Re: 終了アニメ作品感想 ( No.1 ) |
- 日時: 2006/08/18 21:16
- 名前: izumi
- >機神咆吼デモンペイン
あ、TOP表記は指定ないのですが、密かに視聴復活してました。 視聴していたというより…CM抜きのために保存⇒早送りしてただけの感じなんですが。 このCMの為だけに録画してる作品、意外と多かったりします(^^
キャラ絵は悪くなく、魅力的な女性キャラが幾人かいたりしますし、3Dのロボなんかもぱっと見では悪くない。 動画レベルはあまり高くなく、上記の部分では絶賛できないのは正直なところ。 そもそも、絶叫系のアニメは嫌いというか、肌に合わないというか、生理的に受け付けないので、全体評価ではかなり下になります。 が、そこら辺が問題ない人にはレンタルなどで、ややオススメの部類に入るのかもしれません。
最終話だけしっかり見ました。 「主従だったのが愛情に関係が変わって、困難を乗り越える」 ありきたりと言ってしまえばその通りなのですが、感動的に仕上げようと思ったらこの路線は正解と思います。 ただ、細かい点を挙げれば、説明的セリフが多すぎてシーンが空虚に映る所が随所に。今まで11話も使って何をやってきたのだろう…。
メインキャラのアル・アジフは、最近非常に流行りとなったミニ体型(笑)で尊大な外見ロリキャラ。 シャナとかね、ルイズとか、すごく多いのですが。。。 アニメで放映されたこのタイプの中ではアルが一番好きなのかもしれないです(基本的に好きでないらしいんだど)。 少なくとも、作画時点でのクオリティ(美麗)面では他のキャラは太刀打ちできません。 ちなみに、ゲームも含めると、状況開始っ!の月山香耶が一番好きです(おい)。
EDのモダン・ローズはホーン系(トランペットとかの管楽器ね)を巧みに生かした美しい旋律で、今期の賞候補。 と思ったら、私が買うのが遅かっただけで、5月発売。これでは対象外…見送りになるのは残念な曲だったりします。
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Re: 終了アニメ作品感想 ( No.2 ) |
- 日時: 2006/09/09 19:28
- 名前: izumi
- >風人物語
絵柄で嫌いになる人が多いかもしれません。 でも、クラスで扉が開いたときに一斉に振り返ったり、TV-Aでは動かない背景も動かしたり、動画的には世界基準。
風使いという、風をコントロールできる能力を持つ人が出てきますが、あまり物語には影響してません。 主題は日常。 ケータイだとか部活だとかペットだとか。 高校生やってれば普通に遭遇しそうなことを普通に描いてるだけの作品だったりします。 その手の作品を嫌いな(苦手な)人を納得させるだけの内容は不足してると思いますが、それはどの作品も同じこと。
キャラの感性は高校生だけど、話の作りは中学生くらいからお年寄りまで普遍に見れる内容にすることに成功しています。 どことなく味はあるけど、どーってことはない作品。 娯楽としては必要ではないかも知れないけど、好きな人にとっては見て損はないかもしれない。 そういう、ビミョーなバランスを自ら意図した力作でした。
いわゆる日本で言うアニメ好きには向かないかもしれません。 でも、こういう日常の人間ドラマ好きな人は、それ以外に多かったり。 そういう人を発掘できれば、この作品の価値はあったのかもしれません。
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Re: 終了アニメ作品感想 ( No.3 ) |
- 日時: 2006/09/15 21:26
- 名前: izumi
- 昨日は2作終了でした。
>ハチミツとクローバーU 今度は短く1クールで総仕上げに来ました。 その分、前回間延びした前作の2クール目のような事はなく、濃密でレベルの高い話の連続となりました。 そして、堂々の殿堂作品。 殿堂入りしなかったら嘘でしょ。これだけの力作、他にそうそうありません。
見所と言うか、山場は2回。 ・序盤の真山・理花のへビィな完結編。 ・終盤のはぐの怪我で急変した三つ巴の行方。 その間に、傷心山田さんの行方と、森田兄弟の長年の復讐劇も織り交ぜ、それぞれが密接に関わることで更に重層に話を展開し続けました。 つまり、見所はありながら、「12話全て見逃せないよ」と言う作品。
映像面もすごくレベルが高く、本年度の年度代表作品の最有力ともなりました。 5部門◎以上を達成した作品も、今季初。 批判と言うか、注文つける部分すら見当たらない、隙のない完成度はまさに絶賛。 空白期となった今期の中で、ひときわ際立って居たので、賞も独占に近い状態が予想されます。
絵はパステルっぽい色合いの水彩調で前作同様独特。 前回に培った貯金もあり、これを動画にも絶妙に生かし、これほどまでにハイレベルに仕上げてきたのに驚きを隠せません。 音楽も、数々のドラマを演出する雰囲気を持った挿入歌をいくつも投入。力の入れ具合をここでも実感することができます。
久しぶりに感動する作品に出会えた幸せは、言葉に表現するのはちょっと無理です。 それくらいの名作でした。
>貧乏姉妹物語 悪くはないですが、残念ながら微妙でした。 微妙たる所以を整理してみると ・姉妹の愛情に結実させなければならないコンセプトで、単調になってしまった。 ・話に変化をもたらすはずの越後屋姉妹が、結局同じ形に持っていくことで単調さに磨きがかかり脱出不能になった。更に、この姉妹が一般庶民だったらいいのに、金持ちという設定で倹約という形で貧乏に身を寄せてきたのは無理がありすぎる。財力にモノを言わせて姉妹に大振舞いするけど、今のままがやはりいいって話の方が好感あったのでは? ・貧乏を強調してる割には、かなり普通の生活してる。買い物も少ないながら工夫してるとは思えない高いものを買ってるし、銭湯に毎日ってすごいことだと思うんだけど…。そういう意味で、ちょっと覚めた距離置いた現実とは違う視野で見ることを余儀なくされてしまう…。
そんなこんなで、微妙さは、10話終了という極端に短い期間にすることで、飽き切られる前に逃げてしまうのは正解だったと思います(特番で中止する分を見越した局の都合という勘繰りも無いわけではないですが)。 それでも、山田姉妹の仲のよさは羨ましかった。 この面では目的通りの演出を成功させたのではないでしょうか。
しかし、残念ながら全体的に見れば期待はずれでした。奇しくも、上のハチクロと私の開始前の期待度の1位を分け合った作品だけに、その結果が残念だし、うまく作れば匹敵はできるテーマでした。 もう少し上手い話の作りをして欲しかったです。
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Re: 終了アニメ作品感想 ( No.4 ) |
- 日時: 2006/09/19 20:51
- 名前: izumi
- >つよきす
最後まで真面目に見てしまった…自己嫌悪(−− 微妙な作品でした。
アニコミ板(http://www4.airnet.ne.jp/parfait/cgi/bbs2/patio.cgi?mode=view2&f=3&no=76)で書いたことに完全に集約されるので、再度同じことを書くのは割愛。 書いた後、恋愛の方にテーマが移って、描きたいことがやっと見えてきた感じですが…。 中身は薄すぎました。
何度もアニメトップの感想で書いたのですが、ワイプが邪魔。 シーン変わるごとに入れてくるので、全部ブチブチ話が切れてしまう。まるでセンスなし。 入れれば効果的な場所もあるので、入れてはいけないというわけではありません。 ですが、この作品は明らかな過剰を通り越して、こちらがメインになってしまっていた。 ワイプが上手かった作品としては…フルーツバスケットを思い出されます。
中身なんてどーでも良くて、さらっとドタバタ見てれば楽しいとか、原作ゲームファンとか、声の人の活躍聴ければ満足な人とか。 そういう人にはいい作品かも知れないです。 でも、真面目に見たい人には価値は全くといって良いほど無し。(隊長!完了です)
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