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1990年盛夏−中ア:木曽駒ヶ岳〜空木岳
1990年7月21日(土)〜23日(月)
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 今年の夏休みは、途中に研修の出張があることに決まりました。 そのままだと欲求不満になりそうなので、夏休み前に一日休みをもらって、中央アルプスの縦走に出かけました。
 稜線への入口は、ロープウェーを採らず、桂小場からの「聖職の碑」コース。 夜行電車で寝不足の身にはチョットこたえる急坂です。そう言えば、中学生らしき集団登山に出会いました。 2-300人の集団で、道を譲ってくれないのがチョット困りものでした。 何せ、通過待ちに2-30分はかかりましたから・・・・

第1日目
 桂木場(0815)→大樽小屋(1015-30)→分水嶺(1230)→西駒山荘(1300-25)→聖職の碑(1340)→2779m(1430)→駒ヶ岳頂上小屋(1520)
 内ノ萱へは適当なバスが無いことが判り、タクシーで桂小場へ。 樹林の中のジグザグ道を辛抱強く登ると、やがて森林限界を越え、稜線へ到着します。 ここからは夏山の稜線漫歩です。行く手の木曽駒を眺めながら、ハイマツの中を歩いて行きます。
木曾駒ヶ岳の遠望 宝剣岳が見えてくる 木曾駒ヶ岳と宝剣岳 遠くに御岳が見えている
木曽駒山頂も近い
 夕食後、木曽駒山頂へと登りました。 四方の大展望の中、明日たどる予定の空木岳への縦走路が迫力で迫ってきました。
宝剣岳付近の稜線 中央アルプス南部の眺め 中ア南部、空木と南駒 三沢岳
中ア南部、空木と南駒
第2日目
 駒ヶ岳頂上小屋(0510)→宝剣岳(0545-50)→極楽平(0610-0700)→濁沢大峰(0755-0800) →桧尾岳(0910-25)→熊沢岳(1040-50)→東沢岳(1150)→木曾殿越(1220-1320)→空木岳(1450)
 まずは御来光、とばかり木曽駒山頂へ。 南アルプス、中アの縦走路、御岳、北アルプスと四方遮るものの無い大展望でした。
いよいよ御来光 御来光(2) 御来光(4) 雲海の向うの南アルプス北部
雲海の向うの南アルプス中部 雲海の向うの南アルプス南部 中ア南部、空木と南駒 雲海に浮ぶ北アルプス南部
南アルプス稜線越しの富士山 宝剣岳に陽が射している 雲海の中の御岳 甲斐駒・仙丈の稜線
 混雑になりそうな宝剣岳は早々に通過して、極楽平で大休止。ここから先は静かな山旅が期待できそうです。 快晴の空の下、濁沢大峰、桧尾岳、と稜線漫歩が続きます。 一旦木曾殿乗越に降りた後は、いよいよ空木岳への登りが待っています。急な岩場の道を登り詰めると空木岳に到着。 ただ駒峰ヒュッテはまだ営業しておらず、小屋の中は真っ暗だったのには困りましたが・・・・。
宝剣岳、足下は宝剣山荘 宝剣岳山頂から縦走路を望む 宝剣岳山頂を振り返る 岩場に写る稜線の影
極楽平から見た濁沢大岳への稜線 桧尾岳にて 空木岳が近くなる 熊沢岳へと続く登山道
宝剣岳・木曾駒ヶ岳を望む 木曾駒に突き上げる伊奈川 ドッシリとした空木岳 いよいよ空木への稜線
木曾殿乗越から見た空木岳 南アルプス北部の稜線 南アルプス南部の稜線 雲間からのぞく夕陽
第3日目
 空木岳(0530)→赤椰岳(0625)→南駒ヶ岳(0700-40)→仙涯嶺(0840-45)→越百山(0945-55) →分岐(1005)→小屋跡(1018)→飛竜ノ滝(1215-50)→林道(1318)→シオジ平(1418)
 朝、いくらか雲のあるものの青空が見えています。 南駒ガ岳、仙涯嶺、越百山と尾根道を快調に超えていきます(仙涯嶺の木曽側のトラバースは要注意!!)。 越百山からの下りは、電車の便が多そうな伊那側にとることにしました。 中小川を下り、飛竜ノ滝を越え、ようやくで林道に到着。ここから飯島駅までは4時間の車道歩きが残っています・・・・。
朝陽は雲に隠れている 空木岳山頂にて 南駒ケ岳への縦走路 御岳がのぞいている
縦走路を振り返る 空木岳を振り仰ぐ 雲海の遠くに富士山山頂 雲に霞む御岳
こちらは八ヶ岳の遠望 仙涯嶺の岩場
 林道を疲れた体で歩いていたら、車の人に拾われ、飯島駅まで送ってくれました。感謝!!
 
 なんと中央アルプス初めての挑戦で、主稜線を歩いてしまう、という大胆なコースでしたが、どうにか無事終えられました。 これで、夏休みが半分つぶれても、欲求不満にならなくて済むかな?。 三日間とも快晴だったため、かなり日焼けしてしまい、会社で結構笑われてしまいました ^_^;;

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制作:加藤 輝男 2000年11月25日
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