夢見る街道
ラディオスは、かく語る(2月24日)
    ★「さぁ〜てお金も儲かっちゃったし少し温泉でおよいじゃお〜っと」リファールからノカ村へと続く街道。通称夢見街道。僕は今、ここを歩きながらこんな事を考えていた。★「あっ、それ譲ってもらえません?え?おつりなんかいいですよ。とっておいてください」通りすがりの行商人から瑞々しい果物を買って食べる。これが今日のおやつ。★広い浴室に万物の素を溶け込ませたお湯。僕にとっての温泉はまだまだ未知のものが含まれていた。★「あっ、あれがノカ村かな?」僕は芯だけになった果物を放り捨て走り出した。

ふぅ…
フェニル・ナーティは、かく語る(2月20日)
    とりあえず、一段落したみたい…。ちょっと、温泉でも入りに行って来ようかな♪

仕事という名の休養
砂漠鼠カイトは、かく語る(2月16日)
    身軽な俺は街道を軽やかに歩いていた。普段とは違い武器や防具も持っていない。地味な服を着ている俺を冒険者と思う奴はいないだろう。まあ、都会から遊びに来た職人の徒弟といった服装だ。ある人物の調査が目的であり、目立ちたくなかったのだ。…というのはタテマエ。温泉が混浴だったらいいなぁ、とかなんか美味い食い物あるかなぁ、とか仲間に土産買っていろうかなぁ、とか…ホンネはすでに休暇気分である。依頼人には悪いが、楽しませてもらうとしよう。別段仕事をおざなりにするわけではないのだし…

最後の夜営
ゲルハルトは、かく語る(2月12日夜)
    ■3人が楽しげに歌っているのを横目に見ながら夢見街道を進んで行く。目指すはリファール。無理をすれば夜中には着くらしいが、病み上がりのエイムのことを考えて途中で休む予定だ。■先の仕事ではゴブリンとは一度しか遭わなかった。結構頻繁に出没するという話だったので、ひょっとしたらこちらのほうに移動してきているのではないかと思って一泊増やしてエイム達と一緒に帰る事にした。が、今のところは取り越し苦労のようだ。まぁ、それに越した事はないが・・・。■だんだんと日も暮れてきた。「そろそろ夜営の準備でもしようか?」

楽しいのダ〜
”虎の瞳の”ルマは、かく語る(2月12日夕方)
    エイムさんの風邪治ったかラ、みんなでリファールに向かって出発なのダ〜■とってもいいお天気の道をルーノの歌聞きながら歩いてるのとっても楽しいのダ。でも、みんなで歌いながら歩くと、もっと楽しいのダ。楽しいと、楽しい歌ウ。そしたらもっと楽しい・・・”楽しい”はどんどん大きくなるのダ・・・■午後はとっても楽しく歩けたのダ。だからあんまり疲れてないケド・・・エイムさん風邪治ったばっかりだから、あんまり無理して夜歩くの良くないのダ。だから、今日は早めに寝る準備して、明日のお昼にリファールなのダ。

太陽とハナウタ
アラザン・モニク・カトルカースは、かく語る(2月12日)
    ■ルーノが歌いながら、ステップを踏んでいる。陽気な彼の後ろ姿に、つい吹き出してしまう。ルマやゲルハルトも笑ってる。私の容態を心配して、リファールへの帰還を一日延ばしてくれたのだ。■私一人きりと思ってたから、二人を食堂で見たときは本当に驚いたわ。ルマはしきりにお酒を飲ませすぎたと気にしていたけど、「気にしないで。ルマが勧めなくても、自分で飲んでたから」と慰めた。■今回の仕事は、とてもいい気分で終われた。ゴブリンが少なかっただけじゃない、仲間達の『繋がり』を改めて感じたから。私はお金では決して買えない、目に見えない報酬を貰ったのね。■ルーノに合わせて、いつの間にか私も歌を口ずさんでいた。明日はリファール。まず、オランへ手紙を出そう。もちろん、今回の仲間達の事も報告しなくちゃ。高司祭様も、きっと喜んでくださるでしょうし、ね。

グラスランナー、リファールに向かうこと
ルーノ・エッタ・ミルは、かく語る(2月12日お昼)
    ノカ村を出てから結構歩いた。そろそろお昼だ。(ぐぅ♪)にゅう、ご飯にするかな…■…パクパク(食事中)…■はうー、………(うつらうつら)………はっ!。危ない危ない、眠っちゃうところだった。う〜ん(背伸び)。にゅう、さて行こ〜っと。え〜と、リファールは向こう。よ〜し、しゅっぱ〜つ♪(てくてくてく)……ふぁ〜あ〜(あくび)。にゅう、眠い…。う〜ん、ここは眠らないように歌いながら行こう。ルンルンルン♪ランランラン♪ラ〜ラ〜ラ〜♪(歌っている)くるくるくる、すたっ♪(ステップもついた)ふ〜ん〜ん〜♪(そのまま歌いながら歩いていく…)

リファールへの帰途
ウィナルドは、かく語る(2月11日昼間)
    ■馬車の護衛の仕事も終わり、昨日は宴会で存分に楽しんだ。ノカ村はのどかで平和な村だった。温泉も気に入った。だが不思議と、のんびりする気にはなれなかったので、俺は朝早くにノカ村を出発した。■あんなに頻繁にゴブリンが出没すると言われていたのに、馬車が受けた襲撃はたったの1回。おびきだそうと努力していたのにも関わらず、だ。妙に気になってしまう。・・・が、多分気のせいだろう。変な事に気を回しすぎる。昨日もゲルハルトにそう言われた。昔の荒れていた頃の気質が、まだ抜けきっていないのか・・・。新しく始めた冒険者としての生活の中で、それが早く変わってくれる事を願わずにはいられない。■とにかく今は、リファールに帰ろう。金銭面の処理をしなければならない。あんまり呑気に構えていると、ギルドでテストラットの旦那にぼやかれる。それに、新しい仕事も探さなければならない。■護衛の仕事で一緒だった連中は、それぞれがそれぞれの目的のために頑張るのだろう。親しみやすい、気の良い連中だった。縁があれば、またどこかで会えるだろう。

夢路を行けば
諺学者アーヅェルハインは、かく語る(2月3日)
    ●西方語が話せない事に加えて、私の早口はお子様には厳しいらしいな。アーサー少年は半妖精か・・・早口言葉の町一番は私だったが、町を出て行ったあいつは今何処で何をしているだろう? 姉さん探しという私の旅の大義名分に比すれば、余りに些末な事だが。●村での調査の結果、『強盗が居る丘で昼寝』の類似形が新たに収集出来た。温泉村という土地色が感じられる。解釈をもう少し煮詰めた後、言行録に書き写したい。少々気になったのは宿の女主人だな。共通語での会話から察して教養ある人物らしいが・・・よしておくか。わざわざ早朝出立に合わせて、弁当を用立ててくれた人の陰口は叩きたくない。●今日中には、辛うじてリファールに着けるらしい。街を守る壁を持たない“夢見る都”では、どんな言葉が拾えるだろうか? ・・・仕事も探さなくてはなるまいがね。

リファールへ行くのダ!
”虎の瞳の”ルマは、かく語る(2月2日お昼ご飯の頃なのダ)
    ルマは早起きダからお日様が昇ったらすぐに起きたのダ。そしたら朝ごはんすぐ出してくれたのダ。おばさんも早起きなのダ〜・・・朝ごはんとっても美味しかったのダ。●朝ご飯食べてたら、手を拭く布を首に巻いた人が温泉の方に歩いて行ったのだ・・・ああいう格好するのも温泉の決まりなのカ?ルマもおんなじ事しようと思ったけど、「朝風呂入るのは怠け者だ」ってこの前教えてもらったのダ。だからまた来た時にやる事にしたのダ・・・●それに・・・”温泉”楽しかったケド、ルマはリファールに行くのダ。リファールにもきっと楽しいモノいっぱい有るのダ。●リファール行く途中で、おっきな斧持った、背のおっきなお姉ちゃんが座ってたのダ。・・・ノカ村の温泉にも居たゾ!昨日ご飯食べてたのダ!●凄いゾ!ルマの槍と同じくらい長い斧ダ!!あんなに長い斧振りまわせるお姉ちゃんなんて会ったことないゾ。・・・あ!!行っちゃうゾ〜待つのダ〜そのおっきな斧見せて欲しいのダ〜〜〜〜

謝らなきゃ気がすまない!
シーク=パームランドは、かく語る(2月2日)
    昨日の女の人にあやまんなきゃ。失礼この上なかったはずだもの。そう考えながら僕が長風呂をしている間に、その人がもう出かけてしまった。そのことを宿の子どもアーサー君に聞いて、僕はすぐに温泉宿を後にした。もちろん例のモノは購入済みだ。■走ったけど…彼女がどこに行ったのか分かるわけもない(行き先も聞いておけばよかった)。…仕方ない、街に向かおう。僕は新しい『スカーフ』を首に巻いて歩いた。先日まで逗留していたリファールの宿『月光の煌めき亭』へ。

冬の日射しの下で
アラザン・モニク・カトルカースは、かく語る(2月2日お昼頃)
    ■村を発ってから、ずいぶん歩いたわ。宿を出る頃昇りかけていた太陽は、今は頭の上にある。疲れたわね・・・ちょっと休もう。愛用のハルバード<ヴァレンタイン>を傍らに置いて、腰を下ろす。宿に着いた時、周りの人にずいぶん奇異な目で見られたっけ。小娘がこんなごついものを担いでるんだもん。無理ないか。武装した冒険者を見慣れてる街の人にも、結構振り返られたもんなあ。■奇異、といえば・・・昨日の男の子・・・変な奴だったわね。色っぽいからごめんなさい?新手のナンパって思っちゃった。ちょっと肩が触れただけで、あそこまで怯えなくてもいいと思うんだけど。あれじゃ、まるで私が何かしたみたいじゃない。お風呂上がりで、いい気分だったのに・・・。はっ!いけないわモニク!些細なことで腹を立てちゃ。仮にも本当にも、ファリス神に仕える身。もっと心を広く持たなくちゃ。■さあ、そろそろ出発ね。リファールに着いたら、まず宿と仕事を探しましょ。それから、オランへ手紙を出さなくては。私を旅に出して下さった高司祭様が、きっと心配なさってるでしょうから。

旅立ちの朝 さらばノカ村の諸君! また会う日まで
ホセ・ディアズは、かく語る(2月2日10時54分)
    余はこれからリファールへ旅立つ。と言っても約半日の道程だ。結局昨日は温泉には入らなかった。いや入れなかったというべきか。他人の汗や垢、小水が混じった水を煮こんだ風呂の中に誰が入れようか。市井の中にこの身を委ねてはいるが生活水準を下げるつもりは毛頭無い。だがそれには金が必要だ。昨日見掛けた者達もやがては合いまみえる事になろう。さて出発だ。リファールで金が余を待っている。さらばノカ村の諸君!