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平成11年第3回定例会
 平成11年9月
【小林鈴子君】 
通告に従いまして一般質間をさせていただきます。

過日の新聞に、1人当たり公園面積やや広がり7.7平方メートル、地域間でなお格差という見出しで、建設省が発表した都市公園整備の状況調査の内容が報道されておりました。
この記事の中では、建設省が長期目標とする20平方メートルにはほど遠く、地域間にも依然大きな格差があると示し、2002年度末に全国平均を9.5平方メートルまで引き上げることを当面の目標としているとありました。

この新聞報道を参考に、公園事業について語るとしますと、本市においては本年4月から改正になりました新21プランの中では、みどり豊かな都市景観の形成に寄与し、市民はもとより多くの人々から親しまれ、安らぎを与えているとし、今後も良好な都市景観を保ち、自然に親しみ、人々の触れ合いを深めることのできる都市公園の整備拡充を推進していかなければならないとあり、この施策の方向性が示されております。

また、都市計画管理室が発行されましたr八王子の都市計画'97」の中で、市長は哲学とロマンを基調に、市民の皆様の英知と行動力を支えとして、自然環境と都市環境の調和を図りながら、新たな都市計画の課題に全力を傾ける所存であると述べられており、都市施設計画の項では、最近の急激な都市化は公園の必要性を一層高めていると示しております。

私は今回、これら本市の公園事業施策の方向性をもとにして、まず、花のあるまちづくりについて質問をいたします。

最初に、本市の公園施策のあり方についてでありますが、21プランの10ヵ年の施設計画では、都市公園の整備で13公園、児童遊園の施設整備で5ヵ所、まちの広場の施設整備で5ヵ所となっております。

しかし、私は、この示された事業計画では、具体的な公園整備の内容がどういう形のものなのか全く理解できません。

そこでお伺いいたしますが、都市公園の整備、児童遊園・まちの広場の施設整備の内容を具体的にお示し願いたいと思います。

次に、2002年度末までの国目標に対してでありますが、本市において市民1人当たりの公園面積は平成10年4月1日現在で7.94平方メートルとなっており、この数値は国平均とほぼ同数値でありますが、今後、21プラン前期の内容を踏まえ、国が示す9.5平方メートルに対する本市のお考えをお聞きいたします。

昨年の11月以降に、幼児を抱える若いお母さんたちが中心となり、市内の公園施設の総点検を行いました。この中で遊具等の管理状況に不備を感じる部分もあり、幼児などの公園での遊びに非常に危険な箇所もありました。これら危険と思われる箇所の整備を求める声と、また、新たに遊具の設置を求める声もありました。

このことに対して担当所管は幾つかの公園にはすぐに対応していただき、非常に感謝しておりますが、公園管理という責務があると思います。この公園管理という問題をどのようにとらえているのでしょうか。お聞かせください。

また、市の公園管理業務を一部コミュニティ振興会に委託していますが、仮に委託先の公園管理に不手際が生じた場合、当然、委託元の市、中でも担当所管の管理責任は免れないものと思われますが、この点について所管としてはどのようにとらえているのか、お聞かせください。

これらの公園管理状況についてお示しいただくとともに、現在の公園管理のあり方と、それを踏まえて今後の公園管理のあり方をどのように行っていくのでしょうか。お聞かせください。

また、既設の各種公園の施設内容の充実策については、どのように考えておられるのでしょうか。お聞きいたします。


次に、本市が示す男女共同参画社会の形成についてお伺いいたします。

男女が対等な立場で責任を担う社会を実現するため、国の責務を定めた男女共同参画社会基本法がこのたび成立されました。今まで女性にとって性別による差別的取り扱いや、社会進出を阻む壁が根強く残っている我が国の現状を見たとき、今回、男性中心の社会から、実質的な男女平等社会への転換を促すための根拠法が誕生した意義は、非常に大きいものと私は受けとめております。

日本で16番目の基本法ということでありますが、この基本法は5つの基本理念を掲げ、その第1に、男女が性別による差別的取り扱いを受けないことなどの男女の人権の尊重を定められております。また、政策立案、決定への共同参画が記されており、男女が社会の対等な構成員として、国、地方自治体の政策、民間団体の方針の立案及び決定に参画する機会が確保されなければならないことが盛り込まれております。しかし、我が国の現状においては、女性の社会参画は先進国で最低水準といわれており、このため、国、自治体の積極的な差別改善措置が急務とされております。

また、この基本法で注目すべき第2の点では、家族を構成する男女が、社会の支援のもと、子育てや介護など、家庭生活における活動の責任をともに負い、かつ、ともに社会に参画できるようにすることを基本理念に盛り込んでいることであります。この点についても、我が国の現状は欧米に大きくおくれをとっていると言われております。

さらに、男女共同参画社会基本法案の審議では、あらゆる形態の女性に対する暴力の根絶に向けて積極的に取り組むことが、衆議院段階で附帯決議に加えられた点も大きく注目すべきものとされております。このような男女共同参画社会基本法の主な内容をもとに、本市の男女共同参画社会の形成にかかわる施策の推進について質問をいたします。

男女平等参画基本条例(仮称)の制定を検討している東京都の諮問機関、東京都女性間題協議会、樋口恵子会長は、8月11日、石原都知事に条例化すべき内容をまとめた報告書を提出し、これを受けた東京都は、報告に沿って条例案を策定し、来年2月の都議会に提案する予定と新聞で報道されました。この報告書では、国の基本法よりさらに踏み込んだ内容となっているとのことであります。

そこで質問いたします。
東京都は諮間機関を通して男女平等参画基本条例(仮称)制定の検討をし、さらに男女参画条例を策定しようとする考え、動向についてでありますが、本市の施策展開を思うとき、本市の受けとめ方、考え方をお聞きいたします。また、今までの中で平等参画の考え方に論議がありますが、平等参画の意義づけについてはどのようにとらえられているのでしょうか。お聞きいたします。

次に、婦人センターについてお伺いいたします。

最初に、現在の婦人センターから従来考えていた女性センターへの位置づけと、21プランで示す今後の男女共同参画センターのあり方について、その内容、考え方をお聞かせ願いたいと思います。

また、21プランでは男女共同参画センターの建設として、10ヵ年の前期計画が明記されております。

その建設内容について具体的にお示しいただきたいと思います。
あわせてお聞きしますが、男女共同参画センターに対し、この事業にふさわしい特別な名称の考えは何かあるのでしょうか。

次に、男女がともに生き生きと働ける就労環境の形成についてでありますが、本市の施策の内容を見ても、家庭と仕事を持っ男女のための社会支援がうたわれており、男女がともにバランスのとれた家庭と仕事の両立が可能となるよう、保育施設、保育内容の整備拡充や、介護などのサービスの充実を図ることが示されております。このことにつきまして、私は子育て支援策の一環として保育行政の充実を求め、6月の一般質間を行いましたので、今回は省略いたします。

しかし、このたび、国におきましては少子化対策の呼び水として、地域における少子化対策の一層の普及、促進を図るとともに、雇用、就業機会の創出に資することを目的とするという趣旨から、11年度の補正予算で2,000億円の少子化対策臨時交付金をもって、保育所待機児童の解消を初めとし、市町村の少子化対策事業を図るという施策の実現に踏み出したわけであります。この国の少子化対策に対する本市の対応としては、どのような事業を行うのかをお尋ねいたします。

次に、男女共同参画への促進について、少々具体的な内容になると思いますが、雇用機会均等法の施行、労働基準法の改正、男女共同参画社会の提唱などにより、男性中心の社会、職場が、徐々にではありますが、変化してきていると思います。しかし、管理職への登用で見てみますと、いまだ歴然とした男女差があるように思われます。また、政策、方針決定過程への女性参画の推進という施策のあり方から推しはかって、本市の審議会、委員会にどれだけ女性の登用が積極的に図られているのかということも見きわめていくべきだと思われます。

そこで質問いたします。
本市の職員のうち、約4分の1は女性職員と承知しておりますが、このうち役職別の女性管理職の人数は何人でありましょうか、伺います。

また、本市の行政委員会、附属機関、その他の審議会などを通し、女性参画の状況はいかがなものでありましょうか。具体的にお聞かせ願いたいと思います。

次に、市営住宅の建て替えについてお伺いいたします。

公営住宅法では、国及び地方公共団体が協力して健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を建設し、これを住宅に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸しすることにより、国民生活の安定と社会入居につきましての問い合わせが多数ございました。非常に反響は大きいものだというふうに考えております。

応募の状況でございますが、平成10年11月に公募によりまして募集いたしました。一般募集分につきましては、募集戸数31戸に対しまして。404人、倍率13倍でございました。特別募集分、これは母子、障害者家庭向けでございますが、募集戸数14戸に対しまして応募者数119人、8.5倍でございました。また、高齢者、単身用住宅につきましては、募集戸数20戸に対しまして応募者数129人、倍率6.4倍でございました。平均で10倍となっております。

西中野団地の建て替えの関係でございますが、遺跡調査につきましては、追跡の試掘調査を実施いたしました。その結果、ほぼ全域に追跡のあることが判明いたしました。内容につきましては、縄文時代の住居跡18ヵ所、その他土器の破片等が発掘されております。

平成12年度に本調査を実施することとしておりまして、調査の内容でございますけれども、ほぼ全域にわたりまして発掘調査を実施する予定でございます。

完成予定までの事業計画でございますが、平成11年度では建物の撤去工事を実施する予定になっておりまして、12年度には遺跡調査、本調査を行いまして、その進捗状況に合わせまして土質調査並びに実施設計を行う予定としております。

平成13年度には建物本体工事に着手して、平成14年度末には竣工という予定をしております。なお、入居につきましては平成15年4月以降ということを計画しております。建物は3階建てで、総戸数75戸でございまして、内訳は3DK30戸、2DK30戸、1DK15戸でございます。そのほか、駐車場、駐輪場、児童遊園、集会所を設置する計画でございます。



議長【塚本秀雄君】生涯学習部長。

生涯学習部長【畑中俊和君】

男女共同参画の都条例の関係でありますが、東京都は男女共同参画社会基本法の施行を受けまして、全国の自治体に先駆けて条例を制定しようとしております。男女が共に生きるまち八王子プランを推進している本市といたしましては、その動向に注目をしていきたいと考えております。

平等と参画の意義づけについてでございますが、男女平等を実現していくためには、男女があらゆる分野でともに参画していくことが重要でありまして、平等も参画もともに重要な意義づけであるというふうに考えております。

それから、婦人センターと男女共同参画センターの考え方でありますが、総合女性センターの以前の計画では、婦人センターを統合していくという考え方でありまして、新21プランの中ではこの名称を男女共同参画センターと変更しております。また、婦人センターは機能を拡大いたしまして、育児介護休業法に基づく勤労者家庭支援施設に位置づけをしていく考えでございます。
男女共同参画センターの内容でありますが、八王子駅南口に計画されております再開発ビル内に、今申し上げました勤労者家庭支援施設を併設するものでございまして、主要施設としては、学習、相談、情報提供、あるいは交流の場などの機能を備えた計画としております。
この名称でありますが、センターの事業にふさわしい愛称をっけることになるだろうというふうに考えております。

それから、審議会の女性の参画状況でありますが、平成7年3月末で26.7%でありましたが、本年3月末では28.4%と上昇しておりまして、一定の成果を上げておると考えております。


議長【塚本秀雄君】福祉部長。

福祉部長【三宅壮三君】
少子化対策臨時特例交付金の対応でございますが、本市といたしましてはまず保育所の入所待機児の解消のための保育所の増改築の事業、あるいは少子化対策の関連事業といたしまして、児童館あるいは学童保育所、幼稚園等の施設設備の整備のためにこれを充当していくというふうな計画を現在立てているところでございます。

議長【塚本秀雄君】総務部長。

総務部長【石川進君】
八王子市の職員のうち、女性管理職の人数ということでございますけれども、申し上げます。部長職にっきましては、37名のうち女性管理職については一1名でございます。課長職につきましては146名のうち、女性につきましては4名となっております。



議長【塚本秀雄君】小林鈴子君。

【小林鈴子君】
それでは2回目の質問をいたします。

まず、花のあるまちづくりについてお聞きいたします。
最初に公園管理にっいてでありますが、ただいまの答弁では、安全性を重視し、有効的に利用していただくという内容のものであったと思います。

このような答弁で果たして市民の方々から寄せられた危険な箇所の整備を整える声に十分こたえられる内容となるのでしょうか。本市の都市公園条例の中でも、公園管理の重要性がうたわれておりますが、市民の方々の総点検では、幾つかの公園で、さびて穴のあいた滑り台や、危険と思われる遊具等が確認され、担当

所管にその対応をお願いした事実もございます。
このような公園管理下のもとで幼い子どもがけがをしたとすれば、その瑕疵責任はどこが負うのでしょうか。私は当然、市が負うものと思うのですが、その点についてお聞きしたいと思います。

また、先ほど質問いたしましたように、市条例の第19条では、コミュニティ振興会への公園管理は委託と明記されております。市の施設となれば、最終的には委託先より委託元の方にその責任が問われるものではないでしょうか。私は市民の方々が心のゆとり、豊かさ、安らぎ、またコミュニティの場として安心して利用できる公園の姿を求めるとともに、市の公園施策の充実のためにも、この管理状況をお聞きしたのであります。

こうした質問内容からして、改めてお聞きいたしますが、今後の公園管理のあり方と対応についてお答えをお願いいたします。

既設の各種公園の施設内容の充実策についてお伺いしましたが、利用状況、また公園の特殊性を生かしながら努力していくとの答弁であったと思います。

さきの選挙の折に、ある市民の方から、こんなお話がありました。八王子に来る前は神戸市に、その前は北九州市に住んでいたが、八王子に来て大変がっかりした。それは、花を見に行く公園が近くにない。電車でほかの市まで花を見に出かけるというものでした。

また、何人かの主婦の集まりでは、近くとは言わないが、市内に四季を通して花のある公園があるとよいのにという話を聞きました。私も観光係にある八王子の観光マップや、公園緑政課にあるパンフレットや資料を調べましたが、小宮の自然公園等を初めとしてみどりの多い公園はあっても、花のある公園等は見当たりませんでした。

そこでお伺いしますが、花を基調とした公園について、本市の現状をお聞かせください。八王子周辺にも立川の昭和記念公園、深大寺の植物公園等がありますが、鳥取には花をメーンテーマとしたとっとり花回廊が開園したと聞きました。開園から1ヵ月で入園者が、何と20万人を超えたということであります。

また、浜松市にもフラワーパークがあるということです。この2つのフラワーパークについて、どのような規模、内容であるのか、具体的にお示しください。また、他の市で同様な実施例があるのかどうか。あるとしましたら、どのような規模、内容なのか、具体的にお示しください。

また、本市において今後、花を基調とした公園づくりが考えられるものなのか、お聞かせください。

次に、八王子のまちづくりの中での考え方についてでありますが、本年4月8日付で配布されました都市計画マスタープランを見せていただきました。この中では、市民の参加を柱としながら、将来の八王子の都市像をあらわすとしております。夢のある将来の都市像ということですので、私としてもぜひとも花のあるまちづくりを、この都市計画マスタープランの中に取り入れていただきたいと思っております。

そこでお伺いいたしますが、この私の提案する花のあるまちづくりについて、市はどのように受けとめていただけるか、お聞かせください。

また、現在作成中の都市計画マスタープランの中で、どのように位置づけられるのか、お示しください。21世紀の夢のある八王子にするために、ぜひともマスタープランの中で検討をお願いいたします。

次に、男女共同参画社会の形成について、それぞれ御答弁をいただきました。中でも少子化対策臨時交付金に対しての本市の事業計画をお聞きいたしましたが、子育て支援策につながるこの事業の推進に最大の努力をお願いしたいと思います。

また、都が示す条例制定への本市の考え方、婦人センターのあり方等について、一定の理解をいたします。ただ、現在の婦人センターは老朽化が進み、建物に不便さがないかと気になります。この点につきましては、利用者のためにも十分な対応をお願いいたしまして、引き続き男女共同参画への促進都市宣言について質問をいたします。

地方公務員法第3章、職員に適用される基準の第13条では、平等取扱の原則の中にも男女平等の職場ということが明記されております。まず、女性管理職の登用でありますが、本市の女性職員は全体の約4分の1で、約1,000人、そのうち技能労務職を除きますと約800人であると聞いております。ただいまの答弁では、女性職員の管理職の登用比率はわずか0.6%ということになります。逆に男性の登用比率は10%と伺っており、女性職員に比べまして16倍の開きがあることになります。

女性職員の登用は、数字の上から見ましても相当男女差があると言わざるを得ません。この点について市はどのように感じておられるか、御答弁をお願いいたします。

また、政策立案の決定という審議会、委員会等への女性の参画状況では、今までに一定の成果が上がっているとのことでありますので、この点については評価いたします。各種審議会などを活性化させるため、委員の選任基準などを新たに定めた要綱をスタートさせている自治体もあると伺っております。

しかし、本市におきましては審議会、委員会によって女性の参画はゼロというところもございます。12年度末には30%という目標を定めておりますが、この点をどのように見きわめ、考えておられるのでしょうか。お聞かせください。

次に、男女共同参画都市宣言についてお尋ねいたします。総理府の男女共同参画宣言都市奨励事業は、平成6年から始まり、平成10年度末で24都市が宣言していると聞いております。宣言都市の趣旨としては、社会のあらゆる分野に男女が共同に参画し、責任を分かち合い、個性豊かに自分らしく、充実した人生を送れる男女共同参画社会の実現に向けての政策事業に、市を挙げての取り組みを推進し、市民意識の高揚に努めるというものであります。

本来は、こうした具体的な政策推進を図るために、企画政策室に担当所管を設置しという考えもあると思えるのですが、生涯学習部でもう既にプランの実務が進められておりますから、それはそれで十分に御努力をお願いいたします。

そこでお伺いいたしますが、この事業に東京都では何市が指定されているのでしょうか。また、本年度は何市が指定されるのでしょうか。お聞きいたします。

また、総理府においては、ことし3月ぐらいに事業実施要綱の決定と・宣言都市の募集をしております。対象となった市には経費が支出され、奨励事業を進めております。指定都市の選考の内容については、具体的にどのようなものなのか、お聞きいたします。

続きまして、市営住宅建て替えについてお伺いいたします。
市営住宅元本郷団地は建設中から入居の問い合わせが多く、一般募集で倍率13倍で、平均10倍。大変に好評であったということであります。また、市営住宅西中野団地につきましては、遺跡調査の関係で今後の事業の進捗に影響が心配されましたが、ただいまの御答弁では、計画どおりに事業が進められるということでありました。

建て替え計画の中でも75戸と比較的大きな事業であり、市営住宅元本郷団地同様に市民の期待も大きいものとうかがえますので、今後の御努力をお願いいたします。

の質問の最後になりますが、建て替え計画の中に集会所の設置が含められております。この集会所の使用について、近隣住民との交流、コミュニティ振興の場として、ともに使用されることができるものなのでしょうか。お伺いして2回目の質問を終わります。



議長【塚本秀雄君】都市整備部長。

都市整備部長【平野辰郎君】
公園の関係でございますが、管理責任ですけれども、管理瑕疵があるとすれば、当然に市が責任を負うものと考えております。
幸いにいたしまして、ここ数年、そのような管理瑕疵に対する事故はおかげさまで起きておりませんが、平成8年度には故意に網を切断されまして、1件、事故が起きております。このようなことも点検によって早期に発見するよう努めているところでございまして、今後もより安全点検を重視してまいりたいというふうに考えております。

花を基調とした公園づくりでございますが、本市にも桜の咲く公園といたしまして富士森公園あるいは南浅川緑地、元横山公園、あるいは滝山公園など多数ございます。また、片倉城跡公園に代表されるようなカタクリ、ハナショウブ、ツツジ、スイレン等が咲く公園もございますし、また、久保山公園、藤谷戸公園、大塚公園のようなコスモスあるいはサルビア、マリーゴールド等、草花を植栽している公園もございます。富士森公園には花壇がございまして、ここにはサルビア、マリーゴールド、葉牡丹等、2,200本を植栽したところでございます。

フラワーパークの件でございますが、資料によりますと、鳥取県立とっとり花回廊というものがございまして、面積が50ヘクタールの規模でございまして、世界各国を原産地とする70種類、100万鉢以上の花があるということでございます。県の新たな観光拠点といたしまして注目されておりまして、回廊からは園内に点在する花壇や施設、中国地方を代表する大山を初めとする大自然が一望できる施設というふうになっているようでございます。

浜松市のフラワーパークにつきましては、面積が32ヘクタールでございまして、敷地内に観賞用の温室、花壇あるいはバラ園等、四季折々の花が咲く施設となっているようでございます。
他の市での事例でございますけれども、近隣の市ではフラワーパークといわれる規模の公園は見当たりません。県立といたしまして、茨城県の県立フラワーパークがございます。これも規模は30ヘクタールございまして、バラ、ボタン等の園と温室等があるようでございます。
神奈川県には県立フラワーセンター、大船植物園がございまして、ここにもバラ、ボタン等の花が楽しめるようでございます。

本市の今後の花を基調とした公園づくりでございますが、公園にはいろいろな種類の公園がございまして、花を基調とした公園もその1つであるというふうに考えております。今後とも花のある公園づくりにも心がけていきたいというふうに考えております。

次に市営住宅の関係でございますが、市営住宅の集会所といたしまして、西中野団地にも会館を建設いたします。
この施設については近隣住民が使用することは差し支えございません。公営住宅の集会所を日時を定めまして近隣住民のコミュニティ施設として開放することは、公共の公益の点からも好ましいと考えておりまして、公営住宅法の中でも問題ないとされております。
使用に際しましては、団地住民と近隣住民のお話し合いによりまして、有効活用を図っていただきたいと考えておりますし、適切な管理運営に努めていただきたいというふうに考えております。


議長【塚本秀雄君】都市計画管理室長。

都市計画管理室長【澤野保雄君】
花のあるまちづくりについての受けとめ方でございますが、花のあるというフレーズからは大変明るいものを感じますし、また、夢も感じると思います。市内の高尾の森林科学園には、市の花ヤマユリが、ただいまお話しにありましたように公園には桜の花が、それから市内の街路樹ではハナミズキが、それからまた歩道の植樹帯のツツジ類は市民に人気があるわけでございます。

したがいまして、21世紀に向けて夢を感じるということでは明るい提案と考えております。
それから、都市計画マスタープランとのかかわりでございますが、今お話もありましたように、本年4月にたたき台を広報で配布いたしまして、市民の皆様から御意見をいただいたところでございます。

この中にも、花をとか、花壇をとかいう意見の提案がございました。私どもも、遊の分野で市民が1日中遊べる施設が将来必要ではないかと議論しているところでございます。


議長【塚本秀雄君】総務部長。

総務部長【石川進君】
男性職員に比べまして女性管理職の数が少ないという御質問でございますけれども、管理職数について男女差があることは認識をしております。そこで、このような実情を踏まえまして、管理職への女性登用を積極的に図るために、中堅女性職員を対象にしました研修会等を実施するなど、職員の意識改革や、職域の拡大を図っているところでございます。


議長【塚本秀雄君】生涯学習部長。

生涯学習部長【畑中俊和君】
審議会への女性の構成割合の引き上げ策でございますが、女性委員の割合が低いところに対しましては、選出母体に理解をさらに求めたり、公募により任用する場合には女性の登用に努める、あるいは委員構成の変更をお願いするなど、働きかけをしていきたいと考えております。

それから、男女共同参画都市宣言をしている市でございますが、東京都内では4市ございまして、うち3市が国の奨励事業となっております。本年度は1市が計画されております。

また、この奨励事業として認められる要件としては、男女共同参画宣言都市であることをまず宣言すること、そして、その宣言の憲章を制定すること、さらに総理府との共催によるシンポジウムや講演会、講座などの奨励事業を実施する。こういったことが要件となっております。



議長【塚本秀雄君】小林鈴子君。

【小林鈴子君】
公園は都市公園の中でも幾つかの種類に分類されており、そのほかには児童遊園、まちの広場までありますが、新21プランの中で冒頭、公園は心安らぐみどり、語らいと憩いの場と記されであります。

私はこうした公園の位置づけを通し、幼児からお年寄りまで、公園が広く市民の方々から喜んで利用されるものであっていただきたいと思っております。
そして、夢のある21世紀の展望を求め、市の未来像として花のあるまちづくりをと提案し、申し上げているわけであります。

そうした意味から、公園の維持管理については常に気を配っていただき、公共施設のあり方を確立していただきたいと思います。
さて、花を基調とした公園についてでありますが、確かに富士森公園、元横山公園には桜があります。

あるいは片倉城跡公園にはカタクリ、ハナショウブなどがありますが、果たして四季を通して花を基調とした公園と言い切れるものなのでしょうか。確かに財政的には厳しい今日、今が今、このような事業は無理かもしれません。だからこそ提案として花のあるまちづくりをと質問させていただきました。提案させていただいた花のあるまちづくりについて、都市計画マスタープランの中でも、今後ぜひ御検討していただきたいと要望いたします。

また、小さなことかもしれませんが、八王子駅北口にある歩道橋の橋の隅々に、あるいは道路管理者との調整もあるかと思いますけれども、駅前のメーンストリートに、また20号線の商店街に花を置いていただくとかということは考えられないものなのでしょうか。商店の、まちの景観にも役立つものと思い、お聞きいたします。

最後に、夢のある21世紀の展望を求め、市の未来像として、将来像として、花のあるまちづくりについて理事者の御見解をお聞きいたします。

次に、男女共同参画社会の促進についてでありますが、女性の管理職への登用について、男女差があるとのことで、先ほどの御答弁でありました。

そのため、女性職員の研修等を実施し、意識の改革、職域の拡大を図っていくということでした。私は職員の構成から見ても、相当な開きがあるわけで、女性職員のやる気を引き出す意味からも、管理職の登用数に目標を掲げて、市が率先して男女差の解消に向け努力をしていくべきとも思っております。この数値目標について導入するお考えはあるのかどうか、お聞きいたします。

男女共同参画宣言都市奨励事業について、指定都市への内容を含め、御答弁をいただきました。私は八王子市も男女が共に生きるまち八王子プランが策定されましたことは大変喜ばしいものと受けとめております。
本市も既に50万都市でもあります。この八王子プランの施策は重点施策の1っでもありますし、この施策をより効果的に推し進めるためにも、ぜひとも宣言都市としての申し出をしていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。

このことについて最後に理事者に、本市の男女共同参画都市宣言についてのお考えをお聞きいたしまして、一般質問を終わります。



議長【塚本秀雄君】都市計画管理室長。

都市計画管理室長【澤野保雄君】
駅前広場や道路の歩道部分や、また商店街などに花を植えることは、景観上、大変意義のあるものと考えております。管理や歩行者の安全面に課題は残りますが、景観の観点から御意見を参考とさせていただきたいと思います。

議長【塚本秀雄君】波多野市長。
〔市長登壇〕
市長【波多野重雄君】
花のあるまちづくりでありますが、これは私はそういうまちをつくろうということで、一部、川口にヤマユリの里をつくろうということで、大変努力したのであります。

地元の人たちも忍野からヤマユリの種を仕入れて、それでヤマユリを植えたわけでありますが、花は咲けどもいつの間にか根を取られるということで、とうとう撲滅をしたということがありまして、花づくりというのは地域によって難しい。

結局、元凶は猿だろうということになったわけですが、その他にしても、オランダのアムステルダム、あのような花園を見て、全く同感であります。

そういう公園があればなと思うわけでありますが、今後ともそういうものに向けて努力していきたいと思います。

それから2点目の女性の登用、これは当然で、今、市の職員、女性、優秀な方がいますので、そういうものを今後、数値を掲げて登用してまいりたいと考えております。

第3点の男女共同社会の基本法ができましたので、その宣言都市に向けて努力をしてまいりたいと考えております。