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平成14年第2回定例会
 平成14年6月

【小林林鈴子君】
それでは、通告に従いまして、一般質間をさせていただきます。

まず初めに、プール施設の利用料金についてお伺いいたします。

ことしの4月から毎週土曜日を休みとする完全学校週5日制がスタートして2ヵ月がたちました。それに伴い、八王子市では、土曜日の公共施設の子ども料金の無料化が、子どもたちの活動や体験の場を広く提供することを目的に実施されました。

新聞に無料開放で増収、予想外の波及効果は市にとってうれしい誤算等と報道されておりました。プールにおいても、子どもの土曜日の無料化ということで、子どもたちも喜んでプールに泳ぎにきて歓声を上げております。

他市のプール施設では、八王子市のように、子どもの土曜日の利用者が多くないようですので、本市の子どもの土曜日のプールの無料化は、子どもたちにも大変に喜ばれて、利用されております。

そこでお伺いいたしますが、市側としては、このプール利用者の土日の入館状況の推移に関してどのように考えているのか、お尋ねいたします。

6月2日の第1日曜日に、東北地方南部から九州にかけて好天に恵まれて、各地で真夏日を記録し、伊豆半島のあるビーチでは海開きが行われ、約2,000人の家族連れが早速初泳ぎを楽しみました。

人間は、生まれてから自然に泳げるようになるのではなく、いつかその技術を習得しなければ、いつまでたっても泳げません。日本では、毎年多くの方が水の事故によって命を落としますが、水泳は、水の中で自分の命を守る訓練にもなります。ことしこそは水の事故がなく、海、川、プールで楽しめるように祈
るばかりでございます。

さて、水泳は、競技としてはやりがいのあるすぱらしいものですが、大変につらいスポーツでもあります。健康促進を目的とするための運動としては非常に適しているように思われます。同じ1メートルを歩くにも、地上を歩くより水中を歩いた方が、体のエネルギー消費量ははるかに大きく、短時間のわずかな水中運動でも地上でのかなりの運動量に匹敵するだけの効果を上げることができます。

仮に全然泳げない人でも、水中でゆっくり歩くだけでもある程度の運動効果を得ることができます。また、水泳は、中高年には大変適した健康増進のためのスポーツであり、ジョギングと同様に1人で行うスポーツですから、自分の健康状態によってぺ一スをつくることができる、とても最適なスポーツでもあります。

そこで、お伺いいたしますが、プールを利用しての高齢者の健康管理、健康づくりについて、市はどのように考えていらっしゃるか、お尋ねいたします。

また、市内にも幾つかプールがありますが、各プールのコースの利用方法の決め方についてはどのようになっているのかをお伺いいたします。

本市のプールを利用される方は、水泳や水中ウオーキングを目的として、子どもから大人まで幅広い方々がいろいろな時間帯で活用されております。

プールの利用料金は1回2時間単位で、大人400円、子ども150円であります。あったかホールにおいてはプールの退出時間が打ち出され、算出されたり、また、甲の原体育館では、券を購入し、退室のとき受付の方が時間をチェックしますが、2時間分を購入して、大人の方で、どれくらいの時間、プールを利用しているか、お伺いいたします。

さらに、プールの利用は2時間単位でありますが、超過をすると、1時間単位で精算をされます。今までにプールの利用基本料金を1時間単位にしてほしいという要望はありましたでしょうか。

また、そのときの対応はどのようにされていたのか、お伺いいたします。


次に、今年度から公立小中学校に導入されることになりました絶対評価と内申書の取り扱いについて質問をさせていただきます。

ちょうどきょうの読売新聞に、学力絶対評価、悪平等主義変革が必要だとの社説が載っておりました。

昨年度までは、高校入試におきまして内申書の素点や換算内申は、私立高校、都立高校の推薦試験や私立高校の併願確約の基準値として非常に重要視されておりました。近県の千葉や神奈川より、入試における内申の影響力は大変に大きかったわけでございます。ところが、今年度、絶対評価の導入により、確実に内申の比重は軽視されると言わざるを得ません。確かに客観的な評価基準を設けて、子どもたちひとりひとりの習熟度を優先させる絶対評価は、私も基本的には賛成いたします。

しかし、特に高校入試においては、せっかく推進しようとしている絶対評価制度の導入に水を差すような、もっと言えば逆行するような方向に進んでいると強く懸念しております。

ここでまず確認をさせていただきたいのですが、絶対評価のメリットについて、教育委員会としてはどのようにお考えなのか、お伺いいたします。

当然のことですが、絶対評価になれば、それぞれの中学校、教科担任の先生の裁量によって、決して主観的とは言いませんが、最高の5をつけるに値する子どもが多ければ、5をもらう生徒は幾ら出してもいいというように考えるのですが、そうしますと、中学校間の格差の問題が生じてくることが容易に察せられます。

特に高校受験と絡んでくる中3生の成績評価では、絶対評価を抜け道として、教師側の主観的操作が行われやすい事態が発生する可能性があると思います。

そういう場合、絶対評価基準に照らした客観性を維持できるようなチェックシステムのようなものも考える必要があると思いますが、お考えをお伺いいたします。

特にこの問題で不安を感じていらっしゃるのは、中3生を持つ父母の方たちです。この絶対評価元年に当たって、現在のところ、中学生を持つ父母の方の不安を取り除くために、工夫をした説明会の開催が行われました。

まず、絶対評価の趣旨について、教育委員会として各中学校に対してどのように通知し、説明していったのか。日程の面、配付物の面もあわせてお答えください。

また、その説明会は同一の情報、同時期の開催であることが公平性の上で重要であると思いますが、その点はきちんとなされているのでしょうか。お伺いいたします。

先日、都立高校の入試日程が発表されましたが、推薦入試の内容、推薦の定員等についてはまだ詳しい内容はわかっておりません。都立高推薦入試では、従来、内申と面接だけで合否を決定してきましたが、絶対評価導入により、かえって作文や試験も導入する都立が難関校を中心にふえることが十分考えられます。

まず、これらの全容がわかるのはいっごろなのでしょうか、お伺いいたします。

そして、もし作文や試験を積極的に導入する都立高推薦入試がふえるとなると、これは絶対評価の趣旨に反する方向に進むことになることは明らかであります。また、今年度の入試から特記事項が廃止され、さらに、推薦入試の合否判定の内容が変わるのでは、父母も受験生も不安に陥れるばかりであります。

そういう方向に決まる前にぜひ市教委として反対意見を表明していただきたいと思いますが、お考えをお伺いいたします。

これらの内容の決定は各都立高校に任されているようですが、そこには東京都教育委員会のある一定の指導性が発揮されているものと思います。市教育委員会は都教育委員会とも連携を密にされていると思いますが、市教委の意向、要望を都教委に提出する体制はあるのでしょうか。一お伺いいたします。

また、この点について今の市教委と都教委の関係がどのようなものなのか、お伺いいたします。

5月21日の朝日新聞に掲載された私立高校の推薦統一テストの記事は、中学2年生の子を持っ私でさえ大きな衝撃を受けました。まして中3生の子を持つ父母の方の驚きと不安はいかばかりかと思います。

まず、市教育委員会としては、これについて好ましいと考えるのか、歓迎できないと考えるのか、認識をお伺いいたします。

私は、この私立の推薦統一テストは、まだ決定ではないとしても、そこには私立は私立なりの思惑を強く感じます。それは今、公立学校がやろうとしている絶対評価による内申をあてにできないという姿勢が明確にあらわれているものだと思うのであります。

また、秋に実施するとなると、中3生の受験勉強は、2月の入試を目指してなど
というような悠長なものではなく、この4ヵ月で決まってしまうことになります。そうなると、7月まで部活動で頑張って引退し、夏休みから受験体制にという今までのリズムが大きく狂うことになります。

これでは、部活動に積極的に取り組んでいる子どもたちに、早く部活はやめた方がいいと言っているようなものです。

また、従来、3年の2学期の内中を推薦基準としてきた私立の推薦入試は、それを全く見ないということになります。これでは、私立志願の受験生は中間も期末も力が入らなくなり、全く絶対評価の趣旨に反することになると思います。

とにかく、まだ仮説の話ではありますが、実際に動き出す前に、市教育委員会としてもある程度の統一見解を持って、何らかの働きかけ、意思表示を示すべきと思いますが、お考えをお伺いいたしまして、1回目の質問を終了いたします。


【寺田元信議長】社会教育部長。
【小笠豊社会教育部長
プールに関する御質問を句点がいただきました。本市には3ヵ所に室内温
水プールが設置されておりまして、それぞれ所管は異なりますが、いずれにも共通する御質問でございますので、私の方から一括して御答弁させていただきたいと思います。

初めに、土日の入館状況の調べの推移に関してどのように考えているかとの御質問でございますが、3館の利用者数は4月と5月の土日の利用者数の状況を昨年の同時期と比較しましたところ、土曜日で子どもが704人増加し、大人が527人の減少となっております。また、日曜日では、子ども349人、大人483人の減少となっております。この推移に関しましては、子ども料金の無料化により、子どもの土曜日の利用がふえたものと考えております。
また、日曜日の利用者の減少にっきましては、無料化の影響が一部あるとは思われますが、2ヵ月間のデータだけでは確たる判断が難しいところでございます。

次に、プールのコースの利用方法の決め方にっいてでございますが、それぞれのプールは水泳専用コースと遊泳などに利用できるコースに分けられておりまして、その割合につきましてはおおむね半々となっております。

大人の利用者のプール利用時間についての御質問ですが、あったかホールのプール利用者へのアンケート調査を行った結果では、1時間未満の方が約16%、1時間以上2時間までの方が約81%となっております。

また、甲の原体育館及び東浅川保健福祉センターにつきましても同じような傾向であるというふうに考えております。あったかホールにっきましては、高齢者の方の利用時間が1時間未満の方と1時間以上の方はおおむね半々という状況になっております。

甲の原体育館につきましても大体同じような傾向にあるというふうに思っております。

次に、プールの利用時間を1時間単位にしてほしいという要望はあるか、また、そのときの対応はどのようにしたかという御質問でございますが、市民からそのような要望を実際いただいております。

これに対しましては、現時点では、健康で安全かつ効果的な運動ができるようにとの観点から、2時間が適切であるというふうにお答えしているところでございます。

【寺田元信議長】健康福祉部付参事。
【和田武雄健康福祉部付参事
プールを利用しての高齢者の健康づくりについてでございますが、御質問者のお話のとおり、水泳は中高年に適したスポーツであると言われております。高齢者の方が運動することによりまして、健康が増進され、住みなれた地域で生き生きと元気でいることはよいことでありまして、介護予防の面からも大切なものと考えております。

【寺田元信議長】学校教育部付参事。
【永関和雄学校教育部付参事
絶対評価と内申書の取り扱いについての御質問にお答えしたいと思います。

絶対評価のメリットについて、教育委員会としてはどのように考えているのかということでございますが、絶対評価は、目的に準拠した評価とも呼ばれておりまして、相対評価のように他と比べるものではなく、児童、生徒に確かな学力をつけようとする目標を掲げて行うものでございます。
このことは、ひとりひとりの教師が今まで以上に学習の目標を明らかにし、また、児童、生徒が目標や内容をどこまで達成しているのかを確実に評価していくことにつながると考えております。

生徒にとって、学期末や学年末の評定が学年内の相対的な位置に左右されるということなく評価されるために、学習意欲が高まるという成果も予想されており'ます。

学校間格差が生じたり、教師の主観的操作が行われないためのチェックということでございますけれども、目標の設定の仕方や、児童、生徒の実態にかかわって、学校間で格差が生じる可能性はございます。

しかし、差を縮めることにより、絶対評価の趣旨が生かされて、評価の信頼性や客観性が高められていくことを優先的に考えたいというふうに考えております。教育委員会といたしまして、市立の小中学校全体が適切な指導と評価を行い、不適切な格差が生じないように、さらに指導したいと考えております。

絶対評価の趣旨について、教育委員会として各中学校にどのように通知し、どう説明したか、具体的な通知も含めてという御質問でございました。絶対評価の趣旨については、平成12年12月に文部科学省から出された答申資料、平成13年9月に東京都教育委員会の教育課程説明会資料の配付等に伴い、各校に周知徹底を図るべく通知をいたしました。また、ことしの5月には国立教育政策研究所の作成した評価資料や文部科学省作成のパンフレットも配付しているところでございます。

その説明は、同一情報、同一時期の開催で行われたのかという御質問でございますが、さきの通知に加えまして、市としても独自に評価研究プロジェクトチームを立ち上げ、各教科等の指導計画と評価計画を作成し、平成13年12月に市立小中学校全校の管理職及び主として教務主任でございますが、主任教諭を集め、説明会を行いました。また、趣旨の具体化が図られるよう、冊子と、その冊子の内容をCD化したものをセットで配付し、その活用を促しております。

都立高校の推薦入試の内容、推薦の定員についての全容がわかるのはいつかということでございますが、これは都教委に問い合わせましたところ、まだ未定ということでございます。

都立高校の推薦入試に作文や試験が導入されることについて、市教委としての反対意見を表明するのかという御質問でございますが、このことにつきましては都立高校の設置者である東京都教育委員会が決定することであり、今後も、市教委としては都教委と連携を図ってまいりたいと考えております。

市教委の意向、要望を都教委に提出する体制はあるのか、また、市教委と都教委の関係はどうかということでございますけれども、都立高等学校の入試につきましての関係ということになりますと、その設置者である東京都教育委員会が決定することでございますので、連携を図っていくということになるかと思います。

教育委員会としましては、特に校長会の中に校長が組織する進路対策委員会というのがございます。
これを通して、あるべき姿を都に働きかけてまいりたいというふうに考えております。

新聞報道にございました推薦統一テストは内申書を軽視するものと思われるが、市教委としてはどのように認識しているかという御質問でございます。
これは1度だけの報道ということで、現時点ではまだ詳しい情報がわかりかねる状況でございます。
教育委員会といたしましては、各学校がことしから始まりました絶対評価を徹底すること、すなわち目標に準拠した評価の趣旨を徹底していくことが大切だ
というふうに認識しております。

推薦統一テストが実際に動き出したら、市教委としてどのように働きかけようとしているのかという御質問でございますが、これにつきましても1市単独でどうのこうのという問題ではなく、周りの市とも連携を図りながらやっていくことが大事じゃないかと思っております。

全都的に考える問題でございますので、そのように考えておりますが、私学の動きでありますので、なかなか直接的に1市から働きかけるのは難しい。

しかしながら、東京都教育委員会と連携した姿勢をとりながら考えてまいりたいというふうに考えております。


【寺田元信議長】第5番、小林鈴子議員。
【小林鈴子議員】ただいまそれぞれ御答弁をいただきました。

まず、プール施設の利用料金にっいてお伺いいたします。

子ども料金の土曜日無料化に伴い、土曜日の子どものプールの利用者がふえておりますが、それに対して日曜日の利用者が減っており、土曜日が無料ということで、子どもたちが集中的に土曜日を利用して多くなっているようであります。しかし、大人の土日のプール利用者はここ2ヵ月間で全体的に減少しているようであり、不思議な兆候が起きております。いずれにしても、土曜日は子どもたちのスポーツ活動の場として、プールが利用されて大変に喜ばれているのが実態です。

これから暑い日が続きますが、プール遊びは最高に楽しいものであります。学校でもプールの授業が始まり、あと1ヵ月半で夏休みになりますので、ますます子どもの利用者がふえてくると思われます。

今後も多くの子どもたちがプール施設を利用して、より多くの体験をつくるとともに、スポーツの活動の場となるように、また、土曜日の無料のときに利用者が集中しないように、無料化の拡大を他の施設とあわせて、ぜひ早目に検討
していただきたいと思いますが、お考えをお伺いいたします。

次に、高齢者の健康管理、健康づくりにプールは適しており、健康増進にも役立つとのことでありました。これからプールが恋しくなる暑い夏がやってまいりますが、現在市内のプールの利用者のうち、高齢者の占める割合はどのくらいなgでしょうか。お伺いいたします。

プールのコースの利用方法は、各プールで水泳専用と遊泳などに分かれているとのことであります。

最近、高齢者の間で水中ウオーキングの人気が高まっており、ある百貨店では保温性のある婦人水着の販売を開始したところもあるほどであります。水中ウオーキングは、水の浮力によりだれにでも楽に運動ができる、無理のない有酸素運動で、肥満が解消できる、また、血行を促進して、肩こり、腰痛を解
消するとともに、腹式呼吸により呼吸筋を鍛え、脳を活性化させることができ、心肺機能を高めることができると、野村筑波大学教授がおっしゃっております。

ある高齢者の方は、泳げないので、プールには水中ウオーキングに来られるようですが、最近、こういう方が多く、水中ウオーキングがブームのようであります。
東京都の多摩スポーツ会館では、利用者の要望で水中ウオーキングの専用コースを設定したり、国分寺市の市民室内ブールにおいても、市民要望によって7月から週3回、曜日と時間を決めて、水中ウォーキングコI一スを設定していくようであります。

八王子市のプールにおいても、曜日、時間を決めて水中ウオーキングの専用コースを設定していただきたいのですが、お考えをお伺いいたします。

また、水中ウオーキングのよいものは取り入れるということから、千葉市の花見川区では、花見川いきいきプラザにおいて、高齢者福祉講座初めてのウオーキングを開催したり、広島市西区スポーツセンターにおいても、水中ウオーキング体験教室を開催し、正しい水中歩行の方法や簡単な水中運動の指導を行っており、福井市においても水中ウオーキング教室を開催し、水中歩行の指導と腹式呼吸の指導もなされ、市民の方々から大好評であったようであります。

また、山梨県の上野原町のスポーツプラザ町民プールでは、利用者が減少傾向にあり、その対策として水中ウオーキングなどの企画を実施しております。

このようなことから、本市のプールにおいても、今後、水中ウオーキングの講座などを行っていただきたいと思いますが、どのようなお考えかをお示しください。

また、既に実施している施設がありましたら、お示しください。

次に、プールの利用時間については、アンケートによると、現在は2時間単位なので、1時間から2時間の方が多く、1時間未満の方が16%であったようでありますが、高齢者の方の利用時間は1時間未満の方と1時間以上の方の割合は半々という状況になっているようであります。

また、1時間単位の要望はあったようでありますが、健康で安全で、かっ効果的な運動ができるという観点から、2時間にしているとの回答をされているようであります。

国分寺市においては、昨年、一律2時間で400円だった大人料金に1時間200円の新しい料金設定を行いました。これは中高年の利用者から寄せられた、そんなに長い時間泳げない、利用時間に見合う料金にしてほしいという市民の声を反映させて、財政が苦しい中、収入が減るのは厳しいとして、1時間単位の料金を設定しない自治体が多い中、行われるようになりました。効果はすぐにあらわれて、1時間券を購入した大人は3月までの5ヵ月間で延べ4,154人で、2時間券の何と2.7倍に上りました。

これらの背景には、健康法に足腰に負担が少ない水中ウオーキングを取り入れる中高年がふえていることがあり、一度に長時間の運動をするより、体力や時間的余裕に応じて短時間の運動を望む人が多いようであり、利用者に大変喜ばれているとのことであります。市の担当者は、導入後の利用者総数はほぼ横
ばいで、収益面では厳しさが残るものの、健康づくりに役立てば、医療費を下げることにもっながるので、大きな目で見るしかありませんとお話をされておりました。

私のところにも、1時間単位の利用時間にしてほしいと市民の方々から御意見が参ります。私も時々、プールに健康管理とダイエットのために泳ぎに行きますが、そこで知り合った74歳の方は、毎日15分、健康管理のために泳ぎに見えるそうであります。

このように、短時間の利用も既にしている方がいらっしゃいますが、これからもふえると思います。現在、本市は2時間単位なので、1時間単位にすれば、今の1回分の料金で2回プールを利用することができることと、その方々にとっては、2時間のプール利用は体力的にできないとのことであります。

先ほどの2時間の利用時間の説明では、運動をする方に対してはよくわかりますが、プールで軽く体を動かすために来られる、健康づくりを目的にしている方々には少し納得できない話であるようです。
また、プールを利用する方は時間がある方しか利用できないとも受け取れます。

以上のことから、本市においても、健康づくりで利用している方々のため、また、体力的に1時間で十分という方々からの要望にこたえて、ぜひ2時間単位の利用時間を1時間単位に、回数券を含めてしていただきたいと思いますが、お考えをお伺いいたします。


次に、絶対評価と内申書の取り扱いについてお伺いいたします。
学校間格差の問題で、市教育委員会としては、今まで以上に不適切な格差が生じないように指導していくとの御答弁であったかと思いますが、この問題は、市として数値的にもある程度掌握をし、それを公立小学校、中学校へも還元していくことが必要だと思います。

例えば、市全体の学年別、教科別の5,4,3,2,1の占有率を出し、・これを現場の先生方に参考数値として提示していくというやり方は考えられないのでしょうか。市教委としてイニシアチブをとって、このような具体的な指導性を発揮して、より客観的、公平な絶対評価の実施が行われるよう努力していくことが大切だと思います。

この市内平均値の掌握と各学校への伝達という提案はいかがでしょうか。お伺いいたします。また、もしそういうことはやらないというのであれば、不適切な格差が生じないように指導していくとの具体的な中身は、現在のところ、どのようなことを考えておられるのかをお聞かせください。

次に、都立高校の推薦入試の内容について、都教委が決定することだから、そこに八王子市としての要望をぶつけることは難しいとのことでありました。都立高校の推薦入試に作文や試験を導入するかどうかは、都教委が決定するというより各都立高校に任せていると思いますが、この点はどうでしょうか。お伺いいたします。

来年度から都立高校では指定校制が敷かれ、八王子東高校も自主作成の入試問題をつくることになっており、また、再来年からは学区制も廃止することになっており、高校入試のあり方が大きく変化しており、しっかりした情報の掌握と父母の方への早目の伝達が非常に大事であります。父母の方たちに安心してもらうための努力を今後とも続けていただけるよう、強く要望いたします。

次に、私立高校の推薦統】テストについて、1度の報道なので、詳しい情報はわかりかねるということでありましたが、朝日新聞の記事では、東京私立中学高校協会から、都教委と校長会に趣旨を記した書類を配付したように書かれておりました。これは事実なのでしょうか。もし事実であれば、市教委としても入手されているのかどうかをお聞かせください。

約170校の私立高校が同じ問題で同じ日に統一テストを実施するということは、しかも、その時期を秋に行うということは、何度も言いますが、中学の先生方も父母の方も、そして何よりも中3生に大きな動揺と混乱を与えるものであり、絶対評価元年に逆行する動きだと思います。

ことしの中3生は、このような大人側の論理で振り回される犠牲者のように思われてなりません。犠牲者というイメージより、実験台にされていると言っても言い過ぎではないと思います。

確かに、入試内容は、都立高校、私立高校、都教委などが主導で決定していくことは理解できますが、現状は、お互いに牽制し合って、相手がどう出るかでこちらも態度を決めるとしているようで、なかなかはっきりした形で出てこない。いたずらに時間だけがたっているというのが実態であります。早く具体的な流れを都立も私立も打ち出してもらわないと、一番困るのは公立中学の現場であるという立場を市教委としてもしっかり打ち出していただいて、都教委に働きかけをしてほしいと思いますが、この点、重ねてお願いになりますが、お考えをお伺いいたしまして、2回目の質問を終わります。


◎【寺田元信議長】社会教育部長。
◎【小笠豊社会教育部長
プールの無料化の拡大を他の施設に合わせて早期に検討ということでございました。現在、関係施設と調整しながら、検討を始めているところでございます。

プールの利用者のうち高齢者の占める割合についてでございますが、あったかホールのプール利用者へのアンケート調査の結果では60歳以上の方の割合がおおむね20%となっており、甲の原体育館でもほぼ同様の傾向にございます。

また、東浅川の保健福祉センターにおきましては、主に高齢者の利用施設でございますので、約60%が高齢者というふうになっております。

次に、曜日、一時間を決めて水中ウオーキングの専用コースを設定することについてでございますが、甲の原体育館では、今後、曜日と時間帯を検討した上で試行的に実施してみたいというふうに考えております。

あったかホールでは、プールコースが4コースと非常に少ないために、現時点では専用コースの設定は難しいというふうに考えております。東浅川保健挿祉センターにおきましては、いつでも水中ウオーキングができる状況になっております。

次に、今後、水中ウオーキングの講座などを行ってほしい、また、既に実施している施設はあるかという御質問でございますが、甲の原体育館では週2回、水中ウオrキングを含む水中運動を、指導者を配置いたしまして、実施しております。
あったかホールにつきましては今後検討してまいりたいというふうに考えております。
東浅川保健福祉センターでは、今年度から年2回、水中ウオーキング教室を実
施しております。前期分、定員50名を4月の広報で募集したところ、約390名の応募がありまして、約8倍の倍率となっております。

毎週木曜日、8回コースで、現在4回目を終了したところでございますが、教室終了後にはアンケート調査を行い、感想などを集約してみたいというふうに考えております。

最後になりますが、2時間単位の利用時間を1時間単位にできないかという御質問でございますが、実際に実施している市の推移や水中ウオーキングの利用者状況等を見ながら、今後検討してまいりたいというふうに考えます。


【寺田元信議長】学校教育部付参事。
【永関和雄学校教育部付参事
各学校で進められております絶対評価につままして、5,4,3、2,1といった評定の割合について、市内での平均値を掌握したり、あるいは各学校への情報提供したりすることはいかがかという御提案そございますが、市内の平均値を知らせることによって結果としましては数字合わせになってしまうのではないかというふうな懸念もございます。

このことは絶対評価の趣旨に反してしまうことになりかねないというふうに考えております。それよりもむしろ、評価結果や評価方法に対する信頼性や客観性が高められていくことが今求められているというふうに考えております。

こうした情報を積極的に各学校に提供していきたい、そのように考えております。

次に、市教委として不適切な格差が生じないための具体的な指導の中身は何かということでございますが、適切な評価の視点、あるいは評価方法を、小中学校全体に周知することに尽きるというふうに考えております。

本年度も3回の講演会、それから、十数回の検討会を開き、広く市内教員に呼びかけております。

具体例を示しながら周知してまいりたいと考えております。
都立高校め推薦入試セこ作文や試験を導入することは、都教委が決定するというより各都立学校に任されているのではないかという御質問でございますけれども、推薦入試や作文を導入するかという大枠につきましては東京都教育委員会が決定し、しかし、その実施方法とか、内容の詳細につきましては各都立高校に任されているのが実態でございます。

私立高校の推薦統一テストについての書類を市は入手しているのかという御質問でございますが、これにつきましては入手しておりません。

都教委からの通知もなく、市教育委員会としては、そのような情報は現在得ていないというのが現状でございます。

なかなかはっきりした形が示されないと困るのは現場の教員であるというふうに認識して、市教委として都教委に働きかけをしてほしいということでございますが、これにつきましては議員の御指摘のとおりであるというふうに考えております。

子どもや保護者、あるいは学校が混乱することのないように、教育委員会といたしましては、校長会と連携して、東京都教育委員会に今後も働きかけていきたいというふうに思っております。


【寺田元信議長】第5番、小林鈴子議員。
【小林鈴子議員】それぞれ御答弁をいただきました。

子ども料金の無料化の拡大については、よく調整を図り、早期に実施していただきたいと思います。

次に、プール利用者の高齢者の割合は、東浅川保健福祉センターは高齢者の方の施設で、利用料金が無料のため、利用者は60%であります。他の施設でのアンケートでは20%とのことでありますが、いずれにしても、多くの高齢者の方が利用されていることがわかります。

水中ウオーキングの専用コースについては、甲の原体育館では、曜日、時間帯を決めて試行的に実施を前向きに検討してくださるようですが、そのときは市民の方々が、1人でも多くの方が利用できるようにしっかりと周知をしていただきたいと思います。

さらに、水中ウオーキングの講座については、東浅川保健福祉センターでは、水中ウオーキング教室が8倍の倍率で大好評で開催されているようですが、多くの方が申し込みをしてもできない方がおりますので、引き続き教室の開催を実施するとともに、他の施設での開催もお願いいたします。

次に、2時間単位から1時間単位への利用時間については、ぜひアンケート調査も行っていただき、前向きに御検討をお願いしたいと思います。

最後に、市長にお伺いいたします。

今や水泳は子どもから大人まで、だれにでも簡単にでき、親しまれておりますが、タイムを競い合うすばらしい競技でもあります。
そのプール施設を高齢者の方々に無料開放をしていただきたいと思います。

市長とのふれあいトークでも、中和あいあいクラブの老人会の方々から要望があったかと思いますが、私のところにも多くの方々からお話があります。

八王子市のプール利用者の20%が高齢者であり、健康管理に利用されております。高齢者の方々がお元気で生活されることは、医療費の削減にもつながると思います。

子どもの土曜日の無料化は実施いたしましたので、次はぜひ高齢者のプールの無料化をしていただきたいと思いますが、市長のお考えをお尋ねいたします。


次に、絶対評価と内中書の取り扱いについて、それぞれ御答弁をいただきましたが、最後に、教育長にお伺いいたします。

私立高校の推薦統一テストについて、私の考えは、中学校が出してくる絶対評価に基づいた内申を軽視することは明らかであるという点を初め、幾つかの観点を挙げて反対であることをも述べました。

ことしは絶対評価元年に当たり、せっかくこの評価制度でスタートし、来年、再来年と軌道に乗せ、父母の方々にも納得のいく評価が行われ、安定を図っていかなければなりません。

ところが、私立高校が秋に統一テストをしようとしたり、また、都立高校がそれぞれの独自の判断で推薦試験にテスト、作文を導入したりするとすれば、これは絶対評価の定着に水を差す大変困った動きであると言わざるを得ません。

高校入試の内容も、昨年までは、一般受験を除けば、推薦、単願、併願などはすべて内申を基準に合否を決めてきました。
それが大きく崩れて、内申を軽視し、他の方法で合否を決めるようになったら、
生徒や父母の間でも絶対評価による内申を重視しない考えを持つようになり、入試はしょせん実力次第という考えがますます強くなっていくと思います。

大事なことは、今やろうとして、軌道に乗せようとする絶対評価制度を成功させるために、それを軽視するような動きには断固とした態度で臨むべきだと思うのです。

教育長は私立の推薦統一テストの新聞記事を読まれたと思いますが、まだ決定したわけではないからコメントできないとか、私立のやることだから仕方がないとかということではなく、その是非も含めて、こういう動きについての御見解をお伺いして、一般質問を終了させていただきます。


【寺田元信議長】成田教育長。
【成田一代教育長
御質問にお答えいたします。

私立高校の推薦統一テストについての見解でございますが、学校教育全体の大きな改革がただいま進んでいるところでございます。その成否のかぎとなるものが、その1つが絶対評価の実施であるわけですから、御質問者、御指摘のとおり、推薦統一テストにつきましては、現在のところ、十分な情報もなく、判断しにくいところではありますが、正常な教育が阻害されたり、あるいは事前選抜の資料とするならば、私は、好ましくないと考えております。

【寺田元信議長】黒須市長。
黒須隆一市長
第5番、小林鈴子議員の私に対する質問にお答えいたします。

高齢者へのプールの無料開放についての考え方でございますけれども、御覧間者の御発言にもございましたとおり、ふれあいトークでも、週に1日、曜日を決めて無料開放ができないだろうかという御要望もいただきました。

他のふれあいトークの場所では、無料にする必要はない。割引をして、いつでもプールに親しめるようにできないだろうか、こういう意見も強くありましたので、どちらが高齢者がよりプールに親しめるようになるのかということを考えてみたいというふうに思っております。

いずれにしても、高齢者の多くが健康であるということは高齢者の医療費の軽減にもなるわけですから、そういう意味でも取り組んでみたいと思います。検討させてください。