第3話


テレビの前のよい子のみんな!!
痛恨アクションアニメ『バビル二世』の時間だYО★

前回レポートにおきまして、一部本編とかけ離れた楽園通信をお伝えしてしまったことをこの場を借りてお詫びしなくてはいけませんか?
こちらとしてはむしろ、毎回村役場にお邪魔して、いきいきと仕事に励むイケメン地元青年に密着取材したいくらいのムダな気合の入りようだ。

「きらめき人発見・すこやかライフ」(NHK調)とか。


第一回放送は「チベット高山に豊かな緑を」
土壌改善に命を懸ける男達の熱いドラマをお送りします。
スタジオには土木課のダックさん(&バラン)をお招きして、当時のエピソードをふりかえって頂きます。


ダックさんへの質問・メッセージ・甘い言葉などはファックス・Eメールでも受け付けています。

・・・もうレポートの評判なんかどうでもいいからダックさんをお招きさせて下さい。(土下座)



たわ言はこれくらいにして、本編にまいりたいと思います。
『バビル二世』第三話レポート「こころ」

バベルの塔のコンピュータールーム・別名説教部屋。
今日も新米の神谷浩一クンがこってり油を絞られています。
何でも、人間の弱い心のままだとヨミ様との戦いに徹することが出来ないらしい。
ということで今日のテーマは「本当のワタシって・・・?」(←10代しゃべり場?)
勿論、人間の心というものは様々な困難や誘惑に、あたかも激流の木の葉の如く翻弄され、時に愚かな過ちを犯してしまう。
だが、その矮小さ・そして弱さが多くの美徳を生み、希望の灯火を文学や芸術へと昇華させてきたのだ。
しかし、どう小手先の言葉を弄してみても、突き詰めれば人間の心は「性善説」「性悪説」かの対極にしかいかないんだから、ネタ切れもいいとこ。
人の心に縛られている、これが文学、いや文系の限界か。

ならば「バビル二世」覚醒に伴う内因的変化を質量保存の法則に基づいて検証してみる。



質量保存の法則・・・1774年、フランスの化学者ラボアジエによって発見。
            化学反応の前後で、物質の質量総和は不変である。



つまり、浩一という人格に超能力が加わり、バビル二世として覚醒したところで、化学的に何の不都合があろうか。


そもそも、浩一くんが覚醒を拒むのは何でだい?

バビル二世になると由美ちゃんとのときめきメモリアル*が消去されちゃうらしい。


万能英知・化学帝国崩壊の危機。


やはり人間の心には、法則や原理を超えて信ずるべきものがあります。
決して数値やデータでは推し量れないもの…それが人の心ってヤツだ!!!!!


何処ぞのカフェでブランチを楽しむ姐御。
ウェイターの運んできたベーグルサンドには指定の場所が。


夜の七王子病院跡。
そこはヨミ様の夢(ドリ〜ム)工房
アイツもコイツも見渡す限りの人・造・人・間☆
特ダネにありついた姐御の前に光源を背にしてヒカルさん颯爽と登場。
だがしかし、ヒカルさんを見て「ワァ〜*ストイックでかっこいい〜!!」と思える純情ハートとはとっくの昔に陽の当たらない安アパートで別れ話をしたぴーちです。

そもそも、「穂村光」なんて温和で優しそうな名前がオカシイんだよ。

あくなき耽美さを追求した結果、耽美さよりもアホくささにばかり比重がいってしまった



というヒカルさんの魅力を最大限に引き出し、かつ気品をそこなうことなく深みのある重厚な響きの名前…。



野々宮宗八ってどうだい?




僭越ながら、夏目漱石著作・『三四郎』より引用させて頂きました。

長い名字って高貴なカンジがしてオツなものだろう。
しかも、「宮」というのはやんごとなきお血筋の方々にのみ与えられた称号だ。
加えて「宗」は祖先や源流、いうなればヒカルさんの人格形成期より今日に至るまでの存在意義ともいうべき「強靭な意志」の根幹を現し、「八」は柔軟な字面の中にもしっとりとした
情感をたたえ、さらには末広がり大変おめでたい風味に仕上がってございます。(←インチキシェフの薀蓄か)

レポートの行稼ぎにと、数ある姓名判断サイトから選りすぐった無料サイトでチェキ。

総格…‘凶’



疾病・災難・破産の暗示。
一度のつまづきで地位も財産も崩れ、中年以後は不遇。


と、絵に描いたような悲惨な未来予想図が展開されました。
でもこれヒカルさんの本名じゃないから!!!安心して!!!
全国の野々宮宗八さんにおかれましてはご愁傷様。


今回もすさまじい脱線模様で虚言と本編解説の区別がつかないな(苦笑)
申し訳なく思ってはいるが、文章読解力向上になるじゃないか、何事もプラス思考で行こうぜ。

まんまとおびき出された姐御に冷たく言い放つヒカルさん。
「あなたは美しい。せめて顔だけは無傷に残しておきましょう、脳の実験の為にね」
思わぬトコロでヒカルさんの美の価値基準の一端を垣間見ることが出来ました。
ヒカルさんたら、どうやら年上好みのようです。
たしかに、5歳の幼女とお戯れになるヒカルさんの御姿は、想像するだに性犯罪の匂いがいたします。

すったもんだの挙句、姐御は白煙弾をぶっ放して逃走するんですが、暗闇を切り裂くスコープ銃の閃光が。
姐御、危うし?!
とそこへ浩一くん登場。

「キミはどうしてヨミ様に逆らおうとするんだ。
キミは人の心というものを覗いたことがあるかい、例えばGO田とか」

ちょいと待ちな。アンタのその言葉は聞き捨てならないね。(ショムニ)



歩く犯罪・穂村光。
GO田のハートを破廉恥デバガメ行為!!!!!


ヒカルさんの一言にうろたえてしまったので浩一くんとヒカルさんのやりとりがウロ。
そこへ保健の桐島先生が来るんだ。
浩一くんが額にワケの分からん文様浮かび上がらせて、髪の毛おったてて「先生?!」とか言うんだが、ここって笑ってもいいところなの?
桐島先生も浩一くんに応えて「生徒を説得する先生」のスタンスを貫こうとしています。
非常に感動的な一コマです。

で、結局浩一くんはヒカルさんと桐島先生の息の合った愛コンタクト大作戦の前に敗れ去り、ヨロヨロとロデムと姐御の元へ辿り着くんだが、内股でしゃがみこむのはナンデダーイ???
可愛い顔してガニ股ってのもいただけないが、キュートに内股ってのもどうかと思うぜ、バビル様。


医者の技術力がそのまま体現されているかのようなすすけた「古見医院」の看板。(失笑)
七王子病院の爆発事件で爆弾犯の嫌疑がかけられている浩一くんの事情聴取にやってきた刑事2人。
中年のオッサンはともかく、若い方は伊賀野さんに見えなくもないんだが、浩一くんを疑ってかかるようではとんだ食わせ者です。

言っとくけど、お前より伊賀野さんの方が100万倍かっこいいんだからな!!!(小学生の捨てゼリフか)


まぁた、由美ちゃんが私の怒りを代弁してくれているかのようにえっらい剣幕で怒ってますが、本当に何も分かっていない刑事ですね。


浩一君に爆弾を仕掛けられるような漢気があれば、アニメはもっと面白かったハズなんだYО!!!!(血涙)




えーと、他に何か語り忘れたことあったかなあ。
今回はロプロスによる東京大空襲がメインだったんですが、今回のロプロスはスリムでしたね。
前回冒頭の、ホラ、浩一君を塔に連れて行くシーンの…。
今更私ごときが言うまでもないけど、あのロプロスは酷かったね〜?

デカすぎる頭部と細い首はさながら露店のリンゴアメ― ←こんな形)の如し。

そもそも、リンゴ丸ごと一個に対して割りバシ一本ってどんなマジカル★バランスだよ。

桐島先生の超能力講座。
超能力というのは、能力者の持つ感情の具現化であるらしいのだ。
なるほどな。
たしかに魔女っ娘とかその類いって、ハートとかお星様☆とか撒き散らしてるもんな。

色恋沙汰しか頭にないチャラチャラしたノータリン具合がコトのほか神経に障りますネ★(ニコリ)


ちなみに桐島先生は毒針を撒き散らします。
私としては、注射器とか聴音器でイケナイ攻撃をして欲しかったよ…。

誰に、とは具体的には言わんが。



で、浩一君なんですが、放送終了まで怯え、支えられ、夢にうなされ、うちひしがれ、ショックで泣き崩れるという昼メロのヒロインっぷり。

魔女っ娘どころかマゾッホです。


発音は似ていなくもないが、意味合いは大きく違うぜ。
くれぐれも人前で言い間違えたりしてくれるなよ。


来週は由美ちゃんと浩一君の抱擁シーン、なのに作画は

待ってましたと言わんばかりにブサイクにて候。



あまりにもヒドイ仕打ち。
たとえ織田裕二が「イタズラなキューピッドのシ・ワ・ザ★だヨ」と言っても私は聞き入れません。
一部分だけがブサイクだったら念仏を唱えて亡霊をやり過ごすのみだが、抱擁シーンまでブサイクだったら…。
キューピッドの眉間に毒矢ぶち込んでやるからな!!!!!!(号泣)

そんなわけで、抱擁シーンの出来具合が楽しみで超不安だZО☆
第4話レポートでお会いしましょう、さようなら。

第4話につづく
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