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展望の山、南ア最突端の守屋山
2010年4月18日(日)
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 数日前「桜が散り始めたね」と雑談していたら、ふと茅野〜高遠間のバスを思い出しました。 高遠の桜祭りのこの時期だけ季節運行されるバスです [今年2010年は、4月9日(土)〜18日(日)のわずか9日間の運行でした]が、 杖突峠でバスを降りると守屋山へ往復できます。 南アの最突端のこの山、大いに展望が期待できそうですね。 前日は41年ぶりという4月の大雪だったので、用心のため雪山の準備をして出かけました。

 立石登山口(0955)→1513m(1050)→東峰(1100)→守屋山(1120-1200)→東峰(1215)→避難小屋(1240)→守屋登山口(1300)
 前日の雪の後、快晴の空の下、南アルプス、八ヶ岳がくっきりと見えていました。 混雑の用心をして早めに茅野駅に着いたのですが、バスはガラガラ?ラッキー!?
甲斐駒ケ岳
 守屋登山口からの往復コースの紹介が多いのですが、今回は立石登山口から歩きはじめます。 急坂の続く路を、岩巡りも楽しみながら、前峰(1513m)へ。 さらに急傾斜を登りつめると、守屋山東峰に到着です。
立石登山口 登山道分岐 亀石 立石
平成のビーナス 鬼ヶ城 浅間ノ滝 分岐付近
胸突き八丁 守屋山東峰
 たどり着いた東峰。大雪の後のせいか、春というのに遠望がきいて、北ア、中ア、南ア、八ツと丸見えでした。
槍、穂高 蓼科山と北八ツ 天狗岳から赤岳 赤岳、権現山
甲斐駒、北岳、仙丈岳 守屋神社奥宮
 稜線でも雪は多くなく、かえって雪解けの泥濘だらけで歩きにくい・・・。 本峰でゆっくり展望と食事を楽しんでから、北へ守屋登山口へと下りました。 少しは雪があるかと期待したものの、やはり泥濘だけ。滑らないようにしないとね。
カモシカ岩 稜線に続く路 守屋山本峰 休憩所
唯一の鎖場 登山道 避難小屋 杖突峠へ
 杖突峠のバスは、午前の高遠行きが2本、午後の茅野行きが2本だけ。 勢いで登山口についたものの、バスの時間までの2時間近くを峠の茶屋で文庫本を読んで過ごすことにしました。
 
 南ア最突端の守屋山。バスの便が悪いのが難点ですが、今回どうにか出かけることができました。 諏訪盆地のすぐ傍の独立峰?なので展望がよく、南ア、中ア、北ア、八ツと丸見え。 [入笠山の陰になる]富士山を除いた高山がすべて見えているように思います。 バスのある4月中旬、普段の桜の頃なら春霞の中で展望は利かないのですが、今回大雪の後なので晴れ渡っており幸運だったのでしょうか?。 その分、雪解けの泥濘の路が大変だったですが・・・。 タクシーで行くしかないのでしょうが、展望を求めて晩秋か初冬に再訪してみたいものです。

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制作:加藤 輝男 2010年5月9日
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