ランサムとランサムサーガに関する参考文献リスト
[ Aurthur Ransome のページへ戻る ]
アーサー・ランサムについて
サーガ以外のランサムの著作
- "Old Peter's Russian Tales", Illustrated by D. Mitrokhin,
Jack, 1916
- 邦訳「ピーターおじいさんの昔話」(パピルス)ロシアの昔話集
- "Racandra's First Cruise", George Allen & Unwin,
1923
- ロシアで知り合った恋人エヴゲーニア(トロツキーの秘書だったそうです)と共に出たバルト海に航海に基づいた物語。「ヤマネコ号の冒険」にも影響を与えているのでしょうか?
- "Arthur Ransome on fishing", ペーパーバックあり
- ランサムは釣りの大家でもあったようです。
- "Autobiography"edited and with an introduction by
R. Hart-Davis, Jonathan Cape, 1976
- 邦訳「アーサーランサム自伝」(白水社)
- "Bohemia in London"Chapman & Hall, 1907
- 若い頃のランサムの,日本人Yoshio Markinoとの交友も描かれているそうです。
ランサムやサーガに関する他の著者の文献
- "1929", Arthur Ransome Club, (非売品)
- 世界最古のランサム同好団体ARCの機関紙。ランサム・サーガの研究,聖地(サーガの舞台)のこと,邦訳のない13巻目のサーガ"Coots
in the North"のこと,ランサムに関する遊びやイベント情報などが盛りだくさん。ARCに入会すると手にすることができます。
- "Arthur Ransome and The Japanese Connectionse", The Arthur Ransome Society, 1997(非売品)
- 英国のTARS(The Arthur Ransome Society)が作製して,日本のARC(Arthur
Ransome Club)の創立10周年の際に,ARC会員に寄贈してくださったもの。ランサムと2人の日本人,Yone
Noguchi(詩人)ならびにYoshio Markino(画家)との,若い頃交流の記録集。私信の写真などもある。きちんとした研究書のような質の高い内容と,美しいレイアウトには驚きました。なにより,英国のTARSの人々の,日本のARCへの心遣いが嬉しい一冊です。TARS会長Brigit
Sanders(ブリジー)さんの署名入りです。
- "小説を全身で楽しもう", 読売新聞1996年11月8日(金)23面
- ランサムやシャーロックホームズや赤毛のアンのファンクラブの活動の様子が紹介されています。ARCの紹介に一番スペースが割かれていて,檜原湖でのキャンプの写真も載っています。
- "The Life of Arthur Ransome", Hugh Brogan, Jonathan
Cape, 1984
- 邦訳は,「アーサー・ランサムの生涯」筑摩書房(ISBN
4-480-83613-6)です。非常に大部で徹底したランサムの伝記。私はこの本から大変多くの情報を得ました。
- "ARTUR RANSAOME AND CAPT.FLINT'S TRUNK", C. Hardyment,
Jonathan Cape, 1984 (hardcover:ISBN 0-224-02989-4,
paperback:0-224-02590-2)
- 海外の本屋さんのWWWページを検索していて発見しました。「フリント船長のトランク」は第1話の「ツバメ号とアマゾン号」に出てくる重要なアイテムにちなんでいます。ランサムゆかりの地や人を訪ねる研究書。地の文と回想と引用が入り交じっていて,格調高いのかもしれませんが,英語力が充分でない私にはちょっと読みづらい本です。ガイドブックというより,作品という感じ。サーガの舞台や由来を知るための原典的存在。
- "In the Footsteps - of the - Swallows
and Amazons",
Claire Kendall-Price (Maps by Roger Wardale),
Wild Cat Publishing, 1993 (ISBN 0-9521186-0-2)
- ランサムサーガゆかりの地を訪ねる人のためのガイドブック。訪ねる場所ごとの地図や関連するサーガのイラスト等が引用されていて,読みやすく実用的。Niftyserveの船舶航海フォーラム(FSHIP)の16番会議室「てぃーるーむアーサー・ランサム」の提督が,聖地巡礼された際に,買ってきてくださいました。(感謝)
- "in search of SWALLOWS & AMAZONS
Arthur Ransome's Lakeland",
Roger Wardale, Sigma Leisure, 1996 (ISBN
1-85058-481-8)
- これもランサムサーガゆかりの地を訪ねる本。表紙を開けると,いきなり「犬小屋」のドアを開けているとドロシアとディックのような二人の写真があります。「作品」と「ガイドブック」の中間的な感じ。白黒ながら写真が豊富。イラストの元となったランサムのスケッチ等も収録。地図もあります。個人的な感想ですが,p.28にある,ツバメ号のウォーカーきょうだいのモデルとなったTaqui
Altounyan(長女。ジョン?一説にはナンシイとも)とBrigit
Sanders(ブリジット)とRoger Altounyan(もちろんロジャ)の写真には感動しました。まさかモデルの子供たち(実際にはもうおじいさん,おばあさんですが)の姿を見られるとは思ってませんでしたから。Niftyserveの船舶航海フォーラム(FSHIP)の16番会議室「てぃーるーむアーサー・ランサム」のドンキイ船長の聖地巡礼の際に,買ってきて頂きました。(感謝)
- "Approaching Arthur Ransome", Peter Hunt, Jonathan
Cape, 1992
- ランサムの作品論のようです。
- "Arthur Ransome's Lakeland", Roger Wardale, Dalesman
Books, 1986
- ランサムにちなんだ湖水地方の美しい写真集だそうです。インターネット書店で検索したり,国内外の書店に問い合わせたのですが,入手できません。絶版なんだと思います。なんとか入手できないかなあ。
- "Arthur Ransome's East Anglia", Roger Wardale, Poppyland
Publishing, 1988
- こちらはもう一つの舞台であるノーフォークの写真集だそうです。これも,入手できません。
- "Nancy Blacket Under Sail with Arthur
Ransome", Roger
Wardale, Jonathan Cape, 1991
- この「Nancy Blacket」は鬼号のモデルであり,ランサムの愛艇であったヨットのことです。1997年にNancy Blacket号を保存する基金も設立されました。彼女(ヨット)に会いに行く人は,ぼろきれを持っていって必ず真鍮磨きをしてきましょう。
- "ファンタジー・ランドのお料理ノート", 高柳佐知子,
河出書房新社, 1994 (ISBN 4-309-26197-3)
- いろいろなファンタジー,童話に出てくるお料理の作り方が,楽しいイラスト付で載っています。ランサム思い入れのある著者らしく,ランサムには他の作家より多くのページをさいています。ライス・プディング,バス菓子パン,おかゆ(りんご入りゆでごはん),黒くてべたべたしたフルーツケーキ,キャラメル・ファッジ,ペミカンの砲弾のフライなど。料理に直接関係ないけど,著者が湖水地方を訪ねた時のイラストも4ページに渡って載っています。
その他
- "Arthur Ransome Sea Shanties",ARC Sea Shanty Club, 1997 (非売品)
- サーガに出てくる子供たちがおりに触れて歌うのが,シー・シャンティ。古い英国の船乗りの唄です。これはそのシーシャンティの歌集。ランサム・サーガに出てくるシー・シャンティは,COOTさんのページへ行けば,実際に聞くこともできます。
サーガの舞台(1)イングランド北部湖水地方 "The Lake District"
小説・物語
- "愛蔵版 ピーターラビット全おはなし集", ベアトリクス・ポター,福音館書店 (ISBN
4-8340-1257-3)
- 湖水地方を舞台とした物語としては,ご存知ピーターラビットのお話がありますね。これは幼い娘のために買っておいた合冊版ですが,おはなし毎の分冊も販売されています。
- 旗の湖シリーズ, Geoffrey Trease
- 湖水地方を舞台にして,子供たちが活躍するややサスペンスタッチの冒険物語。
私は「この湖でボート禁止」だけしか読んでいません(ARCのTea
Bayさんにお借りしました。感謝。)が,すぐに物語に入り込んでしまいました。
- No Boats on Bannermere, 1949(この湖でボート禁止)
- Under Black Banner, 1951(黒旗山の下で)
- Black Banner Players, 1952(黒旗劇団)
- Black Banner Abroad, 1954(黒旗劇団の海外公演)
- The Gates of Bannerdale, 1956(谷間の門)
最初の2冊は邦訳されたようで(私が読んだのも訳本)すが,今は絶版です。原典も絶版のようで,これもなかなか手に入らないようです。まことに残念!
評論・随筆
- "アーサーランサム特集号", 烏賊, vol.11, 6月号, 1987, p.19
- 赤木かん子さんが編集代表をされたもの。知る人ぞ知る,一部のランサマイトのバイブル的存在らしい。
- "イギリス湖水地方をたずねて", 高柳佐知子,河出書房新社,1995 (ISBN 4-309-26258-9)
- 著者はアーサーランサムの大ファンだそうです。女性的で美しいイラストがたくさんある楽しい本です。
- "風のまにまにイギリスの村へ", 高柳佐知子,河出書房新社,1996 (ISBN 4-309-26289-9)
- 上記と同じ著者の本。こんどは北部湖水地方だけでなく,ノーフォークにも訪れています。ランサムファン(ランサマイト)必読の本。ハリ・ハウに泊まられたことも書いてあります。湖までの道を,ロジャと同じように間切りながら走りたい!(ロジャは登ったんだけど)
- "ピーターラビットの村から",岩野礼子,晶文社,1995 (ISBN 4-7949-6221-5)
- 著者は深く英国と関わって,人生までも変えてしまった人のようです。タイトルはピーターラビットが出ていますが,筆者はランサムへのが思い入れの方が強いような気がします。フェル・オォーカーにとっての神様,ウエインライトも出てきます。こちらもちょっとひょうきんで可愛らしいイラスト付き。語り口はほんのちょっと硬派かも。
- "イギリス・カントリー紀行",土屋守,東京書籍,1995 (ISNB 4-487-79229-0)
- ベアトリクス・ポターがらみではありますが,湖水地方の記述もあります。Surprise
Viewからのダーベント湖の美しい写真もあります。湖水地方以外の英国の美しい田園のお話写真もふんだんにあって素敵です。
- "イギリス・カントリー四季物語",土屋守,東京書籍,1994 (ISBN 4-487-75405-4)
- 湖水地方については,ワーズワースとポターの話が出ています。こちらも美しいカラー写真が豊富です。
- "イギリス田園生活",小林章夫監修,ベネッセコーポレーション,1998
(ISBN 4-8288-8924-8) (ISBN 4-8288-8924-8C0326)
- 1998年末に書店で発見して衝動買いしたものです。「見聞塾」というビデオと本が1セットで売られているシリーズの1つ。あまり密度の濃い情報はないけれど,写真はどれもとても美しいです。「『ツバメ号とアマゾン号』の物語を追って」という小文もあり,そこには「Titmouse」(!)と書かれた茶色い帆(!)のディンギーの写真と屋形船のモデルになったゴンドラによく似た蒸気船の写真もあります。ビデオは「湖水地方の小さな村を訪ねて」というもので,ランサムの舞台は直接出てきませんが楽しめます。
ガイドブック
- "A Pictorial Guide to the Lakeland Fells
1〜7",A.
Wainwright,Michael Joseph,1992(originally
1955)〜1992(1966)
- Fell walkerの神様Wainwrightのガイドブックです。全7巻ですが,私は2巻と6巻を入手できていません。ウィンダミア近辺が載っているのがどちらかなのに! 全編手書きの地図,イラスト,文字。まさに芸術品です。ぜひ一度手にとってみてください。コニストンは第4巻に出ています。「コニストンオールドマンの近くのどこかに,忠実だった猟犬の小さなお墓がある。でも心ない旅行者がひっこぬいたりしたことがあるので,ここでは場所は示さない。」なんて,路傍の石や花にも優しさを見せる筆者の心がしみじみ伝わってきます。
- "Ordnance Survey Pathfinder Guide Lake
District Walks",B.
Conduit, Ordnance Survey & Jarrold Publishing,1989
reprinted in 1996 (ISBN 0-319-00181-4)
- 湖水地方をハイキング(フェルウォーキングあるいはフットパスウォーキングという方が妥当か)する人のための最新のガイド。ランサム関係では,コニストン・オールドマン(カンチェンジュンガ)への登山コースが載っています。(わずか3ページですが)実際に登る前に,ウェインライトの本(上記)だけでなく,このガイドやOrdnance
Surveyの地図を見ておいた方が良さそうです。現地のインフォメーション(i)で簡単に入手できるそうです。詳細な地図ときれいなカラー写真が載っています。聖地巡礼されたNiftyserveのFSHIPの提督に譲っていただきました。
写真集
- "Beatrix Potter's Lakeland",Hunter Davies Photography
by Cressida Pemberton-Pigott,Penguin Books,1988
(ISBN 0-7232-35201)
- Potterに関するものというより,北部湖水地方の土地や文化を紹介する写真集です。土地のスポーツとしてhound
trail,つまり「ツバメの谷」にも出てきた,臭跡追いの写真もあります。湖水地方の冬の厳しい写真が印象的です。tourismという章では,日本から大挙して押し寄せた「うさぎさん」のファンたちの写真がありました。町田の久美堂の洋書安売りフェアでたまたま見つけて買ったものです。なぜか著者のサイン入り。
地図
<湖水地方の地名について>
湖の名前は語尾が「〜mere(ミア)」となるものと「〜water(ウォーター)」とつくものがあります。島には,「〜holme(ホウムというのかな?)」となるものと,「〜Island」や「〜Isle(アイル?)」がつくものがあります。「長い冬休み」でスケートを練習した「小湖」や「つばめの谷」の「マス湖」みたいな小さいものは,「〜Tarn(ターン)」です。「タコのラグーン」のモデルとなったのは,コニストン・ウォーター(湖)とつながる川が少し広くなった部分だと言われていますが,「Allan
Tarn」という名です。その他,山や丘を「fell(フェル)」と言ったり,一部の山の名に「〜Pike(パイク)」がついたり,(少し広い?)谷を「〜dale(デール)」と言ったり,(小?)川を「Beck(ベック)」といったり,岩山や崖を「Crag(クラーグ)」といったりするのも,湖水地方独特の用語のようです。関係ないですけど,サーガに出てくる農家の姓は,みんな「〜ソン」がつきますね。ディクソン,ジャクソン,スウェンソン,トキンソン,タイソン。。。
- "Ordnance Survey Outdoor Leisure 4 The
English Lakes North
Western Area",Ordnance Survey (ISBN 0-319-26004-6))
- ダーベント・ウォーターやバターミアを含む地方の1/25,000の地図。ハイキングするのに便利な情報が盛り込まれています。
- "Ordnance Survey Outdoor Leisure 5 The
English Lakes North
Eastern Area",Ordnance Survey (ISBN 0-319-26005-4)
- アルズ・ウォーターを含む地方の1/25,000の地図。上記Wainwrightのガイドの第1巻はOrdnance
Surveyの地図を作る男たちに捧げられています。
- "Ordnance Survey Outdoor Leisure 6 The
English Lakes South
Western Area",Ordnance Survey (ISBN 0-319-26006-2)
- コニストン・ウォーターを含む地方の1/25,000の地図。ちなみに上記Wainwrightのガイドのその他の巻は,湖水地方の犬たち,羊たちなどにも捧げられています。
- "Ordnance Survey Outdoor Leisure 7 The
English Lakes South
Eastern Area",Ordnance Survey (ISBN 0-319-26007-0)
- ウィンダミアを含む地方の1/25,000の地図。これらの地図は神田の三省堂の1階でたまたま見つけて買いました。三省堂の中に入っている地図専門の何とかいう店だったと思います。FSHIPの真田船長御用達のお店です。
- "Ordnance Survey TOURING MAP & GUIDE
3 Lake District",Ordnance
Survey (ISBN 0-319-24506-3)
- 湖水地方全域をカバーする1/63,360(1 inch =
1 mile)の地図。主要タウンマップはないが,裏面に簡単なガイドあり。地形図としてのできは下のA
to Zよりはこちらの方が精緻。
- "A to Z Visitors' Map of Lake District",Geographers'
A-Z Map Company Ltd (ISBN 0-85039-150-4)
- 湖水地方全域をカバーする1/63,360(1 inch =
1 mile)の地図。新宿高島屋の隣に新しくできた紀伊國屋南店でたまたま見つけました。観光には,上のOrdnance
Surveyよりこちらの方が便利かもしれません。Kendal,
Windermere, Bowness, Amblesideその他の主要な街のタウンマップもあります。Steamboat
MuseumやAbbot Hallも載っています。
- "Ordnance Survey LANDRANGER 96 Barrow-in-Furness
& South
Lakeland area",Ordnance Survey (ISBN 0-319-22096-6)
- 英国全域をカバーする1/50000のLANDRANGERシリーズの1つ。Coniston全域とWindermereの南部をカバーします。上の「Outdoor
Leisureシリーズ」ではカバーしていないWindermereのBlake
Holme(ヤマネコ島のモデルの1つ)が載っています。(「TOURING
MAP & GUIDE 3」と「A to Z Visitors' Map
of Lake District」にはBlake Holmeは出ています。)
- "Ordnance Survey LANDRANGER 134 Norwich
& The Broads",Ordnance
Survey (ISBN 0-319-22134-2)
- 英国全域をカバーする1/50000のLANDRANGERシリーズの1つ。これ1枚で,ノーフォークもの(「オオバンクラブの無法者」と「六人の探偵たち」)の舞台をカバーします。サーガのとびらについている地図がいかに正確なものであるかが解ります。
- "Ordnance Survey LANDRANGER 169 Ipswich &
The Naze
area",Ordnance Survey (ISBN 0-319-22169-5)
- 英国全域をカバーする1/50000のLANDRANGERシリーズの1つ。これ1枚で「海へ出るつもりじゃなかった」の出発地と「ひみつの海」の舞台をカバーします。「ツバメ島」は「Horsey
Island」と出ています。私有地で上陸できないそうですが。「魔女の桟橋」に至る水路や「紅海のエジプト人の道」も出ています。
雑誌
- "マザー・ネイチャーズ"vol.7, 1993, Summer, 小説新潮6月号臨時増刊,新潮社
- 私はWainwrightをこの雑誌で知りました。残念ながらアーサー・ランサムは出てきませんが,湖水地方の美しい写真がたくさん出ています。私にとっては,湖水地方についての知識を増すきっかけとなった大事な雑誌です。
- "Quality BRITAIN '96", 1996, The British Embassy,
Tokyo
- 特集は「英国式自然の愉しみ方」。この雑誌は,英国大使館から定期的に刊行されているんでしょうか。一般的な英国の観光案内ですが,写真がきれいで気楽に楽しめます。グラスミアかライダル・ウォーターの写真のキャプションに「ウィンダミアの喧燥を離れると」という記述があります。今や湖水地方は英国一の観光地で,とりわけボウネス・オン・ウィンダミア(リオのモデル)の付近はシーズンになると大混雑だそうです。もしランサムが今生きていたら,湖水地方の中でももっと北部の静かな北部の湖を舞台に選ぶかもしれませんね。
- "Natinal Geographic", vol.186, No.2, August 1994
- ご存知,アメリカの定番雑誌です。この号は湖水地方が特集の1つ。最近は日本語版もありますが,これは英語版です。残念ながらランサムは出てきませんが,湖水地方の写真や文化などの紹介があります。
その他
- "Coniston Launch - Sailings on Coniston
Water"
- コニストン・ウォーターの観光クルージング会社Coniston Launchのパンフレット。Special Cruisesのメニューには,"Swallows
and Amazons"クルーズも載っています。夏場の夕方だけのようです。そのコースの船長は,おそらくTARSのメンバーの方です。
- "Walk England's Spectacular Lake District"
- 湖水地方をInnからInnへ泊まりながら歩くツアーのパンフレット。こちらのホームページから請求しました。
サーガの舞台(2)ノーフォーク湖沼地方 他 "The Broads etc."
小説・物語
- "鷲は舞い降りた", ジャック・ヒギンズ,ハヤカワ文庫
- 冒険小説の傑作として有名なこの本もクライマックスは,ノーフォークが舞台です。第2次大戦中,ノーフォークの人気のない沼沢地にドイツの特殊部隊が降下し,チャーチルの命を狙う。。続編「鷲は飛び立った」もあります。
評論・随筆
- "風のまにまにイギリスの村へ", 高柳佐知子,河出書房新社,1996 (ISBN 4-309-26289-9)
- 上記参照。ホーニングの白鳥亭,D兄弟が帆走をならったランワース沼,ロクサムの街も出てきます。著者たちもトム・ダッジョンと同じようにノリッジ行きの列車に飛び乗ったそうです。ウラヤマシイ。
その他
- "Norfolk Broads Direct",1999年版
- リンクのページにも書いた,レンタルボート&コテージの会社のパンフレット。e-mailを出して請求したら送ってくれました。借りることができるボートやノーフォークの景色のカラー写真を見ているだけで楽しい。
英国全般
小説・物語
- "海の男/ホーンブロワー・シリーズ 全11巻", セシル・スコット・フォレスター,ハヤカワ文庫
- 伝統ある英国海軍の船乗りのお話。設定された時代は異なるけど,ジョンが憧れ,ウォーカーきょうだいのお父さんが勤める英国海軍の精神的伝統に触れることができます。私みたいに船に縁のない人間は,こういうものを読んでおくと,サーガに関する理解が深まる気がします。物語の性格上ほとんどは英国外でのできごとですが,主人公が妻子を連れてナロウボートで運河を旅する場面など英国内の興味深いシーンがあります。ロックをいくつも通って船に乗ったまま山を越えていきます。(ナロウボートについては,「英国式自然の楽しみ方」参照。)
ガイドブック
- "読んで旅する世界の歴史と文化 イギリス", 小池滋監修,
新潮社, 1992 (ISBN 4-10-601832-2)
- 英国全般の文化,土地柄を知るのに良い本です。写真や図版も豊富。ワーズワースとポターにからめて,湖水地方も少し出ています。
- "Eyewitness Travel Guides Great Britain", ?, Dorling
Kindersley, 1995 (ISBN 0-7894-0187-8)
- 英国の文化,風景,その他全般を知るのにとてもいい本。写真や図版が非常に豊富。英語なのが残念。私はこれを,何とグアムのアガニアにある本屋さんで見かけて衝動買いしました。
- "ロンドンぬきの英国旅行", 辻川一徳編, サイマル出版会,
1995 (ISBN 4-377-40611-6)
- 英国の魅力は田園にあり,と言いますが,そのことを体験的に報告する本。BBCの日本人スタッフたちが企画したようです。ワーズワースにちなんで,湖水地方の話もありますが,それ以外の地方の話が楽しかったです。ケントとかコーンウォールなどの南部にも行ってみたくなります。こぢんまりと清潔なB&B(Bed
and Breakfast)やかつての大邸宅manor houseだったホテルにも泊まってみたくなります。
写真・イラスト集
- "Old English Villages", C. Perry et. al., Weidenfeld
and Nicolson, 1986 (ISBN 0-297-79144-3)
- 英国中の村の建物を集めた写真集。CumbriaやNorfolkの家もありました。眺めているだけで楽しい。
- "図説イギリスの生活誌 道具と暮らし", ジョン・セイモア,
原書房, 1989 (ISBN 4-562-02079-2)
- 英国人が伝統的に生活の中で使ってきた道具がイラストと写真を交えて紹介されています。英国人の伝統的な生活ぶりがわかります。絵を見ているだけで楽しい。
評論・随筆
- "英国生活誌 I・II", 出口保夫, 中公文庫, 1994 (ISBN 4-12-202162-6,
4-12-202181-2)
- 英国での生活ぶりが良くわかります。美しいイラストや写真も多い。
- "イギリスはおいしい", 林望, 文春文庫, 1995 (ISBN 4-16-757002-5)
- ご存じ,英国の食べ物を題材にした楽しい随筆。でも読んでいて「やっぱりまずそうだなー」と思う料理も多いですね。Afternoon
Tea/Morning Teaは味わってみたい。街角でFish
& Chipsを買ってつまんでみたい。ちなみにこの本にはスコンの作り方も載っています。私はスコンを食べたいときは,本厚木のミロードか相模大野の伊勢丹のアフタヌーンティに行きます。(それ以外に選択肢がない。それにしてもこのお店は割高だと思います。)
- "英国紅茶への招待", 出口保夫(文)出口雄大(イラスト),
PHP研究所, 1993 (ISBN 4-89194-334-3)
- 英国経験の豊富な著者のひと味違う紅茶の本。水彩画風のカラーのイラストが美しい。英国で紅茶の美味しいお店の紹介もありま。日本では,目白の椿山荘フォー・シーズンズ・ホテルの1階ラウンジのアフタヌーン・ティだそうです。インテリアも落ちついたアンティークなヨーロッパ調で,なんとロンドンのサボイやリッツと較べても遜色ないとのこと。一度いかがですか?
- "英国式自然の楽しみ方", 中川祐二, 求龍堂, 1996 (ISBN 4-7630-9620-6)
- 英国大使館発行の雑誌の特集のネーミングはこちらが本家なんでしょうか?B&B(Bed
and Breakfast=個人の家というか民宿に泊まる),Farm
Holiday(農場に泊まる),Manor House(お屋敷に泊まる)の紹介が冒頭にあり,まず惹き込まれました。エンジンと船室付の細長いボート「ナロウボート」で英国中を寝泊まりしながら旅することができるのを初めて知りました。英国中にはナロウボートが航行できる運河が張り巡らされているんですね。パナマ運河みたいに,水門(ロック)を使って山を越えることもできるそうです。(この様子は海洋小説「ホーンブロワシリーズ」の4巻「トルコ沖の砲煙」の冒頭に,主人公が妻子とともにナロウボートで旅をする場面でも出てきます。上記参照。) パブリックフットパスについても詳しく述べられています。 この本では,「パブリックフットパスとは」「ナロウボートとは」など入門的なことが丁寧に述べられているので勉強になりました。カラー・白黒をまじえたきれいな写真も多く,楽しい本です。この本に載っているどの楽しみ方も,日本にはありそうでないものが多いような気がします。やっぱり英国は,少なくとも1年くらいかけてじっくり楽しみたい,という気にさせられます。
- "英国カントリーホテルの休日", 土屋守, 東京書籍, 1996 (ISBN 4-487-79270-3)
- ランサムjワールドのホテルは出てきませんが,Manor
Houseすなわち元は領主の館だったホテルが多数紹介されています。英国の小説を読むとよく出てくるあの「お屋敷」に似たところに泊まれるんですね。美しいカラー写真満載です。
- "英国解体新書", 岩野礼子, 中公文庫, 1998 (ISBN 4-12-203090-0)
- "ピーターラビットの村から"と同じ著者の英国滞在を通じての随想。なかなかの迫力です。長く住まないと接することができない英国の一面も(日本人の一面も)書かれています。
その他
- "風と海と船と「オートミールはおいしい実践本」",火星からの通信発行, ARCオートミール研究会協力,
1997(非売品)
- ランサムサーガにも出てくるけど,意外と日本では知られていないオートミール。私も良く知りません。そのオートミールを美味しく食べるためのレシピ。
[ Aurthur Ransome のページへ戻る ]
Last modified : Nov. 2003