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平成12年予算等審査特別委員会
平成12年3月

小林鈴子委員 
私は、まず初めに男女共同参画都市宣言についてお伺いいたします。
私は昨年の第3回定例会で男女共同参画都市宣言を提案いたしました。早速第4回定例会で全会一致で議決され、八王子市は平成11年12月6日、男女共同参画都市宣言をいたしました

提案者といたしまして大変感謝しております。また、素早い対応に高く評価しております。これも、先輩女性議員の方が御尽力してくださったからだと感謝いたしております。仕事といえ、担当所管におきましてはさぞかし大変だったと思いますので、この場をおかりしまして御礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。

皆様も御存じだと思いますけれども、このようなものが宣言都市として配布されました。ちょっと読まさせていただきます。

「八王子市男女共同参画都市宣言」
 わたくしたちは、人がひととして尊重され、いきいきと暮らせる男女共同参画社会の実現をめざし、ここに八王子市を男女共同参画都市とすることを宣言します。
1、わたくしたちは、男女がお互いに尊重し合え争まちをつくります。
1、わたくしたちは、あらゆる分野に男女が平等に参画できるまちをつくります。1、わたくしたちは、家庭・地域・職場で男女がともに責任をにない、いきいき と働けるまちをっくります。
1、わたくしたちは、男女がともに健康で安心して生活できるまちをっくります。                    平成11年12月6日八王子市
このようにございます。
市民の方々も大変喜んでくださっておりました。よく八王子は宣言をしてくれた、うれしいと。このように市民の方も大変喜んでおられました。昨年12月6日に宣言をし、その後、具体的にどのような取り組みをしてこられたのかお聞きいたします。


小林生涯学習部付主幹
宣言をしましたことに対しまして評価をいただきまして、ありがとうございます。
宣言以降の取り組みについてでございますけれども、庁内に向けては男女が共に生きるまち八王子プラン推進会議幹事会を開催し、宣言の意義について周知したほか、各所管にも通知した上で宣言文のポスター、チラシを配付、さらに職員研修を実施するなど市全体としての意識高揚を図ったところでございます。また、市民に向けては、市広報、情報紙等の発行、また本庁舎南側の広告塔へ懸垂幕をかけるなどのPRを行うとともに、公開講座を開催して学習の機会を提供するなど情報提供や啓発に一生懸命努めてまいりました。

小林鈴子委員
ありがとうございました。それでは、総理府で行っている男女共同参画宣言都市奨励事業があるそうですが、その事業の目的をお示しください。

小林生涯学習部付主幹
この奨励事業は、住民に密接な行政を行っている自治体において男女共同参画都市となることを奨励することによって、男女共同参画社会の実現に向けての機運を広く醸成することを目的に行われているものでございます。

小林鈴子委員
男女共同参画宣言都市奨励事業に八王子市として中講をされているのかお聞きいたします。

小林生涯学習部付主幹
昨年、奨励事業を実施する意向がある旨、国の方に申し入れをしてございます。

小林鈴子委員
それでは、奨励事業団体になるには、本市としてどのような事業を行っていかなければならないのかお示しください。

小林生涯学習部付主幹
男女共同参画都市となることの宣言、審議会などにおける女性委員登用のためのプログラムなどの具体的な男女共同参画の推進、また市民の理解と協力を得るための広報、啓発活動などを実施することになるということでございます。

小林鈴子委員
今後、奨励事業団体になるとどのような利点があるのでしょうか。お聞きいたします。

小林生涯学習部付主幹
国との共催で記念事業を行うということになりますので、この場合、今までの例ですと、約40万円程度の経費を国が直接負担すると聞いております。また、市が行う事業についてのアピール度であるとか、宣言都市同士の交流などが考えられるところでございます。

小林鈴子委員
現在、市も財政が厳しいときでございますので、ぜひ力を入れて事業団体になり、その経費ですか、いただけるものをしっかり活用していただきたいと思っております。
先日、市長は他の女性委員の御覧間で、私はちょっと理解できない部分があったんですけれども、その点に関してはきょうは質問いたしません。今後、内容のある男女共同参画宣言都市として進めていくための市長の所見をお伺いいたします。

黒須市長
本市が男女共同参画都市であることを踏まえまして、男女が共に生きるまち八王子プランに基づく施策の推進に努めてまいりたいと考えております。その上で男性も女性もあらゆる分野にともに対等な立場で参画し、それぞれの個性と能力を生かし、自立した個人として生き生きと活躍できるような環境づくりに努めてまいります。

小林鈴子委員
どうもありがとうございました。しっかりよろしくお願い中し上げます。
私たち大人には子どもたちを守り抜く責任があります。その子どもたちを心身ともに健康で生き生きと育成するために、乳幼児の健康診査が行われております。ここで乳幼児の健康診査についてお聞きいたします。現在、乳幼児の3,4ヵ月、1歳6ヵ月、3歳児の健康診査がありますが、どのような健康診査が行われておりますか。お伺いいたします。

宮崎保健医療部長
健診の内容でございますが、問診で乳幼児の様子や保護者の相談をお聞きまして、診察結果、発育、発達、保護者の不安や悩みなどに対しまして医師や歯科医師、保健婦、栄養士、歯科衛生士等が個別に相談を行っているところでございます。なお、必要な方には医療機関の紹介や、継続的な相談業務を行っているところでございます。

小林鈴子委員

この乳幼児健康診査ではどのくらいの方が対象であり、受けていますか。お伺いいたします。

宮崎保健医療部長
それぞれの健診によって若干異なりますが、おおむね対象者は4,500人台から4,600人台でございます。受診者も3,800人台から4,000人台でございます。受診率でございますが、80%の前半から後半にかけてでございまして、1番多いのが1歳6ヵ月児健診でございまして、これは母子保健の移管前から従前市が行っていた健診で、88.4%でございます。

小林鈴子委員
近年においてアトピー性皮膚炎、気管支ぜんそく、アレルギー性結膜炎、花粉症などのアレルギー性疾患に悩む患者は年々ふえ、国民の3人に1人が何らかのアレルギーを持っているとされ、今や国民病とも言われております。現在、アIレルギー性疾患に関して、健康診査でどのように行っているのかお伺いいたします。

宮崎保健医療部長
乳幼児の健診時に1番痛切な問題として訴えられるのが、このアレルギー性疾患でございます。乳幼児健診時の問診で心配や相談の有無を聞きまして、必要な方についての相談を行っているところでございます。

小林鈴子委員
アレルギー性疾患に関する調査を行ったことが市でも都でもありますでしょうか。お伺いいたします。

宮崎保健医療部長
本市独自で実施してはおりませんが、平成11年9月、東京都でアレルギー性疾患に関する全都調査を行っております。また、平成4年10月に厚生省は、全国149地方自治体におきましてアトピー性疾患実態調査を行い、この際、同時に東京都もアトピー性皮膚炎の実態調査を行いました。
なお、その際、当市もこの当該調査の該当地区に入っておりました。

小林鈴子委員
その結果はどうでしたでしょうか。

宮崎保健医療部長
平成11年9月に行われた東京都の調査の結果で御説明申し上げますが、調査対象は3歳児4,415人でございます。内容でございますが、アレルギー性疾患有症率が41.9%、アトピー性皮膚炎を持っている者が18.0%と、非常に多うございました。次いで、じんま疹が15.0%、食物アレルギーが9.4%、ぜんそくが7.9%等でございました。なお、ぜんそくを重症度別に見ますと、軽症が66.5%、中等症が30.0%、重症が3.4%といった状況でございました。

小林鈴子委員
アレルギー性の何らかにかかっている41.9%、調査によりましても大勢の方がアレルギー疾患にかかっていると思います。私もちょっと先日、新聞を読んでおりましたら、飯沢委員に御指
導いただいて、きょうは新聞を持ってまいりましたけれども。
何らかのアレルギー性疾患にかかっている人は、1995年の厚生省の調査によると1歳未満乳児の29%、1歳以上小学校就学前幼児の39%、小学生の35%に上っている。成人でも21%。まさに国民病だ。しかも年々その割合τまふえっつあると言われる。
文部省が昨年12月にまとめた1999年学校保健統計調査によれば、ぜんそくにかかっている児童生徒の比率が過去最高に達している。また、ぜんそくによる死者は毎年5,000人から6,000人にも上る。近年再び流行の兆しを見せていると言われるかつての国民病である結核の約2倍。毎年の水売者と並ぶほどの数だ。アレルギー性疾患は命にかかわる病気でもある。このように書いてございました。

私事でございますけれども、私の子どももかつて、小さいときにアトピr性皮膚炎とぜんそくにかかっておりました。夜になると呼吸困難になり、救急外来に連れていって処置していただいたということ、本当に苦しんでいる方の気持ちがすごく、私、わかります。

ここで、このような調査結果、実態をどう認識し、どのような対策を市で組んだかお伺いいたします。

宮崎保健医療部長
アレルギーの原因は非常に多様であると考えられております。このため、乳幼児健診等で個別的に対応しているところでございますが、健診で相談を希望する方、あるいは必要と考えられる方には、保健婦が個別にスキンケアや栄養等相談を継続的に行っております。
また、より専門的な相談指導につきましては、保健所の電話相談、アレルギー教室、こういったものへの紹介や、治療が必要な方には適切な医療機関への紹介を行っているところでございます。

小林鈴子委員
アレルギー性疾患を予防する意味から、乳幼児健診でアレルギーについて調べることも重要であると思います。名古屋市では1998年からアレルギーに関する健康診査を実施し、それに合わせて奇数月に子どものアレルギーとぜんそく相談を実施され、好評を得ています。
また、品川区ではぜんそく教室を開催しております。アレルギー性疾患は長期化、慢性化することから、治療費はもちろん、食物、衣料にまで及ぶ経済的負担はとても大きく、何らかの公的支援を考えるべきであると思っております。今後の本市としての取り組みをどのようにされるのかお伺いいたします。

宮崎保健医療部長
アレルギー性疾患の教育等につきましては、保健所と市の保健センターの業務分担が、主に保健所の業務であるという区分になっております。そうはいいましても、今後とも八王子の保健センターにおきましても、保健所と連絡をとりながら対応してまいりたいと思っております。

小林鈴子委員
我が党公明党の女性委員会によるアレルギー性疾患対策の強化を求める署名運動が、全国で大きな反響を呼んでおります。
3月4日、八王子市内で行った署名を八王子総支部が厚生省に提出した数は14万2,956人に上りました。これほどの署名運動の広がりには、アレルギー性疾患に対する関心の高さがあらわれていると思います。子どもを持っ母親にとってアレルギー性皮膚炎や食物アレルギー、小児ぜんそくなどは、我が子が病気であるなしにかかわらず、本当に切実な問題であると思います。そういう観点からも早急な対策が必要であると考えます。
今後の取り組みについても本当に期待をしておりますので、よろしくお願いいたします。

次に、アレルギー性疾患の1つに花粉症がございます。黒須市長も花粉症ということでしたけれども、委員の中にも、また部課長の中にも花粉症でお悩みの方はたくさんいらっしゃると思いますけれども、花粉症は空気中を浮遊している花粉を吸い込むことによって起こるアレルギーであります。ことしは過去最大の花粉が飛散しますが、東京は昨年の8倍の花粉が飛び、特に4歳以下の子どもに花粉症がふえているという実態でございます。
八王子は多摩地域のスギ花粉を抱え、都内有数の花粉症患者の多い地域です。そこでお伺いいたしますけれども、八王子市はどのくらいの方が花粉症にかかっているのでしょうか。おわかりになりましたらお示しください。

宮崎保健医療部長
本市の花粉症患者数は把握していないところでございますが、東京都が平成8年度に都内3地区、大田区、調布市、あきる野市で行った調査結果では、都民のおよそ5人に1人に当たる19.4%がスギ花粉症患者という報告がなされております。恐らく本市の場合には、これを上回る数字だと思います。

小林鈴子委員
公明党は、八王子市内で昨年の暮れに花粉症に関するアンケート調査を行いました。
その中で「あなたもくしは家族の方が花粉症にかかったことがありますか」、この問いに対して62%の方が「はい」と答えております。これだけ大勢の方がかかっている花粉症に対して、本市としまして対応可能な対策はどのように考えていますか。また、市民からの対策の要望はありましたでしょうか。お聞きいたします。

宮崎保健医療部長
市としての対応でございますが、これは皮膚刺激により自律神経を鍛えること、これも重要なことと言われております。その他対症療法といたしまして、これは一般的なことですが、服薬や注射、外出は花粉の飛散ピーク時を避ける、マスク、眼鏡を利用する、こういった一般的なアドバイスにとどまっているところでございます。なお、市民からの対策等の要望について数件ございましたが、以上のような説明で対応しております。

小林鈴子委員
有効な対策はないとのことですが、これだけの大勢の方が苦しんでおりますので、しっかり考えていただきたい。市長、よろしくお願いいたします。
花粉症は因果関係がはっきりしている病気なので、いつから花粉がどのくらい飛ぶということがわかれば、その前にしっかり予防ができ、軽く済ますことができるはずでございます。そこで花粉情報の提供が大切なポイントになります。
毎日、テレビ、新聞、ラジオ等でも花粉情報が報道されておりますが、CATV、また防災無線、インターネットで市民に八王子独自の花粉情報提供をスピーディーにできないのでしょうか。お伺いいたします。

宮崎保健医療部長
東京都衛生局では、都内11地点でスギ花粉飛散数調査等をインターネット、テレホンサービスで対応しております。日本気象協会を通じて、新聞やテレビ等でも都民に広く提供しているところでございます。観測点の1つに八王子保健所がなっておりますので、テレビ等の多摩地区の花粉情報は常に市民の目にするところでございます。

小林鈴子委員
本市としてアレルギー性疾患対策に全力で取り組んで、強化していっていただきたいと思いますけれども、またそれとともに、市でできない場合は都と国にしっかり働きかけていただきたいと思いますけれども、市長のお考えをお伺いいたします。

黒須市長
アレルギーにつきましては、主にその対応は保健所でいたしているわけでございまして、さらに保健所にその対応の働きかけをしてまいりたいと思っています。また、アレルギー性疾患につきましては、まだ治療法について未知の分野が大変多いわけでござい一まして、市の対応というものも限界がございますので、市長会を通じて東京都、あるいはまた国の方へも積極的に働きかけをしてまいりたいと思います。

小林鈴子委員
ぜひ市長会を通して強く対策をしていただきたい。このように思いますので、よろしくお願いいたします。

次に、都市計画マスタープランについてお伺いいたします。
都市計画マスタープランは平成13年度からおおむね20年間の構想ですが、都市計画マスタープラン策定事業経費1,324万7,000円計上されておりますけれども、その内容はどのようになっておりますか。お伺いいたします。

澤野都市計画管理室長
都市計画マスタープランでございますが、3月9日、先週の木曜日から24日まで11会場で地域懇談会を開くわけですが、昨日まで5会場が終わっております。その経費の内訳は、懇談会の集計及び分析作業、策定委員会の会議の資料作成、集計作業、冊子作成の編集と印刷等でございます。

小林鈴子委員

昨年9月の定例会で21世紀を夢のある八王子にするために、私は花ρあるまちづくりを都市計画マスタープランの中に取り入れていただきたいと提案させていただきました。そのときに、今後とも努力していくとの答弁がありました。その後、半年が経過いたしましたけれども、どのような形で検討されたのでしょうか。お伺いいたします。

澤野都市計画管理室長
御提案いただきました花のあるまちづくりにっきましては、大変明るい提案であると思います。そこで、策定作業の中で議論し、取り上げる方向で進んでおります。

小林鈴子委員
先ほど、現在、都市計画マスタープラン策定のための懇談会をされているということでございましたけれども、その中でどのような声があったのでしょうか。さらにその際、花のあるまちづくりについては御意見がありましたでしょうか。

澤野都市計画管理室長
花のあるまちづくりの御意見がございました。そのほかでございますが、例えば浅川の清流を取り戻してほしい、採石跡地利用とか、道路の整備等でございます。

小林鈴子委員
それでは、都市計画マスタープラン策定を行う中で、花のあるまちづくりに対しての推進都市などの状況を調査されましたでしょうか。

澤野都市計画管理室長
私ども先進都市の状況は調査したことはございませんが、他市へ出張したとき、それから新聞、観光協会にある配布用のパンフレット等で情報の収集を行い、参考にしているところでございます。

小林鈴子委員
市民の方の声、そして他市の状況をもとにして、市の公園、都の公園に市民が1日くつろげる、閉塞感が渦巻く社会状況にあって、八王子に住んでよかったと言っていただけるようなフラワーパークの計画も一案だと思いますが、どのように考えられますか。お伺いいたします。

澤野都市計画管理室長
先ほども御答弁申し上げましたが、I御趣旨は十分理解できるところでございますので・都市計画マスタープランの中に反映していくよう今後努力してまいりたいと考えております。

小林鈴子委員
フラワーパークとともに、私は花のあるまちづくりを昨年9月の議会で提案いたしました。その中で豊かな心をはぐくみ、人にやさしさを訴えるまちづくりとして、例えば八王子駅北口にできました歩道橋、マルベリーブリッジの隅々に。また、駅前のメインストリートに、20号線の商店街に花を置いていただきたいと提案いたしました。
そのとき、景観上大変意義のあるものと考えておりますとの答弁をいただきましたが、どのように対牢してくださったのかお伺いいたします。

澤野都市計画管理室長
道路に花等の植栽ということでございますが、マルベリーブリッジには花のポット等は置いてございませんが、地下駐車場の上の中央分離帯部分にはツツジが、その周辺にはシバザクラが植えでございます。
また、都道の駅前のシンボルロードわきにはパンジーなどが植えでございます。それから、国道20号、甲州街道でございますが、一部地下駐車場の関係で撤去されておりますが、フラワーポット等の植え込みがございまして、サツキやツツジが植えられているところでございます。いずれにいたしましても今後機会をとらえ、関係機関に対して花を植えるなどのお願いをしてまいりたいと思っております。

小林鈴子委員
どうもありがとうございました。どうぞ花を飾って、まちをきれいにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

続きまして、教育委員会で発行しております小冊子「はちおうじの教育」、これですけれども、どういう目的と意義を持って発行されておりますでしょうか。

曽我学校教育部長
発行目的と意義でございますけれども、生涯学習社会を迎え、教育に関する市民の要望は多岐にわたり、また増大化していることも踏まえまして、市民、学校、教育委員会の間の情報交流を活発化し、3者の連携を密にすることによりまして地域に根ざした八王子の教育を推進するとともに、教育施策に関する情報を市民に提供することを目的といたしております。また、地方教育行政の組織及び運営に関する法律というものがございまして、その中に広報の重要性から、教育委員会で発行するものとするということが規定されているところでございます。

小林鈴子委員
この小冊子の市民の反響はどうですか。また、どのような声が寄せられているかお伺いいたします。

曽我学校教育部長
反響ですが、発行後、市民から記事の内容や感想などが寄せられています。特に「心のレーダー」などのシリーズにつきましては、次の号を楽しみにしているという声も聞いております。広く多くの市民に読まれ、関心が持たれているものと考えております。

それから、どのような声が寄せられているかとのことでございますが、シリーズもので「八王子千人同心」、これは6回シリーズで掲載しましたが、次回の発行の問い合わせだとか、この前、最終回になったんですが、その広報を集めたいということで窓口に訪れる市良もいらっしゃいます。

小林鈴子委員
私もこの「はちおうじの教育」はとてもすばらしい小冊子だとは思うんですけれども、児童をお持ちのお母様方から、ここの後ろにある「ちょっとメッセージ」という黄色い部分がございますけれども、ここがとても見にくくて読む気がしないというお声がすごくあります。
小さな本当にささいなことなんですけれども、私はとても大事なことだなと思います。もう少し工夫をしていただきたい。
そして、今、目的をお聞きしましたので、その趣旨とはちょっと違うんですけれども、この情報をもうちょっと充実してほしいという声がすごく寄せられているんです。
私もまだ子どもが小さいですので、そういうお母様方から出ております。そういう声は届いていますか。そして、その内容の充実ができないのでしょうか。

曽我学校教育部長
「ちょっとメッセージ」でございますが、これは社会教育施設の各施設からの一言メッセージということで、行事等市民に最も伝えたいこと等が記載されているものです。
掲載の内容につきましては、催し物の紹介記事が多いところですけれども、それに限ったものではございません。
「ちょっとメッセージ」の充実について、そういった市民からの声は雇いていませんが、紙面づくりにさらに工夫を凝らしまして、市民が求める情報が提供できるよう一層心がけていきたいと考えております。

小林鈴子委員
ここに福岡市の市内各施設、市民センター等の催し、企画を1冊にまとめたものがこうやってあるんですけれども、これは子どものための遊びと学びの情報誌で、子ども情報クラブという
んです。これは子どもや親子のさまざまな体験活動の機会を紹介しております。また、多くのお母さん方から、こういう親と子のための小冊子をぜひ八王子でもつくっていただきたい。こういう声が寄せられております。

この内容を見ますとすごくいいんですね。美術館、図書館、プール、市民センター、体育館等のいろいろなイベントが全部書いてありまして、あと期間的にも一定の期間ほぼ毎日行われているものとか、1回だけ実施されているものとか区分されていて、日時が順番にこうやって紹介されているものです。

内容的には、スポーツとか体験学習、パソコーン、陶芸、ダイエット、いろいろ出ているんですけれども、こういう親子で本当に楽しんで読めるようなものを八王子市でもっくっていただきたいという御希望がありました。予算的なものも厳しいというのがわかっていますので、私はぜひこれをつくっていただきたいというのがあるんですけれども、せめてこの「ちょっとメッセージ」をもう少し充実させて、1枚の折り込みにして入れていただくとか、そういう形でしていただけないかなと思っております。この件に関していかがでしょうか。

曽我学校教育部長
今現在、親子に限っての情報ではございませんけれども、生涯学習蔀推進課の方では八王子の生涯学習、講座、催し物の御案内というものを発行しております。そんな中で、図書館、公民館、子ども科学館、郷土資料館など社会教育施設で行う催し物が紹介されているところでございます。しかし、そういった要望もございますので、また紙面をふやすことは難しいですけれども、現在の「はちおうじの教育」、この広報の中で何らかの工夫は重ねられると考えておりますので、何らかの形の工夫をして、親子にも見ていただけるようなよりよい広報にしていきたいと考えております。

小林鈴子委員
こちらの「ちょっとメッセージ」の充実も検討していただけるということでございますけれども、先ほど御紹介がありました八王子の生涯学習、これは親子だけでなくて、全般的にとありましたけれども、私は親子が一緒に読んで楽しめる、そしてそのイベントに行けるようなものをつくっていただきたいというふうに希望させていただきますので、よろしくお願いいたします。

今後、学校で週休2日制が完全実施され、学校外活動が重要になってきます。現在、親子の接し方のまずさとか、子育てノイローゼの母親、またストレスがたまり、幼児虐待など家庭教育は深刻の度を増してきております。
そういう社会状況にあって、母親への子育て支援のバックアップを市としても情報紙として形にして、さらに充実をしていただきたいと思っております。家庭教育セミナーや親子ふれあいのイベントなどの情報も提供し、そういう場に参加することによって市民間の人的交流も深まり、より健全な教育知識、体験を積んで、子どもたちの個性、また人間性も伸ばしていけるのではないかと思っております。この件に関して、教育長、いかがでしょうか。

田中教育長
今のお話でございますけれども、子育て中の母親ということでございます。八王子市におきましては子育て相談センターというのがございまして、子どもを育てるためのいろいろな相談については福祉部が所管しておりますけれども、子育て相談センターの方でいろんな相談に応じているという実態もございます。ただ、子どもとともに読めるような広報紙をというお話でございますけれども、これにつきましては生涯学習部の関係と福祉部の関係、全体が一体になろうかと思いますので、それらの部とも調整をしながら、できることならばその辺のところを検討してまいりたいと考えております。

小林鈴子委員
希望されているお母様方がたくさんいらっしゃいますので、検討をどうぞよろしくお願いいたします。