おっと、もう出発か?
ジェダ=グローエンは、かく語る(3月10日朝)
    じっくり寝たかった俺は、昨日の見張り(護衛の仕事)を最初にやったんだけど(これなら交代後はぐっすり眠れる)、特に何も起きていなかったようである。・・・・え?もうすぐ出発だって?会合は終わったし、のんびりとしているわけにもいかないのかな?う〜ん、どうやら寝過ぎたらしい。じっくり朝風呂を楽しむ余裕は無いなぁ。とりあえず身支度を整えるか。・・・・あっ、スレイさんだ。うー風呂上がりかぁ。うらやましい・・・■時間がある内に簡単な食事を作っとくか。干し肉や乾パンだけってのも味気ないし。・・・はいはい。早めに済ませるから、30数えるまで待ってくれって。

会合の外では
ハースウェルは、かく語る(3月9日)
    商人たちの護衛について2日目、道中何事もなく無事ノカ村に着いた。■今、商人たちは部屋で会合を行っている。部屋の中は商人たちが連れてきている護衛にまかせてあるので、他の護衛の人たちの中には結構気楽にしている人もいる。かく言う自分もついさっきまで温泉に浸かっていたんだが。■とりあえずリファールに来てまだ日が浅いからこの機会に他の人達と親睦を深めておこう。そういや温泉に入る前にディアスさんが面白そうなサーガを詠ってたっけ。ちょっと教えてもらおう。

ま、仕事だからな。
”銀狐”スレイは、かく語る(3月9日深夜)
    この村についてから、一緒に来た護衛の面々と喋ってばかりだ。にぎやかな奴、愉快な奴、色々いてなかなか面白い。ディアスさんが歌がうまい事が判明。あんなにガタイのいい人がねぇ。人は見掛けに・・・おっと失言。■こんなのどかな村にいると、なんだか気が緩みそうだ。おまけに仕事の方も条件がヌルいし。ま、給料分くらいの仕事はしないと気が引けるから、今晩は見回りでもするか。温泉は出発前にでも入るとしよう。

会合
ギルド保護された商人AとBとC(NPC)は、かく語る(3月9日)
    ■Aは語った。ふむふむ派遣されてきたのは男七人女二人か。こんなに人数を注文しなかったぞ、ったく。■Bは語った。まあよいではありませんか。これだけの人が集まるんだという事を向こうの組合に解らせておけばよいのですから。■Cは語った。さあさあ本題に入りましょう。そろそろ火事が起こりそうですねぇ。材木の買占めなんて如何でしょうか。

温泉
ジェダ=グローエンは、かく語る(3月9日夕方)
    ふーむ、護衛っていっても商人さん側も自分の護衛を雇っているんだよね。だから、俺としてもちょっと気楽だったりする。これで1日200で必要経費向こう持ちってホントに美味しい話だよなぁ。■あっ、それと他の護衛の人達と世間話とかもしたんだった。ま、こういう仕事には腕だけじゃなくて信頼関係とかも作っとくべきだからね。いつ何が起きるかわからないわけだし。■よしっ、一応自己紹介みたいなモンはしたし、温泉に浸かってこようっと。■ん〜、熱くて気持ちいいなぁ♪に、してもこんな所まで来て会合を開くって事は、よっぽど人に聞かれたくない事でも話あってるのかな?いやいや、依頼人の事を、そう詮索するのも良くないよな。う〜ん、冷たい飲み物でもぐいっと飲みつつ入れたら、もっと気持ちよさそうなんだけど・・・ま、温泉から出たら飲むか。

良くあること、とは言いながら
レヴィ=ランシールは、かく語る(3月9日夕方)
    冒険者。一般的に言えば「胡散臭いモノ」の代名詞でもあるかもしれない。普通に暮らす人にとっては、出来るだけ関わり合いたくないものだし、関わらざるをえない状況は歓迎したくないものだろう。いや、つまり、言いたいのはこういったことだ。彼らに気を許すものではないと。●それにしても、あれだけの護衛の人数が揃って、女は私一人だというのも気に入らないし。護衛が一人ずつ消えていくとしたなら、真っ先に私が狙われる可能性は高い。重大な何かが商品・商人のなかにあるのなら(報酬が高いのでその可能性は大きい)、……大金を無事に貰える体で帰りたいわね。●さて、護衛の面々に挨拶でもして回りましょうか。信頼は、口八丁と行動の双方が必要なのだから。

護衛(2)
マリウス=エターナルクライムは、かく語る(3月9日)
    護衛...にしては、何事もなくノカという村に着いた。温泉...か、ザーンで見かけたか。護衛する者が大物なのか、あるいは囮か。まあ、俺にはどうでもいいことだ。仕事は果たす、それだけのことだ。

あんがいたいくつだな
ディアス=ウィングウェイは、かく語る(3月9日)
    今回の護衛の仕事だが案外のんびりとしたものらしい。まあさすがに仕事中に酒をのむわけにはいかんが、温泉にもはいっていいらしいこれで一日200とは、なんか御祝儀かなんかはいってるんじゃなかろうか?とりあえず今回いっしょに仕事することになった連中と親睦をふかめるためにいろいろと情報交換やたあいのないおしゃべりをすることにした。とっておきの詩である”伝説のナンパ師”蒼き狼”シュタイナー”のサーガでも詠ってみるか?

もう一泊!
ラディオスは、かく語る(2月26日)
    ★「ふわぁぁ。おはようございます〜」僕は眠い目を擦りながら寝起きで少し逆立っている髪の毛をなでる。目の前には宿のメイドさんらしき人が食事の用意が出来た事を伝えに来てる。★「う〜ん。村をまわっていたらすっかり日が暮れちったなぁ」元々帰る気が少し失せていたのでそう自分に言い聞かせる。さ〜って。日も暮れちゃったし仕方ないよね♪というような事を考えながら僕はもう一泊宿を取る事にした。

温泉。ばちゃばちゃ、西方語
ラディオスは、かく語る(2月25日)
    ★「やぁやっとついたぁ」リファール市街からたっぷり1日は歩いて僕はノカ村についた。ノカ村の人は、リファール市街と違ってみんな西方語・・らしき物で話していた。★「こんにちわぁ。ここがノカ村ですよね?」僕は道端で畑仕事をしていた少年に話しかける。僕をして少年なんだからまだまだ幼い子供だよ。★少年と片言の言葉で会話を交わした僕は温泉宿にまっすぐ向かった。まわりはもう暗いし、今日はゆっくりやすもうっと♪

旅立ち
レヴィ=ランシールは、かく語る(2月22日朝早く)
    実は、生まれて初めて温泉というものに入ったのだけど、これが結構気持ちの良いものだった。お湯が熱いのには始めこそ辟易したとはいえ、快癒に効果があるというのは魅力的だ。こんな風に朝風呂だって良い。●故郷を出てきたのは正解だった。そして此処に来たことも。夢見る都はその名を惜しまず、夜の手枕にはかなさを感じてもいない。もう一つ言えば、リュキアン姫は防壁が、それこそ派手に塗りたくられた紙に過ぎないと知っているのだろう。●さて、用意をして、そろそろ此処を立つ事にしましょう。リファールでも抜け目のない奴はいる。この腕で出来るだけ稼いで、また此処に骨休めにでも来ればいい。●昼、私はノカ村を旅立った。

ふぅ………
フェニル・ナーティは、かく語る(2月21日)
    気持ちいいなぁ…。なんか、こういうところに来ると、時間がたつの、忘れちゃう…。■明日からの活力に、力を蓄えて…。がんばるぞぉ!

そういえば
アーサー(NPC)は、かく語る(2月20日)
     こないだ、沢山ある湯船の一つが中途半端に水風呂になってたけど、どうしたのかなぁ?

ウヒヒ。お客さん、お湯冷たくないかい?
飯炊きオバさん?(NPC)は、かく語る(2月18日)
    あた〜しゃ魔女だ〜。イタズラ大好きイタズラしよ〜■さてさてゼロ様から戴いたこのスーツの力を使ってチョットだけお湯冷たくするかねぇ。それともトビッキリお熱いのにするかねぇ、ウヒヒヒ■ゼロ様に叱られるかもしれないけどヤメラレナイヒヒヒ。■ウンウン細工は隆々後は待つだけ。上は暖かいけど下は・・・ウヒヒヒヒ。■さてさて戻ろうかね。ゼロ様からのお預かり物を仕舞わねばならんからの。

森の中の隠された道
砂漠鼠カイトは、かく語る(2月17日)
    ◆ある人物について調査するために来たが…結局なにも得られるものは無かった。どうやら彼女はここに来たことが無いらしい。◆そこで仕事を忘れ、快適な休暇を楽しむことにした。この村の人たちは陽気で、食べ物も美味く、温泉は体の疲れを癒してくれる。その分だけ確実にサイフは軽くなったが…◆温泉で一人の狩人と知り合った。湯に浸かりながらの彼との談話の中で、ひとつだけ興味を引かれる話が出た。それはリファールとノカ村をつなぐもう一つの街道、森の中の隠された道のことだ。◆リファールへの近道となるそうだ。しかし、森の中の獣を恐れて、利用するのは度胸のある狩人ぐらいだと聞いた。本当に近道になるのか調べるためにも、帰りはそちらを使ってみよう、そう考えていた。

やっとついた
ライディースは、かく語る(2月16日夕暮れ時)
    リファールから温泉の話を聞いてやってきた。■そう言えばオランを飛び出してからゆっくり休んだことがなかった。たまにはこういう休養も良いだろう。■宿屋で記帳を済ませると突然どっと疲れが・・やれやれ、とにかくゆっくり養生するか・・・ 

しばらくの骨休め
レヴィ=ランシールは、かく語る(2月16日お昼過ぎ)
    リファールでの仕事も一段落を付けた。金払いの悪い依頼人ではあったけど、まあ仕事の難易度と出来からいえば順当といったところか。●私は骨休めのため、ノカ村を訪れた。一件の宿の扉をくぐる。女将さんの薦めで宿帳に名を記していると、一人の男の子とぶつかった。村の子供かとも思ったが、この宿に居るそうだ。名はアーサーというらしい。……尖った耳、無邪気な笑い声。●故郷を出てから、私は沢山の良いものを見た。暫く、ここでゆっくりするとしようかな……。

もう一泊
ゲルハルトは、かく語る(2月11日夜)
    ■エイムは今朝起きる事ができなかった。昨日の晩は体調が悪いにも係わらず頑張って俺達に付き合ってたからなぁ、無理もない。ルマが看病する、と言ったので俺も付き合う事にした。■シーク達は予定通りに今日リファールに向けて朝一番でこの宿を後にした。一日で行けるギリギリの範囲なので向こうに着くのは夜中になる、と言っていたからまだリファールには着いていないだろう。■ここの温泉は広さの割には客が少なく、ちょっと時間をはずせば貸切状態で入浴できる。考え事にはもってこいだ。闘技場の事、そして昨日のウィナルドの事・・・。■温泉から上がって食堂で夕食を食べていると、ルマが走り込んできた。エイムのことを聞いてみると、まだ寝ているが熱は下がったので身体に良い物を作ってもらうとのこと。「そりゃよかった、じゃあ出来たら持って行ってやっるよ。」そのような事を話していると、エイムが食堂までやってきた。「腹が減って自分で食堂まで来れるようなら明日は大丈夫だな。」そう言って空いている席に座らせてやった。この様子だと明日には帰れそうだ。

看病なのダ〜
”虎の瞳の”ルマは、かく語る(2月11日夕方)
    エイムさん風邪酷くて朝からずっと寝てるのダ・・・昨日みんなで騒いだせいかモ?昨日はお酒たくさん飲ませたりしてごめんなのダ・・・■ルマ今日リファールに帰ろうかと思ってたケド、エイムさん置いて行っちゃうの可哀想なのダ。お金たくさん貰ったし、ルマもう1日泊まるのダ。ルマは火蜥蜴にお願いしてちょっとだけ熱下げられるしナ。・・・早く良くなって欲しいのダ〜■今日はルマ1日中エイムさんについてるのダ。・・・ウトウト・・・・・・・・・いけないのダ!!寝てしまったのダ!!もう夕方なのダ!・・・ん?エイムさん顔が赤く無くなってるのダ。熱下がったのカ?・・・ぺた。・・・熱下がってるのダ〜。もう安心なのダ。■エイムさん起きた時に食べられるもの作ってもらえるようにおばさんに頼んでくるのダ。きっと起きたらお腹すいてるのダ。■おばさんとっても美味しくて身体に良いご飯作ってくれるって言ってたのダ。・・・・・・ルマも分けてもらおうかナ?■あ!!エイムさん起きたのダ〜!!!!

安息日
アラザン・モニク・カトルカースは、かく語る(2月11日夕暮れ)
    ■目覚めると、すでに日は傾きかけていた。ずいぶん長い時間眠っていたのね。熱も引いたし、咳も収まってる。今朝、起きあがれなかったのが嘘みたいだわ。仕事が無事に終わって、そのうえみんなの心遣いから私も報酬をもらえることになって・・・気が緩んだのね、きっと。■部屋には私一人。しんとしていて妙に寂しい。昨夜が賑やかだったから、よけいにそう思うのかもしれない。久しぶりに飲んで(苦いお酒は苦手なの。果実酒が好きだな)騒いで(ルーノにはしてやられたわね、でもみんな楽しそうだったし)・・・素敵な時間だったな。■みんなはもう、リファールへ向かっているんでしょうね。一緒に帰れないのは残念だけど、私の勝手で足止めはできない。縁があれば、またリファールで会えるでしょうし、ね。■何だかお腹が空いてきたな。うんうん、いい傾向。回復してきた証拠だわ。明日には出発できそう。そろそろ起きて、食堂へ行ってみようか。そうだわ、女将さんにお願いして、消化によくて暖かい料理を作ってもらおうっと。

小麦輸送護衛/仲間
ゲルハルトは、かく語る(2月10日夜・宴会)
    ■夕方、馬車は無事ノカ村に到着した。ゴブリンを誘き出して撃退するという主目的の達成には程遠いが、何にしろ契約は終了である。そして「ありがとう・・・大切に使うわ」そう言ってエイムは7等分した報酬を受け取った。これで後は打ち上げをするだけとなった。■宴会場はすぐに戦場と化した。サキはルマが際限無く酒を注ぐのを断りきれずにへべれけになっているし、ルーノはちょっとした”イタズラ”を仕掛けたので俺とルマは散々踊らされる羽目になった。それを見ていたエイム(風邪をひいて体調は悪そうではあったが)もシークも楽しそうだった。■踊りから開放された後で一息ついていると、ウィナルドが酒瓶を持って話し掛けてきた。「ゲルハルト、飲んでるか?」「ああ・・・」少し考え事をしていたのでどうしても生返事になってしまう。「何か気になることでもあるのか?」ウィナルドが心配そうな顔をして聞いてくるのを見て、俺が闘将の館の事を考えていたのを見透かされたのを感じた。■おとといの夜に見張りをしていたときにうっかり喋ってしまった一言から正解を導き出したのだろう。俺が闘技場に闘士として出場する事を・・・。心配してくれる彼の優しさは嬉しかったが、それに甘えるわけにもいかない。自分でも不自然なほど大きな声で「な〜に言ってやがるんだ?飲みが足りないからそんな変な事を思っちまうんだ。さあ、飲め飲め!」

小麦輸送護衛/宴会
ウィナルドは、かく語る(2月10日夜・宴会)
    小麦輸送馬車の護衛。うん、実に運に恵まれたおいしい仕事だった。結局ゴブリンの襲撃は1回しかなく、たったそれだけで1000ガメルもの金が転がりこんできたんだからな。隊商のおっさんたちは渋い顔をしてたが、あんたらのツキが無かっただけさ。あきらめな。■エイムは結局金を受け取った。もちろん、予想通りいろいろと遠慮した後で、だが。素直に受け取ればいいのさ。金はあって困るものじゃない(たいてい、な)。俺のような人間が「ファリスへの寄進」なんてのは実におかしな話だが、俺にとっちゃ受け取らせるための方便でしかないし、シークの口から出た言葉なら、それもごまかせるだろう。なにより、当人が実際喜んでたんだから、良しとしよう。■そして宴会は盛り上がってる。「だらしねえな、サキ。シーフが酔いつぶれるなんてことになったら、笑い話にもなんねえぜ」そんな中、ハープをひいていたルーノの表情が一瞬変わる。「これからいたずらをする」時の子供の瞳だ。やばっ、反射的に耳をふさぐ。案の定、つられた何人かが踊り出した。宴会場に、楽しい笑い声がこだました。■「ゲルハルト、飲んでるか?」騒ぎの中、隣で飲んでいたゲルハルトに声をかけてみる。・・・なんだかいまいち表情が固いような気がするな。そういやこいつ、闘将の館とか言ってたな。あそこは、あんまりいい噂は聞かない。「何か気になる事でもあるのか?」声のトーンを落として、聞いてみる。気のせいならばいいが・・・。

小麦護衛輸送解散後/”うちあげ”なのダ
”虎の瞳の”ルマは、かく語る(2月10日)
    ゴブリンとは1回しか会わなかったのダ。お金渡す時、隊商のおじさん達は「おまえらついてるな。ゴブリン4〜5匹倒して、1200ったあな・・・」なんてにが笑いしてたのダ。「運が良いのは冒険者にとって大切だからな。その運を大切にしろや」・・・ありがとうなのダ〜またお仕事があったらよろしくなのダ〜■エイムさん、やっぱりお金貰うの断ろうとしたケド・・・教わった通り、ルマも”ファリスへノキシン”って言ったラ・・・最後には受け取ってくれたのダ。良かったのダ〜■お仕事上手くいったから、みんなで”うちあげ”をする事になったのダ。・・・”うちあげ”ってなんなのダ?・・・みんなでお酒のんで騒ぐコト?・・・宴のことカ?お仕事の後の宴のこと”うちあげ”って言うのカ。わかったゾ。ルマ騒ぐのダ!!■・・・サキさんももっとお酒飲むのダ!まだそれしか飲んでないのダ!・・・大きいんだからルマの倍くらい飲めるのはずなのダ!!・・・早く飲み干すのダ!!お代わり注いであげるのダ!■・・・ルーノは嬉しそうに歌ってるのダ。旅の途中あんまり歌えなかったかラ、きっとウズウズしてたのダ。・・・・・・あレ?身体が勝手に踊ってるのダ〜

小麦輸送護衛解散後/宴会開始
”蒼い鷹の”サキは、かく語る(2月10日夕方〜夜)
    ■俺達、小麦輸送隊は夕刻無事にノカ村に到着した。ゴブリンの襲撃は一度しかなかったのは拍子抜けだったけどな。■荷を降ろし、からになった馬車が去っていった後、シークが俺達を代表してエイムさんに報酬を渡してくれた。彼女ははじめは断っていた。しかしそこで飛び出したかわいいくしゃみ。■「鼻声で『大丈夫』なんて言われても、ちっとも説得力ないぜ♪」■思わず微笑みながら言葉をかけた。彼女はまだ戸惑っていたみたいだったが、結局は1000ガメルの入った革袋を受け取ってくれた。言い出しっぺとしては安心した。やっぱり報酬はきちんと渡さなきゃな。悪党が何言ってるんだと言われそうだが…誤魔化したりしたら「あいつ」に申し訳がたたねぇよ…。■一人頭1000ガメルを分配し、残りの200ガメルは宴会に使ってくれと“夢路の道草”亭の女主人であるフェリシアさんに渡した。かなりのモノが期待できるらしいみたいな口調だったぜ。■…という訳で、今、宴会の真っ最中なんだが…。お、おい、俺はそんなにのめねぇと言ってるだろぉ!

小麦輸送護衛解散後/温泉に到達すること
ルーノ・エッタ・ミルは、かく語る(2月10日夕方)
    太陽が地平線のちょっと上にある。まあ、太陽が沈むといっても山があるし、季節的にも日は早く沈むから遅い時間っていうわけじゃない。夕方ではあるけどね■リファールの「リュキアンの微笑み」亭で受けたゴブリン退治の依頼も、このノカ村に着いたことで終った。報酬は一人1200ガメル。小麦をシザイテ村まで運んでおびきだす、ってことだったけど、結局戦ったのは6日の夜の1回きり。あんまりうまくいったとも思えないけど、良いらしい。良いのかな?う〜ん…まあ、人間のやることだし良いか■エイム姉ちゃんは喜んでくれた。何を喜んでくれたかというと、報酬を一緒に分けた事だ。喜んで貰えると、やっぱりこっちも嬉しい。多分みんなもそうだろう。いや〜、良い事をすると気持ち良い。歌を歌うともっと気持ち良いけどね。ちなみにお金を渡したのはシークさん。なんかぎこちなかったぞ〜。■嬉しそうにしてくれたエイム姉ちゃんだけど、なんかくしゃみも酷くなってきたみたいだ。風邪でもひいたんじゃないかと少し心配だ。今日はゆっくり休もうな、姉ちゃん。■サキさんの話しでは、報酬を分けた後余った200ガメルで打ち上げをする、と、いうことだった(にんまり)。うふふ、きっといっぱい歌える。いや、歌う(決意)。う〜ん…う〜ん…普通の歌の合間に混ぜちゃえばきっと面白いよね、「ダンス」を。うん、そうしよ♪■さってと、温泉なるものに入ってみようかな。どんなものだろ〜ね〜?え〜と、…にゅう…温泉って…どこ?

小麦輸送護衛団の解散、そして・・・
アラザン・モニク・カトルカースは、かく語る(2月10日夕暮れ)
    ■私達一行がノカ村へ到着したのは、日もだいぶ傾いてからだった。リファールからシザイテ村、そしてノカ村へと回る馬車をゴブリンの襲撃から護る(わざとおびき寄せて撃退するのが本当の目的)この仕事も、やっと終わった。荷を降ろし、からになった馬車が去っていくのを見送りながら、私はこれからのことを考えていた。まだ風邪も治りきってないけど、ここの宿に泊まるほどの余裕もない。仕方ない、やっぱり夜通し街道を歩いて、リファールへ戻ろう。■そんな事を考えてると、不意に名前を呼ばれた。振り向くと、皮袋を握りしめたシークが立っていた。彼の後ろには仲間達も控えている。どうしたの?・・・え?・・・私の報酬?みんなが受け取ったお金から200ガメルづつ出し合って、用意してくれたの!?■シークの差し出した皮袋に、私はひどく困惑した。「みんなの気持ちはすごく嬉しいわ。でも、これはあなた達が義務を果たして得た、大切なお金よ。私は手伝っただけ、無報酬は承知の上でね。受け取ることはできないわ」すると、その答えを予測していたかのような、シークからの一言。・・・ええっ?ファリスへ寄進ですって?■にこにこする仲間達の顔つきを見るうちに、ようやく昨日の行動が納得できた。みんな、この事を相談していたのね。「ありがとう・・・でもね、やっぱり受け取れないわ。みんなの心を大事にしたいからこそ、私は『無報酬』の約束を守りたいの」受け取りたがる自分を隠して、私はにっこり微笑んだ。「今からリファールへ行くわ。みんなは打ち上げでしょう?楽しんでね。え、私?私は・・・」大丈夫、と言うはずだったが、言えなかった。かわりに出たのは、大きなくしゃみだったから。■とたん、仲間達からどっと笑い声が起こった。「鼻声で『大丈夫』なんて言われても、ちっとも説得力ないぜ」「で、でも・・・」次の言葉が見つからずまごまごしてると、今度は<ヴァレンタイン>を取り上げられ、空いた両手に皮袋を押しつけられた。銀貨の重さにとまどいながらも、一方では言いようのない喜びで胸が一杯になった。真心のこもった皮袋を押し頂いて、「ありがとう・・・大切に使うわ」仲間達と、彼らに巡り会わせてくれたファリス神に、心の底から感謝した。

アーサーの日記
アーサー(NPC)は、かく語る(2月2日)
     きょう、おねえさんのお客さんに、共つう語で話しかけられたけど、あまりに早口だったので、なにを言っているのかわかりませんでした。はやく共つう語が話せるようになりたいな。

温泉の魔力?
諺学者アーヅェルハインは、かく語る(2月2日)
    ●心地良い睡魔に見限られ、身震い一つ。「・・・のぼせたべか? 湯冷めしね内に上がっただども」・・・逆だべ、わよ? 湯冷めしたべか、のぼせね内に上がっただども―――! ●「馬鹿馬鹿! 私の大馬鹿者ォ!!」紅茶飴を猛然と噛み砕き、ようやく理性を取り戻した私はひとしきり絶叫した―――他の泊まり客に迷惑を掛けぬよう、布団を引っ被ってだが。共通語で考えていたが故のミスとは言え、自分で自分にエネルギー・ボルトを叩き込みたい気分である。●朝食の後、気合を入れ直してノカ村を散策した。が、やはり西方語が話せない為にどうも生の言葉を拾えない。読む事はできるのだが・・・。見聞の為と遠方まで来たは良いが、方針を誤ったか? ●村人を対象とする調査に手間取った為、今日もここで一泊する事にした。時間配分を誤るとは・・・相当気が緩んでいる。温泉には、精神を弛緩させる魔法的効用があるのかも知れんな。

久し振りの一泊
諺学者アーヅェルハインは、かく語る(2月1日夜)
    ●やれやれ・・・一泊60ガメルか。ザインからの宿無しの日々を思い出すと泣けて来るが、何とか隊商の護衛で旅費を埋め合わせている。60ガメルは許容範囲内だ。●日頃本と大盾の重みが食い込んでいる肩に染みる温泉の心地良い事よ。・・・温泉? そう、ここは温泉宿だ。何か土着の諺があるかも知れん。・・・っと、悪い癖だな。風呂に浸かったまま考え込んでしまっていた。湯冷めせん内に上がらねば。●明日リファールに発つ前に、その辺の誰かを捕獲して話を聞いてみたいが・・・今日はもう休もう。久し振りに、屋根の下で眠れるのだから。

初めての”温泉”なのダ
”虎の瞳の”ルマは、かく語る(2月1日)
    ”ノカ村に来たら温泉へ!!”でっかい看板が有るのダ。”温泉”ってなんなのダ?ルマ、知らないゾ。●・・・頑張って今日中にリファール行くつもりだったケド・・・リファールは動かないのダ〜!”温泉”行くのダ!!●60ガメル?1.2.3・・・ルマ持ってるのダ。まだ90ガメルも有るゾ。●”温泉”はでっかいお風呂の事だったのダ。ルマ、こんなに大きなお風呂初めて見たゾ。・・・暖かいのダ〜今までのお風呂よりずっと暖かいのダ。ただの大きいお風呂じゃないのダ。”温泉”おそるべしなのダ。●変なしゃべり方のおじさんも居たのダ。”温泉”ではああ言うしゃべり方をするのカ?ルマも話そうとしたけど難しくてダメだったのダ・・・

恥ずかしかった事
シーク=パームランドは、かく語る(2月1日)
    夕方には着くはずだったのに…、着いたのは夜だった。道を間違えてしまったから。でも知人から聞いていたこの温泉村に着けたのはうれしい。ここの手ぬぐいは僕のコレクションにすべき一品らしいし。僕はさっそく温泉宿の戸を叩いた。■良い雰囲気の宿で、とっても良い湯だった。湯上がりに廊下を歩いていると向かい側から一人の女性が歩いてきていた。湯上がりで上気した肌が色っぽい。(や、やばい!)僕の体と心はちょっと違う!「うわぁぁぁ!」僕は悲鳴をあげてしまった。そしてそのまま「ごめんなさい!ごめんなさい!色っぽいから許して下さいぃ(涙)!」懇願。僕は腰を抜かしてしまった。その女性は困ったような…不審そうな顔をしていた様に思う。悲鳴で他の温泉客に迷惑をかけたろうし、この拒否反応は恥ずかしい。いつか治れば良いな…。

くつろぎのひととき
アラザン・モニク・カトルカースは、かく語る(2月1日)
    寄り道して大正解!普通の浴場よりも身体がポカポカして、いい気持ち〜。ノカ村か・・・リファールにも近いし、時々遊びにこようかな。でも60ガメルはちょっと痛いわね。ま、いいか。旅暮らしの汚れもすっきり落とせたし。たまには贅沢しなきゃ、身が持たないわ。こんなにのんびりしたのは、久しぶりね・・・う〜ん(背伸び)。あ、そろそろ晩御飯の時間だわ。食べたらもう一回浸かろうかな?追加料金とかとられるのかな?ご飯の時にでも訊いてみよう。明日はリファールか・・・。街に着いたらすぐ仕事を探さなくちゃね。今夜は早めに休もうっと。

余の冒険の始まり
ホセ・ディアズは、かく語る(2月1日12時50分)
    余の名はホセ・ディアズ。ロマールのディアズ男爵家の四男である。余はリファールにて名を高めるつもりではあるがまずはこの鄙びたノカなる村で長閑な日々を過ごし、人生の戦略を練るつもりである。リファールへ着いたらまずは青い薔薇一厘、口に刺してみるのも一興。銀のシャムシールと新造のチェインが今は泣いておろうが何れは紅を啜らせてみしょうぞ。