Posted by COOT on September 05, 1997 at 07:45:53:
In Reply to: 『ツバメ号の伝書バト』について posted by 渡り板 on September 03, 1997 at 18:42:22:
渡り板さん、AHOY!お久しぶりです。
ARCに乗船したばかりで我家にはまだ1929が1冊(vol.28)しかありません。
その中の渡り板さんの「オオバンクラブの無法者」に関する作品論は、とても楽しく
読ませていただきました。理系の私ではここまで突っ込んで読むことは出来なくて、
凄いな〜と思っています。
今回は私が一番好きで一番たくさん再読した巻がテーマということで楽しみです。
どうしてこの巻が一番好きなのか、この巻のどこが好きなのか考えてみました。
サガの中で最初に出会った巻だから一番強烈な印象を受けたと思います。その後、
他の巻を読むに連れて、ああそういう事があったのか、といった謎解きの面白さが
さらにありました。渡り板さんが先にティモシイを知ってから読んだというのは、
本当に残念な事です。
ツバメ・アマゾン・D姉弟が皆出てきて、それぞれがピッタリの役をこなしていて
皆が皆とてもこの巻の中では存在感があります。
最初のハイ・トップスの偵察、キャンプの2度の移動、毎朝農場からハイ・トップス
への急な登り、暑い中横一列になってハイ・トップスを行ったり来たり、毎朝農場へ
牛乳をもらいに行く急坂の降り登り、もぐらたちがおお慌てでリング・スカーを乗り
越えてハイ・トップスに戻るところ、徹夜の炭焼きと溶鉱炉作りとふいご吹き、作品
全体に渡って子供達は凄く体力を使っています。自分まで一緒になって歯を食いしば
って頑張っているような気持ちになり、その後の脱力感まで共有してしまいます。で
も全くのめりこんでしまうちょっと手前で、少し客観的に子供達を見ているような感
じで作品を読んでいるという気がします。きっとこの作品の中で重要な位置を占める
ディックの客観性や冷静さがそうさせているのかもしれません。
私もキャンプは昔からよくするので、素晴らしいキャンプ場を見つけたのにそこでは
出来ない時のいらいらや、こんな所でキャンプするなんて何だかな〜、という気持ち
にとても共感出来ます。
ちょっと思いついたのはこんなところでした。ではでは。