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2001年初夏−奥秩父:甲武信岳
2001年6月17日(土)〜18日(日)
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 梅雨の真っ最中とはいえ、今週末はいくらか快天が期待できそうなので 、再び奥秩父の甲武信岳へ行く計画を立てました。 夜行各停はもう運行されていないので、小淵沢駅の待合室に泊って、小海線の始発電車に乗車する予定で、 15日(金)の夜、小雨の中を電車に乗り込みました。天気は大丈夫かな?????。

第1日目:
 梓山(0725)→毛木平(0820-25)→ナメ滝(1000)→千曲川水源碑(1105-15)→甲武信岳(1155-1215)→甲武信小屋(1225)
 夜中降っていた雨は、信濃川上に着く頃にどうにか止んだとはいえ、バスから見上げる稜線は雲の中。 今日は晴れ間はないと覚悟を決めて歩き始めました。 今回たどるのは千曲川源流帯なので、数日来の雨の影響が気になったのですが、 沢の水も思ったほど多くはなく、靴を濡らすことも、雨具を着ることも無く済みました。 この道は水源地標までは遊歩道として整備されているため、急登も無く、いつの間にか高度を稼いでいる感じでした。 水源地標からは急坂を縦走路までたどると、もう一息で甲武信岳山頂に到着。 ほぼ一面ガスでしたが、時折ガスの切れ間から足元の千曲川源流帯がのぞいていました。
千曲川源流への標識 千曲川上流の西沢の流れ 千曲川上流の西沢の流れ 千曲川対岸の新緑の木立
千曲川上流の西沢の流れ 千曲川上流の西沢の流れ 千曲川・信濃川水源地標 新緑を迎えた白樺林
甲武信岳山頂にて 山頂付近のイワカガミ
 小屋に到着後も天候は回復しないので、夕陽(の撮影)はあきらめました。 夕食後、プロジェクタを使用したスライドショウで、小屋の人の素晴らしい写真を拝見しました。
第2日目:
 甲武信小屋(0545)→木賊山(0600)→西破不山(0715)→東破不山(0825-30)→雁坂嶺(0825-30)→雁坂峠(0850-55)→林道(1020)→広瀬(1110)
 周りが騒がしくて目が覚めると朝の4時。窓の外では東の空が赤くなってきています。 あわてて飛び起きて、カメラだけを持って山頂へと登り返しました。 薄曇りながらも、奥秩父縦走路、八ヶ岳、富士山をはじめとして、南アルプスや遠く北アルプスまで展望できます。 一緒にいた人たちと「昨夜泊って正解だったね」と話し合っていました。
御迎光 御迎光 パノラマ(1) パノラマ(2)
パノラマ(3) パノラマ(4) パノラマ(5) パノラマ(6)
パノラマ(7) パノラマ(8) パノラマ(9) 雲海の上の富士山
奥秩父主稜線の眺め 八ヶ岳遠景 甲武信岳山頂 白根三山遠望
八ヶ岳遠景 千曲川源流を囲む山々 奥秩父主稜線の眺め 山頂からの富士山
木賊山を望む 富士山の眺め
 小屋に取って返し、縦走路へと足を進めます。木賊山のあたりには少しばかり雪が残っていました。 破不山の避難小屋を過ぎ、西破不山からの展望を楽しんでいると、だんだんとガスが上がってきて、 東破不山から以降はガスで展望無しでした。 富士山の展望を楽しみにしていた雁坂峠も一面ガスの中なので休憩する気にもなれず、 早々に広瀬(新地平バス停)へと下りました。 国道140号雁坂トンネルの工事の後遺症か、久渡沢から新地平の間は歩き難い舗装路に変っていました。
朝の甲武信小屋 木賊山からの甲武信岳 木賊山からの富士山 石楠花の花
石楠花の花 西破不山から見た奥秩父主稜線 ガスに霞む雁坂峠 雁坂峠からの下山路
久渡沢左岸の登山道
 
 梅雨の真っ最中なので覚悟をしてはいましたが、雨に降られること(雨具を着ること)なく済んだのは幸いでした。 朝方の1-2時間だけとはいえ、薄曇の中、槍穂まで見渡せたのは幸運でしょうか・・・・。 梅雨の最中でもこんな一日があるのですね。
 今回たどった千曲川水源コースは、毛木平からなら日帰り可能です。 事実、甲武信山頂からは引き返す人も多かったようです。 小屋番さんの言葉じゃないですが「小屋に泊まっって縦走するほうがずっと楽しいだろうに・・・・」。 これも日本百名山の影響なのでしょうか?。毛木平には自家用車が20台以上ありましたから・・・・。

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制作:加藤 輝男 2001年6月23日
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