第8話


こんにちは、よい子のお友達!!
今週も、アニメを観ていて皆が疑問に思ったことに対してぴーちお姉さんがテキトーに受け答えするYО★

出産を控えた雌猫のように荒れすさみ、糸の切れたタコのように現実と妄想のハザマをさまよう

実録ドキュメント!隔離病棟24時!!


バビル二世第8話レポート「さらば、砂漠の哀戦士」

彼方より現れたポセイドンこと鉄アレイ(●―●)に驚くフェレス。

一方、ヒエラルキー権力構造の最下層に位置する可憐な非戦闘員・浩一君。
チューリップの花の中から生まれたおやゆび姫さながらの大変に愛らしい様子でお目覚めです。

実際、おやゆび程度の能力しか持ち合わせていないところが、弁明の余地もありません。


塔を囲むバラン達。
でも、攻撃対象の塔に尻を向けているのは何故?
なんて愚問は人前で口にせず、胸に秘めて置いた方が良いですよ。
塔及びその付近の人物配置を簡略した図でもって解説します。

 塔(バラン攻撃対象)・・・浩一、姐御

 バラン
  ↓目線

 砂漠(地中にダック潜伏中/バラン遠隔操作)

もうお分かりですね?

バランはヒカルさんと違って礼儀を弁えているので、おいそれと上官に尻を向けたりしません。



それにしても、無機物にここまで徹底した礼儀を叩きこむなんで、ダックの一本気な漢らしさがうかがいしれるというものです。

で。

先週の異様なまでのヒキは一体何だったのか・・・。



鉄アレイの指先ビームで、バランあっけなく瞬・殺★

まあ、バランの残骸に守られて、フェレスが無傷だったのは良かったんだけどね?
ヒカルさん、地中から爆撃機出動!!!


「フェレス!ここは俺に任せろ!!」

私は夢でも見ているのか・・・。
浩一*由美子に続いてヒカル*フェレスまでもがオフィシャルカップル認定なのかい!?

だとしたらめでてえ!!!


それはともかくとしてヒカルさん。
いつお召し物をお取替えあそばされた?
アンタ先週、けったいなパイロットスーツ着てたやんか。
アレどこにやったんだい?
何でいつもの服着てるんだい??
パイロットスーツの下に着込んでたんか?

それとも、服を脱がなければ為せないような行為が誰かとの間にあったんか?


どうなのヒカルさん。
そこんとこ、つまびらかにお姉さんに教えて!!

目立ちたがりやのヒカルさんでさえ、お色直しに余念がないんですから、洗練された大人のセンス漂うダックなんて、砂ん中でどんなコスプレしてんだか。
私の貧弱な想像力なんて、限界を超えて夜空ノムコウ(BYスマップ)ですよ。

さてヒカルさん、フェレスへのラブ★パワーで念を込めると、バランのパーツを合体させ

ツヨ〜イ恐竜メカに変形だZО

コレ(↑)って、ヒカルさんの想像を具現化したものなんだよねえ?

ハデスは、「大恐竜展2002 IN幕張メッセから幾らか貰ってるんですか?


小泉総理も見物(あえて見学とは言うまい)に来てたよねェ。
つか、ハデスって、歴代首相も輩出してるんだ・・・ってね・・・。

まさかあのミーハ−(小泉)、ハデスのОBなの・・・?


何て、下らない茶番はここまでにして。
なんで勇将・ダック率いる屈強の戦士バランがああもアッサリとコマギレになったのかやっと分かったヨ!!

ダックの頭の中には、もう既に一連の対ポセイドン戦のビジョンが明確に出来上がっていて、バランの再生能力を奥の手として隠していたんだよ!!!!!
つまり、あっけなくバランを粉砕させることによって敵方を油断させ、更には地中にて契機を覗っているヒカルさんに的確なタイミングで出動指示を与え、その上バランの再生力を促しヒカルさんとの円滑な連携を計り、恐竜メカをポセイドンに対峙させ、自分は砂の中で広大な砂漠の地形・風向きその他一瞬の戦局を左右する自然現象の影響をシュミレート!!!!

何で自分で戦わないのかって?
ニッポンの司令塔・中田英寿を見てみろよ。
敵の選手の配置、味方の動向を瞬時に察知して、すかさず針の穴を通すようなキラーパスを敵陣のゴール深く切り込んだFWに送りこむだろう。


決して自分がシュートしてもゴールに入らないからボールを回しているのではないのだよ。


機を見るに敏・優れた知将というものは、自分個人のラフプレーより、チーム全体を統率・指揮することに重きを置くものです。

さすがはヨミ様の懐刀と目されるダックです。


ハッキリ言って、「惚れるな」って言う方が無理!!!



ダックの思惑に踊らされるアタイは恋のマリオネット。

今週も、ダックに魅せられて酔わされて


こんな弱音を吐くのは何なんですが、さすがにちょっと疲れてきました。
ああでも、スリットからのぞく、フェレスの足がキレイで感無量だわ。
飛行中のヒカルさんからもよく見えるようにっていう心配りなんでしょう。

ヒカルさんの恐竜メカは「奇襲攻撃型」なんですってよ。
そんな小難しい言葉で飾り立てなくとも、要するにめんどくさい戦いをしなくちゃいけないってことだろォ。
地中に潜る恐竜メカ。

よォよォ、男同士でコソコソと、ダックに何の相談だい



恐竜メカの見事な戦術に手も足も出ない鉄アレイ。
当然です。
だって、ただの恐竜メカじゃないんですよ?

びっくり・どっきり恐竜メカフューチャリングダック(正式名称)なんですよ?


鉄アレイを見るに見かねた浩一君が精神統一で恐竜メカの居所をサーチしようとするんだけど、「ダメッ、出来ない・・・」と弱々しく首を振るとは片腹痛い。


鳴かぬなら諦めましょうホトトギスなの浩一君?!



ダックには逆立ちしたって敵わないっていう動かし様のない事実がホネの髄まで染みちゃったの?

若い頃の挫折は生涯の宝ですよ!!


むしろ、挫折を知らないで大人になると、ヨミ様みたくなってしまいますよ??(けなしてんのか)

浩一君が無力感に苛まれている中、廊下で息を吹き返すロデム。
一人果敢にも鉄アレイを援護すべく塔を後にし、且つテレパシーでご主人様のメンタルケアも万全です。

「バビル様、ここは私にお任せ下さい」


・・・今日は「俺について来い」祭りなの?何なんだ一体。


ともかく、困った時の他力本願こそヒロインの醍醐味。
ロデムがいる限り、浩一君はヨミ様の陰謀もぴーちのたわ言もどこ吹く風の秋の空・無敵のプリンセスです


「浩一君、赤外線の熱源で敵を察知できないかしら?」

ついに世紀の一瞬がやって来ました!!


その瞬間をもたらしてくれたのは我らがバビル界のファンタジスタ・姐御。



見る者全てを魅了する華麗なネタさばきは世界屈指の強豪リーグ・セリエAの中村俊輔に勝るとも劣らぬ。


さすがに国内リーグ止まりの内勤とは、ここぞという時の突破力が違います。


サポーター総立ちの赤外線ダックサーチプロジェクト★


割れんばかりの歓声で、砂漠に地割れがおきそうです。

フェレスは混乱に乗じて塔に忍び込もうとするんですが、それはオフサイドですよ?
一方、ロデムの援護の甲斐があって、勝負は鉄アレイに軍配が上がったようです。
失墜するヒカルさんの爆撃機をモニタリングしながら、重役会議に余念がないヨミ様。
「フハハ、バビル二世は今頃しもべを操って疲れておるはずじゃ。ワシが直々に塔に乗り込んでやるわい」
鼻息も荒く立ち上がるヨミ様の前に「生まれてすみません」と言いた気な太宰治似の新キャラが登場です。
事は万事、慎重にと注進する太宰。
さすがケツの穴の小さい奴(太宰のケツの穴など見た事もないが)は、言う事も小さいです。
「心配無用じゃわい」と力強くうなづくヨミ様に乙女心を撃ち抜かれる。

その頃、意識を取り戻したヒカルさんは眼前に立ち塞がるバベルの塔に臆することなく直進です。
塔内でワクワク★アドベンチャーを楽しむヒカルさん、そして砂の中で戦況を覗っているダックを小粋にシカトしてライトニング部隊の残党とフェレスという、華やかさとは無縁な歓迎を受けるヨミ様。

ヨミ様、ヘリまでパープルカラーなの・・・。


フェレスはさり気なくヒカルさんの功績をアピールする恋人として当然)んだけど、ヨミ様は「奴の顔など見たくォないわい、役立たずめ」とちょっぴりおかんむり*のご様子★
触らぬ神に祟りなし・ボケぬぴーちにツッコミなしってね。


塔をうろつくヒカルさん。
バビルの遺産と対峙するや、過去の忌まわしい記憶に直面します。
親の死に目にあい、夕暮れの病室で遺体に取り縋って泣きじゃくる幼きヒカルさん。
身寄りもないところに男色という小洒落た趣味をお持ちの成り金オヤジにとっつかまってしまいました。
「まるで女の子みたいに可愛い顔をしているじゃないか」

ヒカルさんがそこまで太鼓判押される程の美少年であるかどうかは甚だ疑問なんだが。



このオヤジがヒカルさんに手を出した瞬間、淫行罪で現行犯逮捕にファイナルアンサー。

ヒカルさんのこの陰惨な幼児体験が後の人格形成に暗い影を落とし、結果として常人には理解しがたいファッションセンスで何人をも近づけさせまいとしているのではないかと考察できるのだが、どうか?

主人公に先駆けて、ヒカルさんの過去が明かされたわけですが、当然人間として気になるのはダックの素性ですよね!!

なぁ、ダックの体ってのは何かの規制に引っ掛かってんのかい・・・?



だってオカシイじゃんか!!
別に局部丸出しで放送禁止用語わめきちらしたり、年端もゆかぬ子供や老人に虐待働いてるわけじゃないんだぜ?
たしかに、ヨミ様の大願成就の明暗を分かつ超優秀な工作員であり、


名うてのJI・GO・ROであり、



天津飯(BYドラゴンボール)みたいに無駄に目玉が余っているわけでもなく、むしろ足りないんだけど、



この人ただのチンピラなんですよ?


たかがチンピラ一人にここまで大仰な厳戒体制を敷くとなると、工作員は世を忍ぶ仮の姿で、本当は遠い異国の王子様だったという結論に達しなければ、到底収まりがつかないですよ?

近づく一歩ごとに遠のいてゆく・・・貴方への蜃気楼・・・




ヨミ様と対峙した際の勝率0.01%という状態の浩一君を起こし、塔を守らせようとするウル。
「立ち向かう勇気こそ、僕の力なんだ」
塔の外では、ヨミ様が仁王立ちでお出迎え。
「お前を殺しはせん。バビルの遺産をワシに譲れば無体なことはせんぞ

ヨミ様・・・ふざけてるの・・・?
アナタの言いぐさだと、遺産を剥奪されるのも、命を剥奪されるのも浩一君サイドのみってことになるね?
全然交換条件になってないってコト、アナタ気づいて言っているの・・?


一方、交換条件の意味すら分かってないと思われる浩一君。
「ヨミ!これ以上お前の野望によって苦しめられる人を増やしてなるものか!!」
どうしたんだい浩一君?!

何だか今日のキミは主人公みたいに見えるね!!(輝く笑顔)


でも、そのセリフ、そっくりそのまま浩ちゃんにア・ゲ・ル
そんなご大層な名目があるなら君ももっと強くなるとかヨミ様を口で言い負かすとか、どうにかしたらどうか。
そんなこんなで、両者の間でエネルギー衝撃波の応酬という愛の交歓が行われ、浩一君が先に力尽きてしまうんですが、ここで浩一君が劣勢だと見誤るのは素人の浅知恵。

むしろ、相手の足元にひれ伏してからが浩一君の本領発揮。


ホラ、すがるような瞳で見つめれば、どんな戦局だってひっくり返るの
ヨミ様も堪らず浩一君に手を差し伸べてしまいます。
その手にすかさず自分の手を重ねる浩一君。


何もかも計算済みです!!恐るべき狡猾さ!!!



ヨミ様もとんでもない子悪魔を相手にしてしまったようです。


華麗にして流麗な合コン最終奥義をご披露下さる浩一君ですが、そんな世の中を舐めきった女子大生(違)の小手先のテクニックなど、ヨミ様には通用しません。
浩一君の首根っこをとっ捕まえて電撃を見舞うヨミ様は胸がすくような頑固オヤジそのもの。
娘が年頃になって彼氏とか出来ても、家にも上げないタイプだな。
で、門限10分前には玄関先の往来で待機。
娘の言い訳も聞かず、通行人の目も気にせずどなりちらすオヤジを止めに入るのは住み込みの板前・ダック。
「おやっさん、お嬢さんもこの通り反省しているみたいですし、その辺で勘弁してやったら・・」


「ダメだ!!今叱っておかないと不良に・・・


「お嬢さん、おやっさんが何と言おうとダックはお嬢さんの味方ですよ?」


・・・たとえどんなに厳しいおやっさんでも、私はこの家のお嬢さんになりたいです。
ドラゴンボールを集めたら願いは叶いますか?


で、何の話だっけ?

ヨミ様、現れたロデム(遅えよ)に関白宣言。
「奴は死んだ。今日からワシがお前の主人じゃ」
そりゃそうですよね。
しかし、ロデムの浩一君に対する忠臣っぷりが決して杓子定規では計れないということを思い知らされる今回。
たかがしもべの分際で主人を選り好みするなど言語道断なのでぶった切ってやろうと思ったのですがロデムの浩一君への眼差しの妙な熱っぽさに、言葉は秋の夜空へ消えた。(文学的表現)
何なんだホントに今回。


敵味方・しもべの区別なく、どいつもこいつも自己主張しやがって。
この状況でダックが未登場だなんてこと、お前達にとっては遠い異国のおとぎばなし
だろうよ。

しかもまた浩一君悪霊にとり憑かれてるし!!!
前回に増して、スゴイ威圧感だYО!!

瞳孔完全充血で来臨あそばされた!!!!


以下、死霊の叫びをお聞き下さい。
浩一君は1世の光の部分を受け継ぎ、ヨミ様は闇の部分を受け継いでいる。
でも、闇は光には敵わないので、諦めて帰れ。

しかも、この成仏しそこないときたら、ヨミ様にありったけのエネルギー衝撃波を食らわせるとさもカッコよかった風に去って行きました。
しかしまあ・・・。
旧約聖書のカインとアベル以来の問答無用の偏愛っぷりですね。
そんなに浩一君が可愛いですか?

そんなに浩一君に遺産を残したいですか、アナタは。

アナタも(「」!?)浩一君の手の内で弄ばれたいですか!!!?


ハア・・ハア・・・見ているこっちまで息が絶え絶えです。

冷静に考えてみた場合、光と闇というのは表裏一体なんで、どっちかが欠けても存在はし得ないでしょう。
浩一君とヨミ様は。さながらアンパンマンバイキンマン。
そういうコンセプトなんだろう、牛草監督。
平成バビル2世のプロットはやなせたかし氏に帰化するんだろう。

監督、バビル2世って横山光輝っていう人が描いてること、存知上げていらっしゃる?


その存在を誰もが忘れていたDウイルスの抗体。
抗体を持って姐御は塔から去って行き、浩一君は一人、夕焼けで茜色に染まる穏やかな砂漠を見つめています。
こういう時、黙って傍に寄り添ってやるのが好感度アップの秘訣なんだが。
よく覚えときなロデム。


シャイで不器用なアナタ、今度は思いきって意中の彼に励ましの言葉をかけて見てね!二人の仲がグッと縮まるかも(今週のラブ運)


そんなインキチ星占いはともかく。
砂漠の真ん中で流砂に見惚れるヒカルさん。
流砂から焼け爛れた人間の手が!!!

ヒカルさん、その手がヨミ様のものだと分かった上で下克上宣言。

大幅な人事移動が予想されます。


新生ハデスの立役者ダックの次なるスパイ大作戦に乞うご期待!!!


第9話につづく
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