リュキアンの微笑み亭 日誌(2/22〜23)
「見送り決定」
2/22 シーク=パームランドは語る
僕はかつては白色、今では紅茶色に染まっているスカーフを首に巻いている。結構良い感じに染まったので気に入ってしまった。■・・・サキのための旅には頼れそうなメンバーもそろったようだし、安心して明日見送ろう。僕はと言うと、インプの因縁もあるしヘブリン様の任務を受けることにする。インプの事を思い出して頭の傷を少し押さえた。・・・でも、他のメンバーはどんなだろうか?「ねぇ、マスター、ヘブリン様の今度の任務も受けたいんだけど、他はどんな人が受けるのかな?」カウンターでちょっと聞いてみた。
「ゴブリン退治……若いな?」
2/22 主人のラマーニ(NPC)は語る
■ゴブリン退治に志願してくれる冒険者達があつまった。正直、まだまだ子供っぽい連中だとは思うが……いや、必ず成し遂げて帰ってくると信じよう。早速、チャザ神殿に助力依頼を手配しておこう。そういえばあそこにはブランセもよくなついていたマーファの老神官さまがいたな。そこを尋ねてみてくれ。なにか冒険の助けになるものを貸してくれるはずだ。■ヘブリン嬢の依頼には今のところ、クフィールと、シークが来てくれている。まあ、まずはその洞窟の場所を探すことが目的だそうで、そんなに心配はないか……いや、二人ではやや心細かろう。募集は実質的に明日までだが、ゴブリン退治の張り紙を片付けて、これを真中に貼っておくことにするか。
「新たなる冒険への志願。今は前に進もう」
2/23 エリネナダンは語る
あの『石像の塔』以来、気分ふさぎがちだったけど、今の僕には「冒険者」しかないんだし・・・考えても始まらないしね。■今日は久々にここでゆっくりとしよう。宿にいても憂鬱になるだけ。ヴァンにも迷惑かけちゃうから。■そうだ、せっかくだから、何か冒険でも探そうかな・・・ん?ゴブリン退治?依頼主は・・・ヘブリン嬢!へぇぇ、まだ志願は少ないのかな?■よし、思いきってこれを受けてみようか。「マスター、このヘブリン嬢の依頼なんだけど・・・僕も志願していい?」
「張り紙」
2/23 カイル・マイストは語る
…張り紙を見る、なかなか興味をそそられる内容だ。…依頼者の名はヘブリン…か。……おもしろそうだ、受けてみたい。俺は店の親父に話し掛けた。「…水とサラダをくれ、それと…その依頼、まだ募集はしているか?」
「あたらな冒険……」
2/23 マーキュは語る
いつもそうだった。歌を歌ってるほんの少しのあいだだけ、私は周りを忘れる事が出来る。塔での悲しい出来事、そして新たな出発。思い出しながら、ゆっくりと静かに旋律を刻み……。●突然の大きな音にびっくりして、私は人見知りする事も忘れて倒れた椅子を見つめた。そして引きつった表情の知らない青年……。「ご、ごめんなさい!」慌てて謝ったのか、またしても椅子が派手に倒れる。お店の人もびっくりしてこっちを見てた。途中はいってきたドワーフさんの視線も感じる。……えっと……。突然恥ずかしさがこみ上げて、私はうつむいた。……あれ?床に血が……。その血を目で追って行くと、さっきの青年の腕に目が止まった。擦切れたのか……じんわりと血が滲んでる。慌てて白いハンカチを取り出し、そっと彼の傷をおさえた。少しの間の後、勇気を振り絞って呟いてみる。「えと……マーキュ……です。あの、これ……使ってくださいね……大丈夫、ですか?」いつもよりほんの少しだけ長く喋れた。これも、冒険のおかげかな。初めての経験……成長してるのかも。●木漏れ日亭をでて(だって……注目が……)、私はシーク君の案内するリュキアンの微笑み亭という場所に来た。冒険のお話、聞いちゃったの。とっても人が少なくて困ってるって。だから私、何が出来るかわからないけど手伝えたら……と一緒に出かける事にした。冒険……帰ってきたばっかりだけど……またあの高揚感を感じたい。それに、このシークさんって人、とっても良い人そうだし。私は少しだけ震えながらカウンターに居る人に話しかけた。「この、ヘブリン様の依頼……やってみたいんですが…」
「新しい冒険を求めて」
2/23 ヴァンガードは語る
今日もまた賢者の学院の帰り道に店に顔を出してみた。おや、あれはエリンではないですか。何、仕事を見つけた?どれどれ、私は中央に貼られた紙をのぞき込み依頼内容を確認した。ほう、面白そうですね。好奇心に駆られた私は早速店の主人に話しかけた。「すみませんご主人、こちらの依頼を受けたいのですがまだ募集しているのでしょうか?」
「役者は揃ってきたみたいだね」
2/23 紅薔薇のクフィールは語る
昨日きた時には俺以外に洞窟の探索をやろうってのは、俺を含めて2人しかいなかった。■ラマーニの親っさんに明日の確認をしようと思って声を掛けるとどうやら少しは人が集まっているらしい。まだ奥の席にいると言うので「や、ヘブリン嬢の依頼受けるんだって?俺もなんだ。ああ、俺はクフィール。よろしく頼むぜ!相棒。」と声を掛けた。■でもこれでやっと冒険に行くって感じになってきたな♪■今度帰ってきた時には俺の輝かしい冒険話を聞く為に帰ってるんだぜ、ブランセ。
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