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1998/11/27〜12/1

北京
フリーの旅行なので、到着してその日のまづは夕食!せっかく来た北京なので、やっぱり北京ダック。そんなことで知り合いの中国人に教えてもらった『全聚徳』。
教わらなくても有名なお店らしいです。でもね、その時広い店内には欧米系の方は一人も見えず、日本の団体ツアー客のような方々も見えず、要は全く言葉通じずでちょっとドキドキ。入り口入ってからがまづ問題。人気があるらしく受付で待ち行列。人数言うと番号札のようなもの渡してくれるのだけれど、なんせ何をどう呼んでいるのかが全くわからない。しかも私たちを外人だと思っていない・・・。結局、毎回何かしら叫んでいる風に思えた時には、「私たち??」ってな雰囲気で受付嬢の前をウロウロしていたら、ようやく気づいてくれたみたい。この人たちには言葉が通じないのねって。それからは面倒見てくれるようになりました!
10億人以上もの人が住む中国の首都北京。私は以前北京・西安のツアーで一度訪れていますが、二人で来るのは
初めてです。さてどんな旅行になることやら。
北京ダックは香港や日本のとは違いかなり肉厚です。お魚は最初に生きたのをビニールに入れて見せてくれます。
薬膳スープなど他にも色々頼んで二人で6000円ほどだったと思います。 
私たちは端の方にある小さな円卓に案内されましたが、殆んどは10人位の大きな円卓です。やっぱり中華は大人数で食べるように出来てますね。

ホテルが長富宮飯店(ニューオータニ)だったので、移動は近くにあったこの地下鉄を利用。98年当時は全て人海戦術でした。ええ、切符売りも、駅に入るときも全て人に手渡しなんです。朝夕のラッシュの時にはどうなるんだろう?スルーパスみたいのあるのかしら?
今はどうなっているかとても気になります。
天安門広場。
広いけれど、なんせどの建物も大きいので
どれ位大きいのかあまり実感がわきません〜〜。
ちなみに、この天安門、別料金で上に上がれます。
もちろん上がりましたが、特にかな・・・
北京到着!
全聚徳
そして、故宮博物院へ。ここではテープでの案内を借りました。
中国に3箇所あるうちの1つ、九龍壁。
彫刻の施してある真ん中は歩けません!
そして、朱色の壁。映画のラストエンペラー見ましたか?
自転車で走っていたのはこの辺りかも。

そして、何故か私を見て皆が笑うんです。どうもこの白いタイツのことかなと。
しかも笑うのは決まって中国人。日本人にすれ違っても誰も可笑しな顔してませんでしたから・・
どうやら真冬にスカートで白タイツって中国では余程変だったみたいです。 
だってね、中国ってトイレ事情悪いので、間違ってもスカートなら落とすことないなと考えてのことなのですが(笑)。
そしてこの紫禁城で遭遇!ドアが全部きちんとあってもドアを開けたまま、おしゃべりしながらトイレにいる人たちが・・・・びっくりした私はいったん外に出てしまいましたが、もう一度目の前を横切り、一番奥に行きました。もちろんドアは閉めて。
 
天壇公園へ
故宮を中心に日壇(東)、月壇(西)、天壇(南)、地壇(北)とあり、中でもこの天壇は、歴代皇帝が天を祀り五穀豊穣を祈った最も重要な場所です。
皇乾殿、皇穹宇、圜丘、斉宮などの建物があり、よく写真などで見るのがこちら祈念殿。柱の数や階段の段数など全てにおいて意味がきちんとあります。中国思想、奥が深いです。また、小さな話し声でも180度反対側まで声が届く回音壁など興味は尽きないです。
ちなみに圜丘は建物はなく大理石で出来た台があるだけですが、その中心は昔皇帝しか立てなかった場所ということで写真スポットになっていました!

明の十三陵と万里の長城(八達嶺)へ
  北京中心から少し離れているのでこの二つは一日ツアーに参加しました!
明代の皇帝十三の陵墓入り口。十三あっても発掘されているのはごくわずか。確か2つ位だったと思います。
見学する際はかなり地下まで降りることになります。ここでめずらしいと言ってガイドの人が教えてくれたのは、床の大理石。傷避けの為に薄い絨毯が敷いてあり見学の時にはその上を歩いていたのですが、少しめくって見せてくれました。確かに朱、緑など複雑な色模様です。本物は博物館!が多い中でこの大理石は当時そのままなわけで貴重なものかもしれません。

万里の長城。冬とはいえ多くの観光客がいました。
ちなみに夏は暑く、冬は寒いところです〜〜。
今回は冬だったので、登っているときはいいのですが、
見晴台のようなところで立ち止まると風が吹き抜けて寒い!そして、しかもかなりの急勾配。もしも雨でも降って凍ったら、完璧に滑り台です〜。
北京の冬の名物、羊のしゃぶしゃぶ。火鍋です。
今日のガイドさんに帰り道がてら教えてもらいました。ついでに一人参加の男の子も一緒に3人での夕食!
お肉も追加追加、ビールも追加追加、それでも一人1000円ちょっとです。しかもこの羊肉、全然臭くなく美味しかったです〜。さすが現地紹介店。こういうお店を開拓したいですね。こじんまりとしたレストラン!
でも難点が1つ!トイレが頂けないようです。これも現地仕様・・・・・・
私は見ていないのでなんともいえませんが。
そしてプラプラ骨董街、瑠璃廠(ルリチャン)へ
昔風の街並みを保存しているようです。でも、ここに来たとたんに怪しい男の子達が声を掛けてきます。中国語なので全く判りませんが、
『いいものあるよ。ウン百年前の代物よ。安くしとくよ!』
きっとこんな感じ・・・・(笑)
胡同(フートン)散歩
再開発で無くなりつつある胡同を求めて散歩。入り口をちょっと覗いてみると、昔懐かしい生活が垣間見えます。例えばこの練炭。田舎の家で使っていたのを思い出しました。北京では今でも使っているんですね。そしてたまに見かける共同トイレ。胡同にあるお家にはトイレが無いようです。共同トイレから人が出入りしているのを見かけました。
冬の北京。やはり大陸の気候は侮れません。足元から深々と冷えてきます。なるべくなら気候のいい時期に自転車などで街中を周ると楽しいかもしれません。そして、予想以上にエネルギーを消費したのは食事!何でもいいと言うなら問題ないのですが、食べたいものを自分達の好きなように注文するのが結構難しかったです。予想外の物がでてきたり・・・
それはそれで楽しいのですが、なんせ二人旅。食べられる量にも限度があるので。もう少し外人慣れしてくると観光客も楽かもしれません。そんなわけで、最終日の夕食は何故かホテルの日本食レストランでうどんすきを食べてしまった私たち。でも美味しかったです〜。

中国は変化が激しいので次に行くときにはどう変貌しているのか楽しみです〜(2003.09.09)   お終い