つかの間の平和
11/1/エフォル・ルシェンは語る

■久しぶりに”リュキアンの微笑み”亭へと顔を出す。大分長い事顔を出してなかったのに・・・いや、長い事顔を出してなかったからこそかな?・・・嬉しそうな顔で迎えてくれた。■何時ものようにネーム入りのカップでお茶を貰い、それを飲み寛ぐ。■お茶請けを貰ったので、冒険の話しをする事にした。話し終わった後、最近起こっている事や変わった事等を聞いて1日が過ぎていった。ふぅ、こんな日もたまにはいいよねぇ・・・


戸惑い
11/3/ラファール・エクレールは語る

やっぱり先生と一緒にいるのと、独りでやるのとではぜんぜん違う…。何をしてよいやら、どこへいっていいやらさっぱりだ…。いったい僕は先生の何をみてたんだろうか…。■とりあえず冒険者の人達が出入りするようなところへ来たものの、僕の姿はすごく浮いてる気がする。意識したらなんだか緊張してきた。こんなことじゃダメだ。■店内を見まわすと…あ、僕と同じくらいの年齢の人がいた!す、すみません、ああ、あの、ラファールと申します。い、一応冒険者志望なんですけども、いったい何をどうすれば良いかさっぱりなもんで…。



11/4/ルーエルは語る

冒険者たちがいっぱいいるから、ふらっと入ってみたけど…。リュキアンって、誰だったっけ。■え? この国で一番えらいひと? へーっ。■わたし? わたしの名前はルーエルよ。見ての通りのグラスランナー。ひとりでぶらぶらしてんだ。■あんたもひとり? ふーん。ねえ、仲間になんない? 唐突すぎるって? 冒険ってそんなモンよ♪


遠乗りの帰りに
11/4/“黒影の闘衣”アーヅェルハイン(ハイン)は語る

■黒馬の疾駆は、軽快なものだった。騎乗するこの戦馬──ディアボロス、などと取敢えず呼んでいるが──は、常の生物ではない。実体を持った幻。高位幻影魔術の産物である。■イリュージョナリー・ライダー。あの偽物が使っていた魔導器である。・・・尤も、奴は出すだけ出してさっさと降りた。気力を必要とする魔導器だけに、考え無しの轍は踏みたく無いものだ。■カウンター・センスに引っ掛かるものもなく、遠乗りから戻る。ふとした悪戯心で、やまねこ荘を通り過ぎた。ゆるりと馬を進めていると、胸元に揺れる指輪に手が伸びる。・・・気が付くとこれだ。新たな癖になりつつあるらしい。■「ブランセ君! いつもの、お願いしますね」馬上から声を掛け、カフェテラスを見渡す。ん? 珍しい。草原の妖精族か。リネット嬢を連想し、軽く声を掛ける。■ルーエルと言う名らしい彼女に簡単に自己紹介し、余計かと思ったが一言言い足しておく。「仲間を探すには人の多い所、仕事のある所に行くのが良いですよ。私もこの微笑み亭の仕事を契機に、パーティを組んでいましたから」■街は平和なものだ。さして遠くは無い村が1つ、壊滅しようとも。実は日常茶飯事なのか? ・・・まさかな。「一週間位前ですか。ドラゴンゾンビを潰したんですが・・・例の風そよぐ森のドラゴンゾンビの噂は、まだ囁かれているのですか? ちょっと気になりましてね」ブランセ君に訊いてみる。最近、街の事情には疎いしな・・・。


懐かしい顔、はじめての顔
11/4/“店番”のブランセ(NPC)は語る

■一昨々日のエフォルに続いて、アーヅェルハインさんが顔を見せた。立派な馬を連れて現れた彼女は、もう一人前の冒険者様のようだった。昨日来ていた少し優男な感じの少年−ラファールっていったっけ−も近い将来あんな風になるんだろうか。まずは戦士や冒険仲間を捜すといいって言ったんだけど。■アーヅェルハインさんはお客の一人の小さな冒険者に興味があったのか一声二声かけていたみたいだ。そして、こっちに来た彼女の話を聞いて、少し前にこの店でも話をしていたドラゴンが不死の魔物になってたこと、それを彼女たちが倒したってことを知った。そのうちソアラさんのところやグラシアちゃんのところで歌う吟遊詩人の弾き語りになるんだろうなぁ……


和みの時
11/4/隻眼のライカは語る

「やあ、ハインさんじゃないですか。」いつものように紅茶を飲みに来ると、これまたいつものようにハインさんが紅茶を飲んでいた。「おや、こちらのお嬢さんは?」最近知り合ったリネットさんと同じ、グラスランナーの女性がハインさんと一緒にいる・・・研究対象かな?■「あ、ブランセ君、僕にも紅茶と焼き菓子をお願いします。」ルーエルさんと軽い自己紹介を交わしあった後、オーダーをする。いつものカップにいつもの紅茶、心が休まるってこういう時にもたらされるんだね・・・。


出会い
11/5/ラファール・エクレールは語る

今日も相変わらず緊張していたので、小さな女の子が話し掛けてきたときは、本当にびっくりした。びっくりはしたものの、正直うれしかった。■気さくな彼女はルーエルと名乗った。グラスランナーだという。グラスランナーを目にするのは初めてではなかったけど、実際に話したのは初めてだ。ということは、僕より長く生きてるのかぁ…。急に目の前の少女の風体の彼女が、とても頼もしく思えてくる。■ど、どうも、はじめまして、僕、ラファールといいます。なんとかこちらも自己紹介ができた。■ルーエルさんは、僕を仲間に誘ってくれた。ずっと独りだった僕にとって、これほど嬉しい申し入れはない。■ぼ、僕なんかでよければ是非!


やった♪仲間だあ♪
11/5/ルーエルは語る

何だか緊張しまくってるラファールくんの顔をまじまじと見る。若い。う〜ん、こりゃ、わたしが守ってやんなきゃなあ。ほっとけないよぉ。■「よっし!今日からわたしたちは仲間ね!」初めて仲間ができた喜びで自然と顔がゆるんじゃう。わたしは握手するために手を伸ばす。「あれ…?ひょっとして届かないかも…?」■ハインさんやライカさん、そしてお店の男の子の話を聞いて、思わず「すごい!」を連発。いいな、わたしもそういう冒険したいなぁ…と天井を仰いで思い出した。「ねえラファール!わたし、盗賊ギルドに入会金払ってすっかんぴんなの!なんか仕事さがさなきゃ!」


二日酔い・・・
11/5/エフォル・ルシェンは語る

■「う゛〜頭が・・・痛い」入るなりそう呟き、ブランセに紅茶を注文する。これで・・・少し良くなるといいんだけど・・・。■机に突っ伏しながらぼんやりと店内を見てみると・・・。グラスランナ−の女の子と女の子・・・じゃないよねぇ?・・・が二人で和気藹々と喋っていた。時々笑い声が響く・・・その度に頭が”ずきり”と痛み頭を抱えるはめになった。


ここから始まった・・・。
11/5/サティナ・クラン/ライツは語る

久し振りに微笑み亭へと入る・・・半年ぶり位かな?リファールへ来たばかりの頃には、よく此処でのんびりしてたっけ。■店内には、同種族の女性と可愛らしい子が話しているのと、具合悪そうにしてる人がいる・・・あの人は昨日月光亭でジャスパーさんと一緒にお酒を飲んでた人だよね?二日酔いかな?■空いてる席を探しながらブランセ君へ「おひさしぶり〜ブランセ君、紅茶とお菓子をお願いします。」そう注文してから比較的日当たりの良い席を確保し、ここ最近の冒険を素にした詩を創り始める・・・。■しばらく色々悩みながら考えていると思いだす・・・私の冒険はここから始まったんだと。


午後の静かさの中で
11/5/“店番の”ブランセ(NPC)は語る

■この店の新しい常連、ラファールとルーエルがコンビを組んだみたいだ。さっき来てた船頭のプレバイルさんが「あのあまり似てない姉妹、下の方がしっかりしてそうだ」なんて言ってたけど、そりゃあんまりだと思う。しっかりしてる云々はともかくなぁ…… ■彼らの笑い声に紅茶を飲んでるエフォルが頭を埋めていた。どこかの酒場で旅の話に盛り上がっていたんだろうか。とはいえ冒険の話を聞けば、きっと頭をすっきりさせるんだろうけどさ。■そして今日の店にはもう一人、草原の妖精族の少女が来ている。日の当たる椅子に腰掛けて彼女が歌う詩に、誰もが立ち止まって聞き入っていた。■あ、こんなことをしている場合じゃない。プレバイルさんを通してマーザックさんが頼んできたことを貼り紙にしなくちゃ… ■「どんな怪物とでも戦える人募集。マーザック農園に現れた奇怪な怪物を退治できる冒険者を募集しています。報酬は1人500ガメルで最大で8人まで。やってみようって思ったら、店番をしているラマーニかブランセまで」



11/6/ルーエルは語る

昨日は珍しく同種族のひとがいた。わたしと同じバードらしいけど、かじった程度の技量しかないわたしとは大違いだった。雰囲気も落ち着いてたし。う〜ん、おんなじグラスランナーでここまで違うのね〜。がんばろーっと♪■テーブルに突っ伏してるおにーちゃんにも声をかけた。「こーんにっちはー♪ルーエルっていいまーっす!!」…二日酔いらしい。もー、盗賊たるものお酒に飲まれちゃダメよ!■今日はどんなひとが来るのかなー、と思いつつ、朝、いつものように店に来て紅茶を頼む。お金、ないんだけど、ここのお茶はおいしいしなあ。などとぼやくと、ブランセ君が仕事があるという。あれ?貼り紙がしてある!きゃー!ラファール!仕事だよ!わたしは店内をきょろきょろと見回した。


かの冬空は
11/6/“黒影の闘衣”アーヅェルハイン(ハイン)は語る

■「いつもの、お願いしますね」専用のカップを片手に、焼き菓子に手を伸ばす。先日も見掛けたルーエル嬢がしきりにきょろきょろとしているのが気になり、久々に店の奥の掲示板など見に行った。依頼が入ったか・・・それで、か。合点が行った。■ここの所毎日掛けている、カウンター・センスに反応は無い。手空きと言ってしまえば、手空きの身ではあるのだが。報酬の支払い単位が個人ならば、人数を集めた方が都合は良かろう。■言行録を紐解く。パーティを組んだのは、アテリルス村のゴブリン退治の依頼が契機だった。仲間達やブランセ君の言葉を書き留めた頁に、春を前にした冬空を思い出す。■見上げる秋空には、冬の気配が伺える。「この条件ならば、8人集めた方が楽でしょうね。人がどうしても集まらないようならば、助っ人しても良いですよ。ディアボロスを使えば移動も楽ですし。常連が増えるのは、歓迎すべき事でしょう?」依頼書にはそうコメントし、紅茶を一啜りする。心愉しいものだな、振り返る事が出来る、過去と言うものは。


安逸な一日
11/6/サティナ・クラン/ライツは語る

「こんにちは〜ブランセ君、お茶セットをお願い。」そう頼んでから薬草図鑑を開いて、ここ最近まとめていなかった実験結果や実際の効能等を書き込んでいく。■・・・結構な時間が経ったみたい、お茶がすっかり冷めてる。■周囲を見回し、今度は昨日の詩の続きを考えながら歌う・・・。■歌い終えて一休みしてると見かけたことのある人に気付く・・・昨日のグラスランナーの人がいる、少しお話を聞いてみようかな?■「こんにちは、私はサティナ・クランって言います。よろしければ少しお話しませんか?」そう話しかけてみた。


ぼんやりした空気をうちやぶる足音
11/6/ラファール・エクレールは語る

僕は隅っこの席で、軽い食事をとりながら、昨日のことを思い出していた。■ルーエルさんは、ほんとに明るくて気さくな方で、話してるだけで、嬉しくなってきて、不思議と緊張が解けていった。■「よっし!今日からわたしたちは仲間ね!」と手を伸ばす彼女と握手をするには、長身でない僕でも、少しかがむ必要があるみたいだった。「はい!よろしくお願いします!」■ルーエルさんは、財政難らしく、仕事をしようという話になった。それでしばらくの間、どうすれば仕事にありつけるかの相談で盛り上がった。■向こうの机に掛けてる人が、頭をかかえていた。あまりにも嬉しかったもんだからって、ちょっとはしゃぎすぎちゃったかなぁ…。そこにルーエルさんが駆け寄って、挨拶をした。あ、こめかみのあたりを押さえてる。だいじょぶかな?■光が差しこんでいる席に、グラスランナーの女性がいることに気づいたのは、歌声が聞こえたからだ。光の具合も相俟って神々しく見えた。思わず言葉を失って、聞き入ってしまった。■ここに来ている先輩方はやっぱりすごい人みたいだなぁ。僕もあんな風になれるのだろうかと心配になる。■そんなことをぼんやり考えていたら、キョロキョロしているルーエルさんを見つけた。僕はここですよ!呼びかけながら手を振って合図すると、パタパタと興奮気味に駆け寄って来た。何?仕事ですか!やったぁ!すぐに仕事が見つかるなんてさえ先いいじゃないですか!!早速申請にいきましょうよ!


貼り紙を見た者たち
11/6/“店番の”ブランセ(NPC) は語る

■マーザック農園からの頼み事に興味を示したのはラファール・ルーエルのコンビとアーヅェルハインさん、それからもう一人僕より少し上に見える人間の女性だった。見たところ“戦士”じゃない面々だ。もう一日待たせてもらってみよう。あまり遅いとマーザックさんの被害が大きくなるだけだし、かといって正面向かって戦える人がいないパーティを向かわせるわけにもいかない。


冒険はいずこ?
11/7/セイン・ノーマは語る

「はぁ…やっぱり冒険の話なんてそうそう転がってるものじゃないよなぁ…」■荷運びの人足なんかじゃない、冒険者向けの仕事を求めて朝から足を棒にして歩き回ったけど、その程度で見つかるほど甘いものではなかったらしい。そろそろ日が翳りだす頃になって、ようやく僕はそのことを悟った。■宿に戻って夕食にするにはちょっと早い時間。小腹がすいた僕は、軽い食事をとらせてくれそうな店を見つけると、早速入ってみることにした。■「『リュキアンの微笑み』亭か…………?」そこそこ広い店内の壁際にはうず高く積み上げられた箱の山がそびえ立っている。焼き菓子とお茶のいいにおいがしたから入ってみたんだけど、ここはいったい何の店なんだろう?結構な数のテーブルが出ているし、冒険者らしい人が何人も…そうか!ここも冒険者の店みたいなものなんだ!■僕は喜び勇んで店内にはいると、お茶と焼き菓子を注文するのもそこそこに、店番らしき男の子に何か冒険者向けの仕事はないかと聞いてみる。■…やった!仕事が見つかった!…男の子(ブランセ君というらしい)に示された張り紙を見ると、農場に出没する怪物を退治して欲しいという話だった。■「この依頼、まだ受け付けているのかい!?」きっと僕の顔はみっともないほどうれしそうな表情だろうけど、そんなことはかまいやしなかった。初めて冒険者らしい仕事が出来るかも知れないんだから…


諸準備、諸々
10/8/“黒影の闘衣”アーヅェルハイン(ハイン)は語る

■「依頼を受けるのは私を含めて4人なのですね? 了解しました。私とて"黒影の闘衣"を名乗る身、無様な事にはしませんよ」市場の薬草店には昨日行っておいた。今日は依頼自体に関して条件と状況を聞き出さねば。……『正体不明』、か。■「まあ、説明は他の方が姿を見せてからで構いません。今日は暫く待っていますよ」紅茶を口に運びつつ、聞かねばならない事を羊皮紙にリストアップして行く。仕事自体に関係は無いが、同行者には研究者風の女性がいるらしい。諺学者を名乗る身としては、少々気になる相手か。■つらつらと黒孔雀の羽ペンを走らせる。やはり肝要なのは『モンスターの正体』か。一口に動物と言っても、昆虫に対しては採り得る戦術が限られる。報酬からすると魔獣クラスでは無いと思えるが……紅茶のお替わりも三杯目。そろそろ、姿を見せぬかな?


旅立ちの日
11/8/シーク=パームランドは語る

僕は椅子にかけて、使い込んだ剣に最後の手入れをしている。刃も柄の鹿革や部品の接合部もしっかりと手を入れる。そんなテーブルの下には新品の背負い袋や冒険で手に入れた剣を置いている。なんだか冒険者になったばかりみたいだ。身につけた鎧も盾も使い込んで傷だらけだけど。■僕の横では、一人の少女が待っている。僕は「もうちょっと待ってね」と笑いかけた。■今思えば、この街ではいろんな事があった。たくさんの出会いに、たくさんの冒険。初めての冒険はこの店からの斡旋だった。僕が『剣士』と呼ばれるようになれるかはわからない。冒険者として何処までやれるかもわからない。ただ僕に出来ることは、新しい背負い袋に荷物と自分の希望とを詰めて、あの空の向こうまで行くことだけ。あの空の向こうにはきっと何かが待ってる。初めてリファールを訪れたときのように、新鮮で素晴らしい何かが。しばらく窓の外を見上げた後、「ブランセ君、また来るからさ。次来たときは剣の稽古をつけてあげるよ。」そう言って、少年にスカーフを巻いてあげた。「似合うじゃないか。」少年の頭をぽんぽんと叩く。リファールで初めて買った思い出のスカーフはこの店に、一番好きだったこの店に置いていく。使いこんだ剣はテーブルに置いたまま、僕はずっと向こうの空へ、新しい旅への一歩を踏み出した。


なんだか盛り上がってるぅ♪
11/8/ルーエルは語る

こないだ、サティナさんってひとに話しかけられた。いや〜、なんだかやたらに照れまくっちゃたよ。なんでも彼女はオラン出身らしい。あーっ!わたしも東方出身なの!ミラルゴ生まれ!わたし、成人するまでふつーに草原で暮らしてたんだけど、ある日冒険者の両親が突然帰ってきて、いっしょに旅についてこいって言うのよ。ずーっと西へ進んでさ、大陸のはしっこからはしっこまでなが〜い旅!で、ここリファールへついたときに、いきなり両親蒸発!もともとそういう計画だったのよ!腹立つ〜っ!ま、今は楽しくやってるからいいけどさ、絶対今度会ったらぶんなぐってやる!■…そう一人でまくしたててたら、彼女の表情に陰りが見えた。え?ご両親、生まれて間もなく他界なさったの?あわわわわわ!わたしは大慌てで謝った。聞けば、サティナさんたらわたしより年下じゃない!あ〜ん、あたしってばダメな子〜。「こんな奴でよければなんでも言ってやって!力になるよ、兄弟!」■仕事を受けたいという冒険者たちがひとり、ひとりと増えていく。ハインさんは知ってるー♪よろしくって挨拶する。あとは…学者のねーちゃんとハーフエルフのにーちゃん。必殺ぐららんスマイルで挨拶!…はあ、おねーさん、エルフの方とお友達になりたいと。こいつはダメ?半分エルフだよ?半分じゃダメ?■で、わたしはセインくんの顔をまじまじと見る。う〜ん、また若いにーちゃんだあ。わたしがしっかりしないと!■「ね、みんな、せっかく今からいっしょの仕事をするんだからさ、ぱーっと飲みに行かない?かためのさかずき♪」



11/8/セラシエは語る

シークが今日リファールを出て行くと聞いて、何か餞別を送ろうと探していたせいで時間を喰ってしまい、微笑み亭に来た時にはちょうどシークとアニーが出て行くところだった。まったく、こんなに早く出なくてもいいのにな、「おいっ!シークとアニー、なにもそんなに急いで出て行くことは無いだろう。もう少しゆっくりしていけよ。」とりあえず、微笑み亭の中に引き入れて飲み物を注文し座らせる■「で、結局どっちに向かう事に決めたんだ?必要なものは全部用意したか?それより・・・・・・・・」■「・・・・そこで、選別なんだけど・・・(かちゃっ)アニーには・・・この俺が今まで使っていたダガーと盾をあげよう。たいして使ってないから本物と変わらないし、軽い作りだから簡単に振り回せるし、護身用ぐらいにはなるだろう。まぁ、シークがいれば大丈夫だと思うけど、いざと言う時にね♪で、シークには、この・・・マントをあげよう。アニーを守る時に役立つと思うぞ。スカーフじゃ庇いきれないだろうし♪それから、今度会うときは2人の成長が楽しみだな。期待してるぞ」


打算と仮面と情緒がいっぱい
11/8/”陸鯱”ミラ・サーチは語る

微笑み亭の入り口で男女ふたりの冒険者とすれ違った。男のほうにはどこか、見覚えのあるような気がする。彼らはここから旅立つらしい。別れを惜しむ仲間だったらしい奴等。これから先、また会えるかもしれない・・会えないかもしれない。そんな感傷が彼らを支配しているのだろう。秋の空は清んで雲は高い。・・・なんてのを見に来たわけじゃない。■あたしはすれ違うだけで、微笑み亭の中へと足を進める。顔を動かすとお目当ての人物、黒衣の少女が目に入った。にっこりと微笑み、彼女=アーツェル・ハインの横に立った。■「お邪魔してよろしいかしら?」優雅に微笑んだまま、ハインの返答を待たず、席に就き、お茶のセットを注文した。■軽く、ミルクティーを口に含む。今のあたしは学院の礼服姿。灰色の衿立て服に長袖のスカート・・・どっから見ても良家の淑女風である。席には他の奴も就いていた。その中には見知ったぐららんもいる・・が、あたしは一瞥もせずにハインに話し掛けた。■「貴方が気にかけてらした学者さんの事が少々分かりましたの。」「お時間、頂けますかしら?」無理矢理押しかけといてあたしもよく言う・・ま、ただ情報だし、あの半妖精さんがわざわざ化けてたこのお嬢ちゃんと仲良くしといても損はないだろうよ。ふふ。


新たなる道を進む人へ。
11/8/“店番の”ブランセ(NPC)は語る

■行き来する人たち、店によって買い物をする人たち。これから旅立っていく人たちもいる。もちろん冒険者として、そしてふつうの旅人として…… 初めて見たときとさっき剣をカウンターに置いて旅立っていった彼の顔は、全然違うものだった。父さんはいつもこんな風にみんなを送り出していったんだろうか。彼の仲間も友人の旅立ちに別れを告げに来ていたようだ。彼の残したものは、お店の見えるところに飾っておこう。また会うときまで。■あれから1人、冒険者が貼り紙に興味を示した。若い男のハーフエルフなんだけど、身につけているものから察するに戦士だとみた。彼の名前も貼り紙に書き加えておこう。これでメンバーは決まりかな? ■ちらほらとその人たちを見つけてはメンバーが決まったことを告げていたんだけど、今から馬の調達をして来なきゃ。明日みんなには朝早く出発してもらうためにもね。


別れる時に歌うのは
11/8/ペッポは語る

ああ、間に合わなかった〜。■せっかく見送りに来ようと思ったのに。ま、いいや。こうなったら派手に別れの曲でも吹いてみよう。もちろん呪歌の効果なしでね♪■そうしてぼくはラッパを取り出すと、陽気な曲を吹き始めた。別れる時に沈んだ曲なんてぼくには似合わないもんね♪


僕以外みんな女の子!?
11/8/セイン・ノーマは語る

昨日引き受けた依頼(あぁ、なんていい響きだろう…)について、詳しい内容や同行する他の冒険者の人たちのことを聞こうと思い、今日も僕は『リュキアンの微笑み』亭にやって来た。■昨日すっかり気に入ってしまった紅茶と焼き菓子を注文すると、早速ブランセくんに聞いてみる。「依頼についての話はまだ聞けないのかな?あと、他にはどんな人が引き受けたのか聞いていいかい?」■聞くところによると、マーザックさんという人の農場に出没し、作物を食い荒らす昆虫のような怪物を退治して欲しい…ということらしい。ただの害虫なら農場の人もわざわざ冒険者を雇ったりはしないだろう…油断しない方が良さそうだ…■一方、同行者の方は…大柄で野性的な女性となにやら話している少女…全身黒で統一した装束で、やたらと老成した雰囲気が漂っている、魔術師の人かな?…が一人目、僕より少し年上らしい女性…学者さんでエルフに興味があるらしい…が二人目、彼女に朗らかに話しかけているグラスランナーの少女…彼女の種族も外見で年齢の判断が付かないので、もしかしたらずっと年上かもしれない…で三人目■『エルフの人と友達になりたいの?こいつじゃダメ?半分エルフだけよ?半分じゃダメ?』………半分って僕のことなの?…なんというか…物怖じしない人だなぁ…■「僕じゃ…その…お役に立てないと思いますよ?」チェンジリングだし…最後の一言は飲み込む。初対面の人にする話じゃないだろう…■最後の一人は…ええっ!?この人も女の子…かな?青い髪のきれいな…あっ、違う!?ごめんなさい、どうやらこの人は男性だったらしい。僕以外皆さん女性なのかと思って、ちょっとびっくりしてしまった。それでも5人中3人だとは…冒険者には女性も多いとは聞いていたけど…■黒衣の少女…ハインさんというらしい…は別格みたいだけど、他の人はみんなどちらかというと僕と同じ新米の冒険者のようだ。なんだか少し安心したが、どうやら専業の戦士は僕一人らしい…これは気を引き締めてかからないと…


よくあること
11/8/ラファール・エクレールは語る

ルーエルさんの「ぱーっと飲みにいかない?」という提案に、思わず苦笑を浮かべてしまった。恥ずかしながら、僕はお酒を飲んだことがない。あ、隣のハーフエルフの方も、苦笑気味だ。僕らへの配慮で、とりあえず自己紹介はここですることになった。■志願者は5人らしい。各々自己紹介をする。■僕と一緒に苦笑を浮かべたハーフエルフの方は、セインさんと名乗った。僕の髪を誉めてくれて、あれ?っと思っていると、「男性は僕一人隣ですか」とセインさんが言った。それを聞いてルーエルさんが笑い出した。「あの、僕一応男です…。」こんなことは以前にも何度もあったし、僕も気にしていない。先生も、「女性に間違われたことで必要以上に傷つくということは、ある意味女性差別的な要素を孕むことになる。」って言ってたっけ。■静かに紅茶をすすっているのは、ハインさんだ。漆黒の装束に、黒髪をたらしている。瞳の奥に言い知れぬ何かが宿っているように思えるのは気のせいかな。■自らを研究者と称する女性、エスクティーナさんは、好奇心、探究心の塊みたいな人で、明日の研究対象に思いを馳せてるようだった。■自己紹介も終わったところで、あらためて飲みにいこうという提案がなされた。僕、どうなるんだろう…。「みなさん、あの、仕事に差し支えない程度に…。」


一時の休憩・・・・
11/9/ティステスは語る

「シークさん行っちゃたな・・・・。」私は紅茶を飲みながら思っていた。「ずっと無事ならばいいけど・・・まあ彼なら大丈夫だよね。」■「けど久々だな、こうやってゆっくりお茶飲むの・・・。」私はお茶を飲見ながら思っていた。「はぁ、この後どうしようかな・・・・。」私はそうつぶやいていた・・・・。


手紙を書こう
11/9/ジェダ=グローエンは語る

■前の冒険を終えてから暇だ。本当なら、この平穏な一日を送れる事をチャ・ザに感謝しなきゃあならないんだが、今は何かしたい気分だし。■そだ、親父達に手紙を書こう。ちっとも、連絡取ってなかったし。本当に、手短な「ジェダは元気に暮らしてます。」というような簡潔な文章を書き、手紙に金貨を一枚同封した。確か、リファール近郊までは銀貨10枚だね。安いもんだ…そうそう、来た当時は食費にさえ困る生活してたんだ、懐かしいよな。■さて、用事も済ませたし、ゆっくりとここで寛ごうかな。何か仕事が入るかも知れないし。


近くにいて遠いもの
11/9/“店番の”ブランセ(NPC)は語る

■朝早く、冒険者たちがマーザック農園へ向かったのを見たあと、しばらくは他の街へ運ばれる荷物の整理をしていた。そしたら、ジェダさんが手紙を届けてほしいって持ってきた。そうか、この近くの村に住んでる人へ宛てた手紙なんだ。でも自分で行かないなんて……よほど会うのが照れくさい人へなんだろうか。■テーブルで紅茶を飲みながら、ティステスさんがため息をついていた。背中に寂しそうなものを見たのは僕の気のせいだったんだろうか。


久々に・・・
11/11/ティステスは語る

「今日は何しようかな・・・?」私は考えていた。「ゆっくりしてるのもいいけど、なにかもったいない気もするな・・・。」お茶を飲みながらそう思っていた。■「久々にリュートでもい弾いてみようかな・・・?」私はそう思うと傍らからリュートを取り出した・・・。


故郷への手紙
11/11/シルフェス=ローレライは語る

●さてと・・手紙に昨日買った組み紐を添えて・・うん、これでいいかな?●「ラマーニさん、この手紙、配達の方、お願いできますか?えっと、場所はタラントの郊外の・・ええ、地図でいうと・・こっちの方です。そんなに辺境じゃないですよ。はい、郊外に出てすぐの場所です。そこのローレライ商店ってとこへ・・はい、母宛てです。よろしくおねがいします。」●ふぅ、ま、安心してもらえればいいけど・・ん?あれ?あっちで演奏でも始めるのかな?じゃあ、ここで少し聴いて行こう。うん、紅茶でも飲みながら・・ね。


何か面白い話でも・・・
11/12/ティステスは語る

今日も私は微笑み亭に来ていた。べつだんやる事もなかったからだ。「・・・・ふぅ・・・・。今日も何も変わった事がなくて・・・。」そう言って私は周りを見回した。「そう言えば結構私が来てない間に結構人が変わったなここも・・・。」そう思った私はブランセに注文する事にした。■しばらくすると注文したものが来た。「ありがとうございますブランセさん。」そう言って私は頼んでおいた紅茶セットに手をつけた。「やっぱりここの紅茶は美味しいですね・・・。」そう言って私はブランセに何か面白い話でもないか聞いてみようかと思っていた・・・・。


「マーザック農園の虫退治」報告!
11/12/ルーエルは語る

ただいまー!わたしは勢いよく店内に入った。ちょっとしか離れてなかったのに、何だかひどくなつかしい。わたしはブランセ君に紅茶を頼むと、農園の事件のことを彼に話し始めた。■農園を荒らしてたのはでっかいオケラだったよ。地面が揺れてるから、つっついてみたら3匹も飛び出てきたの!倒そうと思って身構えたんだけどね、オケラさんから感情が流れ込んできてさ。…いや、なんか、うまく言えないんだけど、恐怖とか嫌悪の感情がわたしたち以外にも向けられているって感じで…。ほら、わたしたちって、虫たちと意志が通じ合えるじゃない。それで攻撃しようとするみんなを止めて、事情を聞いてみたの。そしたら、今までいた住処に変な植物が来たからこっちまで移動してきたらしくって。その植物をたおせば、オケラももとの住処に戻れて農園も荒らされないじゃない?で、わたしはオケラさんたちにそいつを倒すことを約束したの。■そうそう、実は、農園についたら、マーザック氏が行方不明になってたのよ。それを奥さんからきいたとき、探しに飛び出そうとしたんだけど、ラファールに「夜は危険ですよ」とかなんとかって、いさめられちゃってね。翌日、農園の道の途中にできた裂け目に落ちてるマーザックさんを発見したよ。わたしが崖の下まで降りてって、ロープをマーザックさんにくくりつけて、上から引き上げてもらった。頭ケガして、衰弱してて、ああ、あのときわたしおろおろして何もできなかったなあ。ハインさんやラファールが介抱してたけど。■で、マーザックさんいわく、クリーピング・ツリーにやられたって。オケラのすみかに来たやつもそいつ。近づくまで本物の木と区別つかなかったなあ。わたしが記憶してるやつより、ひとまわり大きかったし。もっちろん、倒したわよ。わたしはかすり傷しか負わせられなかったけどね、ハインさんの援護や、セイン君の活躍があったから。ラファールはあんまり役にたてなかった、って落ち込んでたな。そんなことないのに。■ほんとはもっと、面白いエピソードがあるんだけど、わたし、盗賊ギルドに行って今回のこと報告に行かなきゃいけないから、もう行くね!今夜は打ち上げもするし♪ほかのメンバーからも話、きいてみてよ。また明日、ほかのことも話すね。迷子になったこととか、セインくんが木の実を頭から被ったこととかね。あ、初めて馬に乗ったときのこととかね!楽しかったよ、今度の冒険!わたし、今回の仲間、みんな好きだなあ。■じゃ、そろそろ行くね。お茶、ごちそうさま!


苦笑いを隠して/マーザック農園の虫退治
11/12/“黒影の闘衣”アーヅェルハイン(ハイン)は語る

■「・・・元気が良いですね」ルーエル嬢の背中を見送り、紅茶を飲み干す。危険はさして無かったが、一仕事終えた実感は心地良いものだ。「さて、私からは実務レベルの報告でも」■「農園の被害ですが、巨大オケラの出現原因となっていた怪物樹──ある種のキノコの効用で、多少巨大化していましたが──を倒しましたので、拡大する事は無いでしょう。任務達成ですね。今回の決算は一人1500ガメル。それと、使っていなければ薬草が少々。食糧は支給でしたから、結構良い稼ぎになりました」■「さて、仔細を語るのは、まだ語りたそうな人に任せましょうか」そんな逃げに走った理由は1つ。ファイアボールの不発である。如何に苦手とは言え、まさか発動すらせんとは・・・やはり修練が足りぬのか。■だが、苦笑いは面に出すまい。「昨日帰った時には深夜でしたからね。打ち上げは今日の予定なのですが、清流亭で小宴会は予約無しでできましたっけ?」そう、今日は打ち上げなのだ。何ヵ月振りだろう? 仲間と祝杯など上げるのは。■・・・今日の酒は、酔える気がする。ふと、そんな事を思った。


おかえりなさい
11/12/“店番の”ブランセは語る

■ティステスさんがちょくちょく顔を見せている。今は仕事が終わってのんびりしているんだろうか。「何かおもしろい話は……」って聞かれたんだけど、特に冒険のネタになるような話はないかな。■マーザック農園に行っていた人たちが戻ってきた。どうやらいろんなことがあったらしい。他の人は別の場所に用事があって来られないらしく、ルーエルさんが簡単にだけどんなことがあったのかを教えてくれた。詳しい話はまたみんなでゆっくり教えてくれるみたいだ。■昨日渡されたシルフェスさんの手紙はオーファンの方へ向かうっていう冒険者たちに渡した。タラントに着くのっていつになるんだっけ? ●手紙っていえば、ジェダさんの手紙の方は相手にもう着いてるはずだ。返事がもし来たら、ジェダさんに届けないといけないなぁ。


傭兵と冒険者と…
11/12/セイン・ノーマは語る

マーザックさんの所で何度も頭を洗わせてもらったのに、まだ甘ったるい匂いが残ってる気がする…あの事はもう記憶の底に沈めてしまおう。■僕の冒険者としての初仕事は、概ね成功であったと言える。当所の予定よりずっと多い報酬をもらったし、大きな怪我もなく無事問題を解決できた。でも、確かに上出来と言える結果かもしれないけれど、同時に僕自身の問題点が明らかになった気もする。■行きの道は実に気楽なものだった。傭兵時代に詰め込まれた馬車なんかよりずっと快適だったし、今回一緒に行ったメンバーともいくらか打ち解けることができた。…何故かハインさんから威圧感のようなものを感じることはあったけど(本当になぜだろう?)、冒険に向かうとは思えないほど終始和やかな道中だった。■そんな事が気のゆるみを生んでいたのかもしれない。行方不明になっていたマーザックさんを探し出し、虫達が農場に現われた元凶がクリーピングツリーだと聞き出した僕たちは怪物に戦いを挑んだ。当然の成り行き。でも、奴と戦っている時、僕は冒険者と傭兵の違いを思い知ることになった。その日調子のよかった僕は一人突出して怪物と戦った。おもしろいように攻撃は当たり、怪物の動きははっきりと見え、万が一にも負ける気はしなかった。慢心した僕が周囲への気配りを忘れ、怪物へ止めの一撃を放とうとした時、ラファールさんの苦鳴が聞こえたんだ…■完全に僕のミスだった。戦士の役割は、敵を倒すことと同時に後衛の味方を守ること。そんな当たり前のことにも気づかずに、傭兵時代と同じようにただ敵を倒すことだけに集中してしまった。幸いラファールさんはたいした怪我じゃなかったけれど、もしかしたら大怪我する(悪くすれば死ぬ事だってある)かもしれなかったんだ。■ラファールさんは自分が戦えなかったから…って言っていたけど、戦士である僕の責任なのは間違い無い。その日はせっかく事件を解決したのに、僕もラファールさんもなんだか落ち込んでしまって、周りの人達に気を使わせてしまった。自分で言うのもなんだけど、思い悩まない質の僕は次の日にはもう立ち直って、みんなに謝ってすっきりしてしまったんだけど、ラファールさんはまだ立ち直れていないみたいで、ちょっと心配だ。■「くよくよしててもはじまらない、次はこんなへまをしないように頑張るぞ!」僕は一人つぶやいて自分に活を入れると、打ち上げをする清流亭に向かうことにした。僕ってお酒が入ったら寝ちゃうからちょっと心配だけど…なんとかなるさ。


「まーざっく農園の虫退治(回想)」
11/13/エスクティーナは語る

「う〜ん。体がだるいですの。」昨日、清流亭での打ち上げでちょっとはしゃぎすぎたみたいですの。無事に帰ってきたのだから、仕方ないですの。他のみんなもうれしそうでしたの。ハインさんの紅茶が飲めなかってのは、残念でしたけれど。あっ!微笑み亭に報告に行きますの。■今回の原因は、成長をうながすきのこを食した「クリーピング・ツリー/オケラ」の巨大化が原因でしたの。きのこは、すでに食べ尽くされており、現状では今後このようなことは、起こらないと思われます。■これでいいですの。参考として、学院に提出した報告書の写しを添えますの。


農園の虫退治報告の続き
11/13/ルーエルは語る

おっはよーん!わたしは今日も元気にブランセ君にあいさつした。昨晩は宴会で朝方まで盛り上がった。楽しかった〜!あんだけ飲んでも気分爽快である。盗賊たるもの、お酒につぶれちゃいけないもんね♪ウワバミと呼んでくれ。■わたしは昨日と同じように紅茶とお菓子を頼み、ブランセくんに昨日の続きを話し始めた。■どこまで話したっけ?あ、ハインさんの馬に乗せてもらったこと、言ってなかったね。わたし、ちっこいから乗馬ってできないの。ミラルゴ出身だけどね、グラスランナーなんてそんなもんよ。でもさー、いっぺん乗ってみたかったのー。そしたらハインさん、かっこいい黒馬に乗ってるんだもん!思わず「乗せて乗せて!」って駄々こねちゃった。馬の背中の上から見る景色って、あんなのなのねーっ。ずーっとはしゃいでたよ。え?そんなにはしゃいでおっこちなかったのかって?わたしがそんなおバカなこと、するわけないでしょ♪■…あ、「おバカなこと」で思い出した。セインくんが頭から木の実をかぶった話、聞いた?聞いてない?森の中を探索してるときに、わたしの頭の上に木の実が直撃しそうになったのよ。それに気づいたセインくんが、「ルーエルさん、あぶない!」ってわたしを突き飛ばそうとしてたんだけど、わたし、ひょいってよけちゃってね、セイン君の頭に直撃よ。大笑いしちゃった!でも、セインくん、いいひとよねー■いつのまにか紅茶が冷たくなっていた。わたしはぐいっとのみほすと、ブランセくんに言った。「おかわり!」


in the teacup
11/13/ラファール・エクレールは語る

ふぅ…。思わず海の底に届くくらい、深いため息がこぼれる。あのときのことを思い出すと、自分のふがいなさ、無力さに憤りすら感じる。今まで先生に頼りすぎて、この世界のことを甘くみてたのかもしれない。僕はもっと心身ともに強くならなくちゃならない。■あの冒険は、たぶん僕にとっていい経験になったと思う。ただ、あまりにも苦い経験だ。もし、みんながいなくて、あの程度の仕事でなければ、命を落としていた危険性すらある。みんなにも迷惑をかけてしまった。足がすくんでしまうのでは、「冒険者」と名乗るのもおこがましい。報酬は辞退したけど、マーザックさんがどうしてもと言ってくださったので、半分だけいただいた。■でも、あの冒険で手に入れたものは、そんな重苦しいものだけじゃなかった。マーザック夫妻は、こんな僕を暖かく包んでくれたし、セインさんは初めて立った戦場の話をしてくれたし、エクスティーナさんも、いろんなレポートを見せてくれたし、ハインさんも、言葉数こそ少なかったけど、いろいろ気にかけてもらったし。そして、なんといってもルーエルさんがいつも傍にいてくれたことが、僕の救いとなった。みんな、ほんとうにありがとう!仲間って…いいな。まだ一人になると、いろいろ考えちゃうけど、もう僕は大丈夫だ。■お酒は、そんなに飲めなかったので、みんなの顔ばかり見たけど、それでも楽しかった。みんな朝まで飲むなんてすごい。僕はいつのまにか寝ちゃったみたいだ。■いつのまにか、僕の前にはティーカップがあり、紅茶が注がれていた。きっとブランセさんの配慮だ。ブランセさんに軽く会釈すると、微笑みでこたえてくれた。紅茶に僕の影が写る。僕にはその影が少し笑っているように見えた。


新米戦士の心得
11/13/セイン・ノーマは語る

ラファールさんの元気がない。ゆうべの宴会では、僕より早く寝入ってしまっていたけど、そこでもあまり元気とは言い難かった。例の怪物との戦いで足がすくんでしまったことを気にしているみたいだけど、そんなことは戦士なら誰もが通る儀式みたいなものなのに…■最初から勇敢に戦える戦士なんてまずいない。僕だって初めての戦場では足がふるえて使いものにならなかった。初陣の時には精神を昂揚させる麻薬を使うことだってある。そんなことを話したら少しだけ笑顔を見せてくれた。早く元気になって欲しい。■「ブランセ君、紅茶と焼き菓子のお金ここにおいとくよ」そういい残すと僕は立ち上がった。名残惜しいけど僕もそろそろ行かなきゃ。またいつか一緒に冒険できたら良いな…そんなことを思いながら僕は『リュキアンの微笑み』亭を後にした。


重すぎるそれに仮面は軋む
11/14/“黒影の闘衣”アーヅェルハイン(ハイン)は語る

■「出掛ける前にお茶を頂いて行こうと思いましてね」待たせたディアボロスの背には、旅の荷物を積んである。「ミルダールさんには、暫く開けると言って来ました。レッドとグリーンの旅行食を1セットずつ頂けますか? 他の物は揃えたのですがね。一度美味しい食事に慣れると、味気ない保存食で過ごす自信が無くなってしまって」■・・・実際、私の魔法実験はそこそこ危険な物だ。特に今回テストしたい魔術群は、未だ充分に理解しきれていない。暴発はまず無いとは思うが・・・腕が上がった分、選択肢は以前より増えている。過信が過ちを招いてからでは遅いのだ。ましてや私は諺学者。『後の祭り』の一例とされては敵わない。■冗談めかして言いつつ、私の手は何時もより鈍かった。とうにカップを干しているはずが、まだ一口啜っただけだった。■奇妙に伸し掛かる重さ。素焼きのカップを取り上げ、紅の波紋に視線を落す。何故だろう? 『何時頃には戻って来ます』と、ただそれだけの事を言えないのは・・・。



11/15/“店番の”ブランセ(NPC)は語る

■昨日は一昨日の話の続きを聞くのに終始してしまった。みんなの話し方がうまかったからかな。あの一件をきっかけに何人かが仲間になることを決めたみたいだ。■そして、今日アーヅェルハインさんが食料を買いに来た。しばらく旅に出るのだろうか……? 爺さんが珍しく顔を出して彼女に一言二言挨拶をしていた。自分の弟子でもないのに、別れの挨拶なんかしなくてもいいだろうに……


ちょっと、さみしい…
11/15/ルーエルは語る

めずらしく、お昼ごろに顔を出した。サンドイッチを頼んでほおづえをつく。■あの冒険が終わってから、なんだか物足りない。やっぱわたし、ああいうのが性に合ってるみたいだなあ。テーブルの下で足をぶらぶらさせながら、改めてパーティーを組んだ仲間たちの事を考えた。首に下げた鈴をつまみあげる。『音色(いろ)をかさねる者たち』。それがわたしとラファールとエスクティーナの3人のパーティー名である。この鈴は、仲間のしるしなんだ。わたしは鈴を振った。澄んだ音がする。いまごろ、ほかのふたりのかたわらで、同じ音が鳴ってるんだろうか。いつのまにかわたしがリーダーだ、っていう雰囲気になっちゃってたからリーダーの役目を引き受けたんだけど。ホントにわたしでいいのかなあ。今までひとりだったから気になんなかったけど、パーティーを組むってことはいろんな責任と役割を果たさなきゃいけないってことなんだよね…。でもまあ、みんなといた方が楽しいし!だーいじょうぶ!なんとかなるって!わたしはそう思う事にして、とりあえずサンドイッチをほおばった。


俺のフルートはただじゃあない
11/15/アランは語る

たどり着いたばかりのリファール、一番はじめに見つけたこの店。「よぅ、この店はイイカンジだな。」カウンターに挨拶しておく。「取り敢えず飯をくれ…そうだな大盛りでたのむぜ。」■飯を食ったら、さぁ仕事だ。俺はフルートを取り出し、指をすべらせる。でも、俺はこんな店で、無償で演奏してやるほど慈善家じゃあない。さぁ、お客を待とうか…。ラーダよ、願わくば恋歌なんぞを頼むヤツじゃない事を。…ああ、恋歌なんぞは絶対にもう演奏しないさ。俺は誰かのことを思いながら、服の下に下げた聖印を強く握った。


旅立ち?
11/15/ゼレスは語る

 長年勤めていた店をリストラされ、一気に無職となった俺は、最近はこの店で食事をとることにしている。 とりあえずこの街を離れるきっかけが欲しいので、店員や旅行者などにいろいろと話しかけてみる。 今のところまだ蓄えが残っているので、焦る必要はないのだが、いつまでもここにとどまっていたくはない。 あ〜、早く俺の”旅立ちの時”がこないだろうか。


おや?おじさんがふたり…
11/16/ルーエルは語る

昨日、人間のおじさんがふたり来た。かねがね、人間の、ちょっと年取った男ってステキだなあ、と思っていたわたしはさっそく話しかけてみた♪■わたしが物思いにふけっていると、一人目のおじさんがフルートを取り出した。…バードかな…?わたしはいすから飛び降りると、側に立てかけてあったわたしのリュートを手にとって、彼のもとへと走って行った。「こんにっちは!わたし、ルーエルっていいます♪突然ですけど、一曲わたしと演奏していただけません?」■もうひとりのおじさんの方は、向こうから話かけてくれた。どうやら旅立ちがしたくてうずうずしてるようだ。その気持ち、わかるけどなあ。そうそう冒険って、転がってないもんねえ。「元気出してよ、おじさん」■このふたり、仲間になってくれないかなあ…。もうちょっと仲良くなったら、話を切り出してみようか…


今日も地道に
11/16/アランは語る

昨日はグラスランナーなんかにのせられちまった。でも、演奏したのは良いが、実入りはほとんど無かった。(今日もめげずに地道に稼ぐか…。)そう思って入った昨日と同じこの店。入るなり、俺は「またいやがった…。」思わずそうもらしちまった。アイツ、たしかルーエルって言ったかな。今日はのせられねぇぞ。俺はルーエルにずかずかと大股で近づいて、がしっと肩を掴んで言ってやった。「…さぁ、一曲やるぜ。」今日はこっちからのせてやるのさ。にやりと笑って俺はフルートに唇をよせた。


壮年の冒険者
11/16/“店番の”ブランセ(NPC)は語る

■昨日は珍しいお客があった。一人は今日も来ている、吟遊詩人だっていうアランさん。店に入ってきたときの雰囲気は“船頭”プレバイルさんに似ていたんだけど、テーブルについて吹いていた笛の音は、澄んだ音で流れていた。もう一人は、ゼレスさんっていう名前だったと思う。確か、どこかの店で似たような顔を見た気がしたんだけど、どこだっけかなぁ。どこが珍しいかっていうと、どっちもボクよりかなり年上だったんだ。■さっきまでほおづえをついていたと思っていたルーエルさんにそのアランさんが近づいていった。何か始まるみたいだ。興味がわいた僕はつい店の前に出てしまった。


やっと・・・ついた
11/16/クレーベは語る

 船着き場に着いたぼくは、その場に「くにゃん」とへたり込んだ。気分が悪い。吐き気がする。頭もくらくら。これだから船は嫌いなんだ。■他の乗客が心配して声をかけてくれる。ええ、大丈夫です。すぐに良くなりますから。一人の少年(僕と同い年ぐらい)が肩を貸してくれた。え、すぐそこに「リュキアンの微笑み」亭ってのがあるから、そこで休ませてくれるって?ありがとう。きみの名前は?そう、ブランセっていうのか。僕はクレーベ。クレーベ・クロード・・・そこまで言って、僕の視界は急激に暗くなった。


jam session
11/16/ラファール・エクレールは語る

店に入ると、フルートの澄んだ音色が店内に響いていた。ふと見ると、壮年の男の人が、フルートを奏でている。そのすぐ傍には、ルーエルさんが頬杖をついて、足をブラブラさせながら、その演奏を聞いていた。■なんだか声をかけるのは、演奏をだいなしにしてしまいそうだったので、しばらく、ただたたずんでいたけど、聞いているうちにそのメロディラインがわかってきたので、失礼ながら、提琴を合わせてみた。■壮年の男の人は、演奏しながらちらっとこっちを見て会釈してくれたので、こちらもそれに返す。ルーエルさんもこちらに気づいたみたいだ。■すみません、勝手に加わってしまって。僕ですか?ラファールと申します。以後お見知り置きを。■なんで「僕」っていったとき、頭の上に「?」を浮かべるんだろう??不思議だ。


情緒溢れる微笑み亭
11/16/エフォル・ルシェンは語る

■ふと、微笑み亭へと足を運んでみた。すると、いつぞや見た・・・二日酔いで苦しんでいた頃なのでよく覚えてないけど・・・人達と、今日ここリファールに来たばかりみたいな人がいた。■グラスランナーと男は一緒になって曲を奏でている。うん、いい音色だ。僕の腕で参加したら音が濁るかもしれないけど・・・一緒にひきたい気分だ。■曲が終わったので拍手で彼等を出迎えた。二人と、後ろで聞いてたラファールさんに紅茶をご馳走して話しこむ。その後ろでは、ブランセが絞った手拭を額にのせて寝こんでいる男もいたけど・・・。まぁ、そんなこんなで彼等と談笑して日は過ぎたんだ。


おじさまとわたし
11/17/ルーエルは語る

なんだか最近、アランおじさまと演奏するのが日課となっている。昨日はついうっかり乗せられちゃって、1曲、2曲って…。今日はおじさま、来るかなあ。今日はわたしの故郷、ミラルゴの歌を歌おうと思う。グラスランナーの男の子と人間の女の子との、恋とも言えないような物語。ん?おじさま、恋歌嫌いだっけか?ま、東方語だから、わかんないよね。独特の旋律に、おじさま、ついてこれるかな?■昨日は人がいっぱい来たなあ。前に二日酔いでうなってた人もいた。ニタリと笑って手を振った。盗賊仲間だもん♪もうひとり、クレーベさんとかいう人が来た。…というか、運ばれてきた。お店の前で倒れたらしい。あいさつしそこねてしまった。若くて、かわいらしい顔をしていた。わたしはラファールの方を振り返ってニタリと笑った。「わたしって、女の子みたいな人間の男に縁があるのかしらね!」


将来の英雄候補達と
11/17/ジェダ=グローエンは語る

■またこの、微笑み亭に来ていた。手紙は、無事に届いているかな?■酒場を見ると駆け出し風の新顔がちらほらと見受けられる。(自分もベテランから見ればまだまだだけど)彼らに声をかけてみよう。冒険へ出る動機などを聞いて初心に帰るというのも良さそうだ。「おーい、そこの若いの。一杯おごらせてくれよ。…その様子だと、最近この辺に来たのかい?」


人が集えば・・・
11/17/“店番の”ブランセ(NPC)は語る

■クレーベっていったっけ? 昨日の男はどうしてるかな。いきなり僕の前で倒れたから看病してやったけど、近くにいた人に頼んで、市場に走って薬草をもらってきてもらったり、忙しかったな。夜は宿屋に運んで寝かせさせたんだけど。何であんなに弱ってたんだ? ■ジェダさんが顔を出した。手紙は無事に届けましたよ。そう言ったら、満足そうな顔をしてた。さあ、今日はルーエルさんはどんな詩を披露してくれるんだろう。最近店の前が活気づいてるんだ。


どきどき、そわそわ・・・
11/17/クレーベは語る

 昨日はさんざんだった・・・船に酔った僕は、桟橋近くでへたり込んでしまった。挙げ句の果てに、他人の世話にまでなっておきながら、お礼を言うこともできなかった。親切に宿屋にまで運んでもらったのに・・・■宿屋の主人に「リキュアンの微笑み」亭の場所を聞いた。ここからちょっと離れているけど、お礼だけでも言わなくちゃ・・・それから友達になってくれるように頼んでみようか、としもちかそうだし・・・■でも、もしかしたら「いきなりへたり込んだ変な奴」と、思われているかも知れない。ま、まちがっていないけど・・・■ブランセ君はいるかな・・・店に入ってすぐにブランセ君を見つけた。昨日はどうもありがとう。それから・・・僕と友達になってくれないかな?たったこれだけのことを言うのに、今日の僕はどきどきそわそわ・・・


今の俺にはうたえねぇ
11/17/アランは語る

ルーエルにラファール、それにエフォル…。昨日はにぎやかだった。あれだけ楽器が揃えば、実入りはさすがに良かった。その実入りで、中古だけどちっとイイカンジのフルートと、安モンのマンドリンまでつい買っちまった。フルートも好きだが、やっぱり弾きながら歌うのも良いモンだからな。…でも、路銀がやばくなった。『一攫千金』…ふとそんな言葉が頭をよぎちまった。■ルーエルは今日もいるみてえだな。ほうほう、お前の国の曲か?このメロディ、…イイカンジじゃねえか。歌詞は…東方語、しかも恋歌かよ?ルーエルめ、俺が東方語わからねぇと思ってやがるんだな。「恋歌はごめんだ。お前一人でやってくれ。」少し冷たいようだが、恋歌は大ッ嫌いだ。少なくとも今の俺にゃあ歌えない。


今日も平和に
11/17/エフォル・ルシェンは語る

■あいもかわらずお茶を飲みに来てみたらルーエルさんやアランさん(昨日名前を知ったんだ)それにジェダ達がいたんだ。ついでに昨日ぐったりとした人も。■改めて自己紹介すると、彼はクレーベと名乗ってくれたよ。■ルーエルさんが今日も何かを弾くらしい・・・。聞いてると、どうも東方の恋歌みたいだ・・・ったけど、嫌いなのかな?アランさんが止めてしまった。なんとなく辛そうに見えるんだけど・・・大丈夫かな?■まぁ、止めた事で喧嘩にならないとは思うけど・・・この場を和ませるために一曲・・・心が温まる曲を弾いてみた。


冒険の理由
11/18/クレーベは語る

 やあブランセ君、とりあえずお茶セットをひとつ頼もうかな。え、この焼き菓子はきみが作ったのかい?すごいなあ。■お茶セットを昼食の代わりにしていると、冒険者らしき女の方が相席を頼んできた。ええ、僕は構いませんよ。え?船酔いしていた男の子かって?恥ずかしながら、その通りです。良かったら、冒険に出た理由を聞かせてくれないかって?いいですよ。隠すようなことでもないし。■僕のおじいさんは学者さんでした。それで僕も学者の道を目指したんですよ。冒険の理由としては「いろんなことを実際に自分の目で見てみたい」というところでしょうか。「何事も、己の眼(まなこ)で確かめよ」てね、僕のおじいさんがよく言ってました。


温泉に行きたい…
11/18/ルーエルは語る

昨日、恋歌に案の定、おじさまが気を悪くしたみたい。東方語がわかるみたいだった。にゅう。ごめんなさい。エフォルさんがフォローしてくれたけど…■今日はこないだのクレーベくんとかいう子に話しかけてみた。ほうほう、自分のまなこでねえ。■わたしは考えた。やっぱ、初めて冒険をしたときの高揚が忘れられない。ここにたむろしてるのも楽しいけど、ちょいと冒険者らしいこともしたい。■…というわけで、わたしはテーブルの上に乗っかって(ブランセ君ごめんなさい)、こう声を張り上げた。「郊外の温泉にわたし、行こうと思ってるんだけど、誰か一緒に行かない?」


温泉・・・ねえ
11/18/<大斧使い>バールは語る

「郊外の温泉にわたし、行こうと思ってるんだけど、誰か一緒に行かない?」■小さな女の子、いや、グラスランナーか、がテーブルの上で言っているのを聞いた。温泉かぁ、たまにはそう言う所で骨休めも良いかねえ。後から声をかけてみようかね。■「やあ、ブランセ君、お久し振り。ちょっと旅に出ててねえ。あ、そうそう、その間にこれの扱いを思い出してねえ。ひとつ聞いてくれないかなあ。」俺はそう言って子供用のリュ−トを取り出した。周りは胡散臭げな目で俺を見ている。楽器が子供用なのが妙なのか、それとも俺みたいなのが楽器を弾くのが可笑しいのか。ま、いいや。慣れてるし(ぐっすん)。俺は曲を奏で始めた。柔らかい、優しい曲だった。


またですの!!
11/18/エスクティーナは語る

微笑み亭でルーエルさんが、またテーブルの上にのっているのを見つけましたの。「温泉に行きたいです?」まあ、温泉は、いいと思いますけど、テーブルの上に乗るのは、何とかして欲しいですの。ブランセくんが呆れていますの。そうそう、ルーエル嬢専用のお立ち台を作ってもらいますの。(とりあえず、費用は出しますの。)


一攫千金…は無理でもよ
11/18/アランは語る

店先では小さな楽器をもったヤツがいた。俺はしばらく眺めてみた。「今日の演奏はあいつが主役だな。」そう思った。そして、今日の俺はと言えば、演奏しに来た訳じゃあない。俺は大男にかるく拍手を送って、店の中に入った。■俺はカウンターに向かって声をかけた。「なぁ、いい仕事ってあるか?できるだけ金になる方がいい。」『一攫千金』は無理でも、詩のネタになるような仕事がしたい。いつまでも、この店で歌ってるわけにはいかねえからな…。服の下に下げたラーダの聖印も、きっと『ここにいろ』とは言わねぇはずだ。


甘い誘惑
11/18/エフォル・ルシェンは語る

■ギルドで訛った体を引き締めた後、今日も微笑み亭へとよってみた。店内にはすでに、ルーエルさん達がすでに来ていた。■何か盛り上がってるけど・・・なんの話しをしてるんだろう?ブランセにお茶を注文して話しに加わってみる事にした。■温泉?ふ〜ん、温泉かぁ・・・。行ってもいいなぁ・・・。仕事らしい仕事も無さそうだし・・・(悩)■結局、体が汗をかいていたせいもあって、温泉の誘惑には勝てなかった・・・。あ、そうそう。アランさんもあそこで暇そうにしてるみたいだし、誘ってみよう。



11/18/“店番の”ブランセ(NPC)は語る

■今日もいつものように時間が流れていく。エフォルさんやクレーベがお茶を飲んでいるし、ルーエルさんはにぎやかで、人が周囲に集まっていた。今日はテーブルの上にのって何かみんなに話しかけてる……。それを見てたエスクティーナさんが「彼女用のお立ち台を作ってあげてください」って言ってきた。そうだなぁ、ルーエルさんにも聞いてみようか。テーブルの方が高さがいいんなら、あとできちんと掃除をしてもらうってことで大目に見てもいいんだけど…… ■アランさんは、そろそろ仕事がないかって探してるみたいだった。残念なことにこの店には今は来ていないけど、もし何かあったら教えてあげるよ。■今日の曲の弾き手は久しぶりに見るバールさんだった。最近、店の前が小さな演奏会場になってるなぁ。もしかして、みんな広場で稼ぐ前の手慣らし?


喧騒と旋律
11/18/ラファール・エクレールは語る

日のあたる席で、ボーっとしながら何気なく店内を見まわす…あ、ルーエルさんだ。何か考えてる様子だけど…あ、考えがまとまったのかな?と思った瞬間、ルーエルさんがテーブルの上に躍り上がった。「ル、ルーエルさん!」僕は慌てて駆け寄った。■ルーエルさんは、郊外の温泉に一緒に行く人を募る為に高いところへ上りたかったようだ。ルーエルさん、言ってくれれば肩車でもなんでもしたのに…。僕ですか?僕はもちろん行きますよ。なんせパーティですから♪■そんな状況を見て、エクスティーナさんが、ルーエルさんの為にお立ち台を作るって言ってる。研究熱心ってだけじゃなくて、よく気のきく優しい人なんだなぁ。■喧騒が収まった頃、大きな男の人が演奏し始めた。手にした小さなリュート、顔にある傷痕、穏やかな表情、優しい楽曲。なんだかそれらに深い意味があるような気がして、しばらく聞き入っていた。


温泉か・・・
11/19/クレーベは語る

 温泉か・・・いいですねぇ。でも、今から「僕も連れていってください」と言っても、はたして連れていってくれるでしょうか・・・温泉にいく途中の森で、何か珍しい薬草でも見つかるかもしれない。■でもねえ、今更ねえ、どういうふうに切り出そう・・・あ、ブランセ君、お茶のおかわりお願いします。え、あれこれ考えるよりも、とりあえずお願いしてみたらって?そうですねぇ。うん、そのとおりですね。「行動しないと始まらない」僕のおじいさんがよく言ってました。


みんなで温泉、うれしいな♪
11/19/ルーエルは語る

昨日、わたしの「温泉に行こう」という提案に、結構多くの人が乗ってきてくれた。わたしはついうれしくて、バールさんのやさしい音楽に合わせてテーブルの上で踊り始めてしまった(てへ、ブランセ君たびたびごめんなさい)。エスクティーナがわたしのためにお立ち台を作るとか言う。………。「いや、あの、いいけど、『ルーエル専用』って書いといてね」■みんなの都合を聞くと、3日後が出発というのがいいみたいだった。そうか、じゃ、3日後の早朝、ここで待ち合わせてから行こうじゃないの。■今日店に行ってみると、クレーベ君が「自分もつれてって」と言った。なんだ、行きたくないのかとがっかりしてたのよ。わたしは歓声を上げて彼の手を取って(ジャンプした)、歌いながら踊り出した。…だれか、伴奏してくれないかな?


いい仕事はない。ないものは仕方がない?
11/19/アランは語る

路銀はすくない。だがいい仕事には出会えてない。こんな時は『待て』ってなんかの詩でもあったっけな。待つか?…、……・……。待てるか!気分変えだ。やってらんねぇ。「ルーエル!昨日どっか行くって言ってたなぁ。俺も行くぜ!」なんだか知らねぇが、向こうの方で飛び跳ねてやがるルーエルに向かって俺は一言叫んで、マンドリンを取り出してかき鳴らした。底抜けに楽しい曲をやってやる!


湯気の向こうに…
11/19/ラファール・エクレールは語る

温泉かぁ…たしか「先生」が、『温泉には、薬効成分がある』とか言ってたなぁ…。エクスティーナさんが興味を示しそうなことだけど(^^)■ブランセさんは、ノカ村の湯治場って行ったことあるんですか??どんなところなんだろう。■あ、クレーベさんも参加するんですね♪今回の旅は、結構大人数になるみたいだなぁ。大勢の旅には、きっといろんなことがあるに違いないと思うと、思わず胸が高鳴る。■そんなことをぼんやり考えながら、僕は紅茶の湯気の向こうに温泉を見ていた。


今日は、午前中だけ顔を出すわね
11/20/ルーエルは語る

「おっはよん♪」わたしはブランセ君に朝の挨拶をする。少しずつ空気が冷たくなってきた。温泉にはいい季節よねー。■わたしは紅茶をすする。「あ、ブランセ君、わたし、今日はお昼までしかここにいないから」「アランおじさまと市場で歌うの。初めて行くの、楽しみだな〜」わたしは盗賊として生きていくつもりだったけど、歌う盗賊ってのも悪くない。うん。最近みんなで演奏会をしていると、そう思うようになった。■「市場に行く前に、ここで肩ならししてくね。お代は結構よ♪」と言って、わたしはミラルゴの子守り歌を歌い始めた。


ふーん、温泉かぁ。
11/20/ジェダ=グローエンは語る

■何気なく微笑み亭に立ち寄ってみると、この前の冒険者達が温泉へ行くんだそうだ。そういや、俺達も昔、温泉へ行ったんだよな…名目上は仕事だったけど、うまいメシも食えて温泉にも浸かれて……■そだ、今度本当にヒマになったら俺も温泉に行こうかな? でも、1人で行くのもさびしいな〜


今日は静かですね・・・
11/20/クレーベは語る

 こんにちは。あれ、今日はなんだか静かですね・・・あ、そう、ルーエルさんたちがいないんですね。そうですか、今日は広場で演奏を。いいですねぇ、後で行ってみようかな。あ、そうそう、いつものお茶セットをお願いします。え、ふつうの昼食は食べないのかって?


演奏の係
11/20/ラファール・エクレールは語る

こんにちは!あら?今日は静かですね。あ、ルーエルさんとアランさんは市場の方ですか。それじゃ、今日は僕が演奏の係かな(^^)■♪何処(いずこ)か遠方より来りて集い、運命のままに出会う。大いなる志を共にし、杯(さかずき)を合わせる。時に業火に身を焦がし、時に傷つこうとも、必ずまた立ちあがり、ここへと誘(いざな)われる。不変の空間に、いつしか己の帰るべき場所を見る。例え遠い空の下にあろうとも、決して忘るることはないだろう。ここで過ごした日々を、ここにいて、憶えていてくれる人の名を。♪■先生から教わった歌だけど、みんな気に入ってくれるかな。


早朝にて
11/22/<大斧使い>バールは語る

さて、出かけようかな。俺は山のような荷物を担いで「リュキアンの微笑み亭」の前に来た。■ふむ、まだ誰も来ていない様だな。荷物の中身は酒、おやつ、食料。後はまあ娯楽用具といった所だ。この旅が楽しいものになる様にいろいろ持って来た。あまり面識の無いもの同士が一緒に旅行するのだから何かこう話すきっかけになる物が要るかと思ったのだ。■お、いい風だ。楽しい旅行になりそうだなあ。斧から下げた熊除けの鈴がからりと音を立てた。


一番乗りかと思いきや・・・
11/22/クレーベは語る

 一番乗りかと思ってやって来たが、リキュアン亭の前にはすでに人影が・・・あの人は温泉に行く人でしょうか。お、おはようございます・・・な、名前が分からない。いい天気ですねえ・・・会話が続かない。こんなときは・・・私、クレーベといいます、今日はよろしくお願いします。誰か、早くきて下さい・・・■「自己紹介で時間を稼げ」僕のじいさんがよく言ってました。でも、もう限界・・・


おはようございます!!
11/22/ラファール・エクレールは語る

おはようございます!!お二人とも早いですね(^^)忘れ物は無いですよね?■僕も今のうちに荷物チェックでもしておこう。といっても、たいしたものはないけど。えっと、食料、着替え、身体を拭く布切れ…そういえば先生が、「温泉では、布切れを頭に乗っけて入るのが、正しい入り方だ」とか言ってたなぁ。僕もやってみよう。あとは、提琴と…こんなもんかな。■バールさんおやつまで用意してるんですか!ちょっとびっくりです。何を持ってきたかは、やっぱりその時までのお楽しみでしょうか?(^^)■クレーベさん、そんなにソワソワして、忘れ物でもしたのですか??まだみんな来てないようですから、取りにいっても間に合いますよ?え!?そうじゃなくて、緊張してるだけですか。こういう待ち時間は、音楽でも聞いて、ゆったりした気分でいるのが一番ですよ(^^)さてと、何を演奏しようかな…バールさんも一緒にいかがですか?


待ち人はゆっくりと待つべし/ノカ村温泉紀行
11/22/アランは語る

俺がかなり遅い朝飯、いやもう昼飯だな、を済ませちまおうと寄ったこの店には、もう他の連中が何人か来てやがった。集合時間ってこんなに早かったか?まぁいい。演奏してる連中を邪魔しちゃ悪い。俺は片手をあげて挨拶しながら、店の中に入った。で、かなり遅い朝飯を食った。■腹も膨れたし、椅子にもたれて演奏を聴くのもイイカンジだ。他の連中が来るまで、このまま一眠り…。


あやまあ、みんなせっかちねえ/ノカ村温泉紀行
11/22/ルーエルは語る

みんな、集まってるなあ。まだなのもいるようだけど。瞬き亭かな?演奏しているみんなに手を振ってあいさつする。うふふ、ラファールもがんばってる。こないだ市場に行くとき、誘ってけばよかったなあ。演奏にあわせて踊ろうとしたとき、アランおじさまがテーブルに足を乗っけて寝てるのが見えた。むぎゅ、と鼻をつまむ。「………」起きるかな?■ブランセ君にしばらく留守にするとあいさつして昼食を頼む。どんな旅になるんだろうか。ただの、温泉旅行かな?■演奏の終わった連中に近づいてく。バールさん、おやつも持ってるんだって!やったあ!早く出発したいなあ。みんな、のんびりしてるよねっ!


黄昏の始まり
11/23/“店番の”ブランセ(NPC)は語る

■昨日は店の前にいつもと違う雰囲気があった。例の小さな演奏会の面々が旅支度をして店に集まってきてたんだ。食料の補充やなんかをしながら、みんなが集まると「これから少し留守にするから」と言って出かけていった。冒険に出るのとは違う、少しのんびりとした感じの表情はまるでピクニックにでも出かけるみたいだった。■夕方、ちょっとしたできごとがあった。店先で荷物配達をしていたジュルトがすごい美人にぶつかったんだ。ヴェールに隠れてたから顔はちらっとしか見えなかったんだけど、黒髪で真っ黒なドレスの女の人・・・ 誰だっけ?


あの人誰だっけ?
11/24/ジェダ=グローエンは語る

■夜のリファールを散歩していると、奇麗な女性に出会ったんだ。ただ、健康的な美しさというわけじゃなくって日陰で咲いている花のような陰のある美人だったのが残念といえば残念かな。■不思議なことに、俺はどこかで彼女に会ったような気がしたんだ。……いや、知っていたというべきかな? はて、でもどこでそんな美人さんの事を知ったのかな…? ま、考えても思い出せそうに無いし声をかけてみよう。そういうワケで「おーい、そこのお姉さんっ。」と、彼女に声をかけてみたんだ。仮に知らない人だったとしても、知り合いになれるチャンスだし声をかけてかけ損という事も無いよね。


ひまな1日
11/25/セラシエは語る

・・・・・・・・・・ふ〜む、暇だな。冒険のネタが無いか探しているがないんだよな。やっぱりパーティ組まないとだめなのかな〜。■最近暇な毎日を過ごしているせいか身体がなまってきたようだ。リファールに戻ってくるまでの数ヶ月間は冒険の連続だったからな・・・・まるで昔に戻ったようだ。でもやっぱり冒険に出たいよな〜


戻りました・・・ん?
11/27/<大斧使い>バ−ルは語る

俺は皆より一足先に戻ってきた。そろそろ「星の瞬き亭」に戻って薪割りをやらんとなあ、そう思って早めに出てきたのだ。まずは、と。俺は微笑み亭によった。「ごめんよぅ。ブランセ君いますかあ。これ、土産の大根餅なんだけど、どう?」■俺は土産を手渡した後、宿に戻ろうとした、その時。煽情的な香りがした。とんでもない美人が居た。しかし、何とも危険な雰囲気を持っている。お近付きになりたいようななりたくないような。取り敢えず覚えておこう。忘れたくても忘れられないが。


凶星煌く
11/27/ディルス=グランドブレスは語る

あたりが夕闇に包まれる頃。俺はようやくベッドから抜け出しこの王女の微笑み亭とやらにやってきた。店番だろう純朴そうな少年に挨拶し、眠気覚ましの紅茶を頼む……が、すぐに取りやめた。「すまないな」何かいいかけた少年の前を離れ、視界の隅に映った美女の前に立つ。こりゃまた、えれえ美人の姉ちゃんだ。黒いドレスを身に纏い、紅い唇は扇情的に微笑んでいる。そこに漂う破滅的な雰囲気に俺は魅せられたように呟いた。「あんた占い師か? それなら……」……俺はその黒い死神のような美女の前の椅子に腰掛けながら不敵に微笑んだ。「俺と、あんたの今夜の運はどうなってるかを占ってくれないか」


お願いがあるんですが・・・
11/28/<大斧使い>バ−ルは語る

俺は店の戸をくぐった。「ごめんなさいよぅ。ブランセ君、居ますかねえ。」■「ども、実はお願いがあるんですが。」俺は軽食を頼んだ後にそう切り出した。「微笑み亭のとこにちょっとした台を置きたいんですわ。」この前ル−エルさんがテ−ブルの上で踊っているのを見てそういった楽曲を奏でる場が必要かと思ったのだ。■「どうですかね、費用やらは俺が出しますんで、置かせてもらえないですかねえ。」そう言うのがあれば、俺もそこで一曲奏らせてもらおうかと思っていた。


ただいま!
11/29/ルーエルは語る

「ただいまぁ、ブランセくん、お茶お茶、ちょうだ〜い!」わたしはリファールに帰って、とりあえず盗賊ギルドの方に報告に行ってから、なつかしの微笑み亭へとやって来た。「温泉、すっごくよかったよ!んでね、ゴブリンもいっぱい倒したの!慰安旅行のつもりだったんだけどね、結構冒険ってカンジだったよぉ」わたしはブランセ君をつかまえて、旅のことを話しまくった。宴会ばっかりやってたことや、しんみりしても、みんな歌ですぐに明るくなれるとか。■「バールさんやエフォルさんは来た?バールさんは来たって?ふうん」わたしは先に帰ってしまった温泉行きメンバーの2人のことをたずねた。どうやら、無事に帰れた、のかな?「ブランセ君も、温泉来ればよかったのに」


やあ、久しぶりだね
11/29/クレーベは語る

「やあ、久しぶりだね」僕はブランセ君に挨拶をすると、いつものお茶セットを頼む。■明日から賢者の学院で調べものをしようと思うので、そこのところをいろいろと聞いてみる。ふむふむ、なるほど。正会員じゃなくても閲覧は出来るんだね。一週間ぐらいかかるらしいけど、息抜きのときにでも来させてもらうよ。■明日は賢者の学院に行かなきゃいけないし、今日はもう帰って用意をしなきゃ。それじゃあね、ブランセ君。



11/29/ラファール・エクレールは語る

ただいま!『ただいま』か…僕にもそう言える場所があるんだとしみじみ思う。紅茶をいただくと、なぜか安堵感がこみあげてくる。■向こうでは、ルーエルさんが、ブランセさんに身振り手振りを交えて、旅の様子をお話してるようだ。■ぼーっと考えるのに飽きたら楽器をとる。最近はずっとそんな感じだ。さて、今日は何を弾こうかな。旅先で憶えた歌なんか、試してみるのもいいかもしれない。


冬風の中。やる気はない。暇は持て余す。
11/30/アランは語る

ノカ村から無事に帰ってきた。道中、ゴブリン退治のおまけがあったのは良いが、肝心の現金収入はなかった。俺は相変わらず寒い懐をあたためなくちゃならねぇ。…市場に行って地道に稼ぐか?いまいち気が乗らねぇなあ。俺はこの店のカフェテリアって言うのか、とにかく外のテーブルについて、笛を磨いている。ああ、なんか飲みモン頼むか…いや、金がもったいネェ。でも、つまんねぇ。なんか良いことねぇか?遺跡荒らしでもねぇもんかよ…。昼飯は冬の風に少しさめちまっていた。


11月の終わり
11/30/“店番の”ブランセ(NPC)は語る

■ルーエルさんたちはノカ村に出かけていたらしい。最初はただ遊びにいったはずだったのに、いつの間にかゴブリン退治をしていたなんて、冒険者らしいと思った。どうやらバールさんは先に帰ってから店に寄ったらしい。■父さんと相談して、バールさんが言っていた小さな台を付けることにした。あまってた木箱をつぶして、3人くらいが載っても大丈夫なものを外の日当たりのよいところにおくことになった。今日は作るだけで終わってしまったけど、明日からみんなが使ってくれるといいなと思う。