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上越:古の屏風道から歩く八海山
2004年9月11日(土)〜12日(日)
地図はこちら
 
 金曜日の午後、予報の天候がみるみる回復するのをみて、急遽、上越の八海山へ行くことに決めました。 8月末頃から計画を練っていたので、準備は万端!!。 行程的には8時間程度なのですが、電車だと登山口に着くのが遅くなるので、千本桧小屋泊になります。 そうすると、二日目は時間ができるので、五竜岳・阿寺山まで足を延ばすことにしました。

第1日目:
中手原(0950)→芝原登山口(1015-45)→清滝(1200)→屏風岩?(1450-1500)→千本桧小屋(1615)
 始発の電車に乗って、上越線を六日町へ。 関東平野の空は曇りで「この空じゃナ〜〜」と思っていたのですが、大清水トンネルを越えると真っ青な空に変わりました、バンザ〜イ^_^//
 バスの運転手さんの「気をつけてね」の声に見送られ、中手原で下車、芝原まで車道を歩きます。 睡眠不足の上、天気がいいので暑いので、もうバテてます。 芝原から屏風沢を渡って、登山道に入ります。杉林を抜けて、山腹をたどり、生金沢の水で小休止。 四合目の清滝で再度水を確保して、いよいよ急登の開始です。
八海山の岩峰を望む 神社 屏風沢からの八海山 生金沢にて
ツリフネ ミゾソバ?? ????
 ちょっと急坂になったかな、と思う間もなく、いきなりクサリが始まりました。 両側が潅木帯で不安はないものの、場所によっては足場がほとんどない個所もあり、力任せにクサリで登っていきます。 頭上にはゴツゴツした八ツ峰の岩峰、背後には魚沼平野(?)の展望、がなぐさめです。 七合目で小休止。屏風沢の向こうの岩壁に大滝が懸かっているのが素晴らしい眺めでした。 岩稜の登りを終え、ゆるやかな尾根をたどると千本桧小屋に到着。 小屋の中でしばしひっくり返っていました、疲れた〜〜。
魚沼平野 生金沢源頭部の岩峰 大滝を見る 千本桧小屋ももうすぐ
オヤマリンドウ? ツリガネニンジン? ダイモンジソウ ダイモンジソウ
千本桧小屋 小屋の中
 夕方、水無川を隔てた越後駒ヶ岳の眺めと、足元に拡がる魚沼平野の夜景が素晴らしいものでした。
越後駒ヶ岳 越後駒ヶ岳 地蔵岳に夕陽が射す 陽の入り・・・・
地蔵岳 小屋から見た夕景
第2日目:
千本桧小屋(0530)→大日岳(615-20)→丸ヶ岳(0639-45)→五竜岳(0710-20)→阿寺山(0830-40) →蛇食清水(0955-1005)→広掘川(1035)→林道ゲート(1055-1125)→山口(1200)
 朝方、雲が多いもののまずまずの天気。八ツ峰を越えて、大日岳へと急ぎます。縦走路との分岐に出てやっと一息つけました。
朝の越後駒ヶ岳 朝の越後駒ヶ岳 朝の地蔵岳 朝陽の越後駒ヶ岳
 丸ヶ岳(入道岳)からは下りになって、コブのような五竜岳へ。 南へ阿寺山へと向かうのですが、下草の露でズボンと靴がビッショリと濡れてしまいました。 阿寺山まではのびやかな道、お花の時期や紅葉の時期には素晴らしいところなのでしょうね。 山頂近くの湿原から振り返ると、今朝越えてきた八ツ峰が聳え立っていました。
大日岳 阿寺山への道 八海山八ツ峰の遠望 阿寺山からふり返る八ツ峰
イワハゼ イブキトラノオ イブキトラノオ コバノコゴメグサ
 阿寺山からは原生林のような道をひたすら下ります。露で濡れていて、結構気を遣う道でした。 蛇食清水で一息ついた後は、沢沿いの道を広掘沢との合流点へ。まだまだ林道までは遠い・・・・。 30分ほどでゲートに出て大休止、濡れた靴やTシャツを乾かしていました。
阿寺山山頂付近 中ノ岳を望む 蛇食清水
コガネギク ????? ヤマエンゴサク? キツリフネ
 後は、のびやかな田園風景の中、車道をたどるとバス停の山口に到着、1時間以上のバス待ちでした。 六日町の駅前でいつものように「八海山」を手に入れて、帰ってきました。 電車の時間の都合で、湯沢の温泉浴場へ行けなかったのが心残りです。
雲湧く八海山
 
 八海山の屏風道、「判っていたら行くんじゃなかったのに」と思ったくらい、大変でした ^_^;;。 清滝からの標高差約1000mを、水平距離約1500mで歩くのですから・・・。 千本桧小屋から登山道へ向かう道には「この道、下山禁止」という看板もありました。 小屋では10人ほどの人が泊まっていましたが、みんなゴンドラから登ってきた人達でした。 いつか中ノ岳から縦走をしようと考えているのですが、丸ヶ岳から見る中ノ岳はすごい高くて、決めかねています、どうしようかな〜?

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制作:加藤 輝男 2004年10月2日
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