 牧郷  「つまんないわよ」 峰山  「そうかなあ」 窪沢  「・・・お手」 *伏馬田お手をする 窪沢  「これ、飼おう!」 峰・牧 「馬鹿なこというな!!」 峰山  「食えるか、こんなもん」 牧郷  「食うって!アホ、それに、そいつ、このままだと時間だけを稼ぐだけのボ      ンクラ亭主のナマクラ刀よ!いい!?時間のムダ遣い、」 窪沢  「そうだね、つかえないんじゃ、しょうがないよね」 伏馬田 「・・・・・・・・・はっ、ここはどこ?、今まで一体?」 峰山  「都合いいなあ、」 牧郷  「みんなに捨てられる瞬間の復活。」 伏馬田 「よし、ゆずり原の遺書を検証してみよう、何か分かるかも知れない、否、      分からなくてもいいのだ、そうだろう」 峰山  「そうか?」 牧郷  「ちがうわよ」 伏馬田 「答はださなきゃいけない!・・・・ふう!、やっとみんなの意見が一致し      たな、新たなスタートラインに今立った。俺個人としては少し不本意な気      もするが、この際しかたない。みんなで、この問題をいざ、とこうでわな      いか!!」 峰山  「八方美人て、こうゆう奴か?」 牧郷  「こいつは男だよ」 窪沢  「八方男人?」 牧郷  「なんか、北京とかから出てきた原人みたい」 伏馬田 「でわ!まず、どの遺書からいこうか!」 峰山  「アダムとイヴか?やっぱり」 窪沢  「ピカソからがいいんじゃない?なんか、いかにも解いてくれってかんじで      さ、」 峰山  「アダムもはってると思うぞ、」 窪沢  「いや、何となくなんだけどね」 牧郷  「それでもいいんじゃない、じゃまず、ピカソ。窪沢君言い出しなんだから      何かしらの考えはあるって思っていいよね?」 窪沢  「例えば、この長い名前の中の神の名に謎が隠されているとか?」 牧郷  「で、どれが神の名前なの?」 窪沢  「えっ、・・・・・・・・・・・さあ」 峰山  「つかえん、本当につかえん、」 伏馬田 「でも、あの人って本当にすごいのか?」 峰山  「なんでだよ、」 伏馬田 「芸術家って、その能力を小さい頃からフルに使うから、若くして死ぬケー      スが多いんだろ?でも、あいつは92で死んだんだよ、それでもすごいの      か?」 峰山  「例外だろ、女をとっかえひっかえだったし、・・・そうだ平和の象徴なん      だかしっているか?」 伏馬田 「馬鹿にすんな!ハトだよ」 峰山  「ピカソが”戦争と平和”ってタイトルの壁画んときに描いたハトが基にな      っているんだ。今世界中の人間が平和の象徴って聞くとハトって言うだろ      その影響力は、すごいと思わないか?」 伏馬田 「そりゃすごいけど、ゆずり原は、そこまで知ってたっていいきれるか?」 峰山  「イヤ、」 伏馬田 「だろう、あいつは、そういったことに全然興味を持ってなかっただろう、      ・・・ということは、」 牧郷  「ピカソはダミー」 窪沢  「でも、何でそんなことを、」 牧郷  「こうやって遊ぶ奴が出てくると思ったんじゃない?だから解かれない様に      ダミーをはったってことよ。」 窪沢  「じゃ、じゃあ、解かれたらマズイような遺書を残したってことなんですか?」 峰山  「そうかもしれないし、違うかもしれない、聞こうにも本人は死んでいる。      ”死人にシナチク”よくいったもんだね」 牧郷  「くちなしよ」 峰山  「そうともいう」 窪沢  「でも、そうなのかなあ」 峰山  「なんだよ、納得できないのか?」 窪沢  「だって、僕らみたいなのが、すぐわかるような伏線のはりかたするかな?      ゆずり原の書いた推理小説読んだ事あるでしょ、プロの小説家よりすごか      ったじゃん。そんな事をできる奴が、こんな簡単な問題だすかな?」 峰山  「ミスリードって奴?」 窪沢  「そうとも言えるんじゃないかなって、・・・その。」 牧郷  「結構錯乱してて、こんなのも作ったんじゃないかな」 窪沢  「でも、それは無いよ。さっき僕が言ったじゃないか、親友だった僕が前日      に気がつかなかったんだから・・・」 牧郷  「・・・・・・・・・ま、そこまで言うなら、いいけどさ」 窪沢  「その目は信じてない。」 牧郷  「そんな事ないわよ」 伏馬田 「とりあえず、次。”銃の撃ちすぎは癖だ”は?」 牧郷  「それは私の言ったやつじゃないの?」 峰山  「いや、こうゆうのって、サブリミナル的な何かを感じる」 牧郷  「サブリミナル?ああ、あの怪しい(ピーーーーーー)の事」                       ↑(その場で入ると笑える) 峰山  「あそこのは、一秒30コマにちょちょっと絵をいれるやつでしょ。あんな      のは80年代ビデオがHモノをみたいって衝動から子供のせいにして買っ      た親父の世代ってのがあって、ま、それで一家に平均二台位普及してるっ      てゆうけど、そんなことはいいんだ。それでコマ送りって機能があるでし      ょ?あれでアニメのメカアクションとか美少女キャラとかをコマ送りで見      てたオタクどもがいたの。そういったユーザーの為に、制作会社が爆発の      シーンとかに目を付けて関係無い絵を入れた時期があって、たまたま、そ      ん中に”ポアしなさい”ってのが口癖の夏あたり、むさい髪型をしたオヤ      ジがでてたわけ、別に悪いことじゃないよ。科学的に100パーセント証      明されたものでもないし、ここで一番マズイのは、イコール悪い物って考      えが日本全国に蔓延したことなんだ。これこそ集団催眠じゃない?だから      未だに本名じゃなくて、麻原なんて、あ、言っちゃった。・・・・まいっ      か、あれリングネームじゃないけど芸名みたいなもんだろ。なんで本名で      報道しないんだ!もういいや!ついでにいってやる!ワイドショー好きな      奴は死んでしまえ!犯罪者の肉親にインタビューするなんて愚の骨頂じゃ      ないか!ただでさえ肩身狭いのにマスコミが、それに追い打ちをかけてど      うする!それを苦に自殺した事件がいくつある?一つ二つじゃいぞ!しか      もそれは知らないてな具合で放送しない!少なくとも俺は見た事がない!      見ないせいかも知れないが。見てる奴も同罪だ!謝罪しろ!償え!俺は!      俺は!」   伏馬田 「わかった、わかったって(と峰山を抑える)お前は間違っていない、本当      だ俺が保障する。お前は間違っちゃいない」 牧郷  「で?つまりどうゆう事?」 峰山 「つまり、あれはサブリミナル効果を狙ってるんじゃないかって」 牧郷  「映像効果以外にあんの?」 峰山  「あるの、」 窪沢  「あーーーーーーー知ってるキャメルのタバコだ」 峰山  「そうゆうこと、」 牧郷  「どうゆうこと?」 峰山  「あれにはキャラクターとしてサングラスかけたラクダがいるよね」 牧郷  「うん」 峰山  「あれの鼻、なんかに見えない?」 牧郷  「なにって?・・・・・・・・・・・・あーちん・・・」 *ここで、峰山、牧郷を制止する(手をだす?) 峰山  「それ以上いうな、芝居の品位に関わる、でタバコくわえてるところが」 牧郷  「スケベ」 峰山  「でも、そういったイメージを隠して表現することによって購買意欲をかき      たてたりしてるんだ。そこらのデパートのクリアランスセールとかでも、      よく考えてみると、そうだったりしてるよ」 牧郷  「じゃ”銃の撃ちすぎは癖だ”っていうのは」 峰山  「ADDICTION”病みつき”ってやつじゃないかなって」 牧郷  「あ、あれか、猿のオナ・・」 伏馬田 「だまれーーーーーーーーーーー!!女の子がそんな事いうなーーーーーー」 *「だまれー」でグルグル回ってほしい(希望) 牧郷  「お前、女に幻想抱き過ぎだよ。今の女は軽いのが多いんだよ」 伏馬田 「少ない方の女がいい」 峰山  「少ない方の女がいい」 窪沢  「少ない方の女がいい」 牧郷  「それって差別じゃない?」 伏馬田 「区別!」 峰山  「区別!!」 窪沢  「区別!!!」 男三人 「区別!!!!」 牧郷  「くっそう、・・・あ、今思いだした。遺書の中に”その人は妻エヴァを知      った”ってのがあった。」 峰山  「何?それ」 窪沢  「それ旧約聖書の創世記の中の一遍だよ。」 峰山  「卑猥だなー聖書も」 伏馬田 「小さい頃さ、国語辞典の”性”って字みて恥ずかしくなったことない?」 峰山  「あったあった。」 牧郷  「本線からズレてない?」 峰山  「つまりだ、キャッチコピーにも裏に何らかのメッセージを含ませる事によ      って理解できなくても、サブリミナルは作り出せるんだ。その大半は人間      の三大欲求、性欲・食欲・睡眠欲のどれかを使うと効果的だけど、十中八      九性欲がターゲット。ほらどっかのデパートで”いけばいくほど癖になる      ”っていうのが春のコピーだっだんだけど、これも今言ったのに当てはま      るでしょ。」 窪沢  「でも、そんな安易にわかるもんかなあ。」 峰山  「犯人の心理として、」 伏馬田 「違うぞ」 峰山  「オホン、こうゆう謎掛けっていうのは、そもそも解かれる事に意義がある      んだ。数学史上最高の天才、エバリスト・ガラのだした。今もってしても      解けない公式も、いずれは解ける。クイズだって解けなきゃ狂言になるん      だから」 窪沢  「でもさあ」 峰山  「みなまで言うな。わかってるわかってる」 窪沢  「峰山の推理、今まで当たった試しがないじゃないか」 峰山  「あのーーー、ひょっとしてえ、窪沢君の心配というのは・・・・」 窪沢  「お前、峰山の変な推理の事だよ」 伏馬田 「そうか、それがあった」 峰山  「おい!」 牧郷  「うん、一理ある。」 峰山  「そんなあ、マッキーまで」 牧郷  「誰がマッキーだ。私はマジックじゃない」(平手か?裏拳か?:笑) 峰山  「うーん、いいモノもってるな。もうちょっとしぼって」 牧郷  「ヘビーか?ウェルターか?ミドルか?」 峰山  「だ、誰がボクシングの事なんか、お前か伏馬田!!」 伏馬田 「何を言う!!俺は牧郷が、ボクシングで、ひょっとしたらひょっとするな      んて事なんか、・・・・今考えちゃった。・・・スゲー!(想像してる)」 *牧郷、伏馬田にジャブをかます 伏馬田 「(牧郷に)グ、君の瞳はジャブのようだ。初めはたいした事ないが、あと      からあとから効いてくる。罪だね」 *と言って倒れる 窪沢  「にあわん」 *伏馬田復活 伏馬田 「お前がげんなりしていうな!!。瞳はわからんが、ジャブは効くんだぞ!!」 牧郷  「お前が強気でゆうな!。全くさっきは差別しといて今度はこれか、・・・      ふう、」 窪沢  「これって、セクハラ?」 峰山  「違う」 伏馬田 「ちょっと違う」 牧郷  「婦女暴行」 峰山  「そう」 伏馬田 「そう、あ、違う、俺のは違う」 峰山  「お前、俺を売ったな、」 伏馬田 「誰に?」 峰山  「こいつに」 伏馬田 「売ってないよ、人身売買はいけないんでちゅよ。・・・」 峰山  「何で言葉が幼稚なんだよ」 伏馬田 「だってね、あのね、今日デートだったの」 牧郷  「またきた?」 窪沢  「多分。」 伏馬田 「でもね、ここでこーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんな事      してるから、行けないの」 峰山  「そうか、それは大変だ。でもね、君、デートというのは”日付”って意味      なんだよ、わかるかな?」 窪沢  「とりあえず正解」 伏馬田 「そうか、デートって日付だったのか。じゃあ男にとって女は日付だったん      だ」 牧郷  「あ」 窪沢  「いっちゃった」 伏馬田 「じゃあ牧郷は”13日の金曜日”」 牧郷  「何?!」 伏馬田 「え、”仏滅のブラックマンデーの大殺界”?」 牧郷  「分かった。こいつワザとやってる。」 窪沢  「まあまあ」 伏・峰 「ハッハッハ」 *と言いつつ下がる。追おうとする牧郷を窪沢が羽交い締め 窪沢  「まあまあ」 牧郷  「離せえ!あいつら刺す!絶対刺してやるうう!!」 窪沢  「まあまあ」 牧郷  「・・・と。ところで、本当に、なんともなかった?前日。」 窪沢  「えっ」 牧郷  「二人とも行ったから聞くけど、本当に彼女、ゆずり原は平気だった。」 窪沢  「何で、女だって知ってるの?。」 牧郷  「一度ぶつかったのワザと、いくら小さくてもわかるもの。それに、あんな      にカワイイくて、か細い声してれば、どんな女の子だってイジメてみたく      なるもの。」 窪沢  「・・・・・・・・・」 牧郷  「あの子がどうして女なのかは窪沢君に聞いてもしかたないものね。答えな      いでしょ?。だって、それで友情が成立していたんだろうし、この仮説が      本当なら、喋った事によって友情は崩れた物のなる、そうゆう理由じゃな      くても言った事に対する罪悪感で窪沢君は押しつぶされちゃう。そうでし      ょ」 窪沢  「ゆずり原が女だって知ってる時点で、牧郷さんが知っておかなきゃいけな      い事が一つある」 牧郷  「何?」 窪沢  「彼女には無いんだ。」 牧郷  「無い?」 窪沢  「そう」 牧郷  「何が?」 窪沢  「アレ、」 牧郷  「アレ?。・・・・女の?」 窪沢  「そう、でも、別にガンとか病気で無くなったわけじゃなくて、生まれつき      なんだ。」 牧郷  「何でそんな事」 窪沢  「僕も不思議に思った。でも僕達の友情が、それのせいで生まれたわけじゃ      ないし、彼女の死の理由もそれじゃない。それだけは言える。」 牧郷  「じゃ、なんなの?」 窪沢  「それがわかれば、それがわかれば苦労はしないし・・・アレ?」 *峰山・伏馬田後ろ向きで来る。 窪沢  「どうしたんだろう」 牧郷  「どうせ、馬鹿してんのよ」 窪沢  「聞かれたかな?」 牧郷  「大丈夫、もしそうなら」 窪沢  「なら?」 牧郷  「頭割ってでも忘れさす」 窪沢  「怖いなあ、ねえ、どうしたの?」 峰山  「窪沢?、ヤベ、ここまで下がったか伏馬田、止まれ」 牧郷  「少なくとも、聞いてないね」 窪沢  「そうみたい」 峰山  「部長が来た。」 牧郷  「部長?」 伏馬田 「知らないのか?、我がサークルの馬本部長を!」 牧郷  「馬本?知らん」 窪沢  「知らん」 牧郷  「今更新しいキャラクターはいらない」 窪沢  「今更新しいキャラクターはいらない」 峰山  「馬鹿モン!。この人おこらしたら、この大学で生きて行けないよ」 窪沢  「だって、僕サークルになんか入ってないもの。」 峰山  「お前二年生だろ!。じゃ入って四年目じゃないか」 牧郷  「どんな計算だ」 窪沢  「どんなサークルだ。」 伏馬田 「スーパーファミコン・プレイステーション・セガサターン・3DO・ネオ      ジオ・バーチャルボーイ・ゲームボーイ・PC9821完備、勿論ビデオ      はS−VHS、ソフトは某アイドルのAVから、95年版NASAの非公      開のモグラらしき生物の写った火星の表面映像のマスターまで6万本!ど      うだ凄いだろ!!」 窪沢  「確かに凄い、某アイドル貸してね」 伏馬田 「おう!!!!!!!」 窪沢  「で、サークルの名前は?」 峰・伏 「トマス・モア研究会」 窪沢  「ゲーム機と何の関係があんの?」 峰・伏 「無い!」 窪沢  「じゃ、いらないじゃん」 峰・伏 「いる!」 窪沢  「なんで!」 峰・伏 「なんでも!」 窪沢  「子供だよ、」 峰・伏 「馬鹿!今どの大学のサークルも、これが基本だ!ここに来ている大学生未      満の人達!、大学生になれば1年の半分が休み!、校舎に来れば遊べる!、      さあ君も大学生になって僕と握手!!」 牧郷  「お前ら戦隊ヒーロー物か!、窪沢君も騙されちゃいけない!。第一その部      長が一向にこないじゃないか!!」 峰山  「尊師は今・・・」 牧郷  「誰が尊師だ!!」 馬本  「私です」 窪沢  「わっ出た。」 馬本  「人には、それぞれ流れと言う物があります。時代と言う濁流に流されたり、      川に落ちて流されたり、気がつけば服が質流れしてたり、大変な事です。」 牧郷  「・・・・・何が言いたいんだ?」 窪沢  「さあ」 馬本  「まだ、この現状を把握してないんですか?。かわいそうに」 窪沢  「こうゆうのって、さあ」 牧郷  「うん」 窪沢  「行き詰まった脚本に何か新しい展開を望むべく、とりあえず、新しいキャ      ラクターを投入することによって、今後の展開を静観しようっていう、作      家の手抜きって線が濃厚な気がしない?」 牧郷  「なまじ間違ってないかも。」 馬本  「な、何ユウデスカ!。全ク、ケラガワシイ!」 牧郷  「日本語の下手な外国人になる所がやっぱり怪しい」 窪沢  「うん」 峰山  「なんでそう考える!!。」 伏馬田 「なんでバレたかなあ」 峰山  「おい!!」 牧郷  「やっぱり」 窪沢  「こんな事だろうと思った。」 牧郷  「くだらない」 窪沢  「つまらない」 牧郷  「なさけない」 窪沢  「わらえない」 牧郷  「はずかしい」 窪沢  「バカらしい」 牧郷  「どうしょもない」 窪沢  「いきてけない」 牧郷  「とんでも・・・」 峰山  「あああああああああ!!!。黙れ!!うるさい!!」 牧郷  「ついに・・・」 峰山  「いいか!」 伏馬田 「馬本部長はな!」 峰山  「ゆずり原の遺書を!」 伏馬田 「持っているんだぞ!」 峰山  「では、どうぞ」 馬本  「”草は枯れ、花は散り、されど主の言葉は残る。”以上では、」 *馬本去る。 牧郷  「用が済んだら、さっさと去る。やはり場つなぎだったか・・・どうしたの?      」 窪沢  「・・・今の、」 牧郷  「あの、馬本の奴?」 窪沢  「あれ、新約聖書の奴だ」 牧郷  「あんたって、本当にそうゆうの詳しいね」 窪沢  「”草は枯れ、花は散り、されど主の言葉は残る。”・・・イエスについて      いた十二使徒の一番目ペテロの言葉だ。」 牧郷  「でも、十二使徒って曖昧なものでしょ?」 窪沢  「うん、マタイ・マルコ・ヨハネ・ルカ、この四人の書いた福音書で、新約      は出来ているけど、そこで出てくる十二使徒は福音書によって何人か違う      んだ、だから一説に十二使徒の人数はもっといたんじゃないのか?っての      もある。イエスを売ったの誰だか知ってる?」 牧郷  「バカにしないでよ、ユダよ」 峰山  「それくらい知ってるよ」 伏馬田 「常識だ!」 牧郷  「ったくカメレオンみたいな奴らだな」 窪沢  「はずれ、ユダは福音書によっては二人でてくるんだ。イスカリオテのユダ      が正解」 峰山  「ふ、凡人にはわからん事だな」 牧郷  「誰にいってんだ、オイ」 窪沢  「でも、ペテロは共通しているし、それに」 牧郷  「それに?」 窪沢  「ゆずり原が好きだった。」 伏馬田 「ケ」 *牧郷に殴られる(勿論グー) 窪沢  「”人は皆草の如く、その光栄は草の花の如し”、この言葉が好きだった。」 牧郷  「ああ、それ知ってる。福永武彦の小説”草の花”の冒頭がそれだ」 峰山  「ケッ、ちょっと知ってると、すーぐこれだ」 伏馬田 「知ったか知ったか」 峰山  「ブリッブリッ」 (間) 峰山  「俺の台詞汚い気がする」 馬本  「やあ!」 牧郷  「うわっ、また来た」 馬本  「いやいや、礼には及ばん。さっきの事で思い出したことがあってな、今年      の夏にお墓を作るバイトをしてな、いやーー掘ると骨がいくらでも出てく      る壮絶な物だったんだが、そこのとなりの墓の墓誌に、ほら、戒名ってあ      るだろ、○×院□△信士みたいなのが、そこに一年違いで亡くなった夫婦      が刻んであったんだ。旦那が八十四で奥さんが八十二だった。で、その戒      名なんだが、ヨゼフとマリアなんだよ。笑ったね。だって、そしたらその      息子、つまり跡取りがイエスだよ、もう馬鹿らしくて大笑いしたよ。おか      げで社長には怒られたけどね。おっと時間だ電車がくる。では、」 峰山  「なんか、美味しい所もってかれた気がする」 窪沢  「日本に宗教は定着しない、只そのファッションが残るのみ・・・か」 峰山  「誰の言葉?」 窪沢  「ゆずり原が高校の時書いた論文の結び」 牧郷  「今の話いかにも日本らしいね、坊さんがヨゼフとかマリアとか言ったんだ      よ、傑作じゃん自分はキリスト教信者ですとかいって死ぬと坊さんの世話      になる。国民感情も宗教観も個性もアイデンティティも存在しない国。だ      から平和か。」 窪沢  「日本は聖徳太子が政治目的で、仏教を輸入した時から回り回っている事だ      からしょうがないんじゃない?」 峰山  「たしかにね、世界中で宗派関係なく祝うのはクリスマスだけなのに日本は      グチャグチャだもんな」 伏馬田 「それっていい事なのか?」 峰山  「みんな何かにコントロールされてんだからいいんじゃないの?」 窪沢  「ゆずり原も、もうこの世界にオリジナルはないっていってた。今僕がこう      言っている事はゆずり原の受け売りでしょ、ゆずり原の言葉も誰かのコピ      ーだろうって言っていた。その誰かだって・・・」 峰山  「でも、俺は俺だぞ。それ以外に何がある。」 牧郷  「それが大事なんじゃないの?」 窪沢  「そう、こんな事考え出したら何もできない。生きる事すら拒否するような      ものなのかもしれない。」 峰山  「だから、自殺したのか?」 伏馬田 「なーるほどー!そうでしたか、では、あの事は関係ないのか」 峰山  「あの事?」 窪沢  「何?」 牧郷  「喋るよね?」 伏馬田 「どうっっしようかなあ」 牧郷  「峰山」 峰山  「ん」 牧郷  「刺せ」 伏馬田 「話します!話させていただきます!」 牧郷  「よろしい」 伏馬田 「あれは、秋の収穫の頃だった。西の空に光る物体が・・・という話は置       いといて、実は、・・・・・・・忘れてしまった。」 峰山  「このバカやろーー!!ここまで勿体ぶって、そのオチか!?これじゃ観客      の皆さんも怒るじゃないか!!嘘でもいいなんか思い出せ!!」 窪沢  「嘘はダメだ」 牧郷  「常識だ」 峰山  「その通り!」 伏馬田 「どっちの味方なんだよ」 峰山  「多い方」 伏馬田 「それじゃ僕の立場はどうなんの?」 峰山  「どうにもならん」 牧郷  「いいから、さっさと思い出せ」 窪沢  「頼むよ」 伏馬田 「むーーーーーーーーーー」 窪沢  「思いだした?」 伏馬田 「うーーーーーーーーーー」 峰山  「おい!」 伏馬田 「むーーーーーーーーーー」 牧郷  「いいかげんに・・・」 伏馬田 「あ!」 窪沢  「思いだした?」 伏馬田 「あーそうだ」 峰山  「ってボケる気か?」 伏馬田 「何て事いうんだよ!!。俺だってちゃんと思いだしたわ!!。恐れ入った      か!!」 峰山  「で、」 伏馬田 「う」 窪沢  「で、」 伏馬田 「え」 牧郷  「で、」 伏馬田 「ひっ」 牧郷  「なんで、私だとおびえんのよ」 伏馬田 「はあ、ついいつものクセで、」 牧郷  「・・・・ま、そんな事はいいやこの際、で”あの事”って何?」 伏馬田 「・・・ああ、その事。」 峰山  「ボケんなよ」 伏馬田 「あの日は、雨の強い日だった。ん、本当だって、UFOの話しじゃないよ、      国分寺の駅でさ、傘どうしようかななんて思ってて、そしたら、ゆずり原      が来てさ、入るかって言うんだよ。・・・それ、断った。いや、ひょっと      したら、それで・・・」 伏以外 「ハアー」 伏馬田 「どうしてみんなタメ息すんだよ!」 峰山  「そんな事で死ぬやつがいたら見てみたいわ!!」 窪沢  「うん。」 牧郷  「あ、それだ!」 峰山  「何が」 牧郷  「今さーっと思いだした」 峰山  「何を?」 牧郷  「だから、私がゆずり原君の遺書いくつか忘れたって最初の方で言ったでし      ょ」 峰山  「何ページ前だ?」 伏馬田 「14ページ位前かな?」 牧郷  「何シナリオ読み返してる」 峰山  「ふんふん」 牧郷  「自分の台詞チェックすんな!!」 峰山  「つまり、残りの全てを思いだしたと言う事だね」 牧郷  「だねって、読むな!!」 峰山  「あっ」 牧郷  「あっ、じゃない」 伏馬田 「うーん、いい声だ」 窪沢  「違う事に使われるよ」 牧郷  「まったく。」 窪沢  「で、他に何があるの?」 牧郷  「んとー、”気がついたら、闇だった”。”叫べば叫ぶ程、強くなる”。”      いつかは、こうなる”。”忘れたら、もう逃げられない”これ位かな?」 窪沢  「四つか、どれも何か暗いね」 峰山  「自殺するやつは、皆そんなもんだろ、」 窪沢  「どれも、何かの状況説明みたいだね」 伏馬田 「気がついたら、闇だった」 牧郷  「叫べば叫ぶ程、強くなる」 峰山  「いつかは、こうなる」 窪沢  「忘れたら、もう逃げられない」 伏馬田 「一人一人が言うと、その人に宛てているみたいだね」 峰山  「怖い事言うなよ」 伏馬田 「だって、」 牧郷  「そうかもしれない」 窪沢  「え?」 牧郷  「だって、今自分の言った言葉、しっくりくるでしょ?」 峰山  「なんとなくな」 伏馬田 「くるけど、何の事だ?」 窪沢  「僕らに忠告かな?」 牧郷  「何に対して?」 峰山  「それがわかれば苦労は無いだろう。こうゆうのはそうゆうのが相場だよ」 牧郷  「サスペンスホラーじゃないんだから、そんなB級的な考え方やめなよ」 窪沢  「でも、」 峰山  「でも?でもなんだよ、窪沢」 窪沢  「でもさ、ゆずり原に遊ばれてる気がして」 牧郷  「そうだったらバカらしいね。死体見てないんだから生きてるのかもしれな      いし、そうだとしたら、この客に紛れて見ているかもね。」 峰山  「やだよ、あんなホモ受けする奴」 伏馬田 「女の子に人気ありそうだけどな」 牧郷  「あんな事言ってますよ、旦那」 窪沢  「言わせといて、はあ」 峰山  「そうだよな、母性くすぐりそうだもんなあ」 伏馬田 「うん、変に色気のある時もあったし」 峰山  「男なのにな」 牧郷  「ヤバくない?」 窪沢  「なんとなくね」 伏馬田 「実は女だったりして」 牧・窪 「あ」 峰山  「だったら、うーん抱いてもいいかな?」 伏馬田 「ゲ、男だよ」 峰山  「バカ、女だったらだよ」 伏馬田 「うーん」 *伏馬田頭の上をくしゃくしゃかく 峰山  「なにしてんの?」 伏馬田 「男って概念を消してる」 峰山  「・・・・(待ってる)・・・・で、どうだ?」 伏馬田 「・・・いい!」 峰山  「だろ!」 伏馬田 「うん!!」 峰山  「な!」 伏馬田 「うん!」 峰山  「なっな!!」 伏馬田 「うんうん!!」 峰山  「なっなっな!!!」 伏馬田 「うんうんうん!!!」 窪沢  「いつまでやると思う?」 牧郷  「二人が飽きるか、客が引くか、どっちかのときだな」 *好きなだけしていいよ(笑い) 峰・伏 「あー疲れた」 窪沢  「どっちだ?」 牧郷  「客が引いたな」 伏馬田 「引いてない!!俺達は職人だぞ!!」 窪沢  「いつから?」 伏馬田 「今から」 峰山  「そうだ!!職人は見極めが上手いんだ!!俺らは正しい!!」 牧郷  「じゃあ一つ聞くが、こっから、どうすんの?」 峰山  「客ひいちゃったしなあ」 窪沢  「おもいっきり認めてんじゃねーか!!」 伏馬田 「悪いか!!」 窪沢  「悪い」 峰山  「そうか、悪いのか。うーん馬鹿にされてしまった」 伏馬田 「いえいえ、僕は馬鹿じゃありません。アホです。」 峰山  「自分でアホっていっていりゃ世話ねえな」 伏馬田 「え、誰がアホっていったんですか?」 峰山  「お前が自称したじゃないか」 伏馬田 「え、僕アホだったんですか?」 峰山  「てめっ。あっ窪沢とめんな!俺はこいつ殴らんとおさまらん!!」 窪沢  「相手にしだしたらおわんないって」 伏馬田 「フッ、君とはちゃんと決着をつける必要が有りそうだね。」 峰山  「おお!!望む所だ!!。放せ窪沢!!」 牧郷  「こっちとしては、危険回避かな?」 窪沢  「でも、この展開は、・・・」 牧郷  「なんか問題でもあんの?」 窪沢  「いや、アクションて、あまり無いでしょ、こうゆうのの場合」 牧郷  「うん」 窪沢  「そういった意味では革新的かもしんないけど、これは・・・」 峰山  「その時、目の前の相手が、最大のライバルだと確信した。」 伏馬田 「そして、これが、避けられない戦いと言う事も」 峰・伏 「一呼吸一呼吸が、永遠の時をなぞった!!。そこだ!!」 *ちゃんと考えてアクションしよう!!(燃えよう!!) 牧郷  「おお、恥ずかしい台詞の割に、燃えるものがある」 窪沢  「すごい」 峰山  「は、は!、はい!っと、はい!や!」 伏馬田 「ふん!、やあ!と、お!や!や!」 *イメージは勿論ジャッキー・チェン 峰山  「ふ、やるな」 伏馬田 「その動き、お前軍にいたか?」 峰山  「イギリス軍、特殊空挺部隊だ。」 伏馬田 「SASか、どうりで」 峰山  「そうゆうお前は、なんだ」 伏馬田 「IRAだ」 牧郷  「それ、軍じゃなくてテロリストだぞ」 峰山  「SASと因縁関係がある事には違いない。」 窪沢  「どゆこと?」 牧郷  「んー単純にいうと一七世紀に北アイルランドの入植者の宗派上の差別とか      で、ま、他にもあるけど、それで生まれたのがIRA、そこに派遣された      のがSASってわけ。」 窪沢  「で?」 牧郷  「そゆこと」 峰山  「今の説明で、こっちは体力快復ができた。」 伏馬田 「こっちもだ。」 峰山  「いざ、」 伏馬田 「来なさい!!」 *すごい戦い(笑い) 窪沢  「いつまでやると思う?」 牧郷  「メリハリないと面白くないし」 峰山  「なかなかやるな」 伏馬田 「そっちもな」 窪沢  「ん?」 峰山  「これを受けきれるかな?」 伏馬田 「む!」 牧郷  「必殺技か?」 窪沢  「ってことは死ぬのかな?」 峰山  「ひょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」 *窪沢後ろから叩く 窪沢  「破れたり、」 峰山  「くっ、」 伏馬田 「ふはははははははは、今のは俺の影だ。」 牧郷  「卑怯」 窪沢  「うん、僕のしたことなのに」 牧郷  「よけいなことして」 窪沢  「だって、暇だったんだもん」 峰山  「くらえ!!」 伏馬田 「くわん!!」 *伏馬田よける!!! 伏馬田 「はっ」 *峰山反転して攻撃 峰山  「これだよ」 *峰山、伏馬田抱き合うようにして倒れる 窪沢  「あちゃー」 牧郷  「やった」 峰山  「とう!」 伏馬田 「やあ!」 窪沢  「立ったね」 牧郷  「ああ、これからだ」 峰山  「ふっ、こんな戦いはフォークランド紛争以来だ。」 窪沢  「あってんの?」 牧郷  「SASも参戦したけど、」 窪沢  「けど?」 牧郷  「それじゃ彼奴いくつよ!親位の歳だよ、それじゃ、」 伏馬田 「俺はベトナム戦争以来だ」 窪沢  「あれは嘘だな、」 牧郷  「みえみえだよ」 峰山  「俺はネオナチとも戦った!!」 伏馬田 「俺も奴らとはやった!!」 窪沢  「自慢話になった。」 牧郷  「ネオナチね、あんな下らない所と勝負すな!!!」 峰・伏 「下らなくないわ!!!!!!!」 *戦う 窪沢  「やっぱり、そうなの?」 牧郷  「彼奴らがいってんの多分スキンヘッドのガキ連中のことでしょ。本当のネ      オナチはもっと水面下でやる連中のことよ。最近だと、アウシュビッツの      ガス室はなかったってやつ、あれでマルコポーロって雑誌が廃刊になった      でしょ。あれは、彼奴らの仕業だっていわれているわ。」 窪沢  「なんか、オカルトオタクとかが引っかかりそうなネタだな」 牧郷  「引っかかったから、廃刊になったのよ」 窪沢  「情報の氾濫で自分が見えない奴のあがきか、」 牧郷  「メディアが浸透しすぎて、嘘も現実と思うようになった、インテリモドキ      が増えただけよ。しかも、救えない。」 峰山  「いつまで喋ってる!!」 伏馬田 「ちったあこっち見ろ!!」 窪沢  「やめるにやめらんないんだな」 牧郷  「馬鹿ばっかり」 馬本  「私を呼んだかな!!」 窪沢  「まただよ」 馬本  「止め給え」 窪沢  「うわっ、純文学的台詞」 馬本  「何があったかしらんが、原因を究明し、お互いを理解し、和解し給え」 牧郷  「あ、いなくなった」 窪沢  「本当に美味しい時にしかこない」 峰山  「伏馬田!さっそく原因究明だ!」 伏馬田 「おう!!」 窪沢  「しかも、効果覿面」 峰山  「で、なんだっけ?」 伏馬田 「SASとIRAしか、覚えてない。」 峰山  「俺もだ」 窪沢  「はああー」 牧郷  「原因がいい加減過ぎたもんなあ、」 峰山  「え、そうだっけ?」 牧郷  「これだ」 伏馬田 「はっ、思いだした!!。確か、湾岸戦争に核兵器使用が考えられていたか      どうかの議論で、」 峰山  「それだ!!」 牧郷  「違うよ!!」 窪沢  「それ、割と最近新聞に出ていたよ。使おうとしてたって。」 牧郷  「マジ?」 窪沢  「うん。ひょっとしたら、イラクが第二の被爆国になってたかもね。」 峰山  「イラクと仲間意識なんかない!!」 窪沢  「でもね、同じアジアの国だよ。」 牧郷  「私は自衛隊の掃海艇派遣は反対だ!!!」 伏馬田 「なんで?国際貢献はいい事なんだよ。」 牧郷  「あのね、自衛隊って言っているのに、どうして他の国の事守らにゃならん      の?。あん時、日本が攻撃されたらどうすんの?。先進国で最も貧乏な軍      隊だよ。」 窪沢  「そう考えるとね。」 牧郷  「でしょう、中国の新戦闘機開発の事への懸念の事だってそうよ。あれで日      本の防衛体制が危ないだって?。こっちだってFSX作っといて何言って      んだか。」 峰山  「牧郷と話してると別な意味で大変な事になりそうだ」 伏馬田 「うむ。」 窪沢  「あ、あのさ、」 牧郷  「なに?私はまだまだ言いたい事があんの」 窪沢  「いや、話の本題がズレてんだけど」 牧郷  「なによ、今まで散々ずれてんじゃないか!!ここで一つや二つズレたって      かまわないでしょうが!!違う?」 峰山  「そのとーし!!」 窪沢  「るさい!!」 伏馬田 「そうだよ、窪沢君。ここまで来て逃げちゃいけないなあ」 窪沢  「逃げてない。少なくとも、お前らより。」 伏馬田 「あんな事いってんよ」 峰山  「まあまあ、で、SFXがどうしたって」 牧郷  「ハリウッド映画じゃないわよ!!FSX!!日本の次期主力戦闘機!!全      く無知なんだから」 峰山  「それ、知らなくても生きていけると思う」 伏馬田 「同感」 窪沢  「賛成」 峰山  「ここは民主主義国だ。一応、多数決で負け。」 牧郷  「私が何に負けたんだ!?。何に!!」 峰山  「まあーいわゆる、そのー」 牧郷  「誰のまねだ?」 伏馬田 「あれは、天保の飢饉の時であった。」 牧郷  「誰が日本昔話しろって言った?」 窪沢  「まあまあ、落ちついて、ね」 牧郷  「ヤダ」 峰山  「ヤダ」 伏馬田 「ヤダ」 峰山  「ここは民主主義国だ。多分、多数決で・・」 窪沢  「やめんか!!」 峰山  「窪沢・・そんなに怒ると、血糖値が上がるぞ」 窪沢  「血圧だ」 峰山  「おー!!ここまできてて冷静!!これは評価すべきだ!!拍手!!」 *三人の冷めた拍手 窪沢  「全然うれしかない」 伏馬田 「だそうです」 峰山  「うーん、しぶとい」 牧郷  「はっ、つごうよく、私の話の腰折られた。」 峰山  「長い人生そんな事もある」 伏馬田 「そんな事だらけだったりして」 牧郷  「しかも、コンビネーションが確立されてる」 窪沢  「だーーー!。こんな事ならさっきの戦争の話の方がマシだ!!」 牧郷  「戦争じゃない!!。軍備拡張の話だ。フランスも核抑止力が出来るのは核      しかないっていう考え方は、よくわかる。けど、実験には反対だ!!どー      せならパリの凱旋門を中心にして半径10キロ位の核使って実験すりゃい      いのに、自国内で実験している中国の方が変だけど、偉いよ」 窪沢  「なんか違わない?だって、国の大きさが・・」 牧郷  「関係ないよ!!。日清戦争や日露戦争じゃ日本は勝ったでしょ。自国より      大きい中国や旧ソ連に。」 峰山  「知ってます。あの時アジアに孔明の復活って言われた奴ですね。」 窪沢  「違うよ、それは、フランスが中国に進軍したときに総戦力差があったにも      かかわらずフランスに勝った、中国の指揮官にあてられた言葉だよ。当時      の新聞にも載っているよ。」 牧郷  「すごーい、私知らなかった。」 峰山  「宗教・哲学以外なら勝てると思ったのに、お前史学科だろ!!」 窪沢  「ここには、経済と経営しかないよ」 峰山  「ひっかかったなー!。四月から、コミュニケーション学部もあんだよ!!」 伏馬田 「FMで宣伝もしてたんだぞ。やーいやーい」 窪沢  「・・怒りだ・・」 牧郷  「落ち付けや」 窪沢  「なんか勝った気がしない」 牧郷  「まあまあ」 窪沢  「アレみて落ちつけるか!?」 牧郷  「無理だろうけどさ、・・・」 窪沢  「だろ?」 峰・伏 「やーいやーい」 窪沢  「・・・・・」 峰・伏 「やーいやーい」 牧郷  「窪沢君?」 窪沢  「あー!!堪忍袋の緒は切れるためにある!!」 峰山  「やるか!!」 窪沢  「やらん!!」 伏馬田 「まったく、これなんだからな。」 窪沢  「だいたいなあ、お前が一人ボケ、さらにボケ、オマケにボケ倒したりする      から、峰山と格闘しなきゃいけなくなったり、すんだよ!!」 峰山  「そうか、それで、やっていたのか、じゃあ、帰りに”鉄拳2”やっていく      か?」 伏馬田 「フッ、新しいコマンドを三つ、覚えてきてるんだぞ。」 峰山  「俺には10連コンボがある。」 窪沢  「もう何してんだかわかんないよー」 *頭くしゃくしゃ 牧郷  「もともと、ゆずり原君の事で集まっているんでしょ。」 窪沢  「そうだった」 峰山  「忘れてた」 伏馬田 「誰だ!!散々混乱させたのは」 *三人の冷たい視線 伏馬田 「俺が全て悪いわけじゃない!」 窪沢  「全ては、伏馬田が僕を殴ってからだ。」 峰山  「そして、お前は壊れて、俺とお前の力関係も、いつのまにか逆転している。」 牧郷  「そういえば、」 窪沢  「気がつかなかった」 峰山  「これの脚本書いてる奴も読み返さない限り気がつく事はない」 牧郷  「じゃあ、ここまで書いて初めて読み返したのね。酷い奴。」 窪沢  「そうゆう、内輪ネタはやめようよ。」 伏馬田 「それも、俺のせいか?」 三人  「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 伏馬田 「ま、またジュゲムやるぞ!!」 峰山  「やれば」 窪沢  「覚えてる?」 牧郷  「くっだらない」 伏馬田 「俺にとって現実はどこにあるんだ!!!!!WHERE!!WHERE!!」 牧郷  「壊れた」 峰山  「これで静かになるかな」 窪沢  「ねえ、」 牧郷  「どしたの」 窪沢  「現実って、本当にあると思う?」 牧郷  「は?」 峰山  「何馬鹿な事言ってんだよ。お前も壊れたか?」 窪沢  「いや、あのね、例えば、例えばだよ、今ここが、現実だよね。最後までき      いてよ。目の前には、みんなが居て、こっちを見てる。でも、ないんだ」 峰山  「はあ?、何わかんない事をブッ!!・・・・・」 *牧郷に殴られる 牧郷  「で?」 窪沢  「つまり、僕を主体として考えた場合、今目の前にしてるものは存在してる      けど、それ以外は存在しないんだ。例えば、このドアの向こうは、僕がな      にかの必要性を感じない限り存在しなくなっちゃうってこと。」 牧郷  「自分が行動に出ない限り存在しないって事?情報としては存在しても。」 窪沢  「そんな感じ。イギリスに行こうとすると、地図と同じ位置にイギリスが出      来るんだ。」 牧郷  「エレベーターみたいな感じね。自分は移動してないのに行きたい所につい      ちゃうって感じでしょ?」 窪沢  「それじゃ、どこでもドアだよ」 牧郷  「いずれにせよ、目でみえる物も信じられなくなると、そうゆう考えにでち      ゃったりするんだよ。知り合いが目が悪くなったとき、自分が悪くなった      って自覚がなかったから、何で毎日夢の続きみたいな感じがするんだろう      って思っていたんだって。鈍感なだけだけどさ、案外こんな事から、そう      ゆうふうに考えちゃうんだろうね。」 窪沢  「そんなもんなのかなあ」 牧郷  「そうだと思うよ」 峰山  「ってー」 窪沢  「あ、気がついた。」 牧郷  「急に壁に突進するんだもんおどろいちゃった。」 峰山  「そうだっけ?。誰かに殴られたような記憶が」 牧郷  「それは、頭打って痛みがあるから、そう錯覚してるんじゃないの。ねえ窪      沢君」 窪沢  「そうかもしれな・・・うん、そうだよね。そうだそうだ」 峰山  「そうか、そうかもな。そう考えたら楽になったぞ!!」 牧郷  「そう、それが一番!!」 窪沢  「鬼」 牧郷  「何?」 窪沢  「いえ、別に」 牧郷  「よろしい」 峰山  「しかし、俺がどの位死んでたかしらんが、こいつはまだか」 伏馬田 「・・・・・・・」 窪沢  「よほどショックだったんじゃない?」 牧郷  「そうかなあ」 峰山  「そんなんで、こんなんなるようなタマじゃねえよ」 窪沢  「なってるじゃん」 峰山  「窪沢君。君はそうゆう所が、かわいくない」 窪沢  「別に男にかわいく思われたくない。」 峰山  「はあああああ」 牧郷  「何ため息してんの。」 峰山  「ああ嘆かわしい、今の時代はこれだよ」 窪沢  「どれだ?」 牧郷  「どれ」 峰山  「もういいよ」 伏馬田 「わははははははははははあはははっはは」 *ムクっと起きて、壁のほうを向いて 伏馬田 「こいやあ!!」 峰山  「今度は」 窪沢  「マジかも」 伏馬田 「一人づつかかってこい!一人づつかかってこい!一人づつかかってこい!      一人づつかかってこい一人づつかかってこーーい!!」 *フラっとして倒れる。(石橋貴明風:わかる?) 峰山  「夢見てたな、多分」 窪沢  「なんの?」 牧郷  「一人づつかかっていったかな?」 伏馬田 「(倒れたまま)卑怯だぞ!!」 牧郷  「ボコボコだね」 峰山  「ボコボコだ」 窪沢  「生きてるかな」 峰山  「死んだな、夢のなかで」 窪沢  「・・・・・・・・・・・」 牧郷  「どうしたの?」 窪沢  「死んだな、夢の中・・・か」 峰山  「ん?どうした?」 窪沢  「もう、いいよ」 牧郷  「何が?」 窪沢  「もういいよ。(牧郷)さん」 峰山  「おい、何いってんだよ」 窪沢  「僕の為にごめんね、今日来たお客さんもごめんなさい。窪沢の(窪沢)で      す。まず、最初に言って起きます。ゆずり原は・・・本名で、二ヶ月程前      に自殺しました。」 峰山  「別に今言わなくても」 窪沢  「(峰山)さん達にこれ以上付き合ってもらってもわるいもん。それに、遺      書の事から離れ過ぎちゃったし、」 牧郷  「それはね」 窪沢  「別に責めてないよ。それで、ゆずり原の事ですが、今ここで、言った11      個の遺書が僕の所にきて、せめて、自殺の理由でもわかればと思って、こ      のサークルの友達に話して見たら、まあ、こうなったわけです。バーンシ      ュタインの遺作「エラトルラ」の構成に多少お芝居として成立するだけの      脚本のみを足して、殆どアドリブで進めていけば、答がでるかもしれない      し、こうやって見に来てくれた人のなかでわかった人がいるかもしれない。      そんな希望を持ちつつ、やってきました。僕のワガママですけど、どうも、      ありがとうございました。」 *窪沢一礼。 峰山  「ちょっと待て!それじゃ、俺ら役立たずか?」 窪沢  「いや、そうゆうわけじゃ」 牧郷  「そうゆうことになるよ」 峰山  「伏馬田みてみろ!!まだ、演技してるぞ。な、伏馬田、あ、本当に寝てん      じゃない!!」 伏馬田 「あさあー?俺今日早かったからさあ眠くて」 峰山  「緊張感をそぐ奴だな、ったく」 窪沢  「それに、(峰山)に言っておきたい事があるんだ。」 峰山  「なんだよ、もう何言っても驚かないぞ」 窪沢  「あのさ、ゆずり原を実は女の子だったって事にしようって、僕が言ったで      しょ?」 峰山  「ああ、その方が面白いからな、まあ女だったとしても、結構いいし、」 窪沢  「その通りなんだ。」 峰山  「へ?」 窪沢  「ゆずり原は女の子なんだ。」 峰山  「嘘、」 牧郷  「本当」 峰山  「本当に?」 窪沢  「いままで黙っててゴメン、只、女性としての機能が無いっていうのは、お      芝居用の設定だけど、・・・(峰山)?」 峰山  「くっっそうー!あん時ホモに走るんだったー!!」 牧郷  「(峰山)君、」 窪沢  「最悪、言うんじゃ無かった。」 牧郷  「あん時って?」 峰山  「いや、なんでもい」 牧郷  「日本語になってないわよ」 峰山  「よし、わかった!!。それなら、よけいに解きたくなった。おい!(伏馬      田)!起きろ!」 伏馬田 「うあ?」 牧郷  「人語になってない」 峰山  「ゆずり原女だったんだって、」 伏馬田 「(正気に戻って)ウソォー!!」 峰山  「本当だ、(窪沢)の奴他の男に取られたくなくて、彼奴を男装させていた      らしい。」 窪沢  「この、」 *牧郷、窪沢を手で制す 牧郷  「当たりでしょ?」 窪沢  「・・・・・・」 牧郷  「やっぱり」 峰山  「つまり、・・・ゆずり原もこいつの事好きだったから、承知したのか?」 伏馬田 「そうなるな」 牧郷  「イヤイヤだっていいな、」 窪沢  「何で?」 牧郷  「このままだと、(峰山)やる気なくしちゃうよ」 峰山  「うーんだったらやる気なくす・・・」 窪沢  「それには、多分・・・イヤイヤだった。」 峰山  「本当か?」 窪沢  「男に二言なし」 峰山  「おおし!!じゃあ解くぞ!(伏馬田)!!」 伏馬田 「よおっっぉし、それをオカズに、もう一寝入りだ!!」 *伏馬田、深い眠りにつく 峰山  「やろっ、一人だけいい思いしやがって」 牧郷  「普通夢は一人で見るもんよ。」 峰山  「でもなあ」 牧郷  「そんな事よりも、遺書を解いて、生きているなら生身のゆずり原に会う方      がよっぽど役得じゃないの?」 峰山  「うーん」 牧郷  「夢なら、いつでも見れるんだから、夢で会うのと、生身に会って、さらに      フレッシュなオカズにするのと、どっちがいい?」 峰山  「ふれっしゅ!」 牧郷  「じゃあ、考えてみましょ」 峰山  「おっしゃあ!!やるぞ!!なんでもかかってこい!!。ただし一人づつだ!!      」 窪沢  「伏馬田の台詞やってどうすんの」 峰山  「いいな窪沢!!」 窪沢  「ハイハイ。」 牧郷  「どっからすんの?」 峰山  「最後に言った4っつ何だった?一番新しい奴から解いてやる。文句無いな      (窪沢)」 窪沢  「・・・うん、いいけど・・”気がついたら闇だった””叫べば叫ぶほど、      強くなる””いつかはこうなる””忘れたら逃げられない”の4っつだよ」 峰山  「気がついたら闇だった。ったく、ゆずり原ってむかつくな、友達になるん      じゃなかった、っと。ごめん、なんだと思う?」 牧郷  「連想ゲームみたいなもんじゃないの?」 窪沢  「ゆずり原の、小説のトリックはそうだった。言葉にいろんな意味あいを持      たして、全部解けたとき、最後の言葉と、最初の言葉がつながったりした      り、事件とは全く関係ない人もトリックに加わってたりするんだ。」 峰山  「じゃ、これが最初じゃないのかも。」 牧郷  「別にどっから始めても結局全部見るんだから同じだよ。ね窪沢君。 窪沢  「えっ、ああ。うん。」 峰山  「そんなもんだな。で、なんかわかる?俺さっぱりで」 牧郷  「叫べば叫ぶほど強くなるって、犬の事じゃない?」 窪沢  「犬?ああ、吠えてると、強そうだよね、本当は臆病なのに」 峰山  「それだけ、わかっても、あ、関係ない奴も対象になるのか。じゃ誰かの飼      っている犬に何かあるかな?。俺は対象外だな。飼ってる?」 窪沢  「いや」 牧郷  「私も、」 峰山  「おい、(伏馬田)犬飼ってるか?」 伏馬田 「んー。なに?」 峰山  「犬飼ってるか?」 伏馬田 「んー、どれの事?」 峰山  「何種類かいるのか、」 牧郷  「断定できる物が、どれかにあるのか、どれだろ?」 窪沢  「気がついたら、闇、・・・真っ暗、見えない。」 峰山  「ん、?」 牧郷  「なにか、分かった」 窪沢  「盲人のことかなって、違うか、」 牧郷  「そうか、それだ。ねえ、(伏馬田)君家に盲導犬につかえる犬っている?」 峰山  「おい、盲導犬に使える犬いるか?」 伏馬田 「何?」 峰山  「盲導犬」 伏馬田 「ああ、ルイスの事?」 峰山  「ルイス?」 牧郷  「どっかで、」 窪沢  「ピカソの芸名だよ。パブロ・ルイス・イ・ピカソ」 峰山  「それじゃ、遺書の本名とは関係ないのか?」 牧郷  「なら、本名の方に、パスワードがあるってかんがえるほうが、普通じゃな      い?」 峰山  「あんなに、長いのにどうすんだよ。それに、どの言葉だ?」 牧郷  「うーん、犬ってなんか番号持ってた?」 窪沢  「十二支だ、子・丑・虎ってやつ、犬はそれだと11番目」 牧郷  「ちょ、ちょっとまって、パブロ、ディエゴ、ホセ、フランシスコ、デ、パ      ウラ、ホアン、ネポムセーノ、クリスピン、シプリアノ、イ、・・・・イ      だ。」 峰山  「イ?何の事だよ!!」 窪沢  「それも十二支の事じゃない?”亥”猪ってこと。今年の事だよ。ってこと      は」 峰山  「(牧郷)さん”イ”の次覚えてる?」 牧郷  「マリア、」 窪沢  「マリアか、キリストの母親。それだと聖書につづくよね」 峰山  「じゃあ、つながるのは、なんだっけ?ペテロだっけ?そいつの言葉しかな      いじゃん」 窪沢  「草は枯れ、花は散り、されど主の言葉は残る。ゆずり原の言葉はのこるっ      て事かな?それで行けば、”忘れたら逃げられない”につながるかな?」 牧郷  「それが一番自然なんじゃない?」 峰山  「わからなかったら逃げられないってことか?」 牧郷  「それじゃ、ゆずり原の言葉と違うわよ。」 窪沢  「言葉の転化をしたの?」 牧郷  「転化?」 峰山  「そう、聞いた奴が好きなように、解釈を加えるってやつだ!、例えば、D      r中松が発明数でエジソンを抜いたと言った。確かに抜いたかもしんない。      でーも、エジソンの方は、実は発明数じゃなくて、特許を取得した数、D      r中松は特許数でいくと、エジソンの10分の1なんだよ。」 牧郷  「だから、何?」 峰山  「でもね、馬鹿な記者がいたもんで、略歴欄に特許数でエジソンを抜いたっ      て書いたんだよ、勿論、中松はそんな事言ってないから悪くない。巧妙な      言葉づかいに、言葉で伝える記者が引っかかったわけ、」 牧郷  「・・・・・もっとわかりやすく言えない?」 峰山  「言えない」 窪沢  「消化器売りが、”消防署から来ました”っていうとするでしょ?」 牧郷  「うん、」 窪沢  「でもね、実は消防署の方角から来たっていうだけで、消防署の依頼を受け      たってわけじゃないんだ。」 牧郷  「そっか、そう思った自分が悪いんだもんね、いやあ為になる例えだ、うん!」 峰山  「ケッ」 牧郷  「でもさ、」 窪沢  「うん」 牧郷  「なんでもアリじゃない?・・・それって」 窪沢  「あたり」 *窪・牧、峰山をみる 峰山  「なんだよ、だってなぁ!、一つの言葉が二三重の意味をなすって言ったの、      お前だろうが。その理論でいけば、言葉から連想できる身の回りのことと      か、そこから生まれた新しい言葉とかにも意味がでてくるんじゃないか?」 伏馬田 「何が?」 峰山  「寝てていいよ」 *起きあがってきてたけど寝る 牧郷  「そうだけど」 窪沢  「新しい言葉って?」 峰山  「例えば、お前の言った”亥”だよ、猪。今年とかいってたっけ?」 窪沢  「うん、そうか、今年何あったっけ?」 牧郷  「阪神大震災」 峰山  「震災グッズブーム」 牧郷  「地下鉄サリン事件」 峰山  「駅構内毒ガスブーム」 牧郷  「麻原逮捕」 峰山  「オウムインパクト、上祐にむらがるバカ女ブーム」 牧郷  「ブーム、ブームって、私が言っている事にオマケつけてるだけじゃない!!」 峰山  「オウムインパクトは?」 牧郷  「さらにオマケじゃ!!」 峰山  「でもー」 牧郷  「デモもストライキもない!!」 窪沢  「今言った奴の日付は?」 牧郷  「1月17日に、3月20日、逮捕は忘れた。GW中だっけ?、でもさ、ゆ      ずり原のこの事件も今年の事でしょ?」 窪沢  「うん、」 牧郷  「自殺した日は?」 窪沢  「9月27日」 牧郷  「誕生日は?」 窪沢  「12月30日」 牧郷  「それは役にたたないね、もういないかもしれないんだし。」 窪沢  「でも、今年来る事には違いないんだし。」 牧郷  「そっか、」 伏馬田 「何が?」 峰山  「起きたん?。1月17日なーんの日だ?」 伏馬田 「117で天気予報の日ー!!」 峰山  「死ねえ!、117は時報じゃー!!」 *伏馬田新たな眠りにつく(笑) 牧郷  「そうか、今のGOOD」 窪沢  「あっ、電話番号か」 牧郷  「だから、1179203271230に掛ければ、って、変だね、普通電      話番号って0からだよね」 窪沢  「じゃあ逆じゃない?えーと、0321729023711って、でも、こ      れじゃ長いか、」 峰山  「03−2172−9023、711だと?」 牧郷  「なんか知ってんの?」 峰山  「なんで!彼奴が俺のポケベルの番号知ってんだよ!!」 窪・牧 「なんで、お前がポケベルなんぞ持ってんだよ!!」 峰山  「彼女ができたときの為にだな」 牧郷  「そうゆう、束縛されてる恋愛って好きじゃない。好きな人信じてないみた      いで」 窪沢  「僕も」 峰山  「でもなぁ、どうして誰にも教えてない番号知ってんだよ。」 窪沢  「ポケベルの使用価値にすら届いてない」 峰山  「ここ二ヶ月家にほっぽいてたからなぁ、あれ?、メッセージが入ってる。      バンクできる三つ全部に」 窪沢  「ひょっとして、ゆずり原のじゃ」 牧郷  「そう考えんのが普通だよ。」 峰山  「”ヨミカエガミエルミチ”、”アゲルアミノナカ”、”ワカルトシツボ       ウスル”」 牧郷  「なんか、最初の峰山の為にあるきがする。」 窪沢  「同感」 峰山  「なに?。なんで簡単にそう考える!!。この国は仮にも民主主義だってさ      っきも言ったろ?ここは多数決で」 牧郷  「2対1だ」 峰山  「フッ、甘いよ、伏馬田がいるじゃないか、起きろフッシー」 伏馬田 「ま゛」 *ロボットのように起きる(cfジャイアントロボ:今川版) 窪沢  「なんか、こいつアニメに犯されてない?」 伏馬田 「マ゛?」 峰山  「お前はバカにされてるんだぞ!!何か言い返せ」 伏馬田 「今年、映画の中心がハリウッドじゃなくなる」 窪沢  「ん?なんだ?」 伏馬田 「みんな!!攻殻機動隊GHOST IN THE SHELLを観よう!!」 牧郷  「何宣伝してんだよ」 窪沢  「観た観た」 伏馬田 「最高だろ」 窪沢  「うん、あんな凄いの知らないで、映画好きなんて言ってる奴は、映画語る      資格ないね」 牧郷  「観てない奴にはわかんないわよ」 峰山  「そ、そんなにすごいのか?」 伏馬田 「あぁー!俺はキタゼ!!、そもそも、日本の映画が全盛を誇っていた頃っ      ていうのは、戦中・戦後位なもんで、SFXも米軍が、本物だと思って、      回収しちゃったくらいなんだぞ!!。あぁ麗しき、偉大なる円谷英二!!。      それが、大友克洋の「AKIRA」や宮崎駿の「風の谷のナウシカ」「天      空の城ラピュタ」「となりのトトロ」「魔女の宅急便」「紅の豚」「On      Your Mark」などの作品群が今やハリウッドを席巻し、日本のア      ニメオタクですら知らないようなマイナーアニメを元ネタに「ぴーーーー」      や「ぴーーーーー」など作ってたりするんだぞ」 峰山  「そうか、そういや「ターミネーター2」の核爆発シーンは、「AKIRA」      の爆発そっくりだったな、」 伏馬田 「甘い、クリムゾン・タイドなんかテーマは「沈黙の艦隊」だぞ」 牧郷  「私、「デビルマン」の制作にハリウッドが失敗したって事と、ジェームズ      ・キャメロンが「スパイダーマン」撮りたいのに撮れなくて、「ターミネ      ーター3」の製作に入ったって事しか知らない。」 伏馬田 「グッ・・・・マニア、ミリタリーだけじゃないのか?」 牧郷  「シネフィックスとロードショー、キネマ旬報・宇宙船は創刊から持ってる。」 峰山  「くわー」 牧郷  「最近はキアヌ・リーブスとブラット・ピットが好き」 峰山  「・・・・・・・」 窪沢  「ぼ、僕は、ジャン・レノ」 伏馬田 「キアヌとブラピだぁぁぁ!!。けっ笑わせんなあ」 *ドグっと鈍い感じ、「ハゥッ!」と言って伏馬田崩れ落ちる 牧郷  「さあ、話を基に戻そうか」 窪沢  「ハイッ」 峰山  「ヒャイ!!」 牧郷  「まず、言葉の転化は、ゆずり原の新しいメッセージでOKだという事がわ      かった。」 窪沢  「そうです」 峰山  「そのとうりです」 牧郷  「何か質問は?」 窪沢  「ありません」 峰山  「一つ気になったことが」 牧郷  「どうぞ」 峰山  「なんか、こうなる事を予測してたみたいじゃないか?。あ、いや、そうゆ      う風に感じませんか?」 牧郷  「私もそうおもう、なんか見られてるみたい」 窪沢  「うん。そんな感じがする。なんか、」 牧郷  「なんか?」 窪沢  「こうゆう状況に仕立て上げられたような感じがしないか?」 峰山  「いつかはこうなるってかー?・・・すいませんって感じですか窪沢さん」 窪沢  「”いつかはこうなる”か、そうなのかもしんない、結局、芝居にしちゃっ      たもんな、ここに話持ってきちゃったせいでさ」 牧郷  「いやいや言ってない?それ、」 窪沢  「そんな事ないよ」 峰山  「うーん」 牧郷  「なに?」 峰山  「そう遺書と照らして考えてるとさ、なんちなくここも、演じてる所以外は、      ゆずり原の言葉でいけば闇だなあってさ。」 牧郷  「あ、」 峰山  「え、なになに?」 窪沢  「つながった。」 峰山  「なにが?」 窪沢  「今つながった。気がついたら闇だったから始まって、芝居になった事から      いつかはこうなるへ来て、周りをみれば闇だもの、気がついたら闇だった。      つながった。すごい、あいつの予感て当たるんだ。」 峰山  「そんなもんでいいのか?」 窪沢  「他になんか、ありえる?」 峰山  「ない」 牧郷  「遺書でしょ、でも、その言葉もあったね。」 峰山  「でも、まだ4っつ位残ってないか?」 牧郷  「残ってるよ、ポケベルのを除けばね」 窪沢  「”僕だけのエデンを見つけた””アダムのくちづけがイヴを殺した””そ      の人は妻エヴァを知った””銃の打ちすぎは癖だ”」 峰山  「なんか、やっかいな気がする」 窪沢  「最初の言葉は、僕のなんだ。」 牧郷  「え、本当に?」 窪沢  「うん、ゆずり原に言ったんだ」 峰山  「恥ずかしくないか?」 窪沢  「うるさいな、テンション高かったの!!」 牧郷  「じゃあ、(窪沢)君のキスが、ゆずり原さんを殺したの?」 窪沢  「そんな事はないよ!!。むこうだってちゃんと・・」 峰・牧 「・・・・・・・・・・」 窪沢  「そんな目でみるなよ!」 峰山  「そうするとだ。殺したんじゃなくて、キスで、落としたんだ」 窪沢  「そんな言い方やめろよ」 峰山  「だあってなあ」 牧郷  「そうだよ!!(窪沢)君割と純なんだから」 窪沢  「そうでもないけど」 峰山  「だからぁ、落としたんだって、」 窪沢  「違うよ!!」 牧郷  「ぁあ!!わかった」 峰山  「何が?」 牧郷  「殺したって所」 窪沢  「何?」 牧郷  「(窪沢)君、虫歯ない?」 窪沢  「あるよ、ここ一年歯医者に・・・って、なんで知ってんの?」 牧郷  「アダムのくちづけがイヴを殺した」 窪沢  「へ?」 牧郷  「ゆずり原、虫歯になったのよ。」 峰山  「どうゆう事だよ」 牧郷  「虫歯ってね、キスすると伝染るんだよ」 窪・峰 「はぁ?」 牧郷  「どう?」 窪沢  「どうって、」 峰山  「それ位だろうなあ多分」 窪沢  「そんな」 峰山  「じゃあさ、いちおそうゆう事にしておいて、残りの二つを、えっと確か、      その人は妻エヴァを知ったってのは・・・・あぁそうか。それに、打ちす      ぎは癖だって、」 牧郷  「顔赤いよ」 窪沢  「そうだよ、悪い?」(開き直り) 峰山  「うらやましい、あんな、かわいい娘と」 牧郷  「表現が親父だよ。」 窪沢  「ちょっと待って、それじゃ、ゆずり原の自殺の根拠は?」 峰山  「ないな」 牧郷  「すくなくとも、この遺書の中にはないね。」 窪沢  「じゃあ残りの二つにあるのか?」 牧郷  「アゲルアミノナカとワカルトシツボウスルね。」 峰山  「あげる網の中、網、ネットか、あげるネットの中」 牧郷  「インターネットとかパソコン通信にメールで何か入ってるのかな?」 窪沢  「それはないよ、ゆずり原パソコン持って無いもの」 峰山  「どっちにしろネットだと変だ、網だろ、魚かなんかがあげた時引っかかっ      た。みたいな」 窪沢  「そうなのかな?」 峰山  「もういっこは?」 牧郷  「分かると失望する。今回の事がわかったら、失望するってことかな?」 窪沢  「わかる?」 峰山  「ううん」 伏馬田 「ぅうーん!!(松本人志調)」 峰山  「寝てろ!!」 伏馬田 「ニャニャニャニャニャーニャニャ、」 峰山  「ズビシッ!!」 *と言ってツッコミ、伏馬田死ぬ(笑) 牧郷  「はぁ、あゴメン。でもね、抽象すぎるよ、引っかかるものを感じない」 窪沢  「・・・・・・・そんな、遺書はこれだけなんだよ!?こんなことって、な      んでだ?なんでも話すっていっていたのに、これじゃなんにもならないじ      ゃないか!!」 *窪沢うずくまる 窪沢  「これじゃ・・・」 *後ろで峰山・牧郷がゴソゴソいっている。(というより、牧郷が自殺してないんじゃな い?と峰山に問い、なんで?という返しに牧郷が軽く説明する。それで、ああ成程と納得 する。:ここでよけいな事しないほうがいいと思う) 牧郷  「しかたないな(窪沢)君、一つだけいい事教えてあげるよ」 峰山  「お前、ゆずり原の小説には、遺書一つの言葉にいろんな意味をもたしてい      るって、言ったよな、」 窪沢  「それが?」 峰山  「今さ、後ろで話してて、ゆずり原の考えた。ヒントから、逃げ出せないっ      てわかった。でもな、わかることはわかるんだ、」 窪沢  「?」 牧郷  「その人は妻エヴァを知った。なんで、結婚してないのに、妻なの?」 窪沢  「妻?それはさ、・・・そうか、じゃあ、自殺は嘘で生きてるのか?ゆずり      原は」 牧郷  「そう、少なくとも生きてるよ。」 窪沢  「じゃあ、ん、ちょっと待って、そうだとしたら全部つながらないか?」 峰山  「何が?」 窪沢  「生きてたら、僕達がどうゆう結果を出すか気になるんじゃないか?」 峰山  「うん、そうだな、でも、”あげる網の中”以外解いたんだから、よしじゃ      ないか?」 窪沢  「だから、違うんだって」 峰山  「なにが、」 窪沢  「言葉の転化だよ、”あげる”って、”ゆずる”ともとれないか?」 牧郷  「いけるよ、うん」 峰山  「”ゆずる網の中”?」 窪沢  「ちがうよ、だからあ」 牧郷  「そっか、ゆずり原になるのか。」 峰山  「ゆずり原の網の中?」 窪沢  「ゆずり原のネットの中って事だよ!!。だからぁ・・・・あ!」 牧郷  「そうか、今のいままで、ゆずり原にいいように操られてたのか。ゆずり原      っていうネットの中で、」 窪沢  「わかると失望する。そのとうりだよ、ったく、彼奴、多分新作小説かなん      かのシノプシスが使えるかどうか、試してたんだ。」 牧郷  「それで、葬式までしたの?。彼奴の両親なんて親バカ」 峰山  「え、え、?」 牧郷  「まだわかんないの?」 窪沢  「ゆずり原は生きてるよ確実に、なんか、まんまとやられたけど、・・・・      ・よかった・・・生きてて・・・」 *峰山わかったふうなアクション 牧郷  「・・・・・・そうだね」 峰山  「窪沢にとってはな、こっちにはいい迷惑だけど、」 *ベルの音、 峰山  「ん、なんだ?・・・あ、・・」 牧郷  「何々?」 窪沢  「どうしたの?」 峰山  「・・・これ・・・」 窪沢  「コレガワタシノエデン・・・」 *三人ポケベル見たあと、探るように客席を見る  照明消えて、それと同時に音楽              おわり。