ノカ村でののどかな一日





日記に書き込む戻る

 
出発準備
アランは、かく語る(11月27日)
    この連中といるとにぎやかだ。俺は結局、朝まで飲んじまってた。ふわぁぁぁぁ、っと大あくび。うう、眠ぃ。リファールにつくのは明後日か。出発の準備を整えながら、俺は何度もあくびをした。■  『…にぎやかってんじゃあなくって、『楽しい』んじゃねぇか?』  そんな考えがあくびのたびに頭をよぎる。…ああ、そうかもしれねぇ。こんこん。誰かのノック。「ああ、今行く。せかすんじゃネェよ。」俺は荷物を背負って、ドアを開けた。今日の出発もまた楽しくなりそうだ…!■追記:腰の痛みはいつの間にか無くなっていた。さすがは温泉効果ってヤツか。イイカンジだ。

 
お気に入り/ノカ村温泉紀行
セイン・ノーマは、かく語る(11月27日)
    「ひゅっ!ふっ!」短い呼吸音と共に愛用の剣を振り下ろす。今日の仮想敵は一昨日のホブゴブリン。鈍重だけど、油断できない破壊力を持つ…ここでかわして…「せいっ!!」気合いと共に渾身の一撃をたたき込む!■「ふぅ…」毎朝の日課、剣の鍛錬の後温泉にゆっくりとつかる…街にいたときや森で暮らしていたときは水浴びで済ませていたんだけど、この村にいるからには温泉に入らない手はない。誰もいない温泉にのんびりとつかるのはなんだかすごく気分がいい。…やみつきになってしまいそうな気がする…僕はすっかりここの温泉が気に入ってしまっていた。■たびたびここに来るのもいいかもしれない…そんなことを思いながら、名残惜しい気分を押さえて僕は再びリファールへと向かった。

 
気分爽快!
クレーベは、かく語る(11月27日)
     今日はすっきりと目が覚めた。気分がいい・・・が、僕はいつこの部屋に戻ったんだろう?うーん・・・記憶がない。宴会でしつこくお酒を勧められたところまでは覚えているけど・・・ま、いいか。■聞くところによると、「たった一杯の酒でぶっ倒れた」らしい。まさか、飲めない酒で倒れたなんて・・・■出発前におみやげを買っておこう。大根餅を買おうとして、店の女の子に話しかける。共通語は通じないらしく、西方語での会話になったけど・・・女の子は僕の顔を見てはくすくすと笑う。うーん、なぜだろう?まさか、温泉でのぼせたことや、宴会で倒れた事を知っているのか?うーん、そんなはずはないんだけど・・・は、まさか、僕・・・なまってる?

 
宴会(3回目)/ノカ村温泉紀行
セイン・ノーマは、かく語る(11月26日)
    …つくづくみんな宴会が好きなんだなぁ…まぁ、今回はゴブリン退治の成功祝い、と言う立派な(?)名目があるけど。今日も陽気に騒ぐ面々を見て、僕はあきれると言うより感心してしまった。バールさんとエフォルさんは先にリファールに帰っちゃったけど、僕も含めて他のみんなはもう一日だけ温泉につかっていくことにした。…その結果が3度目の大宴会、ということらしい。■「わっ!?ちょっと、やめて下さいよルーエルさん。分かりました、飲みます、飲みますから!」今日のルーエルさんはいつにもまして元気だ。元気よく歌ったり踊ったりしていたかと思うと、さっきから僕の耳を掴んで(ずいぶん気に入られてしまったらしい)、『わたしの酒が飲めないっての!?』と絡んできたりもする。向こうではクレーベ君が轟沈していた。…僕もそう長くは持ちそうにない…

 
ばたん!きゅー!
クレーベは、かく語る(11月26日)
     温泉に浸っていると、ついついいろんな事を考えてしまう。ゴブリンとの戦闘・・・遠距離射撃では一応の役には立ったが、近接戦闘になると僕の出番はなかった。格闘技能のない僕がうろちょろしていては、かえって邪魔になるだけだ。だからといって、今の自分が情けないとか不甲斐ないとは思わない。人には人の戦い方があるように、あれが僕の戦い方なのだから・・・■そうそう、ゴブリンのシャーマン、初めて見たよ・・・帰ったら文献で調べてみよう・・・でも僕、学院の正会員じゃないけど大丈夫だろうか?■・・・いかんいかん。こんな事を考えていては、またのぼせてしまう。二度も迷惑はかけられない。僕はのぼせる前に温泉をあとにした■「・・・の酒が飲めねえってのか?」お酒を飲めない僕にしつこくお酒を勧める人がいる・・・誰とは言わないけれど。いや、ほんとに飲めないんですってば。いい加減にしてください!とでも言えればいいんだけど・・・しょうがない、一杯だけですよ、ほんとにもう。ほんとに苦手なんだよなぁ、お酒って。飲んで気分が良くなるなんて本当かな・・・ええい、覚悟をきめて!コクコクコク・・・ばたん!きゅー! 

 
Seeker
ラファール・エクレールは、かく語る(11月26日)
    エフォルさんとバールさんは一足先に岐路につくようだ。大きく手を振って別れを告げる。一緒にいれなくて、残念だ。■なんか、ここ数日、女性に間違われることが頻繁にある…もしかして、あのショッキングピンクのきのこのせいだろうか…。今日もエクスティーナさんに、風呂に一緒に入ろうなんてさそわれたし・・・。■結局、戦いの意味なんて見出せなかった。きっとそれがわかれば、戦争ってなくなるんだと思う。今は、己を滅ぼさんとするもの、大切な仲間を傷つけるもの、それを排除するということでしか、納得できない。■今日も宴会らしい。でも、こうやってる時間こそ、本当に幸せな時間なんだと思う。■楽曲と笑い声が、空に吸いこまれ、今日もまた、夜が更ける…。

 
ちょっとダーク?
エスクティーナは、かく語る(11月26日)
    ごぶりんとの戦闘が終わって、私達は、ノカの温泉に再び帰った着ましたの。エフォルさんとバールさんは、リファールへ先に帰りましたの。■今日も、温泉につかりましたの。ルーエルさんは、何か考え込んでいるみたいですの。ラファールさんも一緒に入ろうと、誘ったけど遠慮しましたの。背中ぐらい流してあげますのに。ぐすん。嫌われているの?いじいじ。・・・・・あっ!そう言えば、混浴は、だめでしたの。男性って事をあまり意識してなかったの。あとで、あやまらないといけませんの。■今夜も宴会ですの。騒ぎますの!!

 
戦い終わって
アランは、かく語る(11月26日)
    エフォルもバールも行っちまったか。2人足りないだけで寂しくなるモンだ。宴会の席をこっそり抜けた俺は、温泉に浸かってゆっくりと星を見上げている。吐く息も立ち上る湯気も白い。あいつらの2人の分まで楽しまなくっちゃ悪ぃよな…。俺はなんとなく湯に浮かぶ一枚の葉をすくい上げた。■白い湯気に包まれながら、俺は久しぶりに行使した『神の奇跡』ってヤツを振り返っていた。神さまってのは残酷だよな。ちっとくらいの怪我は治してくれても、でかい怪我は治してくれやしねぇ。『信仰心』とかいうヤツをはかってるのか?…なぁ、なんでなんだ?教えてくれよ。俺は答えなんて来ないことは知っているのに、そんな事を一人、知識神に問いかけていた。■温泉で十分すぎるほど温まった後、俺は再び宴会の席に戻った。考え事をした後には、底抜けに楽しい音楽を奏でるのがいい。俺はフルートに唇を寄せて、素早く指を走らせた。「俺にも一曲やらせろ!」

 
湯気が目に染みた/ノカ村温泉紀行
ルーエルは、かく語る(11月26日)
    ちゃぽん。お湯の中に体を沈める。う〜ん、あいかわらずここの温泉は最高だ。ゴブリン退治の報酬はここの一週間無料券(?)だったけど、現金よりもうれしいかもしれない。十分、報酬の価値はあるよ。■わたしは両手をしげしげと眺めて、思い切り伸びをした。不思議。もうどっこも痛くない!アランおじさまの魔法のおかげだ。おじさまが神官だったなんて知らなかった。でも口止めされた。『何で隠すの?』と訊きたかったけど、おじさまの目があんまり悲しそうなんで、何も言えなかった。…そのせいで、ゴブリン退治してうれしいはずなのに、いまいち心の底から喜べなかった。ラファールも少し考え込んでた。まだゴブリンを倒していいものか、悩んでいたんだろうか。共存できたら、そりゃいいんだろうけど…。■それにしても、みんなよく戦ったよね!ひとりも死ななくてよかった。一番ヤバかったのはわたしだったみたいだけど。みんなに心配かけちゃったみたい。■エフォルさんはさすがに強かった。今回はみんなのフォローに回ってたけど、剣を取っても一流だった。いつかあんなシーフになれたらな…。■バールさんの斧もすごかったな。けど、なんでホブゴブリンと素手で格闘してたんだろう?■クレーベくんのスタッフ・スリングって、面白い武器だったな。ゴブリン痛そうだった…。あんなの当たりたくない。■アランおじさまは二刀流だったんでびっくりした。わたしより器用に剣をあやつれんじゃない?■エスクティーナは…突然魔法を唱えるとは!わたしが吹っ飛ばされて頭に血が上ったそうだ。うん、ありがとう。怒ると恐いんだね、エスクティーナ。■そしてラファール…。守ってやんなきゃって思ってたのに、逆にこっちが助けられた。なんだ、結構やるじゃない。■…わたしは何をひとりで気張ってたんだろう。もっと、仲間を信頼しなきゃ。わたしでも、守ってくれて、助けてくれて、いっしょに戦ってくれる仲間がいるんだなあ。そう考えると視界がぼやけた。きっと、湯気が目に染みたんだろう。わたしは顔をざばざばと洗うと、立ち上がった。■「よっしゃ!今夜は大宴会だ!景気よくいっくぞぉー!」

 
あの、男なんですけど…
ラファール・エクレールは、かく語る(11月24日)
    やっと着いた(^^)村中に硫黄の匂いがたちこめている。さ、早く温泉いきましょうよ(^^)■さて、着替えも身体を拭く布も持ったし、そろそろ僕も行ってみよう♪えっ!?僕はそっちじゃないですよルーエルさん。■それでは気をとり直して、あ、どうも!先に入られていたんですね(^^)えっ?僕の顔になにかついてますか?後ろにもなにも無いし…。どうしたんですか?そんなにあわてて。あ゛、もしやまたですか…。■後からやってきたアランさんが、その状況を見て、「お前も大変なんだなぁ。」と肩に手を置き一言。はぁ、まぁ慣れてますから。その後ろでセインさんがお腹をかかえて笑っているのが見える。■「・・・だれか浮かんでいるぞ!!」えっ!?(今日は「えっ!?」ばっかりです…。)「ク、クレーベさん!大丈夫ですか?とりあえず、涼しいところへ運びましょう。」■火照った肌の色が、ようやくもどりかけたころ、クレーベさんも目を覚まし、アランさんからゴブリン退治の話があった。闘うことに前回のこともあるし、一抹の不安を覚える。それに、ゴブリンは一応言語を解する知的生物。あまりいい気はしないけど…でも人間の盗賊とかだって、やっぱり退治されちゃうわけだし…う〜ん、まだよくわからない。毒虫が有害だからといって、全部駆除していいのか?という議論とはまた違うし…そういえば、先生が人間は生来善か悪か?という問いをだされたことがある。その答えに近いのかもしれない。この冒険で、その答えの一端でも見つけられるだろうか。■とりあえずそんな悩みは脇へやって、せっかく温泉にきたんだもん、おいしい料理、美しい音色、楽しい仲間、堪能しなくちゃね!あ!僕にもその温泉卵とってください!

 
湯煙のち宴会、所によりゴブリン
セイン・ノーマは、かく語る(11月24日)
    「あれ?バールさんどうしたんですか?」僕たちが浴場に入ると、バールさんがポカンとした表情でこっちを見ていた。視線の先を見ると…■「あははははっ!…あ、ごめんラファール君。」どうやらまたラファール君が勘違いされたらしい。僕自身も同じ間違いをしたからえらそうなことは言えないけど、二人の表情を見てたら思わず笑ってしまった。なかなか笑いが収まらない…あまり二人の近くで笑ったら悪いから、僕は奥の方に移動した。湯煙の向こうに、あとから来たアランさんがラファール君の肩を叩いて元気づけているのが見える…■…あれ?向こうの方に何かが…人!?「おーい!男湯にだれか浮かんでるぞ!」僕は思わず叫ぶと、そっちに向かってあわてて駆け出した。■湯当たりしたクレーベさんをバールさんと一緒に助け出し、どうにか人心地ついた頃、アランさんが宿の人に頼まれたゴブリン退治の話を切りだした。最近この当たりに出没するゴブリンを退治して欲しいのだと言う。…報酬は宿泊費と食費ぐらいのものらしいけど、みんな乗り気のようだ。僕にも依存はない。■…ゴブリン退治の話で一瞬まじめになったけど、結局今日も宴会をするらしい。普通に食事をはじめても、いつの間にやら楽器や歌が飛び出すメンバーだから当然なのかも知れないけど、この陽気な面々と一緒なら僕もいくらでも陽気になれる気がした…

 
体ぽかぽか
エフォルは、かく語る(11月24日)
    ■ここがノカ村か・・・え、名物大根餅を食ってみろって?・・・名物に美味しい物は無いという話しを聞いた事あるけど・・・(ぱくり)結構美味しい・・・すると、あの話しは間違いだったんだろうか?■宿で一息入れて温泉へと向かう。浴場へと行くと、すでにバールさん達が入っていた。なんだか・・・バールさん居心地が悪そうにしているけど・・・どうしたんだろう?■いいお湯。このまま浸かって居たいけどそういう訳にもいかないので、そろそろあがろうかな?と、浴槽から出ようとすると・・・(ざっぱ〜ん)水飛沫があがり、「・・・だれか浮かんでいるぞ!!」えっ?浮かんでいる?大丈夫か?■浮かんでいる御仁を見ると・・・クレーベさん。何もこうなる前にあがればいいのに・・・■温泉にも入ったので、みんなで食事をとる事に。こちらでは、クレーベさんがのぼせた事を話し、エクスティーナさん達は猿がいたと教えてくれた。そっか、動物も近くまでくるんだ・・・。■まぁ、昨日の茸が残っていたのか・・・お酒が美味しかったのかはわからないけど・・・またも宴会に突入していった。こうして夜は更けいく・・・

 
温泉ですの/ノカ村温泉紀行
エスクティーナは、かく語る(11月24日)
    こんが温泉というものですの!色は乳白色、ちょつと硫黄の匂いがしますの。う〜ん。感動物ですの。きょろきょろ。誰も見てませんの。では、こっそり温泉の湯を採取して持って帰りますの。ルーエルさん。零れるから、手を引っ張っては、だめですの。■なんか一人足らないかなと、思いつつゆっくり浸かりますの。「ねえ、ルーエルさん!さっきから、何か視線を感じますの?」・・・・

 
こんなのばっかり・・・/ノカ村温泉紀行
クレーベは、かく語る(11月24日)
     ふぅ。肩まで温泉に浸かり、大きく息をつく。こうしていると、いろいろなことを考えてしまう。■リファールについたときのこと・・・あのときはかっこわるかったなぁ。道中でのアランさんのやりとり・・・いい迷惑だったけど、あれで結構アランさんとは仲良くなれたし、ま、いいか。エスクティーナさんは・・・物知りだよなぁ。研究熱心だし・・・ルーエルさんは・・・(くらっ)■あれ、なんだか頭がくらくらしてきたなぁ。のぼせちゃったかなぁ。そろそろ出ないとやばいかも・・・(くらくらっ)ふらっ、ざっぱーん!!!■「おーい!男湯にだれか浮かんでいるぞ!!」遠くで誰かの声がした・・・

 
おかみさんも、おまえも大変なんだな/ノカ村温泉紀行
アランは、かく語る(11月24日)
    バールはとっとと風呂に行っちまったか。じゃあ俺もゆっくり温泉に、と思って廊下を歩いていた。そしたら話があるとかで、宿のおかみさんに呼び止められた。そのまま廊下で話を聞いてみると、『ゴブリンが悪さをしているのでどうにかして欲しい』とか言われちまった。「おかみさん、あんたも大変なんだなぁ。」温泉宿を切り盛りして、ゴブリン退治の冒険者も見繕う。ああ、ほんと大変だろうぜ…。「ちっと、他の連中にも話してくるからよ。いい返事期待してな。風呂はあっちだよな?」俺は手拭いを肩に、風呂場に向かった。■で、風呂場に着いた俺が目撃したものは、驚いたような引きつったような顔をしているバールと、そしてバールの前で困った顔をしているラファールだった。「お前も大変なんだなぁ。」俺はラファールの肩にそっと手をおいた。

 
良い湯である、・・・え?/ノカ村温泉紀行
<大斧使い>バ−ルは、かく語る(11月24日湯に浸かりながら)
    ・・・っくう−っつっっっ、堪らんねえ。のんびりと湯に使いながら俺は思いっきり背を伸ばした。この時期、体中の古傷が痛むことがあったのだが随分楽になってきた。■隣では女性陣が賑やかにやっている様だ。そろそろほかの男性人が来る頃だが、・・・お、来た来た、・・・は?な・な・な・・・俺は意外と言えば意外な事に言葉を失った・・・。

 
はしゃぎすぎ!/ノカ村温泉紀行
ルーエルは、かく語る(11月24日)
    のどかな村に入った。わたしはバールさんの肩から降りて、道行く人にあいさつをしまくる。「ここがノカ村かあー♪」わたしは早速大根餅を買ってほおばる。ふむ。美味。もういっこもらお。■旅の疲れを癒すため、わたしはエスクティーナの手をひっぱって女湯に向かった。エスクティーナの手をつかむときに、ラファールの手までつかみそうになったが、それは、まあ、ね。あはははははは(笑ってごまかした後ダッシュ)■お風呂につかると、疲れがお湯に溶けていくみたいでなんとも気持ちよかった。「ぷは〜、いい気持ち〜。ちょっとエスクティーナ、何こんなとこまで来て水質調査なんてしてんのよ。ちゃんと入れっての!」と言って、彼女の手をひっぱった。どぼ〜ん!■ふやけるまで入った後は大宴会。わたしは始終笑いっぱなしのまま、みんなの演奏に合わせて踊りまくった。メンバーひとりひとりの手を取って、つぎつぎとおどる。こんなに笑いっぱなしだなんて、昨日の牡丹鍋に笑いダケでも入ってたのかしら?(山菜取りしたエスクティーナとクレーベとアランおじさま、天誅や!)■わたしたちのこの小旅行は、このまま終わるかに思えた。俗世間の塵を洗い流して、気分を変えようと思ってここにきたのに、まさか、ゴブリンを退治してくれと言われるなんて…

うーむ(ぶくぶく・・)
シルフェス=ローレライは、かく語る(11月6日)
    ●昨日のことは・・まだ頭から離れない・・・あの綺麗だった裸体・・ってそれは違うだろ(ぶんぶん)●ああ、なんか暑い、温泉に浸かってるからだけじゃないかも・・はぁ、でもどうしよう・・もし次冒険にしろ街中にしろ会ったらどんな顔で会えばいいんだろう・・●・・ふぅ、フュリにああいう風に問われてる時は逆に冷静になれてちゃんと受け答えできたのに・・逆に一人になるとこんなにも恥ずかしいなんて・・はぁ〜●ま、でもあの時言った言葉は確かに自分の心の真実だよね・・「フュリはフュリ」・・うん、事実・・●うーむ・・変わらない・・のなら変わらず接したらいいのかな。少しは意識しちゃうかもしれないけど・・●うーん、どうせ会うなら冒険中の方がいいのかも・・それなら冒険者の仲間として見ることが出来るだろうから・・そう、信頼できる仲間として・・●うん、それでいいはず・・今日は・・まぁ、ゆっくり温泉で休もう・・身体も・・精神も・・・

やっぱ、温泉ってのは、こうでなくっちゃな
ダルシャーンは、かく語る(9月23日夜空に星を眺めて)
    噂には聞いてたけど、ひなびてて良い所じゃねぇか。大根餅ってのも結構美味かったしな。この間の旅のあいだに、ザーンの蒸気風呂に入ったけど、やっぱ温泉はこう・・・どっぷりと肩までつかって・・・ふぅ〜・・・ってカンジが良いよなぁ〜(笑) ◆でも、ここの温泉は有名なのかね、やっぱ。入れ違いに出て行ったオッチャンも、この近くの森の狩人だって話だし。ちょくちょく温泉につかりに来てるのかねぇ。おれも、これから冒険が終わる度に骨休めに来ようかな・・・。◆さて、そろそろ上がって一杯やるかな、へへへ(笑) やっぱ温泉ってのは、これが楽しみだよな♪

幸福のかたち
“鉄の城壁”ディドは、かく語る(9月10日)
    「…ふう」自らの巨躯を湯に沈め、ため息をひとつ。何とも言えぬ心地よさである。思えば…幼き頃より、ただひたすらに鍛錬を繰り返し、家を飛び出してからも戦うことしか知らなかったそれがしであったが…「このように、やさしい時間もあるのでござるなぁ」呟き。幸福には様々なかたちがあることを実感するそれがしであった。

気になる噂を探って
エリネナダンは、かく語る(9月7日朝)
    「ん〜っ」キモチいい背伸び。朝の陽射と小鳥の鳴き声がとってもすがすがしい。美味しい空気を吸いたくて、窓を開ける。たった2日の距離なのに、朝がこんなに新鮮だなんて。「おはよー」カシクはもう起きてたみたい。シェンは・・・まだ枕抱えて眠ってるや。昨日お酒のみ過ぎたのかな?■「あ、街に帰るのはあと1刻ばかし待ってよ。ちょっと調べたい事があるんだ。」2人にそう言って村を回り始めた。昨日聞いた2つ噂。少しでも情報を集めておこうと思って。■「すいません、『腐ったドラゴン』と『全滅した村』について、少しでもいいんです。知ってることを教えてもらえませんか?ドラゴンがどっちから来て、どっちに行ったとか、全滅した集落が何処にあるとか・・・」

温泉♪温泉♪
シェン・ブローバは、かく語る(9月6日)
    うーん一緒にはいるかって?でも一緒にはいるとゆっくりできないと思うけどね〜♪って思いながらもOKのサインを出したおんせん・・・・おんせん!・・・おんせん!!!ってってってって・・・・とぉー♪ばしゃーん・・ぷはぅ(ぷるぷるぷる)「温泉って気持ちいいねぇ♪この後冷たい飲み物とおいしい食事が有ればもっといいんだけど♪」なんだかきょとんとした格好で二人いたんだけど・・・・早く入らないと体冷えちゃうよ♪んーんー温泉だなぁ♪来てよかったよー

さて、のんびりしようっと♪
”密林の毒蛇”カシクは、かく語る(9月6日)
    温泉に着いたことだし、今日はのんびりしようっと。シェンっていう人にもあって、今や3人になったぼくらは温泉の村ノカに到着した。しかし、ふと、村にはいるときに聞いた噂を思い出す。腐った竜?全滅?・・・まあいいや。とにかく今日はのんびりしよっと。ん?エリン何?一緒に入るかって?それじゃそうしよっか?あ、シェンさんはどうするの?ぼくはエリンと一緒に入るけど。

さぁ、着いたぞ!
エリネナダンは、かく語る(9月6日夕方)
    森を丸1日かけ、ようやくノカに到着。途中シェンとも出会って一人旅も3人になり、ずいぶん楽しくなった。やっぱ旅は道連れってね。でもシェンはなんで森に居たんだろう?・・・う、なんとなく想像できるんでよしとするかぁ・・・■ん〜、一泊二日でいい?記帳するね。でも気に入ったらもうちょっと滞在しよっか。■さぁ〜て、部屋に荷物を置いて・・・ご飯のまえに、さぁ、お風呂にしよう!あ、カシクとシェン、一緒に入る?■でも、森を出たときにふと小耳に挟んだ噂・・・「骨だらけの腐った大きなドラゴン」?「全滅」?・・・あれは何だったんだろう。帰ったら、調べてみる価値はあるな・・・

タイガー族の戦士の新たなる旅立ち!
”虎の瞳の”ルマは、かく語る(8月21日お昼)
    「はぁ〜天国なのダ〜」ルマ、温泉に漬かってとろ〜んとしてしたのダ。久しぶりの温泉はとっても気持ちいいのダ〜■最初にリファール着いた時もノカ村で温泉入ったのダ。最初のお仕事終わった後も温泉入ったナ・・・ずっと前のことのような気がするのダ〜■これからどんな街行こうかナ??エルフさんが街の近くにも住んでる街・・・岩の中に穴掘って住んでル街・・・あと少したつとおっきなお祭りがあるっていう街・・・海が凍ってル街も面白そうかナ?そうダ!戦士としてもっと強くなるため、竜殺しの王様が居る国にも行ってみないとナ。まだ見たことのない街いっぱいあるのダ!!ワクワクするのダ!■いろんな街でいろんな事を見たりやったりしテ、ルマが立派な戦士になって帰って来たらきっとみんな驚くのダ!うん。みんなを驚かすくらい変わって見せるのダ!!■■・・・温泉の中でずっと考えごとしてたラ、ルマ、フラフラになっちゃって宿の人に運ばれちゃったのダ・・・失敗なのダ〜恥ずかしいのダ〜■・・・・・・・・・・・・立派な戦士は遠いかもしれないのダ(;_;■END■

天路は遠く/『ただ一人の犠牲・・・』へ
“黒影の闘衣”アーヅェルハイン(ハイン)は、かく語る(8月20日鶏が鳴くより前)
    ◆夜闇が晴れるにはまだ早い時刻だが、私は浴場に来ていた。《空飛ぶ絨毯》―――古代王国の遺産たる魔導器の1つだが、どうやら少女達が使っているものはこれらしい。私は余り宝物に詳しい方では無いが、この絨毯に関しては本家で本を読んだ覚えがある。標準的な品は、一時間だけ自在に空を飛ぶとあったか。◆昨日は二人の冒険者に出会った。一人は、食事の為人の姿に戻り歩いていた時に出会ったブランおじさま。もう一人は、芸術神の神官戦士らしいクリストフさんである。同じ仕事で動いているそうだが、この仕事の報酬は個人に支払われるものだ。人数が増える事は、仕事の達成を確実なものとしてくれるだろう―――まして、件の少女の父親ともなれば。クリストフさんは・・・まあ、今はコメントを保留しようか。美を探求する姿勢は、諺学者として興味深くもある。私の自己紹介では、魔術師にして諺学者だと言っておいた。◆相手の状況と時間差を鑑みるに、先んじてのエルア村到着はまず無理だ。空路を直線で目的地に向かう相手に、陸路を徒歩ででは追い付く道理がないではないか。翼を持たぬ者は、馬を潰す気で使う他あるまい。◆念の為、ブランおじさまにはスノー・ホワイトを預けておいた。“ロケーション”を使えば距離が測れるからだ。《安眠のお香》7回分の内、4回分も併せて渡してある。1回分が金貨1枚に相当する物だが、追い付く為には、削れるものはたとえ休憩時間でも削らねばならんだろう。村に着いてから活動する体力を維持した上で、だ。◆使い慣れない筋肉を使い過ぎたツケは、半年振りの温泉が癒してくれた。特産だと聞いた大根餅も、なかなかに美味であったので食事時の為にいくつか買っておいた。空は徐々に白みゆく。さて、そろそろ姿を変えるか。場合によっては、私だけでも先行せねばならんだろうからな・・・。

一言言ってやらねばなるまい/「ただ一人の犠牲・・・」
ユルゲン・クリストフは、かく語る(8月19日日没後)
    ◆なるほど・・・。宿の人々の話からすると、私は1日遅れで後を追っている事になるらしい。ここからあと2〜3日はかかる・・・。その間に追いつければいいのだが。とにかく、明日以降に疲れを残さないために、今はゆっくりと休まねば・・・ん?? 誰かが馬で到着したみたいだが・・・馬が倒れた? ・・・おお・・・おお・・・なんということか! 乗馬というのは、優雅さが全てに優先されねばならないというのに、馬を乗り潰すとは! 馬を乗り潰すなど・・・馬の主は、自分がどれほど罪深いことをしているのか分かっているのだろうか・・・。美のシモベたる私としては、何かこう、一言言ってやらねばなるまいが・・・。「醜い・・・」などという表現はいかんな。直接的すぎるうえ、言葉が残酷すぎる。私が言われたら、きっと自殺してしまうだろう。でも他に・・・うーん・・・うーん・・・。とにかく、一度様子を見に行ってみるとしよう。穏やかに美を説くことができるかもしれないからな・・・・。

夢見街道を行く……
レオは、かく語る(8月18日)
     俺は今、身体が震えているのを全身で感じている。何故なら、遥か空の上に居るからだ。リファールを出てからはずっと空の上だ。いや、空飛ぶ絨毯のだ。地上は遠い。落ちたら間違いなく死ぬだろう。魔法というのはやはり恐ろしい(←高所恐怖症)。▼夢見の道草亭の一人部屋に泊まっている。さっきまで枕投げ(推定)で大騒ぎだった隣の部屋は、今はすっかり寝静まっている。隣の部屋にいるのは、リュリィ・ブラン、メイ・パーカー、そして新たに仲間に加わったマーサだ。メイ、リュリィと打ち解けた彼女によれば、なんでも冒険者になれば神の声を聞けるかもしれないからという理由らしい。メイ・パーカーの方は、二つ返事で了承した。理由は……敢えて記すまでもない。……こんな娘たちを頼みにして本当に良かったのだろうか、今更ながら不安になる。本当ならもっと頼りになりそうな冒険者達を連れてエルアに帰っているはずなのに。くそ、あの暴力オヤジめ。フリーガードが来たら訴えてやる。▼追記:パーカーの店に置手紙をしてきたが、良かったのだろうか。むしろ心配させるだけの気がしてきた。

終わりの日、始まりの日
サテライトマスターは、かく語る(8月17日)
     マーサの日記にはこう記されている。▼今日、お婆ちゃんが無くなった。あたしの唯一の肉親だ。最後の言葉は「私にもう手をかけることはない。自然に生きておゆき。もうおまえは自由だよ」だった。おばあちゃんは知っていたんだ、あたしが隠していた悩みも何もかも。──落ち着いたら、旅に出よう。おばあちゃんはずっと昔、旅に出ていたときに時にはじめてマーファ様のお声を聞いたという。おばあちゃんがどんな声を聞いて、どんなことを考えていたか、知りたい。

やっぱ温泉はこうあるべきだよな☆
ヴォルネイ・ブラン/虹を追う者は、かく語る(6月3日)
    今回は満足出来た旅だった。…なにせ前回は宿をおん出されて野宿するはめになったからな…◆温泉にゆっくり浸かって身体をほぐす事もできたし、酒も肴も美味かったし、温泉から上がった後の上気した肌をした女性陣も綺麗だったし。やはり温泉の旅ってのはこうあるべきだな。うんうん…◆さて、街に戻ったら休暇も終わりか。遺跡の事もシルフェスやセナートが調べも終わったようだし、また冒険に出る準備を整えねぇとな。…っと、新しく買った斧にも慣れとかないとな。戻ったら2・3日シスクに付き合ってもらうか?…ん?マリー、学院に行くのか?そうか、やっと改装が終わったのか。だったら俺も暇をみていかねぇとな。この悪魔の剣を上手い事交換できる様に交渉してみないとな…

これが王道だよね
セナート・ウェイレン/虹を追う者は、かく語る(6月2日深夜)
    今日は1日朝から休みっぱなし。美味しいご飯を食べて辺りを散歩して、温泉につかって宴会でさわいだり。普段冒険のない日に、たま〜に1日ぼぉ〜とすごすことがあるけどだいぶ違うみたい。やっぱり環境のせいだろうか?なんだか年を取ったらこんなところでゆっくり余生....ってまだまだ早いか(苦笑) でもたまにはこういうのもいいよね。またみんなで来れるといいな。◆夜の宴もだいぶ落ち着いた頃、抜け出して深夜の入浴。「ふぅ〜、極楽極楽♪」誰もいない温泉を一人占め。満天の星空を眺めながらゆっくりと湯につかる。少し酔いも覚まさないと(苦笑) ◆縁に腰掛けて、少し火照った体を夜風で冷ます。う〜ん、ほんとに気持ちがいいな。さて、もう少し暖まったらそろそろ部屋に帰るか。

あ・・・
シルフェス=ローレライ/虹を追う者は、かく語る(6月2日)
    温泉・・・ふつうの浴場で大きなもの・・には入ったことはあるし・・湖の水浴びとかみたいに満天の星空を見ての・・も経験あるけど・・やっぱり違う・・うん、のんびりできて・・身体も心も休まる・・うん、いい気分だ・・・●は、ちょっと眠ってたみたい。結構長居しちゃったかな。完全にのぼせてしまわないうちに・・あがってしまわないと・・●ふう、着替えはちゃんとしたし、裸で倒れずにはすんで良かった。でもちょっとまだくらくらする・・・不覚だ・・●なんとか夕食食べる場所に来たけど・・あ、誰かにぶつかった!ごめん!

温泉とお酒
シスク・ラス/虹を追う者は、かく語る(6月2日)
    はやや、湯気でまっしろぉ〜。転ばないように気をつけよ。うん?先客、都下思ったら、ウェイナおねーさまだった。いないと思ったら、先にはいってたのか。■えへ、ねね、お酒と、おつまみもってきたの、飲みましょ〜♪■ふぅ、のんびり。気持ちいいねぇ〜。■・・・じ〜っ。やっぱし、ウェイナおねーさま、スタイルいいなぁ〜、肌もきれいだし。うらやましいな。

さりげなく湯治
ウェイナ/虹を追う者は、かく語る(6月2日)
    ●湯気で視界が煙る。暖かな湯が大地から沸いている。あたしはぼんやりと湯につかって、吐息をつく……●「はあ……」疲れが癒されていく。体というよりも、心が。考えてみれば、この西の果てにきてから、ずいぶんといろんなことがあったもんなあ……●いままでのいろんなことを回想……しようと思ったけど、やめた。過去は過去。とにかくいまは、のんびりしよう……。●うーん、シスちゃんと、マリーは入ってこないのかなあ……うふふふ……でも、二人とも若いから……(なぜかちょっと憂鬱)

チョロチョロチョロ(注:水の音です)
ヴォルネイ・ブラン/虹を追う者は、かく語る(6月2日)
    流れる水の音に耳を傾け、湯気で薄く霞のかかった月を愛でながら持ってきた酒杯を傾ける…良いもんだ。前に来たときは地元のでばがめ連中のせいで折角の雰囲気が台無しだったからな。今度はゆっくり出来そうだ。…そして再び酒杯を口に運ぶ…この後は河魚と山菜を肴に一杯と洒落込むか…こういうところじゃいつもと違い、雰囲気を愛でながら静かに飲むのも一興ってもんだ…

おんせん♪おんせん♪...あれ?
ペッポは、かく語る(5月28日夕方)
    おんせんだおんせんだ〜。入ろう入ろう。でもなんか脱衣所におばちゃんしかいないなあ。タイラムのおっちゃんとかも来てるはずだけど。(この時点で女湯に来ていることに気がついていない)■手ぬぐいはこうやって頭に乗せてっと。前なんか隠す必要ないよね。■あれ?ミラのねーちゃんがいる。昼間のぼせたって聞いたけど。丈夫なんだなあ。「ミラのね〜ちゃ〜ん、一緒に入ろう〜♪」と近づいてみる。なんかぎょっとしてるみたいだけどどうしたのかな?「やっぱお風呂っていいよねえなんてったってこうやってみんなで入るのって楽しいじゃない?でもタイラムのおっちゃんとかも来てるはずなのになんでいないのかなあねえ...」「やかましい!」■ヒューーーーーーーーーーーン。これ、ぼくが投げ飛ばされて空を切る音。なんで???■ザッパーーーーーーーン!!!湯船にまっさかさまに落下した。慌てて湯から顔を出す。「ぷはあっ!」息をついてみると目の前には頭からずぶ濡れになったタイラムのおっちゃんがいた。「お、お元気?」愛想笑いなんかして見たり。

ゆるり・・・
"幸薄き"タイラムは、かく語る(5月28日)
    ■うまい飯を食い、のんびりと風呂(温泉てやつだ)につかる。あぁ、至福だ・・・。■ラッシュを助けたらもう一回ここに来よう。こんな気持ちいいものを分けてやらないなんて仲間じゃないぞ。うん、そうしよう。■それにしても・・・ソルはどうしたんだろうな。せっかく温泉宿に来てるってのに。もったいない。もしかしたら見られたくない傷でも負っているのかも知れない。それなら、もう少し仲間としてなじむまでそっとしとくのが人情ってもんかな。■うーん、気持ちいいねぇ。上半身を空気にさらしたときのすーっとした感じがなんともいえない。風が心地よい。・・・っと、ちょっと冷えたかな。もう一回つかることにしよう。はぁ〜。

抱擁
謎の女(LEGEND OF FIREDRAGON NPC)は、かく語る(5月28日)
    陸鯱がよろめいたので咄嗟に俺は抱き留めた。上せてしまったらしい。その褐色の肌には一筋の汗が流れている。肌と肌を重ねあわせる。流石は蛮族、いい身体をしている。エルフや俺の時代の女はこうはいかない。口唇を奪い、陸鯱を気が付かせる。陸鯱は口をパクパクさせている。これだから蛮族との付き合いはやめられないのだ。■俺はミラを介抱してこの村を立ち去った。いかんな。「輝く手」が俺を汚染しつつある。

日がな一日のんびりと
“陸鯱”ミラ・サーチは、かく語る(5月28日(昼過ぎ〜夕方))
    ■宿は、ひなびた村にしてはなかなか立派なものだった。どうやら、普通の村人も利用しているみたいなので、無用の厄介ごとを増やさないように……と、右腕の刺青を包帯で巻いて隠して女湯に向かったら、脱衣所で井戸端会議をしていたおばさん達につかまってしまった……。どうやら、冒険者とゆーよりも、ガルガライス出身者が珍しいらしい。先日、村長さんの家族が1ヶ月のガルガライスバカンスから綺麗に日焼けして帰ってきた話から始まって、あそこの息子さんがベルダインに留学しただの、息子さんを慕っていた村娘達が泣いただの。あらぁ、家のベティー(娘さんのお名前)ちゃんなんか、一週間も泣き暮らしてしっかりスマートになって新しい男ゲット、今秋にはマーファ神殿で挙式とか……(約2時間つづく)……。■やっと、開放され、温泉に辿り着けた。それなりに広い池から湯気が立っている。これが温泉とゆーやつかい……池の真ん中で柵が仕切られていて、向こう側から男の声がする。あっちは男湯らしいねぇ。■おばちゃんがしつこく五回は説明した通り、石鹸で体と髪をしっかり洗ってお湯に足をつける(タオルは湯船につけないのが原則!)……思ったほどには熱くない(←真冬以外はいつも水風呂)ゆっくり手足を伸ばすと本当に気持ち良い……。こんなことなら、もっと早く来るんだったねぇ。ほんと。■温泉の中ではゆっくりと時間が流れて行く……人は少なく、特に、何も無かったが…あえて上げるなら、やけに人懐っこいエルフの女が入ってきたくらい。確か、街道であたしたちのすぐ後ろを歩いていたエルフだよ。向こうもあたしを覚えていたみたいで、向こうから、何やら親しげに話しかけてきた。■しばらくぼーーーーーっとそいつの話に付き合っていて、ふと、空を見上げるとオレンジのグラデーションが薄暗い紺色に変わり始めていた。風の無いせいで、視界の悪い靄のような湯煙の向こうに一番星の輝きが見える。■おや、もう食事が出来ている時間。そう思って立ち上がろうと……あ…あれ? 頭がくらくらする……

月光の下の精霊使い
“砂漠の雪豹”ソルは、かく語る(5月28日深夜)
    夜、皆が寝静まった頃におれは静かに廊下に出た。「ウィル・オー・ウィスプ……」ぼうっと辺りが明るく照らし出される。この時間なら、誰もいまい……。昼間、幾ら誘われても温泉に入らなかったので、夜中に入ろうという事だ。■そっと女湯の戸を開け、脱衣所に洗い立ての衣を置いた。光の精霊を帰らせ、代わりに闇の精霊を呼び出す。用心のため出入り口にそれを配置しておいてから、二、三度浴びせ湯をした後ゆったりと温泉に浸かる。夜風に月光が美しい。■そうだな。今日は久しぶりに髪もゆっくり洗ってやろう。伽羅の香でも焚きしめて……。ここの所、めっきり長く風呂に入ってる暇はなかったからな……■私は頭の上の方にまとめておいた長い黒髪をはらりと解き、目の細かい木の櫛で鋤き始めた。「今、ひとときだけはな……」久しく忘れていた女としての自分がそこに居た。余談。外に気配を感じて闇の精霊をぶつけてみたところ、蛙がひしゃげたような声がした。……地元民……か?

これが、おんせんですかぁ
”森の娘”フィリアは、かく語る(5月8日)
    おととい、街で温泉というものの話を聞いたので、やってきたですぅ。あったかい泉での沐浴ですかぁ■お店の人に話を聞くと「おんなゆ」って方に入ればいいんですねぇ。■あ〜いいお湯ですぅ。うーん、何か大事なことを忘れている気がするですぅ。

仁義なき戦い(アーサーの日記より抜粋)
アーサーは、かく語る(3月18日)
     きょおは、お風呂のほうであばれている人たちがいました。おかあさんは、「アーサーは知らなくてもいいことよ」っていってたけど、ピエールさんによれば、女湯をのぞく順番がケンカのもとみたいです。さいごにはみんな仲良くまとめて追い出されてたけど。ぼくはあんなふうにはならないぞっ。

その頃男湯では…
ヴォルネイ・ブランは、かく語る(3月18日)
    はぁ〜、こうして湯に浸かりながらの月見酒ってぇのも乙なもんだねぇ…ま、娘には悪いが1日ゆっくりさせてもらうか…◆少しして、敷居の向こうの女湯の方から若い女性達の笑い声が聞こえてきた…嬢ちゃん達も入ってきたか…向こうでは何やら話は盛り上がっているようだな。結構、結構☆…◆…数人の若い男衆が入ってくる…なんだ?村の若い衆じゃねえか。何やってんだ?小声でヒソヒソと何やら話している…「…街から来た可愛い娘が3人も居るんだってよ」「くぅ〜、都会の娘かぁ、いいねぇ、村ん中にゃろくなのいねぇからなぁ…」…◆…こめかみのあたりがやけにヒクヒクした(青筋)…◆…連中は無粋にも湯船を横切りザブザブと歩いていく…向かう先には……(怒)…女湯…◆…(あの餓鬼共ぉ〜!!)…握っていた酒のカップが砕けた…◆「(ヒソヒソ)おぃ、さっさと代われよ!」…「(ヒソヒソ)あわてんなよ、順番だよ、順番…うほぉ!もうちょっと☆…」…◆なぁにをやっていやがるんだ?お前達…今にも敷居を越えて覗き込もうとする男を引き剥がしつつ首を極めながら俺は問い詰めた…「うぉ!!」…男達は驚いて俺の方を振り向く…「な、何しやがんだ?この糞オヤジ!」…あ〜ん?そりゃこっちの台詞だ。俺の連れに何しようとしてやがった、お前ら…覗きたぁ感心しねぇなぁ、んな姑息なマネせんと男なら堂々と正面から行け!付いてるモノ付いてんだろうが?あ〜ん?…そう言いながらも極めている腕に力を込めていく…不意に首を極められている男から力が抜けた…ふっ、落ちたか。他愛もない…俺は気を失った若造を湯船に放り投げた…最も、俺の目の黒い内はんなこたぁさせねぇがなぁ…ドスの聞いた声で連中を脅すあ〜?やるってぇのか?お前らが?…ぐぁっはっはっは、馬鹿も休み休み言いやがれ、てめぇらのような軟弱野郎じゃ、何人かかったって…◆隣の男にイキナリ足を刈られた…◆俺はバランスを崩し、派手な音を立てて湯船に転落する…◆(ザバァッ!)てんめぇらぁ〜、人が話してる間に不意打ちたぁ良い度胸してんじゃねぇか(怒)…「は!こんの糞オヤジ野郎が!いい気になってんじゃねぇぞ!」…ふっ、しゃらくせえ!まとめてかかってきやがれ!小僧っ子ども!◆…かくしてノカ村無制限バトルロイヤルin男湯の幕が上がった…

温泉にて
ロキ=バナンシェランは、かく語る(3月18日)
    温泉に浸かりながら、先日の事を考えていた。囁きかけてきた、2人・・・■マロリアは、なにか罪悪感を持っているようだった。深く踏み込み過ぎた・・と感じたのだろうか?その眼を見ればどのような感情が渦巻いているか、知る事は出来ただろう。だが、しなかった。そのような事は、するべきではないからだ。・・・違う。知りたくなかった・・・のだろう。より正確には。じっと焚火を見続ける娘の・・赤く照らし出された顔から目をを移し、私も焚火の上で舞い踊り、シルフの中へ融けていくサラマンダーを見つめ続け・・・やがて一言だけ答えた。何と答えたのだろう?グレムリンの悪戯に遭ったかのように、良く思い出せない。■さらに、思い出す。■歩いている途中、ハーフエルフが語り掛けてきた。『何故嫌うのか?』根源的な質問だ。私は何故ハーフエルフを嫌うのだろう?「そうだな・・・・お前達は、エルフではない。もっと異質な・・・‘異ナルモノ’だ。人間やドワーフ、あるいはゴブリンには、もっと親しみがもてる。あれらは完全に別の生物だから。お前達は違う。エルフのようで居てエルフではない。にやにやと笑う猫のようなものだ。正直・・・お前を見ていると、出来の悪いイミテーターがエルフに化けているのではないかとさえ思う。あるいは、ダークエルフの方が、まだ親しみが持てるかもしれぬ。あれらは道を分かち黒き‘徴’を纏いて邪に染まったとはいえ、元はエルフなのだから」・・・そう、つまりは生理的な嫌悪というものなのだ。それが判っている故、嫌悪を口に出す事もない。だが、完全に、自己を制御するまでには至らない。どうしても態度に表れてしまう。未熟・・・なのだろう。「それにしても」私はいつもの調子を取り戻して言った。「まさかお前が精霊(オーラ)を見分ける眼を持っているとは思わなかったな。湖底では隠していたのか?」傾きかけた精神の精霊の、バランスを取る為に。■・・・・・・・・さて、そろそろ風呂から上がるとするか・・・。

満喫!
エステラは、かく語る(3月18日)
    ■うふふ。広くて手足を思いっきり伸ばしてお湯に浸かるのって初めてだわ。こんなに気持ちがいいなんて、早くここに来るんだったわ! ■女の子だけでこんなに思いっきりお喋りしたのも、もしかしたら初めてかも。一人で喋ってることならよくあるんだけどね。今日話した内容は、ここだけのヒミツね。 ■マリーが、金髪を羨ましいって言うけど、あたしからみたら、マリーの真直ぐな黒髪ってすっごくステキよ。とても神秘的でとても綺麗。あたしのはくせっ毛だから、ちゃんと留めとかないと広がっちゃって大変なのよね。モニク……あたしも、『モニク』って呼ばせてもらうわね……のすらっと引き締まったプロポーションも素敵! ■さて、今夜はひさびさにゆっくり夜を過ごせるわね……お風呂を出た後、月を見ながら軽くお酒なんてどうかしら?

温泉でのおしゃべりは楽し
マロリア=ディッツ(マリー)は、かく語る(3月18日)
    ■温泉、温泉、温泉!すごいよ、あんなに広いお風呂あたし初めて!冒険の間は全く縁のない物だっただけに、嬉しさも倍増だね♪■あたしとカトルカースとエステラの3人で、背中流しあったり今までのいろんなお話聞いたり。こういう女の子同士での話って久しぶり、やっぱり来てよかったぁ。ふふ、いいよねこういうのって。■ふと、二人の濡れた髪に、あたしは思わず見とれる。全く同じではないけど、二人ともとてもきれいな金色。羨ましいなぁ。■そうそう、話を聞いてたらカトルカースってあたしと同郷なんだね。あ、でもあたしの場合、オランの街から離れた小さな町なんだけど。それとね、カトルカースって言いにくいから、モニクって呼んでいいよね?■その後もずいぶん温泉ではしゃいでいたから、あたしってばのぼせちゃったみたい。お風呂から上がったときなんか、思わずふらっとしてしまって。二人には迷惑かけちゃったかも。ごめんね、エステラ、モニク。

「オンナノコトーク」は湯煙にまぎれて
アラザン・モニク・カトルカースは、かく語る(3月18日)
    ■森を抜け、宿の屋根が見えた時、思わず喜びのため息がでた。暖かい食事、暖かいお風呂、暖かいベッド! この半月あまりご無沙汰だったものが、今夜はゆっくり堪能できるんだわ。「こんにちは、久しぶりね。今夜もお世話になるわね」西方語で、私はアーサーに挨拶した。■温泉に身体を沈めると、心地いい温もりが全身に染み渡る。「ああ、生き返る・・・」あの凍えた世界から戻った実感を、改めて噛みしめる。■最初はおっかなびっくりだったエステラとマリーも、すぐ温泉に慣れたみたい。お湯に浸かりながら、私達はいろいろ話した。今回の冒険の出来事、街の冒険者達の噂(小声で悪口も少々)、ほかにも色々。■同年代の女の子とお喋りを楽しんだのは、オランを出て以来だわ。旅に出る前の、『普通の女の子』に戻った気がして、とても嬉しかったな。お陰で疲れがすっかりとれたみたい、今夜はぐっすり眠れそう。■明日から、再び神官戦士として、修行の日々が始まる・・・がんばらなくっちゃ。■追記:エステラもマリーも『着痩せ』するタイプだった。プロポーションがとってもいいんだもん。ちょっと妬けちゃったわ。

戻る
管理:ジャック天野
作成:GRIFIS