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1988年GW−南ア:仙丈岳
1988年5月6日(金)〜8日(日)
地図はこちら
 
 3月の雪山訓練をうけて、このGWは南アルプス北部の山、仙丈岳と甲斐駒ヶ岳に行くことに決めました。 山渓の記事を参考にしながら、一日目:北沢峠まで、二日目:仙丈往復、三日目:甲斐駒を黒戸尾根から下山、の予定です。 アイゼン履いたばっかしで大丈夫でしょうか・・・・ネ?。

第1日目
 戸台(0620)→防砂ダム(0720-50)→丹渓山荘(0950)→大平小屋(1245)
 急行アルプスを辰野で下車し、飯田線に乗り換えて伊那北へ、バスで戸台到着。 寝不足で眠い目をこすりながら、戸台川の河原を歩き、丹渓山荘から樹林に入って大平山荘着。 今回は自炊で小屋に泊めさせてもらいました。
河原から見上げる駒津峰の稜線 チラッと見えたのは仙丈?? はるか槍・穂高の稜線 はるか槍・穂高の稜線
第2日目
 大平小屋(0435)→北沢峠(0455)→一合目(0530)→三合目(0615)→四合目(0635)→休憩(0655-0740)→大滝ノ頭(0745)→小仙丈岳(0830) →仙丈岳(0940-1000)→小仙丈岳(1030)→大滝ノ頭(1100)→北沢峠(1210)→大平小屋(1220)
 大平小屋(1330)→丹渓山荘(1430)→防砂ダム(1540)→戸台(1645)
 朝薄暗い中を北沢峠に出て、仙丈への路を辿ります。 各合目を確認しながら快調に(?)ピッチを上げていって、大滝ノ頭手前で大休止。 ここから少し歩くと雪壁になるのでアイゼンを着けます。小仙丈からみる仙丈カールに大感激!。 薮沢カール側の斜面に気を付けながら、慎重にトレースをたどると、仙丈岳に着きました。
雪の北岳が見える 甲斐駒ヶ岳の勇姿 もうすぐ小仙丈岳 北岳が大きくなる
早川尾根と鳳凰三山 足元に仙水峠が見えてくる 摩利支天と甲斐駒ヶ岳 うっすらと八ヶ岳
端正な北岳 小仙丈岳への雪斜面 小仙丈からみる仙丈岳山頂 北岳と富士山
北岳と間ノ岳 迫力の甲斐駒
 山頂でゆっくりとしていたいところですが、朝から多かった薄雲が空を覆い始め、何やらアヤシイ雰囲気になっています。 グリセードであわてて降りたら、登り5時間の道を2時間足らずで下ってしまいました。あ〜、疲れた。
北岳と富士山 尾根の向うに鳳凰三山 中央アルプスの遠望?? 薮沢カールと仙丈小屋
白根三山(1) 白根三山(2) 仙丈岳にて(1) 仙丈岳にて(2)
仙丈岳にて(3) 仙丈岳にて(4) 北岳と富士山 南八ヶ岳の遠望
仙丈からの下山道
 小屋で昼食をとっていたら、外は雪の気配。 明日も天候が悪そうなので、甲斐駒はあきらめて、予定を変更して急いで下山することにしました。 戸台からの最終バスには間に合わなかったのですが、一緒に下山した人が自家用車で来ていたので茅野駅まで送ってくれました。 感謝感激です!。そのおかげで、どうにかその日の内に帰宅できました。
大平山荘にて 雲にまかれた甲斐駒
 帰宅して靴を脱いだらソックスが真っ赤!!。調べてみたら、踵にできた肉刺がつぶれていました。 あれほど靴慣らしをしたつもりだったのに・・・・。 また、北沢峠付近で滑ったため、全体重をピッケルを握った指にかけてしまい、指が張れあがりました (結局爪が死んでしまうことに)。今回はトラブルの多いこと・・・・
 
 初めて行った雪の仙丈は優しい女性的な山でした。 それにしても初心者の身の程知らずというか、黒戸尾根を下るのは今考えても無謀だったかな、と反省しています。 結局、いまだに積雪期の甲斐駒へは行かれていません。

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制作:加藤 輝男 2000年11月05日
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